最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
112 / 270

110話 - カウンセラーさん

しおりを挟む
アテナ様が不穏な言葉をいいのこしエステルと去っていった。

戦闘の神様……本当に大丈夫かなぁ……
守る仕事をメインにしてるっていってたし
出来ればそっち方面をメインに強化していただければ……

『あれ、そういえばクラムとデメテル様は?』

≪だいぶ序盤からいないわよ。作業室に行ってクラムちゃんからもらったお人形を飾ってるのを見せに行くっていってたわね。今お茶でもしてるんじゃない?≫

あ、そうですか。
まぁあの2人は仲良さそうだし好きにしていただければ……

≪あ、来たわね。遅かったのねぇ?≫

≪すみません。ふぅ。お待たせいたしました。少し仕事が長引いてしまいましてね~。それでは、早速ですが私が担当するのはそちらの白い獣人さんで?≫

≪あらあら、今日も忙しいのね。お疲れ様≫

おお、男神様!?
初めてだ……え、今までに全くないタイプの方だぞ……
クラマとこの方!?

≪ん?不思議ですか?ふふ。私はこの子と仲良くなれそうだと思うのですが≫(ニコ)

「……ん。ぼくと……なかよく?」

≪そうですよ?宜しくお願いいたします≫

なんだろ……ずっと微笑んでる神様だ……
ちょっとデメテル様と雰囲気似てるのかな?

細身でとても知性的なイメージをうける……
白いコートを着て眼鏡をかけてる……眼鏡……いるのかな神様に。

≪これですか?ふふ。イメージですよ?身だしなみは大切ですから≫

見た目なの!?
……より一層クラマと共通点が思い浮かばない

「……やさしそう」

≪あなたも名前つけてもらったら?あとあなたの担当ちょっと説明しづらいのよね……。それもお願いできる?≫

≪名付けていただけるのですか?ふふ。仕事の説明ですか……そうですねぇ……。私は基本的にこちらの皆様のメンテナンスをしてますかねぇ?≫

あれ、またエンジニアさんかな?そういわれれば確かに……

≪あ、いえいえ、そうではなくて。皆さまのメンテナンスですよ?文明の構築関連には携わっていませんね?≫

あ、お医者さん!お医者さん!?クラマが……?
ヒーラーしてくれるのかな?
いやでもそれはめちゃくちゃ助かる!ただイメージには無かったなぁ……

≪ふむ、お医者さん、ですか……。当たらずも遠からず、と言ったところでしょうか?あなた方でいうこちらの神々は身体に不調は起こりませんので……。その辺りは色々体制が整っておりますからね。例えるのが難しくて申し訳ないのですが、どちらかと言えばメンタルをケアしているといった方が近いかもしれません。皆様お忙しい方ですから。皆様の各々の仕事に滞りが起きないようサポートをしております≫

≪そうなの。この子は文明の担当っていうものではなく、こちらの生命……神々自身のサポートをしている子なのよ?相談にのったりね?さっき話題にでた鍛冶、ものづくりを担当しているスミス?と悩んだんですけどね……。クラマ君とは相性はどちらもよかったのだけれど……。ただ、この子の方がクラマ君のいいところが伸ばせそうだなとおもったのよ≫

カウンセラーさん!そんな感じかな?

≪ええ、そうですね。それがクロムさんの認識できる文明では1番近いでしょう。いい名前は思い浮かびそうですか?ふふ≫

いや、それでもクラマのイメージとはまらないなぁ……
ふーむ。

≪彼はケアが専門ですから。例えば効率よく体をリラックスさせられる方法とか、その他心に通じるものも多いのではないかしら?催眠、幻覚……その辺りも専門だと思うわよ?≫

『幻術の方向ですか!』

≪そうね。自分だけでは伸ばすことが難しそうなものがいいでしょう?エステルちゃんも直接的に見えるけど、その世界で学ぶことの難しいことをアテナが教えてくれると思うの。クラムちゃんの豊穣もそう。恵みに直接作用するのは難しいでしょう?栄養を与えて促進する、なんて間接的に成長に関わることは出来ると思いますけどね。せっかく加護を与えるんですもの。その世界だけで出来てしまうことをわざわざ私達が協力してもねぇ≫

おぉ、すごい考えてくれてるんだ……

≪この文明をつくっているのは彼女ですから、ふふ≫

≪それで魔法と鍛冶の加護は外したのよ。この担当の子の加護はある物をうまく効率的に使う力になるの。そうではなくてあなたたち自身の能力を伸ばせる担当を選んだつもりよ?ほら、いい名前は浮かんだかしら?≫

なるほど。それは確かに。
武器って今僕がつくってるしな。
エステルに関しては魔法を利用しちゃってるし。

クラマが刀鍛冶とかをうまくできるようになることは良い事だけど恩恵って観点ではあまり効率はよくないってことだな。
できることは自分でやればいい、それはごもっともだ。

