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157話 - 伝説のクラム
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「よっ!エステルちゃんとクラマ君お疲れさん!」
「あ、ウルフェンさん!お久しぶりです!お疲れ様です!」
「……おつかれさま」
久しぶりにウルフェンさんを転送ゲート前で見た。
今日は夜番かな?
『あ、エステル!時計屋さんあるか聞いてくれない!?』
『いいですね!わかりました!』
「あの……ダンジョン内で時間がわからなくて困るのですが……時計が売っているお店ってありますか?出来ればシンプルなもので!貴族が着けるようなものは……その……」
「あー!あれな!?趣味わりぃよな!?なんであんなの付けたいのかわかんねぇわ。あるある。ってかダンジョン潜る稼いでるやつはみんな持ってるぞ」
あ、やっぱあるよな!?不便だもんな。
よかった……最悪貴族のやつ買いに行かないとダメだと思ってたわ……。
「そうなんですよ……すごい……ごてごてした時計ばかり目にしてたので……時計要らないなと思いまして……」
「だよな!?出たとこにダンジョンギルドあるだろ?4階に装飾品おいてるぞ。1階は総合受付、2階は魔石買い取り、3階は道具やポーション関係の売店だ。店もあるけどギルドに合った方が便利だからダンジョン潜るやつが使うもんはある程度ギルドに揃ってんだよ。ごたついてねぇ装飾品とか時計とか売ってるからよ。まだ空いてるだろうから見てきな?」
「ギルドにあったのですね!みてきます!」
ギルドにあったのかぁ。
確かにダンジョンギルド夜遅くまで空いてるしまだ空いてるだろな。
夜中には閉まって早朝にまた空くって感じ。
20時間くらいは空いてるよ。
ダンジョンは24時間だからあそこは開けとかないとダメなんだろうな。
そういえば王都のギルドどっちも全く使ってないな。
最近依頼受けないし。
僕等B級でいいもん。
A目指そうかと思ったんだけど有名税払わないとダメじゃんか……
それはないよな、ってみんなと話したんだ。
魔石売れないし……
ポーション作れるしアクセサリーも付与でつくるし……
あ!そうだ!アクセサリー作らないと!
服はちょっと心もとないんだよ。
毎日つけるアクセサリーにするほうがいいな。
温度変化無効は分けよう。あれは普段は要らない。
もし発熱とかするような病気になったらわからなくなるかもしれないしな。
わからなかったら治すの遅れちゃうし。
まぁとりあえずダンジョン入る時だけでいい、本当に。
普段つけるべきじゃない。
変化を封じる系の魔法は怖い。
全耐性&無効付与と温度変化無効合わせて2個かなぁ?
「ってか今まで魔法装備なしで潜ってたのか?エステルちゃん火炎耐性の防具もってるって……」
「あはははは!火炎耐性の防具はいただき物なんです!行ってきますね!!」
あぶな……
ウルフェンさんに心配かけるところだった……。
あの人子供大好きだから……。
なんかダミー買うべきだろうかなぁ……
・
・
・
外出たら暗かった。
星の位置見るに今19時くらいかな?
「お~!装飾品が色々ありますねぇ~!」
『きらきらだ~!クラムかっていい~?』
『いいよ、魔道具としていらなくても装飾品として買いな?普段お金使わないんだから。おしゃれ賛成だよ?』
「……………」
女子2人の目がとても輝いている。
ここの装飾品は好ましいようだ。
そしてクラマの興味の無さが天元突破している……
目が……死んでいる。
一直線にギルドの4階にやってきた。
中にはちらほら人がいる。
僕らも入っていいみたい。
ってかスライムあんまりダメって言われない。
そもそもギルドだし。
「そちらのかわいいスライムさんがつけている貝殻はとても綺麗ですね?ジュエルシェルのようです。コーラルシェルベースですか?昨今全く見ることのできないものですよ。素晴らしいですね。特注ですか?」
『ふふ~ん。いいでしょ~?クラムの貝いくら~?』
攻めるねクラム!?
