最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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232話 - ツンデレ

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 タイムラグ無しで繋がったぞ……
 絶対スタンバってたよね?

『とりあえず!ソフィア様の部下として色々言いたいことがあるんですけど!ソフィア社はブラックなんですか!?あんなのあんまりでしょ!どうやって進むんですかッ!』

≪あれが1番効率良かったんだもの……≫

『なにが!?今までもあり得なかったけど、過去1ありえないよ!?』

 入った瞬間片っ端から消されるとかあんまりだぞ!
 抵抗のテの字もなかったよ!
 何だあの攻撃!!

≪ちゃんと理由があるんだもの……≫

『理由がなかったらやってられませんよ!ちゃんと聞くんで教えてください!』

≪たまにリスポン時にうまく地形の陰に入ってやられない疑似生命体がいるの……≫

 あそこって他にも魔物居たんだ。
 じゃあやっぱリスキル喰らってんじゃん。
 他魔力反応ゼロだったよ……

≪何年も放置するとどんどん溜まっていくの。どんどん回収効率落ちていくのよ……。それで、やられなかった疑似生命体の魔素を回収する為にどうすればいいかアテナと考えたの≫

『はぁ……まぁ、言わんとしてることは分かりますけど……』

≪じゃあやっぱり疑似生命体に倒させるしかないと思わない!?≫

『う、うん……』

≪普通の魔物ベースじゃ無理なのよ!で、色々試した結果!物理無効ならあの環境でも動じないの!肉体はないんだもの!≫

『そ、ソウデスネ……』

 ……ちょっと開き直り出したの?

≪じゃあ必然的にゴースト系になるじゃない!そう思うでしょ!?≫

『ソウ、オモウカモシレナイデスネ…………』

≪それでね!?ゴースト系の中で即死魔法を使えるレベルの魔物がファンとm≫

『即死だとッ!?』

 そろそろやってくるかもしれないとは思ったぁ……
 冗談でチラッと考えただけじゃん……。

 前回の石化の時に即死魔法使われたのかなって思ったんだよね。
 次の階層最悪あり得るなと思ってたんだよ……。

 フラグじゃんか……

『要するに、あのファントムってただの掃除機役って感じなの……?』

≪そう!掃除機なの!すごい効率叩き出すんだから!≫

『僕はその中進まないとダメなんですけど!?』

 ただのロボット掃除機じゃんかッ!
 〇ンバじゃんかッ!
 そんな敵アリかよ……

 処理だけに超特化したやつって事だよねッ!?
 僕そんな奴相手にしないとダメなのか!?
 エグすぎるよ……

≪……ご、ごめんね?≫

『ソフィア様が回収システム作ってるのは何回も聞いたけどさ!?毎回毎回、対僕へのキル性能高すぎない!?既に6回〇られたッ!!』

≪まさか100階層まで行こうとする子が出てくるなんて思わなかったんだもの!それに前階層まで人が立ち入らないように充分気を付けたのよ!?91~99階層までは全力で魔力回収効率を上げることしか考えてないわよッ!!≫

『…………』

≪ごめんね?悪気はないのよ……≫

『知ってますよ……。星の為なんですもんね……』

 でも即死魔法ってさすがにねぇ……。
 ファンタジー魔法の極みじゃん……。

 ソフィア様も頑張ってるのは知っている!
 それとこれとは別だっ!

『でも理解したのと進めるかは別です!だがしかし無理です!』

≪そりゃそうよ……わかってるわよ……≫

『じゃあ神力払うんで直接ダンジョンのアクセス権くれませんか!?』

≪最深部に行かないと下界からのアクセスはできないのよ……≫

 くっ……。

『せめて一旦魔物止めてくれません!?あいつ無限沸きは無理ですよ!』

≪もう気付いた時から疑似生命体構築システムは止めてるの……。だから今もどんどん星のエネルギーは減って行ってるんですけどね……。でも、今後クロム君が担当してくれるんですもの。それくらいするわよ。ただ、今いる子は消えないのよね……≫

 そんなバカな……。
 あぁ、ってことは他の疑似生命体はリスキルされてるんじゃなくて今は居ないのか……
 でもロボット掃除機は乗り越えていかなければいけないことが確定した……。

『あと、せめて星は変えられません?魔力感知できないことはないですけどあのエリア感知阻害が凄いっすわ。環境の問題かなぁ。魔力探るの結構難儀するんですけど……』

≪一旦フロアの疑似生命体をデリートしないと変更はできない。ロックがかかってるわ≫

『神界からデリートできないの?』

≪疑似生命体とは言え私が直接下界に攻撃なんかしちゃダメなのよ……≫

 まぁそれはそうか……
 そもそもそれができるなら疑似生命体同士に戦わせるようなシステム構築してないか……。
 手出しできないから色々困ってるんだもんな。
 とは言ってもキツすぎるもん……。

