最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
115 / 270

113話 - ダンジョン遠いって……

しおりを挟む
『遠いな……』

「そうですねぇ……」

「……疲れる」

『……ZZZ』

 今朝、起きてから宿のうさ耳受付さんに王都に不動産屋ないですかって聞いたら、たくさんあるって言われたの。

 で、とりあえずダンジョンの方の不動産屋目指して歩いてる。
 ダンジョンについたら見えるって。

 今お昼ご飯代わりに街並み見ながら買い食いしながら……
 もう1時間くらいは歩いてるなぁ。

「これ……美味しくない」

『あ、クラマも?僕もあんまりだわ……』

「私もそんなに……食べられますけど……」

 やっぱ王都のご飯もあんまり美味しくない……
 肉串独特なハーブの味する……。
 僕香草系好きなんだけどなぁ。

 食べれるけど味濃いし飽きる……。
 やっぱり鮮度の問題なんだろうな。

 クラマは苦手だろうなぁ……これ。
 でもちゃんと食べててえらい!
 無理はしなくていいのよ。パパ食べるし。

 一応クラムの分買って持ってるけど『クラムこれいらないー!』って言いそうだ。

 食事はポートルが今のところ1位だな。
 2位はリンゲン。3位が王都。4位はあそこ。もう名前云いたくねぇ。



 それはさておきこの時間で走ったら前のさびれた農村くらいまで行けるからね!
 でも街中だから歩かないと……めんどくせぇ……。
 街中じゃ早く走れても意味ないよ……危ないもん……

 これはあの宿から毎日ダンジョンに通う路線は絶対ない。
 時間無駄だ。

 馬車とか街中走ってるんだけどいちいちそれ乗るのもめんどくせぇ……
 ダンジョン行く前に乗合馬車で気疲れしたくないしね。

 バスみたいに気軽じゃないし時間とかわかんないし……。
 ちなみに馬車はグレードにもよるけど銅貨50枚くらいで乗れるよ。
 5000円……くううう。

 僕ケチかなぁ……無駄に使いたくなくない?
 エステルは乗らない方に賛成してくれたよ。

 勿体ないって。わかる。
 お金儲けてても金銭感覚別にかわらんなぁ僕は
 これからも庶民派でいたいと思う。

 あとソフィア様がダンジョンに転送システムあるって言ってたからさ?
 じゃあ帰りたいじゃんか!好き好んでダンジョンに泊まりたくない!

 別の宿に泊まってもいいんだけど……
 それならやっぱり借家でも借りた方がいいねって昨日みんなと話したんだ。
 満場一致で借家か買う方向で決定。物件は見てから決めよーって。

 はぁ~あ。ダンジョンまだかよ……。
 1時間くらいで着くはずなんだけどなぁ……
 たまに木の看板出てるんだけどなぁ。読めんけど。

 王都の街並みはすごい綺麗!
 道も整備されてるし色んな色の建物がある。

 勝手なイメージだけどイタリアっぽいかなあ?
 街中に川とかも流れてたよ。

 さっき広場に噴水とかもあったしね。
 水の魔石が使われてた。

 やっぱり地球より建物は低め。
 高くても3階くらいまでかな?
 エレベーター無いしなぁ。

 って観光もそろそろみんな飽きた。
 最初は楽しかったんだけどねぇ……。
 店に入るわけじゃないしなあ。

 あ、そうそう。
 昨日クラマに装備欲しいって言われて、早速エステルの剣とクラマの刀を作ってきたよ。
 王都の外しばらく行った森の中で……

 さみしかった~。
 なんでわざわざ王都の外で作ってんだろ……って空しくなったわ。


 シールドで防音できるんだけど人の所有物件で鍛冶とかしちゃいかんよね。
 倫理観大切!それも家欲しい理由!
 もう家欲しい理由しかない!!

