最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
144 / 270

140話 - お金

しおりを挟む
 60階層を突破してちょっと寄り道して家に帰ってきた。
 早朝から55階層のセーフティーゾーンを出発してボスを倒して……
 今は午後15時くらいかな?

 今……僕たちは裏庭で佇んでいる。

 覚えているだろうか……
「ドロップアイテム」というものの存在を。
 トラブルや進化、レベル上げの件ですっかり頭の隅に追いやられていたのだが……
 結論から言うと、あった。

「これどうしたらいいんですかね……」

『いる?』

「……いらない」

『ばっちぃ~』

 ……ばっちぃもの呼ばわりされてしまった。
 インフェルノウルフ……40階層から上のボスだね。
 あとは主に35階層から60階層までの道のりだね。

 たぶんあまり敵が倒されていない階層だからかぽつりぽつり落ちてたんだ……
 ただ……いらない……

 王都の城壁をでて家に帰る前にそばでゴブリンを見つけたからちょっと試しに…

 -----

 ★水魔の指輪★
 長い間水属性の魔力にさらされミスリル鉱が変質した指輪。
 水属性の攻撃が少し軽減され、水魔法の増幅効果がある。

『えっと……これを持って……”ウォーターエッジ”!』

(ズバンッ……)

 敵は真っ二つになった。

『変わった?』

「……わかりません」

「……いつものこと」

『いらない~』

 ………

 -----

 変わらない……
 効果が微量すぎてわからない……
 そして……ボロい……

 これ60階層のボスが落としたやつ。
 落とした?氷漬けになってたやつ。

 あとはインフェルノウルフが落とした火魔の短剣がまだマシ。
 あ?効果の話じゃないよ?
 ボロさね?

 鉄やミスリルが変質して……
 魔鉱とでもいえばいいのかな?
 基本何らかの魔力の影響を受けているみたい。

 剣、矢、鎧、腕輪等……
 それらに魔力が内包されている感じ。

 多分布系は朽ちてしまうんだろう。
 腐敗しそうなものはドロップアイテムにはない。

 それを今、家の裏にぶちまけてみんなで考えている。
 家に持って入りたくない……ばっちぃ……

 一体これをどうしろというのか……
 50個超くらいはあるよ。

 まぁ相当数の敵倒したしなぁ。
 これでもボロボロのやつとかよくわかんないものは拾ってないくらい。

『鎧とかは無しにしてもこの短剣とかはまだ……。なんかちょっとかっこいい気がしなくもないでもないしさ……』

「私は……火の剣つくれますので……」

 そっすね。
 君はもう武器の類要らないですよね……

「……パパ……作れる」

 そっすね。
 もっと強いの作れると思いますね……

『クラムむこ~だもん~』

 そっすね。
 もう属性耐性あがってもね……
 そもそも僕とクラムほぼノーダメなんでね……

『耐性なぁ……強いていうならエステルとクラマはあってもいいのかなぁ?』

「私は精霊さんのおかげで半減とまではいかないですが軽減はしてくれますよ?」

『あ、そうなの?』

 エステルはいつの間にか中精霊というものが扱えるようになっていた様子。
 小精霊と中精霊に明確な差はないんだけど大きな力を秘めている精霊みたい。

 ……ここだけの話。
 そもそもクラム効果で精霊さんありえないくらいの量くるからあんまり変わらない。
 1体とかじゃないもん。団体さんだもん……

 むしろ小精霊が中精霊に追いやられてごたついている。
 我先に状態になっている……

 すごいよ弓矢打つときとか。
 数10体の精霊さんが魔力こねくり回してるよ。

「っていったら今属性軽減って覚えました!クロムさんの影響ですね♪」

 あぁ……それは良かったね……
 そして益々魔装備要らなくなったね……。

『クラマは?』

「……邪魔」

 無理強いするのもなぁ。
 でもパパとしては少し不安はあるんだよ?
 クラマかなり軽装だからさ?

 うーん……まぁ多分ギフト系は無理だよな……

『………”付与”水無効』(ポワッ)

 あっ。終わった……

「……ん?」

「何したんですか?」

『えっと……いまクラマの着流しが水無効になったね……』

『すご~い!』

「……すごい」

「もう何でもありですね♪」

 そうですね……本当に……
 創造魔法ってえぐいっすね……

 ちなみにパパっと色々やってみたけど不死とかのチート系っていうの?
 あと属性魔法(全)とか創造魔法とかも無理だね。

 不死の装備とかちょっと面白そうだったんだけどね。
 なんども自動修復して復活する剣とかかっこいいよね。

 でも、どうしよう……
 もうこれで装備の類は絶望的に必要なくなったよ?