≪私が干渉できることに限度があるから、私より融通が利くクロム君にアクセス権をあげる話をしたのよ……。その点は凄く大きいの……≫

 今、神界からは補助できる状態じゃないとは言ってたしな……
 じゃあせめて何とかヒント貰わないと。
 情報の類は大丈夫って言ってたしな。

『じゃあ、即死魔法って神聖魔法とか光魔法でなんとかなります?さすがに情報皆無で何度も試せるレベルじゃないっすね……。入った瞬間消されるし1ミス即デスはちょっと……』

≪いえ、即死攻撃になる程の負のエネルギーは神聖魔法でもはね返せないわ。抵抗値が上がるくらい。確実性はないわね≫

『ん?負のエネルギー?初めて聞きましたよ?』

≪簡単に言えば君が神力って言ってるものと逆に作用するエネルギーがあるの。要するに負のエネルギーよ。正のエネルギー、神力の燃えカスみたいなもの。星を運用していると次第に溜まっちゃうのよ……。それを消費する為に負のエネルギーを消費して使う魔法属性が”闇”なの。そして直接命を脅かす程の負のエネルギーが溜まると即死魔法になるってわけよ≫

 分かりやすく言えば怨念みたいなもんか!?
 ……なにそれ怖っ!
 闇属性って負のエネルギーの魔法だったのか……。

≪さっき感知阻害されるって言ってたのも負のエネルギーがエリアに充満しているからよ。正の魔力の阻害が地上にくらべて何倍も激しいのよ……。体内で魔法を構築する系統の魔法は平気だけど、感知みたいに空間に魔力を浸透させるものへの抵抗が凄いのよ……≫

 あぁ……そういう事か……。
 普段なら視力より感知で探る方が早いくらいなのにさ?

 氷エリアって溶岩の中以上の魔力抵抗感じるんだよね……
 エリア内に僕の魔力が広がって行かないの。
 ファントム見つけるのかなり時間かかるんだよ……。

『……それ体に悪くないの?大丈夫なの?毒より怖いんだけどさ……』

≪それは大丈夫よ!空気中の負のエネルギーからの体内への干渉はないわ≫

 はぁ……。
 それならよかったけども……。
 あのエリア、見た目より100倍くらい怖いなぁ。
 ただの絶対零度じゃんってちょっと浮かれてたのになぁ。

≪あと、アンデッドも負のエネルギーの産物なの。負のエネルギーが溜まっているところに死体なんかがあるとアンデッド系の魔物が産まれるのよ≫

 じゃあファントム&即死魔法って負だらけじゃん。

『マイナス×マイナスで正にはならんのですか……』

≪ならないわよ……。皆魔法を使わなくなったじゃない?負のエネルギーの消費も勿論間に合ってないのよ。負のエネルギーが蓄積されると正のエネルギー、要するに神力の素は阻害されるの。さらに、それを地上に放出してしまうとアンデッドだらけになるわ。今その星にはとてつもない負のエネルギーが蓄積されてしまってるの。それも踏まえて、ダンジョン最奥地に負のエネルギーを閉じ込めていたのよ≫

 これも地上の方々の為なのね……。
 くっそ、この星って負債だらけじゃねぇか!

≪更に、アンデッドが地上に出現しないようにダンジョンの最下層で即死魔法を使って吐き出して処理してたのよ?ね!?すごいでしょ!?一石三鳥でしょ!?≫

『ソウデスネ……。でもそれって、ぶっちゃけどうにもならんから地下深くに負債封印したんすよね?んで僕が他人の借金返しに行く感じっすかね?どうすか?合ってますか?』

≪そうとも言うわね……≫

 最終エリアってただの借金返済用の地下帝国だろ!!
 僕がこの地上の人々の負債の返済を一挙に受けてるだけってこと!?
 なんか心がざわざわしてきた……。

『即死魔法の対処が無理ならファントム自体はどうにかなります?神聖魔法の神槍ホーリーランスとか作ったら倒せますか?例えばアンデッドって回復魔法が特攻だったりしません?弱点とかないんすかね?』