 で、今2人の腰には新しくなった装備が装着されている。

 残念ながら弓は背負ってない。
 あれをどうやってカモフラージュすればいいのかわからん。

 そのかわりお互いの服と合いそうなポーチ&巾着に異次元倉庫を付与してあげた。
 すっかり忘れてたわ~。エステルも言えばいいのに……。
 謙虚だなぁ。

 人前で入らなそうなサイズのものは出さないでねって注意して渡した。
 まぁ弓はそこからこそっと出せばいいさ。

 もちろんクラム作ね。
 僕はスキル付与しただけ~。
 どっちもお財布位のサイズかな?

 これスキル付与してても僕の加護がないと異次元につながらないの。
 他の人が触ってもタダの見た目通りの入れ物になる。
 だから防犯もばっちり!中身を盗むことは不可能!


 で剣の方は……
 エステルの双剣は腰の後ろでクロスするように茶色のベルトを付けて装着してる。
 これは普通に街に売ってた皮を僕が切って編んだ。
 皮のメッシュベルトだね。そこにポーチもぶら下がってる。

 で双剣の柄には魔の森で倒した魔物の鮮やかな緑色の皮を巻いた。
 でかいワニっぽいやつだったかな確か?

 肉がたんぱくで美味かった記憶しかない。
 あんまり出てこなかったんだぁ。

 オーガくらい強かったと思う。多分。誤差。
 エステルに背中貫かれてたなぁ。
 綺麗な皮だから売りに出さないで置いてたんだー。

 しっかりグリップするみたいだし見栄えも良い!
 しかも汚れにくそう。これはいいと思ってね。

 まぁまたドラゴンとか倒す機会あったら巻き直してあげよっと。
 あるのかな?知らんけど……

 鞘のカバーも同じ皮。
 もちろんクラムのお花柄の刺繍入り。
 よくこれに針通るねっていったら魔力付与しながらやってんだってー。

 全体的に緑色になった。
 刺繍もかわいいから果物ナイフみたい。
 果物ナイフよりは大きいけどね。

 まさかその中からあんな物騒な闇の鎌でてくるとは思えないよ。
 デスサイズだっけ、こわ。

 で、前ボアの牙で作った剣と同じ形の刃を刺しておいた。
 刃渡り50センチ位かな?
 普段使いもできるようにね。

 今度は空洞じゃなくて丈夫なやつ。
 人居ないときは抜いて使ってねって言った。
 鞘に納めてねじれば金具が取れて外れる仕組みだ。

 やっぱりエステルは剣にグリップ巻くとか知らなかったって。
 こういうもんかって感じで使ってたらしい。でも滑りは気になってたって。
 使いやすくなってよかったよかった。



 クラマの方は刀ベースに作った。
 昔使ってた形きいたら片刃で反りが合って……
 って言ってたからやっぱ僕が想像した刀だった。
 言われた通りの形と長さにした。

 焼き入れとか専門的な技術はわからないんだけど
 白炎とかかなり魔力込めて叩いたからかなり丈夫で切れ味も抜群みたい。
 里で使ってたやつより使い心地いいって。なら大丈夫でしょ。

 ただ、想像とひとつ違ったのは……
 めっちゃ長いよこれ!?

 里ではおさがり使って練習してたらしくてそれがこの長さだったんだって。
 慣れちゃってるらしい。だからこれでいいんだって。

 全長1mは全然超えてる……クラマの身長より少し短いくらい?
 太刀って3尺(90センチ)行かないくらいが平均って動画で見たことあるんだけど……
 ギリ抜刀がスムーズにできるかなって感じだ。

 たぶん小さいときに練習してたから感覚的に長いだけじゃないかなぁ。
 クラマが思ってるより短いんじゃないかなぁと思うんだけどね。

 こんな長い太刀使う忍者あんまりイメージに無いし……
 どっちかっつーと忍刀って短くない?