クラムおしゃれさんだからな。
自分の貝鑑定して欲しいのか。
「そ、そうなんですか?ジュエルシェルです?昔の馴染からいただきまして。ジュエルシェルであれば今はおいくらほど……」
「どうでしょうか……本当にジュエルシェルなら今はもう見ることすら不可能な幸運をもたらす貝の魔物なのです……。価値がつかないのではないでしょうか……。オークションで通常のものが万が一出ても白金貨……数枚は……。しかもその色は伝承と違いますので……」
ひいいいいい!!
クラムの貝、億越え!?!?
伝承ってなんだ!?
ジュエルシェルでだろ!?
クラムは希少種超えて特殊進化体だぞ!?
こ、こわい……どうしよう……
急に目線を感じる……
「ひぅ……狙われたりしないでしょうか……」
「私はギルドで、しかもこのような特殊な担当をしていますので逸話として知っているだけです。伝説の魔物です。見ることも不可能な品なので皆存在を知りません。白金貨は例えですよ。そもそも市場に存在しませんしジュエルシェルだなんて誰も信じませんよ』
『クラムでんせつ~?』
『いや……伝説より希少なんだが……』
伝説の上って何なのか……
やっぱ幻想なのか……?
「その進化前のコーラルシェルですら今はもう絶滅危惧種で金貨10枚以上はします。というより今はコーラルシェルの素材を利用した装飾品の作成は禁じられています。そちらをお持ちでしたら、譲って欲しいと声がかかったかもしれないですね」
コーラルシェルが絶滅危惧種なのか……
そして今地球で言うところの特別天然記念物みたいになってるのね。
で、それの希少種がジュエルシェル……
更にその特殊進化系のクラム………
『こわいです……クラムちゃん』
『クラムのかいはくきんか~!へへ~ん』
クラムが自慢げだ。
褒められるのは嬉しいみたいだ。
……ダメだ!
放心してしまった!!
とりあえず時計を買うのだ!!
この装飾品コーナーは地球のジュエリーショップみたいにちゃんとガラスのケースにいろんな装飾品が入っているみたい。
ガラス高いのに……
でも逆に地球の宝石よりこっちの世界の魔石の方が高いからね。
高いのは、中央のギルド職員さんがいるところ。
安めなものは外側のケースにあるようだ。
入る時にギルドカードを提出した。
冒険者専用ってわけじゃなくて種類多いから合うものを見繕ってくれる為みたい。
一般の方も全然必要なら入れるようだ。
あくまで装飾品を置いているけどギルドだから。
冒険主体に考えてくれるみたいだ。
ありがたいね。
ここのアクセサリーはすごいシンプル。
ミスリルとか魔石とかがベースになってるみたい。
少し魔鉱のものもあるって。
多分ドロップアイテムかな?
磨いて出してるのかも。
目の前のガラスケースに緑色に輝いてるシンプルな指輪がある。
これは魔石を使った装飾品か。
風の魔力が入ってるのかな?
エメラルドより少し薄めの色に発光している。
きれいだけど魔石1センチ位しかないぞ。
『これすごい綺麗にカットされてるけど屑魔石くらいの大きさしかないよね?これで魔力入るの?』
「この指輪綺麗ですねぇ~?でも……これで効果はあるのでしょうか?」
「こちらは風耐性や風魔法の効果が少し上がる指輪でございます。元は8等級のサイズなのですよ。そこに風魔力を詰めてから魔力を封じカットしているのです。なので少しお値段は……」(チラッ)
8等級で金貨3枚!たっけ!!