≪普通のファントムならそうね。あの子は特別性だから属性魔法は一切効かないわ……≫

『なんで特別性!?』

≪その階層には色んな系統の属性を使う魔物が居るのよ。ファントムを産み出すのにすごくエネルギーを消費するの。万が一ファントム側が他の疑似生命体に倒されてしまったり、その子が何度も生まれてしまうようなことになると効率が逆に落ちてしまうの。……と言う理由と、君の言い方すれば借金の返済。負のエネルギーを沢山使ってるのよ……≫

 ため息しかでねぇ……。
 過去こんなにやる気のなくなる階層はあっただろうか。
 いや、ない。断トツ1位だ。

≪クロム君がエネルギー回収してくれることになるなんて私も計算外なんですもの!もう何も操作しなくてもいいように長期間をみて、環境が絶対に崩れないように延命措置をしてるのよ……≫

『話を纏めると僕は、神様が作った絶対に壊れなくて永遠に吸引力の変わらない掃除機を壊す作業をするってことですよね?』

≪うまい事言うじゃない!その通りよ!あはは、はは、はぁ……≫

『…………』

≪…………≫

 くっ……

 果たしてダンジョンはこんなに夢の無いモノだっただろうか……
 僕の知ってるファンタジーでこんな話聞いたことねぇわッ!
 手の打ちどころがないよ……

『えっと……、無属性ダメージならどう?』

≪物理ダメージは入らないけれど魔力ダメージは入るわ?バレットみたいに物理干渉でダメージを起こしている魔法はあまりダメージは入らないと思うの。ただ、魔力を沢山ぶつけて何度か攻撃すれば倒せると思う……多分≫

『多分……』

≪私戦闘専門じゃないんだもの……≫

『まぁとりあえず倒せん事はない、かもしれないと……』

≪その間に即死魔法が使われなければいいんですけど……≫

 無理かなぁ。
 すげぇ早かったもん……。
 ええと、他には……

『暗黒無効を取れば即死魔法効かなくなりますか?』

≪体は抵抗出来るけどそれでも無理ね……。即死には即死無効がいるのよ……≫

 体は抵抗できるってなんだ!?
 即死魔法って体意外にも影響あるってこと!?

 うぅ……
 んがあああああああああああああ

『もう無理だ!沢山案出してみたけど限界だッ!即死無効とかどうやってとるんだッ!!』

≪生命には取れないわっ!魂への攻撃も無効化しないとダメなんですもの!≫

『魂への攻撃ってなんぞ!?全くッ!何してくれとんねんッ!!』

≪だからごめんっていってるじゃないっ!!!≫

『≪はぁ……≫』

 ソフィア様と小競り合いするのやめよ。
 ソフィア様悪くないんだ……。

 どっちかと言うとこの星の人達の負債背負ってんだもん。
 そしてこれが返済効率全力で上げる為だって知ってんだもん……。

『いいっすよ。ただ、1つだけ疑問っす。これでよくダンジョンの管理人任せるっていいましたね?最奥地行かないとダメなんでしょ?さすがに無理だと思うんです?僕への期待値高すぎません?』

≪違うのよ……。私も忘れてたの。正直、君が協力してくれるって聞いて舞い上がってたのよ……。ずっと頭抱えてたんだもの……≫

 …………。

≪それにダンジョンの設定したのなんてどれくらい前の事だか……。私にもここをどうやって突破すればいいのかわからないわ。私クロム君より戦闘苦手なんですもの。というより出来ないんだもの。本当にごめんなさい……≫

『ソフィア様が頼りにならないとかどうとかじゃなくてちなみに』

≪アテナでしょ?ダメよ。というより出来れば最初から私が呼んでくるわよ……。私と君の個人的な契約だもの。アテナから詳細を聞いたりしちゃダメなの≫

『まぁそうっすよね……』

≪えぇ。それにアテナも地上の魔法に詳しいわけではないわ。というより君の場合君の独自アレンジが凄いもの……≫

 それは確かにそうだよね。
 自分で作った魔法の使い方聞いてもね……。

 まぁ、僕もソフィア様の立場ならそうなるかも。
 それに僕なんかのお手伝いで舞い上がってくれてたのか。

『わかった。何とか自分で頑張る!』

≪もういいわ!完全に私が悪いもの!!≫

『いいの!頑張るの!』

≪なんで!?無理しなくていいって言ってるじゃない!≫

『うっせぇ!僕の気分だッ!ほれ!建設的な話!!』

≪……?≫


 ・
 ・
 ・


『…………』

≪…………≫

 とは言ったものの空気が重い。
 どうにもできなくて5分くらい無言が続いている……。

 すっげぇ丈夫な誰にも壊せない機械組み立てたら、後でミスに気付いて壊せなくて詰んだ状況だ……

 しかももうそれ作り直すお金もない、みたいな?
 うぅ……。

 即死魔法に抵抗はできない。
 無属性なら少しずつならダメージが入るかもしれない。
 ただ、即死攻撃受けないで倒しきるのは厳しい……

 それにしても魂への攻撃ってなんだ……?
 体は暗黒無効で抵抗できるってなんだ?
 魂への対処ってなんだよッ!
 体と魂への同時攻撃とかなんじゃそれって感じだよ……。

