最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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197話 - セパレート

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 え!?
 何でみんなここに住もうとしてんの!?

 え、えっと……

『エルンさんやハイエルフはいいの!?僕が助けたとか関係なくね!!』

「あはは♪1番最初に自分そっちのけで僕達の心配をしてくれるのかい?そういうところだよ。クロムくんの人徳だよねぇ。今話を聞かせてもらって皆様素敵な方々じゃない?僕はまだ緊張はするけど、このエデンにとって有意義な話しかないじゃない?村長として賛成だよ?」

 え、いや……そういうことではなくさ……
 誰が居ようが僕はもう好き勝手するもん……

『えっと……そもそもラクトさんに関してはそりゃそうなんだよ。僕も店舗か事務所でも作って、交易に来た時はハイエルフの皆と直接やり取りしてもらった方がいいなと思ってたんだ。僕を介さないってのが目標なんだから』

「では、私が1抜けですな?」
「そりゃずりぃだろラクトよぉ……」
「そうよ!そんなの反則だわ!」

『1抜けってなんぞ!?ずるい!?反則!?』

 この重鎮共は何を言っとるんだ!?

「皆ようやくクロムさんに恩が返せるという話ですよ。クロムさんは金銭も必要ない。地位もいらない。名誉もいらない。皆与えられた甚大な功績に困り果てているのです。何も返すことができないと以前お話したでしょう?」

「いや、僕は気楽に生活出来ればそれで……」

「それに関しては私も同意見ですね!」
「僕もだね!あはは♪」「我もかのぉ……」
『じゃあクラムも~?』「……ぼくも」

『なんでなん!?自己満で出来ることやってるだけなんだけど!?』

「出来ることが大きすぎるのよクロムちゃんは。でも、残念ながらこのエデンで息抜きができるってことが嬉しいのも私達の本音なのよねぇ~」

「いや、そうなんだよなぁ……。ここにいるやつはみんな世間体とかあるからよ?誰にも見られないところで羽伸ばすってことが1番できねぇんだわ。結局五分五分ってところかねぇ」

「いいえ?数往復する度に1等級、もしくは特級魔石が吹き飛びますな!直ぐに国家予算級ですぞ!あっはっは!」

『いやいや次もう90階層だし。多分1等級とか余りに余るよ……。どうせ売却不可でしょ?売れてももうお金要らないよ……氷魔石だけで有り余るよ……』

 とうとう家の購入も必要なくなってしまった。
 土地は使い放題だ……。

 最近アイテムボックスいっぱいになったし魔物素材とか木材とか全部捨てよかなぁ~。
 どうにもならない物が多すぎます!

 クラムの家はダメ!
 娘の作品は永久保存だ!!
 そのうち並べる!!住まずとも!!

「まぁ売れませんな。前も言った通り名が必要です。というよりご署名をいただいても1等級の売却は不可。王に献上し、褒美と名誉を貰うというような品ですな」

『絶対に嫌だ!要らん!!てか欲しいならタダであげる!余ってるの!!別に魔石なんかどうでもいい!もうニブルヘイム潰したの!!あとは最低限でいいの!!』

「知ってるって。魔石要らん、ただの石ころだってずっと言ってたからよ?じゃあ石ころ貰って、クロムの利になりそうなことみんなで相談して考えてきたんだ」

『相談してきたって……出来レースかッ!!』

「おう!あっはっは!まぁでも協力できることはするぞ?どうだ?」

 えぇ……。困る……。
 何が困るってただ単に全員国の重鎮過ぎるんだって。
 なんで僕の拠点に住もうとするのか……。

 しかもその提案本当にメリット100でデメリット0なんだよ。
 もう魔石いらんのよ……

 そもそも王の言う通りこっちに来てもらえれば僕の種族問題なくなる……。
 先のこと考えて絶対そうしてもらう方がいい。

 既にスチュワードさんにはずっとお世話になってる。
 現状もクラマの情報集めてもらってる。
 情報が身近に迅速に得られることは強い。

 リトさんには普段はお世話にならない。
 でも1番ウンザリなのが貴族トラブルだ。
 エルフのそれもクルードのあれも結局貴族関連でしょ?
 なにかあった時の情報の利点がデカすぎる……

 キャシーに鍛えてもらえるのありがたい。
 クラマは上級者コースなんだよ。
 エステルに関しては特殊だ。
 2人とも特化型極めてるからさ?