「砕けて魔力が消えてしまった魔石とは違い、魔力を封じながらカットするには専門職でもかなりの技量を要するのです。大きいと戦闘の邪魔になりますからね?宝石とは違い、魔石の装飾品は元は大きく、それが小さくなるほど技量が必要です。作れるものが少なく価値が上がる傾向にあります。良ければお出しします。高い買い物ですのでゆっくり吟味なさってください」
ほえ~。勉強になるなぁ。
カットとか出来るんだなぁ。
僕には……
魔力閉じ込めれるかもだけど美的センスないから止めとこ。
そのうちクラムがやり出すかもしれないな~
『みんな好きに買っていいんだけどさ?まず時計は1人1つは買おう。ダンジョン内での待ち合わせとかにも使えるしね。クラマもね?別につけてなくていいから』
「……わかった」
『で、お願いなんだけど、2つ装飾品の形考えてくれない?無効効果と温度変化無効の装飾品作りたいんだよ。別に買ってそれに付与してもいいけど、それ用に買うなら魔石系統はやめてね?たぶん魔石砕けちゃうからさ?』
「わかりました!頑張って考えます!!でもそれはクロムさんに作っていただきたいです」
『いいよ?それならミスリルか世界樹で作る』
オリハルコンのことをあれから武器屋の人とキャシーに聞いてみたんだけど……
オリハルコンまずめっちゃ高い。
剣とかになると下手すると白金貨クラスだって。
オークションにしか出ないらしい。
そして世界一の硬度の鉱石なんだけど逆に魔力全く通さないんだって。
全部弾く系のアームガード的な防具とか物理特化の人の武器にいいみたい。
だから魔力使って戦う僕等と親和性すごく悪いんだよね。
もう1つ固い金属あるみたいなんだけど魔力親和はミスリルが1番って。
キャシーもつかわないそうだ。
オリハルコン憧れだったんだけど……
買うことはなさそうだな。
『クラムにもつける~?』
『付ける付ける。被ってもいいし、違うのもあるじゃん。あと温度変化無効はないでしょ?付与要らなくてもクラムだけなしとかしないよ?エステルと考えてきてね』
まぁ温度変化無効もクラムはそのうちできそうだけどね。
『やったああ~!なにがいいかなぁ~?』
「……ぼくも?」
『あぁ、むしろクラマが一番考えて欲しい。邪魔なんでしょ?』
「……うん」
『店内見渡してこれだったら邪魔にならなそうって装飾品考えて欲しいんだよ。クラマにとって何が邪魔なのかわからないし。指輪とか刀使う邪魔になりそうだしな』
「……なるほど……わかった」
・
・
・
時計の形おもしろい。
円盤に針は1つだけ。
この世界8個星あるって言ったじゃん?
星それぞれを色や形で表したものが地球の時計で言う数字のところについてるの。
ここの時計はそれでもシンプルだね。
かわいいよ?
それを横のリューズ……
時計の針回すところだね?
そこで回せるようになってる。
リューズは2つついてて、片方が針。
片方は文字盤が回るようだ。
文字盤も回るんだ……
「他国に行くと見える星に対しての時間はかわりますから。少しお高いものですと文字盤は回るように出来ています。国を跨ぐならそちらをご購入なさるほうが便利ですよ?ご自身で好きなように合わせてください」
なるほどなぁ~?
自分で合わせればどの地域でも使えるもんね。
星のマークも時計によってそれぞれ違うみたい。
高いのだと魔石削ったり宝石で作られてるみたいだね。
ちょっとアバウトだけどみんなで針合わせば使えそうだね。
「ご自身でたまに魔力を注いでいただければ針は魔力で一定に回るように作られています。別途魔力補給の道具が必要ならそれも販売しております」
へぇ~。
この世界の時計可愛い。
ってかこんなシンプルでかわいいのになんであんな趣味悪い意味の分からんごてごてな事にするんだよ……
『とけいかわいいよね~?あいつらみたいにへんじゃない~』
「はい。時計ってこんなに素敵だったんですね。集落のエルフとあの領主のものしか見たことありませんでしたので……すごく悪いイメージでした」
『本当に。これなら最初から買ってたよ。悪い例を先にみたようだな……文字盤動くやつ選んでよ。色々移動するしね、きっと』
「……ぼく……これでいい」
はやッ!