でも……幻覚、幻術なぁ。
そんな神様いたっけ……。

命……眠り……ソフィア様はソフィア様でしょ?
命……クロノス……眠り……ヒュプノス……
怠惰……ベルフェゴール……
いや、怠惰はないなぁ……全然この方からイメージ沸かないな……

≪それにしましょう。響きがいいですね?≫

『ベルフェゴールですか!?1番イメージにないですよ!?』

≪その前のヒュプノスですよ、ふふ。眠り…の神ですか?いいですね。睡眠は趣味です。普段寝る必要はないもので、わざわざ装置に入らなければ眠れないのですよ……。最近私も少し疲れてましてねぇ……。休憩の度に寝ていますね、ふふ≫

おお、そんな決め方するんだ……
睡眠が趣味……

≪はい♪好きなものが名前になるのは心地よいですから。ふふ。ではソフィアさん。彼を預かっても?≫

≪えぇ、宜しくね?≫

「……よろしく、ヒュプ?」

≪お好きにお呼びになってください。ふふ。それでは……初めての出会いですので……とりあえず一緒に寝ますか?≫

「……うん……ちょっと……ねむい」

≪私も少しばかりドタバタしてましたから睡眠をとりたい気分ですし。あ、クラマ君にマッサージしてあげましょう。心地よく眠れるとお……

(トコトコトコ……)

大変なんだなあの神様……
でも頼りがいありそうな方だった。
クラマを任せても安心そうだ。

≪そうなのよねぇ。彼とても人気だからいろんな担当から引っ張りだこなのよ。クラマ君を見守る名目で少し休むといいわ≫

あ、ヒュプノス様の休息も兼ねてるんだね。
ソフィア様実はちょっと効率厨か……?
まぁ社長さんみたいなもんだしな……

≪どうなのかしら?まぁ効率良い事に越したことはないわ。とりあえず心配せず皆に任せるといいわよ。あくまでこちら側からは皆の潜在能力を伸ばしてあげることくらいしかしないし、皆それぞれ君達と一番相性のいい担当を付けてあるから悪いようには絶対ならないからね≫

『ちなみに僕らと相性悪い神様もいるんです?』

≪いるわよそりゃ。私達にも人格ありますもの。話が合わない下界の子に協力するのはあまり気持ちがいいものではないわ。きっとこちらのサポートを生かしてくれないもの。君がさっき言ってた破壊神がいたとしてその加護を君につけれは君は破壊の限りを尽くすの?≫

『尽くさないっすね。永久凍結っす。ってかその力持ってる自分に病みそうっすわ』

≪でしょ?手に余る力持っててもいいことないわよ。まぁそういう意味では君は私と相性がいいから加護を与えられている訳。創造の力を使うのに向いているのよ。君とはシステムバグきっかけで交流が生まれたわけだけど転生の時に相性悪かったら私の加護は受け取れていないわよ』

そうなんだ……
ソフィア様と創造の力と相性いいのか。
喋っててすごい楽だし心地いいんだけど相性……
どういうところだ……?

≪そういうところよ。わからないときは癖のように理由とか仕組みを探そうとするでしょ?そういう子じゃないと何かを組み合わせたり生み出すことはできないわ。無から組み立てていかないといけないんですから≫

全然無意識だった……

≪そういえば君って自分の加護が宿る時毎回焦ってるけど、君と相性悪い子に勝手に宿ったりしないからそこは安心するといいわよ。君の加護は、君が潜在的に家族を大切にしたいって強く思って過ごしているから一緒に生活をすることが決まった時に加護が宿ってるのよ。エステルちゃん、クラマくんしかりね≫

あ、なるほど!
僕が家族が大切って潜在的に意識して過ごしてるから家族確定演出みたいになってんのか。

≪そそ~。世の中のすべてのものには理由があるのよ。君の加護は家族の加護って言ってもいいかもしれないわね。家族に君の持っている力を分け与えたいって強く思っているから君の能力が皆に割り振られてるんじゃない?加護自体に能力を分け与える力があるんじゃなくて、君がそうしたいって思ってたから君の加護はそういう能力になってるのよ≫

ほー。そういう仕組みかあ……
こういう話楽しいなぁ。
理由が紐解けていくのって気持ちいいよなぁ。

≪結構こういう話嫌いな子も多いわよ。理由なんかいらない!面倒くさいってね。そういった性格の子には私の力は不向きね。だから君と私は相性が良いわけ。さてと、それじゃ他の皆もそれぞれのんびりしてるし、まだ時間大丈夫よ。何か聞きたいこと他にある?≫

『あ!今からダンジョン行こうとしてるんですけどダンジョンって何ですか?』

≪ダンジョンってなんですかって……仕組み?物好きねぇ……わかったわ≫
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

処理中です...