『さらにこれ……元々ただのゴミなんだよ……』

 内部事情知っちゃってますので……
 すごい……なんというか……
 とっても要らない。

『ん~売りに行く……?』

「まだ全然お金残ってますけどねぇ……」

『ポートルで売りに出した魔の森の素材から1回もギルドの買取利用してないよな……』

 そうなんよ……
 うちの人達ほんとお金使わないんよ。
 日々のご飯も半自給くらいだしさ……

 強いて言うならやっとエステルが本買いだしてくれた。
 でもまだ金貨50枚くらい残ってるよなぁ……

「少しくらいお金稼ぎした方がいいのでしょうか……」

『ごはんあったらいらないよ~?』

「……興味ない」

『めんどい……ただ、そのうちもし土地ガバっと見つかって買い取りたくなったときに、さすがに土地は結構大きな買い物になるからさ。いざというときの為に売れるものは売っておく方がいいんだろうなぁ』

「そうかもしれないですね。必要はないのですが……あることに越したことはないですよね」

『じゃあ、皆休んでてよ。僕王様のとこそっと行ってその辺踏まえて話してくる。あ、後氷魔石持って行ってくるよ。見てみたいだろうし』

「わかりました!」「……うん」『は~い!』

 ・
 ・
 ・

 フワフワ~

 うう、こわっ
 いつまでたってもフロートに慣れないなぁ……

 えっと……どこだっけ……
 いつ来ても広いなぁ王城……
 あぁ、いた。今大丈夫そうだ。

(バンバンッ)

「んあ……なんだ……おお、クロムか!どうした?入っていいぞ」(ガチャッ)

 王城の東から3番目の塔1階。
 ここが王様の部屋。ひっろい部屋だ。
 ベッドルームとかは横にあるみたい。

 ここは綺麗なテーブルとソファーがある場所。
 個人用のリビング……みたいな感じなのかな。

 人が煩わしいみたいで用がなければ入ってくるなと言っているらしい。
 執事や侍女さん?身の回りの世話をするような人もいないようだ。

 それにしてもこんなことできるのスライムならではだよなぁ。

 何もなければ夕方くらいに謁見や会議等が落ち着くらしい。
 夜の予定まで豪華なソファーで基本うなだれているようだ。
 そういえば王妃様みたことないな?

『お邪魔しま~す。相変わらずひっろいなぁ……』

「いらねぇよなこんな部屋。気楽な生活にもどりてぇわ」

『王室に窓から潜入って……こんなことできるのスライムならではだよなぁ~』

「あっはっは!俺もツレと喋ってるみたいで気楽で助かるわ!人だとぜってぇ無理だな。こんなこと出来んのクロムくれぇだなぁ。オグルとかキャシーの野郎でも無理だわ」

 そうだろうなぁ……
 こういうところはこの世界で1番スライムが気楽だ。

 愛玩動物扱いだもん。
 窓から猫入ってきたようなもんだ。

 他の魔物でも多分出来なかっただろうなぁ。

『キャシーに野郎って言ってたって言っとくな』

「ちょ!やめろや!ぶっ殺されんだろ!!」

『そういえば王妃様ってみたことないよね』

「あぁ、あいつはこの時間の方が貴族との会合なんかで忙しいからな。別に仲悪い訳じゃねぇぞ?あっはっは!俺は側室なんかもいねぇしな。作れってうるせぇんだけど……めんどくせぇ。1人で充分」

『王としてあんまりよくなさそうだけどなぁ』

「そうなんだよ、色々跡継ぎの問題とか……じゃなくて何の用だよ?」

 あ、つい話し込んでしまった。

『言ってたやつ。一応お試しに氷魔石つくったぞ、ほい』

「おお!見せに来てくれたのか!助かる!」

 2つ作った。
 冷蔵用の少し冷えるくらいの魔石。
 冷凍用の-20度くらいになる魔石。
 両方1mくらいの範囲に効果が出るようにしている。

『まだ実験だから。そこの物入れ位のサイズの箱に入れて使えばその範囲のものが冷えるのがこっち。凍るのがこっち。箱の中換気するとかは……この世界風魔石とかあるしそっちで作れる……よな?全部僕が作る必要はないよな?』