あ、でもそれいいな。
凄いシンプルな懐中時計だ。
上にリューズがあるタイプ。
首からぶら下げるやつだね。
普段つけないもんねクラマは。
丸くて色がわかる星マークが8個ついてる銀のすごいシンプルなやつ。
すこし大き目。8センチ位かな?見やすいかも。
『僕も同じのにしよ。そのデザインいいね。シンプルで見やすいな。1回り小さいのにしとくよ』
クラマと2つで銀貨25枚くらいだ。
クラマのが15、僕のが10。
結構高いけどそもそも地球程時計出回ってないからな。
がっつりダンジョン籠って冒険者で稼いでる人が買うんだろうな。
「では私も懐中時計にしましょうかね?おそらく時計は付けて戦闘しないと思います。文字盤のデザインと色が違うもので」
「そちらは付属の皮のベルトを使用すれば腕時計にもなりますよ?」
「いいですね!ではそうします!」
エステルが選んだのは文字盤が星ごとに形が違うもの。
サイズは僕より小ぶり。3センチ位かな。
腕時計にもなるのいいね。
金色の時計。でも白っぽい金色っていうのかな?
いやらしさがない感じ。髪色と合ってていいね。
「じゃあクラムはエステルとおなじのでパパとおなじおおきさにする~」
『いいと思う。そのデザイン可愛いよね!みんな懐中時計タイプになったね。じゃあ時計はこれにしてみんなそれぞれ装飾品見ようか。可愛いのあれば買っていいからね』
皆おそろいの時計になったね。
可愛い時計買えてよかった。
いや……、それにしてもクラムの貝殻……
びびった……
そもそもクラムが伝説の生き物みたいな感じだった……
いや、それ越えなんだけど……
初めて見た時すんげーきれいだなと思ったんだよ。
虹色だったもん最初。
通りで最初から魅力高かったはずだわ。
1番やばいのはクラムだった……
エステルもクラマもやばいけどクラムの方がヤバかった……
でもクラムはやばすぎてみんな存在知らないレベルと……
まさか時計買いに来てそんなことが発覚するとは……
パパは怖いですよ……うう
「あ、ウルフェンさん!お久しぶりです!お疲れ様です!」
「……おつかれさま」
久しぶりにウルフェンさんを転送ゲート前で見た。
今日は夜番かな?
『あ、エステル!時計屋さんあるか聞いてくれない!?』
『いいですね!わかりました!』
「あの……ダンジョン内で時間がわからなくて困るのですが……時計が売っているお店ってありますか?出来ればシンプルなもので!貴族が着けるようなものは……その……」
「あー!あれな!?趣味わりぃよな!?なんであんなの付けたいのかわかんねぇわ。あるある。ってかダンジョン潜る稼いでるやつはみんな持ってるぞ」
あ、やっぱあるよな!?不便だもんな。
よかった……最悪貴族のやつ買いに行かないとダメだと思ってたわ……。
「そうなんですよ……すごい……ごてごてした時計ばかり目にしてたので……時計要らないなと思いまして……」
「だよな!?出たとこにダンジョンギルドあるだろ?4階に装飾品おいてるぞ。1階は総合受付、2階は魔石買い取り、3階は道具やポーション関係の売店だ。店もあるけどギルドに合った方が便利だからダンジョン潜るやつが使うもんはある程度ギルドに揃ってんだよ。ごたついてねぇ装飾品とか時計とか売ってるからよ。まだ空いてるだろうから見てきな?」
「ギルドにあったのですね!みてきます!」
ギルドにあったのかぁ。
確かにダンジョンギルド夜遅くまで空いてるしまだ空いてるだろな。
夜中には閉まって早朝にまた空くって感じ。
20時間くらいは空いてるよ。
ダンジョンは24時間だからあそこは開けとかないとダメなんだろうな。
そういえば王都のギルドどっちも全く使ってないな。
最近依頼受けないし。
僕等B級でいいもん。
A目指そうかと思ったんだけど有名税払わないとダメじゃんか……
それはないよな、ってみんなと話したんだ。
魔石売れないし……
ポーション作れるしアクセサリーも付与でつくるし……
あ!そうだ!アクセサリー作らないと!