 キャシーって万能型でしょ?色んな武器使えるんでしょ?
 さらに優良な弟子だらけの師匠の大ベテランじゃん。
 むしろ僕等も学べるところ多いんだよなぁ……

 キャシーに教えてもらってからクラマとかエステルが好みなら上乗せで教えてもらう方が絶対いい!
 ってか今後もし人増えた時に色々教えてもらえる。
 というかここのみんなきっと全員教えてくれる。
 勉強とかさ、世の中のこととか僕全然伝えられないんだもん。

 つーか人材の能力がデカすぎるって!
 保健室にブラック○ャック呼ぶな!!

『こっち来てる時に各々の急用とか入ったらどうすんのよ……』

「私はそもそも急用等ありません。事前に把握しておりますので。急用が出来そうなときは来ない。というだけですから」

 スチュワードさんは絶対そうだよね。
 情報が命だもんね。

「私もそうねぇ。まぁスタンピードなんかが起きれば……ちょっとわからないかしら?」

 スタンピードとかあるんだこの世界。
 魔物の群れとかダンジョンでしか見たことないな~。

『ほら!やっぱわかんないじゃん。王とか王妃とか尚のこと絶対無理でしょ!』

「んなもん子作りにはげ…」

『皆まで言うな!つーか奥さんの前で言うな!!』

「実際皆待ち焦がれてるからそれが1番ね!励みま…」

『僕が悪かった!許してほしい!!勘弁してくださいッ!!!』

 オイマジカ。
 この夫婦オープンすぎんだろ……

「ってのは冗談で……。いや本気なんだが。ちょっと1つ頼みがあんだけどよ?」

『なんだよ……』

「クロムこんなけ自在に魔法使えんだろ?たぶん大陸股に掛けた呼び鈴とか作れんじゃねぇの?ぜってぇ転移より簡単だろ?費用かかるなら出すが……出せる範囲ならだがよ……」

 えぇ……
 そんなことあるか……

『昨日、作ったとこだ……どこに監視カメラ付いてんだ!?』

「ほらな!?転移使えるのにこれねぇとクロムが困んだろ!絶対あると思ったわ!」

 いや、本当にそうなんだよ。予測か……。
 孤児院になにかあったりしたらと思って。
 あと王都にいる時にハイエルフ皆に緊急で森に呼び出されたりとか……。

 緊急時に自己防衛出来ない人程ぷちクロ電話を使えない。
 僕の加護持ちだけだからさ。

 めっちゃ単純に1cmぷちクロにボタン付けたんだ。
 じゃあ頭押されたって僕がわかるんだよねぇ。
 意思伝達使えなくても僕が触られた認識は僕ができるからさ。

 そしてまともな思考出来ないレベルのサイズでも質感認識のみの最小限思考のみってこともできるんだぁ。
 分裂の能力って自分である程度何とかなるんだよ。
 それをうんたらかんたら試行錯誤してたら……

 分割思考ってスキルを並列思考と別に覚えてしまった。
 好きに頭の中分けて考えられるんだ。

 くっきり能力のセパレート出来るの。
 いらない機能削って脳のキャパ節約できるって感じ。
 それを分裂に付けれちゃう。

 結果。分裂しても酔わなくなった。
 分裂体からの精神干渉消しちゃえるの。
 視界のみを共有する分裂体とか音だけを共有できる分裂体とかね?

 分割思考ぷちクロムは完全なるラジコン。
 そして機能絞れば絞るほどステータス落ちない。

 最終的に頭押されたら僕の頭の中でピンポーンって鳴るぷちクロが出来た。
 あ、嘘。ぷちクロがピンポーンってしゃべるよ。
 ベルクロかなぁ……。

 ま、そんな感じ……。
 出来るよね。並列思考より楽だもん。
 思考を全部分裂にうつす必要なかったって話だ。

「クロムが気楽に生活できる手伝いだと思えばいいんだよ。な?」

「そうよ!私ものびのびさせてもらうわ?貴族のお遊戯に付き合うのもそろそろ限界なのよね~。私は宿屋の娘なんですけどね~」

「新鮮な海の幸に心が躍りますねぇ?王都ではいただけませんので」

「私も久しぶりにトレーニングしちゃおうかしら?うふふ♪」

「私も趣味に没頭しますかな!こちらで商いをするのはとても楽しそうです」

 僕の引きこもり生活に獣人国の重鎮総出で付き合うなよなぁ……。
 はぁ……。

『……あい。ベルクロあげる……。もういい!住めばいいさ!獣人国の重鎮共がみんなこっち来て僕知らんよ!?責任持たんからね!!』

「おう!その辺はちゃんと管理してるさ。んじゃ、早速観光しよーぜ!案内してくれ!あっはっは」
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