「あぁ、俺は出来ねぇがそれくらいのことは専門のやつがする。氷魔石あれば充分だ」

『範囲とかそういうのは言ってくれれば対応できる。一応もっと効果強くして瞬間冷却もできるけど……あまり力あるの作るのもなぁ……』

「もし必要になれば、でいいぞ。まずはちっとずつ広めていくところからだな。あー助かるわ……。これで食料の供給率すげえ上がるだろ?」

『魚とか凍らせて持ってくれば美味しいの食べれるようになると思うしな』

「雪国のやつらは外で凍らせて食料保存してるからな。どういうもんかくらいはわかる。よっしちっと実験してみるわ。あ、あとな……」

『ん?』

「この魔石はつかえねぇな……これちっとデカいわ。6等級くらいか?どこでとったんだ?」

『多分40階層付近じゃないかな。小さいの選んで作ったんだけど。魔石のサイズ詳しくわからないんだよ』

 王様に魔石のサイズについて教えてもらった。
 魔石は10等級から1等級まであり1等級の方が大きい。

 簡単に言えば……
 1階層から10階層まででとれるのが10等級
 11階層~20階層まででとれるのが9等級って感じみたい。
 それならわかりやすいね。

 これは40階層付近だから6等級くらい。

 で、もっと大雑把に屑魔石、小魔石とも呼ばれたりするんだけど……

 10等級やそれに満たないもの、
 砕けてしまっているものは屑魔石。

 8、9が小。5~7が中。
 3、4が大。1、2が特大って。

 市場では30階層以上に行けるA級、B級がもってくる中魔石が流通しているものの中で一番大きくこれはそれを超えてしまっていると……。

 それ以上になると基本採掘等魔石が固まってで偶然出てきたり古代の遺物系になるから価値が跳ね上がってしまうそうだ……。
 なるほどねぇ……

「まぁ……お前30から入ったもんな。どうせその辺の敵倒してねぇんだろ」

『そだな、45階層くらいから。クラマの特訓に。あ、そう!その相談したいんだよ』

「なんだ?」

『いらないんだけど、魔石。あとドロップアイテムもほんっとに使わない。すっげー邪魔』

「贅沢な悩みだなぁ……」

『贅沢っていうか必要最低限でいいの、うちの家族は。ほぼ自給してるし。それが楽しいし。ただ今後なんかあった時の為に売却できるものはしといた方がいいかなって思ってさ……なんかいい方法ない?いるものいらないもの選別したいんだよね。あとは捨てたり溶かすから』

「まぁ中魔石くらいまでならちびっとなら買い取れると思うぞ。全くゼロってわけじゃないからな。大とかになったら国宝とか貴族のお抱えとかオークションとか……後、人間国の魔術都市とかに送られたりしてるわな」

『オークションはなしかな。そんな1つ1つ売却する時間勿体ないしそこまでお金に興味ないわ。王様がおっきな魔石とかドロップアイテム欲しいならあげるよ。世話になってるしどうせ持て余すもん。もう勝手にやってくれていい。物流も任す!利益多めにとってくれていいから……そんな商人さんいない?変なとこ持ち込んだらマズいでしょ?』

「おっし、わかった。王室で抱え込んでる信用あるやつに話通すわ。クロムが持ってくる素材バンバン流通させる方がマズいな。こっちとしては潤うし、出す出さないも全部任せてくれんだろ?物流のバランスもこっち任せでいいってこったな」

『むしろ助かる。そんなことわからんもん。トラブルだけ避けてくれたらいいよ。エステル名義でギルドにお金入れといてくれたらたまに見るよ』

「おう、じゃあまた紹介するわな。ちっとでも氷魔石の恩返せそうでよかったわ。あ、いや……またうちの国が結局潤うのかそれ……」

『恩とかどーでもいい。僕は家族が幸せならそれで。気にせんでくれ』

「そうか!そんなわけにはいかねぇけど、こっちでうまい事やっとくわ!重ね重ね助かる!あと魔石に関してはもうこっちからお前ん家持ってくぞ?それに注文書いとくから」

『わかった!それで大丈夫ー』

 これもう……
 今後お金減ること絶対なさそうだな……
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

処理中です...