服はちょっと心もとないんだよ。
毎日つけるアクセサリーにするほうがいいな。
温度変化無効は分けよう。あれは普段は要らない。
もし発熱とかするような病気になったらわからなくなるかもしれないしな。
わからなかったら治すの遅れちゃうし。
まぁとりあえずダンジョン入る時だけでいい、本当に。
普段つけるべきじゃない。
変化を封じる系の魔法は怖い。
全耐性&無効付与と温度変化無効合わせて2個かなぁ?
「ってか今まで魔法装備なしで潜ってたのか?エステルちゃん火炎耐性の防具もってるって……」
「あはははは!火炎耐性の防具はいただき物なんです!行ってきますね!!」
あぶな……
ウルフェンさんに心配かけるところだった……。
あの人子供大好きだから……。
なんかダミー買うべきだろうかなぁ……
・
・
・
外出たら暗かった。
星の位置見るに今19時くらいかな?
「お~!装飾品が色々ありますねぇ~!」
『きらきらだ~!クラムかっていい~?』
『いいよ、魔道具としていらなくても装飾品として買いな?普段お金使わないんだから。おしゃれ賛成だよ?』
「……………」
女子2人の目がとても輝いている。
ここの装飾品は好ましいようだ。
そしてクラマの興味の無さが天元突破している……
目が……死んでいる。
一直線にギルドの4階にやってきた。
中にはちらほら人がいる。
僕らも入っていいみたい。
ってかスライムあんまりダメって言われない。
そもそもギルドだし。
「そちらのかわいいスライムさんがつけている貝殻はとても綺麗ですね?ジュエルシェルのようです。コーラルシェルベースですか?昨今全く見ることのできないものですよ。素晴らしいですね。特注ですか?」
『ふふ~ん。いいでしょ~?クラムの貝いくら~?』
攻めるねクラム!?
クラムおしゃれさんだからな。
自分の貝鑑定して欲しいのか。
「そ、そうなんですか?ジュエルシェルです?昔の馴染からいただきまして。ジュエルシェルであれば今はおいくらほど……」
「どうでしょうか……本当にジュエルシェルなら今はもう見ることすら不可能な幸運をもたらす貝の魔物なのです……。価値がつかないのではないでしょうか……。オークションで通常のものが万が一出ても白金貨……数枚は……。しかもその色は伝承と違いますので……」
ひいいいいい!!
クラムの貝、億越え!?!?
伝承ってなんだ!?
ジュエルシェルでだろ!?
クラムは希少種超えて特殊進化体だぞ!?
こ、こわい……どうしよう……
急に目線を感じる……
「ひぅ……狙われたりしないでしょうか……」
「私はギルドで、しかもこのような特殊な担当をしていますので逸話として知っているだけです。伝説の魔物です。見ることも不可能な品なので皆存在を知りません。白金貨は例えですよ。そもそも市場に存在しませんしジュエルシェルだなんて誰も信じませんよ』
『クラムでんせつ~?』
『いや……伝説より希少なんだが……』
伝説の上って何なのか……
やっぱ幻想なのか……?
「その進化前のコーラルシェルですら今はもう絶滅危惧種で金貨10枚以上はします。というより今はコーラルシェルの素材を利用した装飾品の作成は禁じられています。そちらをお持ちでしたら、譲って欲しいと声がかかったかもしれないですね」
コーラルシェルが絶滅危惧種なのか……
そして今地球で言うところの特別天然記念物みたいになってるのね。
で、それの希少種がジュエルシェル……
更にその特殊進化系のクラム………
『こわいです……クラムちゃん』
『クラムのかいはくきんか~!へへ~ん』
クラムが自慢げだ。
褒められるのは嬉しいみたいだ。
……ダメだ!
放心してしまった!!
とりあえず時計を買うのだ!!