 ちっちゃいときに行ったおじいちゃん家、大人になっていくと意外と小さかった現象ない?
 そんな感じな気がする。

 そして初めて作ったから今朝そっと空飛んで王都の外まで行ってきた。
 試し切りしてもらおうと思ってさ。

 ちょーこわかった!!
 超長いし、構えた時の圧がすんげえ。
 切った時の音もデバフ剣と全然違う……

 まぁ結果全然使えてたし、普段無表情なクラマが心ナシか笑顔だったからこれでよいのだろうきっと。

 じゃあよくデバフ剣で戦ってたね!?
 全然ちょっと短いと違うよ?ちょー短いよ?!

 あれ刃渡り30センチくらいだもん。
 それで対決したら刺されそうですパパは。

 皮巻こうか?って言ったら自分で使いやすいよう調整するって。
 宿に戻ってアイテムボックスから好きな布選んでもらった。
 白い普通の布だった。

 それを歯でびりびり―って割いてぐるぐるぐるーってしてた。
 男前すぎるでしょ君。

 で、それが今腰の帯に地面につかないように斜めに刺されてるわけ。
 反対側には巾着がぶら下がってる。

 その太刀の見た目……
 すんげーイカツいよ?
 ちょっと満足そうでうれしいけどさ。

 何人切ったのかなそれで……
 まだ新品なんだけど貫禄がやばいって。
 息子じゃなかったらこれ帯刀してる人に近寄りたくないです……

 まぁ仕掛けについては実戦の時にでもね。
 名前は『無』。無いんじゃなくて『』ね。
 名前つけてってエステルの時と同じように伝えたらさらっと決めた。

「じゃ…無…」

『早いな!?』

 イメージあったんだろうね。要望もあったしね。
 あ、もちろんファンタジー級でした~。

 で今回は二人の武器に全力で硬化を付与してる。
 だから鉄でもなかなか折れないよー。

「……パパ」

『ん?』

「……あれ」

 お!ダンジョンやっとあった!!疲れたわ~。
 武器の回想してたらちょうど着いたな。

 結局2時間前後かかったよね?
 この世界時間アバウトだからなぁ……
 人の量も多いしさ……

 まぁ僕歩いてないんだけど……エステルすまん。
 僕が単体で跳ねてたら人に流されそうだったからさ……
 でも見てるだけでも疲れた。人混み苦手だ……

「これは……通うのはちょっと……」

「……うん」

『ちょっとじゃない。ありえない。家買う。ゼッタイニダ』

「ですね……」

 2人とも謙虚なんよ……。
 嫌なことはちゃんと嫌でいいのですよ?
 絶対ナシ!都会の通勤ラッシュより疲れたわ!!



 それはさておき……

『思ってたより小さいよね?』

「……うん」

 100階層って聞いてた割に意外とダンジョン小さいのね……?
 冒険者さんめっちゃいるしここで間違いないんだろうけど。

 まぁ本体地下だし魔素閉じ込めてるだけって言ってたもんね。
 あの岩ただの蓋の役割なのかもね。

 平らで20mくらいの茶色の岩があって、その真ん中に階段がある。
 階段は幅10mくらいあって石造りで綺麗なの。

 その前にはもちろん綺麗な石造りの道が整備されてて検問?の人が数人立ってる。

 建築物は多分王都の昔の人がやったんでしょ?
 神作りではなさそうかな。
 街にちゃんと馴染んでるし。

 検問の人は半分鎧着てる。暑そう。
 フルフェイスはしんどいべ。

 まぁ普通の冒険者っぽい人も検問してるけどね。
 体でっけぇ狼系の獣人さんがいる。

 上半身裸で皮のベスト羽織ってるワイルドな人。
 まぁ裸というより半獣くらいの感じの獣人さんだね。
 まるっきり二足歩行の狼さんだ。

 抱き着きたい。気持ちよさそう。
 スライムだからいいっしょ?
 みんなその人達に冒険者カード見せて階段降りて行ってるな。

 狼さんはよく冒険者に説明もしてるかな?
 すごい人当たりよさそうな狼さんだ。
 あの人にダンジョン入る時に色々聞けばよさそうかも。

 そのダンジョンの入口の横には石でできた大きくて武骨な建物がある……
 そっちの方がダンジョンの入り口より大きいくらいかも。
 他にもお店とかになってそうな綺麗な建物が正面通路に道なりに並んでる。