この装飾品コーナーは地球のジュエリーショップみたいにちゃんとガラスのケースにいろんな装飾品が入っているみたい。
ガラス高いのに……
でも逆に地球の宝石よりこっちの世界の魔石の方が高いからね。
高いのは、中央のギルド職員さんがいるところ。
安めなものは外側のケースにあるようだ。
入る時にギルドカードを提出した。
冒険者専用ってわけじゃなくて種類多いから合うものを見繕ってくれる為みたい。
一般の方も全然必要なら入れるようだ。
あくまで装飾品を置いているけどギルドだから。
冒険主体に考えてくれるみたいだ。
ありがたいね。
ここのアクセサリーはすごいシンプル。
ミスリルとか魔石とかがベースになってるみたい。
少し魔鉱のものもあるって。
多分ドロップアイテムかな?
磨いて出してるのかも。
目の前のガラスケースに緑色に輝いてるシンプルな指輪がある。
これは魔石を使った装飾品か。
風の魔力が入ってるのかな?
エメラルドより少し薄めの色に発光している。
きれいだけど魔石1センチ位しかないぞ。
『これすごい綺麗にカットされてるけど屑魔石くらいの大きさしかないよね?これで魔力入るの?』
「この指輪綺麗ですねぇ~?でも……これで効果はあるのでしょうか?」
「こちらは風耐性や風魔法の効果が少し上がる指輪でございます。元は8等級のサイズなのですよ。そこに風魔力を詰めてから魔力を封じカットしているのです。なので少しお値段は……」(チラッ)
8等級で金貨3枚!たっけ!!
「砕けて魔力が消えてしまった魔石とは違い、魔力を封じながらカットするには専門職でもかなりの技量を要するのです。大きいと戦闘の邪魔になりますからね?宝石とは違い、魔石の装飾品は元は大きく、それが小さくなるほど技量が必要です。作れるものが少なく価値が上がる傾向にあります。良ければお出しします。高い買い物ですのでゆっくり吟味なさってください」
ほえ~。勉強になるなぁ。
カットとか出来るんだなぁ。
僕には……
魔力閉じ込めれるかもだけど美的センスないから止めとこ。
そのうちクラムがやり出すかもしれないな~
『みんな好きに買っていいんだけどさ?まず時計は1人1つは買おう。ダンジョン内での待ち合わせとかにも使えるしね。クラマもね?別につけてなくていいから』
「……わかった」
『で、お願いなんだけど、2つ装飾品の形考えてくれない?無効効果と温度変化無効の装飾品作りたいんだよ。別に買ってそれに付与してもいいけど、それ用に買うなら魔石系統はやめてね?たぶん魔石砕けちゃうからさ?』
「わかりました!頑張って考えます!!でもそれはクロムさんに作っていただきたいです」
『いいよ?それならミスリルか世界樹で作る』
オリハルコンのことをあれから武器屋の人とキャシーに聞いてみたんだけど……
オリハルコンまずめっちゃ高い。
剣とかになると下手すると白金貨クラスだって。
オークションにしか出ないらしい。
そして世界一の硬度の鉱石なんだけど逆に魔力全く通さないんだって。
全部弾く系のアームガード的な防具とか物理特化の人の武器にいいみたい。
だから魔力使って戦う僕等と親和性すごく悪いんだよね。
もう1つ固い金属あるみたいなんだけど魔力親和はミスリルが1番って。
キャシーもつかわないそうだ。
オリハルコン憧れだったんだけど……
買うことはなさそうだな。
『クラムにもつける~?』
『付ける付ける。被ってもいいし、違うのもあるじゃん。あと温度変化無効はないでしょ?付与要らなくてもクラムだけなしとかしないよ?エステルと考えてきてね』
まぁ温度変化無効もクラムはそのうちできそうだけどね。
『やったああ~!なにがいいかなぁ~?』
「……ぼくも?」
『あぁ、むしろクラマが一番考えて欲しい。邪魔なんでしょ?』
「……うん」
『店内見渡してこれだったら邪魔にならなそうって装飾品考えて欲しいんだよ。クラマにとって何が邪魔なのかわからないし。指輪とか刀使う邪魔になりそうだしな』
「……なるほど……わかった」
・
・
・
時計の形おもしろい。
円盤に針は1つだけ。
この世界8個星あるって言ったじゃん?
星それぞれを色や形で表したものが地球の時計で言う数字のところについてるの。
ここの時計はそれでもシンプルだね。
かわいいよ?
それを横のリューズ……
時計の針回すところだね?
そこで回せるようになってる。
リューズは2つついてて、片方が針。
片方は文字盤が回るようだ。
文字盤も回るんだ……
「他国に行くと見える星に対しての時間はかわりますから。少しお高いものですと文字盤は回るように出来ています。国を跨ぐならそちらをご購入なさるほうが便利ですよ?ご自身で好きなように合わせてください」
なるほどなぁ~?
自分で合わせればどの地域でも使えるもんね。
星のマークも時計によってそれぞれ違うみたい。
高いのだと魔石削ったり宝石で作られてるみたいだね。
ちょっとアバウトだけどみんなで針合わせば使えそうだね。
「ご自身でたまに魔力を注いでいただければ針は魔力で一定に回るように作られています。別途魔力補給の道具が必要ならそれも販売しております」
へぇ~。
この世界の時計可愛い。
ってかこんなシンプルでかわいいのになんであんな趣味悪い意味の分からんごてごてな事にするんだよ……
『とけいかわいいよね~?あいつらみたいにへんじゃない~』
「はい。時計ってこんなに素敵だったんですね。集落のエルフとあの領主のものしか見たことありませんでしたので……すごく悪いイメージでした」
『本当に。これなら最初から買ってたよ。悪い例を先にみたようだな……文字盤動くやつ選んでよ。色々移動するしね、きっと』
「……ぼく……これでいい」
はやッ!
あ、でもそれいいな。
凄いシンプルな懐中時計だ。
上にリューズがあるタイプ。
首からぶら下げるやつだね。
普段つけないもんねクラマは。
丸くて色がわかる星マークが8個ついてる銀のすごいシンプルなやつ。
すこし大き目。8センチ位かな?見やすいかも。
『僕も同じのにしよ。そのデザインいいね。シンプルで見やすいな。1回り小さいのにしとくよ』
クラマと2つで銀貨25枚くらいだ。
クラマのが15、僕のが10。
結構高いけどそもそも地球程時計出回ってないからな。
がっつりダンジョン籠って冒険者で稼いでる人が買うんだろうな。
「では私も懐中時計にしましょうかね?おそらく時計は付けて戦闘しないと思います。文字盤のデザインと色が違うもので」
「そちらは付属の皮のベルトを使用すれば腕時計にもなりますよ?」
「いいですね!ではそうします!」
エステルが選んだのは文字盤が星ごとに形が違うもの。
サイズは僕より小ぶり。3センチ位かな。
腕時計にもなるのいいね。
金色の時計。でも白っぽい金色っていうのかな?
いやらしさがない感じ。髪色と合ってていいね。
「じゃあクラムはエステルとおなじのでパパとおなじおおきさにする~」
『いいと思う。そのデザイン可愛いよね!みんな懐中時計タイプになったね。じゃあ時計はこれにしてみんなそれぞれ装飾品見ようか。可愛いのあれば買っていいからね』
皆おそろいの時計になったね。
可愛い時計買えてよかった。
いや……、それにしてもクラムの貝殻……
びびった……
そもそもクラムが伝説の生き物みたいな感じだった……
いや、それ越えなんだけど……
初めて見た時すんげーきれいだなと思ったんだよ。
虹色だったもん最初。
通りで最初から魅力高かったはずだわ。
1番やばいのはクラムだった……
エステルもクラマもやばいけどクラムの方がヤバかった……
でもクラムはやばすぎてみんな存在知らないレベルと……
まさか時計買いに来てそんなことが発覚するとは……
パパは怖いですよ……うう
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しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
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紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
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第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
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―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
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これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
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旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
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田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
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