 で、その石造りの建物から結構な人が出てくるんだけど……
 今見渡してる間にも100人くらいは出入りしてた。

 おおきい建物だけどあんなにそこに人入れるかなぁ?
 ってことはあれが転移用の施設なのかもね。

 広めの道がダンジョンの岩の周りぐるっと囲んでてその周りにも普通に店とかたくさんある。
 道具屋とか武器屋とか治療院っぽいところとかダンジョン関係っぽいな。

 アテナ様が異次元にダメージ飛ばしてるからこんな近場に建築できるんだろうね。
 外にダメージ行かないのは確定だろうこれは。
 まぁそう言ってたし。

 魔物もきっとあふれ出てきたりはしないんだろうね。
 安全で何よりだ。

「人多いですねぇ。話に聞くお祭りみたいです。」

『そだね~。ほとんど冒険者なのかな?こんなにいたんだーって感じだ』

 今目に映る人だけで数百人はいそうだ。
 この世界ってどれくらいの人口がいるんだろうか。
 多分星は感覚的に地球より少し大きそうなんだけど。

 人口の把握はできてないんだって。
 街単位でもアバウト。戸籍謄本とかなさそうだもんね。
 こんな種族が多くいて文化がまだ中世だったらそりゃそうか。

 冒険者は世界に数万人はいるらしいよ?
 ギルドに登録してるから冒険者の人数は調べれば把握できるんだって。

 余談なんだけどこの前行った冒険者ギルドの本部って世界を含めての意味で本部らしい。
 この前キャシーがギルマスしてたところね?
 あの人すごい人じゃん。会長は別にいるらしいけど。

 種族で分かれてない組織もたくさんあるんだって。
 世界を股にかけてる系のやつ。
 種族で分かれると不都合あるからって。

 教会は人間国に本部あるらしい。
 商会はエルフ国。ギルドは獣人国。
 これがこの世界の3大組織。

 その辺の事情も世界樹の恩恵をエルフが密かにため込んでるのに関わってそうなんだって。
 確かに……隠蔽してる可能性が高そうだ。

 ちなみに鍛冶ギルドの本部はドワーフの国にあるらしいよ?
 行ってみたいよねドワーフ国にも。
 獣人大陸の南の方にあるってー。

 これ全部王様情報。だから確実だね。
 大事な話終わった後に聞いたの。
 今後も重要な情報は城に行って聞こっと。

 で、話もどるんだけど、ダンジョンには世界中から人がやってくるらしい。
 生息してる魔物が違うから冒険者は自分が戦いやすい場所選ぶんだって。
 この国のダンジョンには獣系が多く出るらしいよ。

 だから今目の前の階段や石の建物からは人間もガンガン出てきてるよ。
 エルフもいたし……。獣人とパーティー組んでるね。
 仲良さそうだ。冒険者してる人は種族偏見少ないのかもな?

 そもそも王都に入ってから獣人以外の異種族たっくさんいたの。
 エルフは宿屋の方面ではあまり見なかったけどね。

 背中から羽生えてる人とかいたよ!飛べるのかな?
 さすが王都って感じだね。

 さってと、どこか不動産屋ないかなぁ……

「あ、あれですね。物件はこちらへって書いてます」

『まぁ眺めててもなんだし、行こうか』

 お、赤い屋根の綺麗な建物があった。
 うさ耳受付さんから聞いたようにダンジョンから見える距離にあったね。

 多分僕達と同じ考えの人おおいんだろうなぁ。
 ダンジョン通いたくねぇって。

「……もう……疲れた」

『わかりみしかない……明日からの為に頑張ろ……』

「……うん」

 帰りたい……
 いや、やっぱここからあの宿まで帰りたくない……
 キャンセルしてきたらよかった……
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

処理中です...