 万が一何かミスると魂直撃攻撃で即デス。
 怖すぎるだろ……。
 100%進める状況じゃないとここから先に進むのは不可能よ……。

 せめて即あの世行じゃなかったらなぁ……
 ちょっとずつ回復して進むとかできるんだけど……



 ……ん?



『ねぇ?』

≪必死に考えてくれてありがたいんだけれどもういいわよ?そこまでの階層でもかなりエネルギー回収になってるわよ。クロム君が生きているうちくらいならこのままでも全然……≫

『いや、そうじゃなくてさ?僕って”不死”じゃなかったっけ?』

≪……そうね?≫

 え、なんで悩んでたんだ?
 僕、死ななくね?
 ってか死ねなくてずっとこの世界に来て悩んでたんだけど?

 あ、そうだ。分裂体!
 ぷちクロがやられたから僕死ぬって思ったんだよ!
 ……なんで?

『なんで分裂体死んじゃったの?』

≪分裂体には魂は入ってないもの。即死魔法は体と魂の活動を止める魔法なの。体の魔力循環を強制的に止めて魂の活動を負のエネルギーで停止させるの。どちらの活動も止まると所謂、”死”なのよ。こちらへ死んだ魂が送られてきてしまうの。ただ魂だけやられても抜け殻のようになってしまって体の活動は止まりますけどね。分裂体は魂が入ってないから体が活動を止めちゃった時点でやられたんだわ?≫

 なんか難しい仕組みだな。
 魂と肉体の強制停止って感じかな?

 分裂体には魂がない。
 体がやられた瞬間に死んじゃったと……。

『でも、体だけなら抵抗できるんですよね?』

≪肉体へのダメージは暗黒属性無効レベルなら効かないかしら?≫

 ……。

『何回も聞いて申し訳ないっすけど、僕って魂は不滅なんですよね?』

≪ええ、そうよ?不死は魂が不滅なの……。あら?≫

『……本体に魂攻撃は意味なくね?』

 不死って言い換えれば魂攻撃無効じゃん!?
 僕、ひょっとして生まれつき即死魔法抗体持ってた!?

≪意味……、ないわね?≫

 おいー!!
 何だったんだこの時間はッ!!
 い、いや、落ち着け。

 ぷちクロはやられちゃったんだ。
 聞かなければずっとやられ続けてたんだ。
 ソフィア様に聞いたのは間違っていないはずだ。

 いや……

『あのさ、さすがに教えてよ……』

≪……わ、私だって忘れてたのよッ!君みたいな例外のこと全部頭で覚えてられないわよ!!私完全無欠じゃないのよ!?全知全能じゃないって言ってるじゃないッ!!≫

 ……。

 いや、まぁそれは常々言ってるしいいんだけどさ……?
 なんか色々ちょっと怪しくなってきたよな?
 根本的なところ聞き直すか。

『魂攻撃も暗黒属性であることには変わりないんですよね?魂直撃する程に超凝縮されてるってことよね?』

≪そうよ!地上の生物が絶対跳ね返せるものじゃないわ!これは絶対だもん!ただの下界の属性魔法で即死魔法を跳ね返すなんて無理よ!私は君を心配してるのよ!?私の計算ミスなの!もう無理しなくていいのよ!エネルギー循環活動は他の事考えるわッ!!≫

 ただの下界の属性魔法……。
 それ、具体的にどれくらい?

『ちなみに僕の魔法のトレースは出来るっしょ?即死魔法って具体的に暗黒属性レベルいくつくらいの魔法ですか?換算できる?鑑定ステータスを上限取っ払って教えて欲しいの』

≪できるわよ!ちょうど暗黒属性レベル100相当の負のエネルギーを込めれば即死魔法クラスになるわっ!下界の神聖魔法なんかでそんな力跳ね返せるものじゃ……≫

 ほう……。
 上位魔法レベル100のエネルギーを込めて打てば即死魔法相当か。
 すげぇ魔法だな……。

 でも……

『僕、神聖魔法レベル96だよ?もうちょいで封殺できる?』

 ちなみに光属性レベル189なんだよねぇ。
 神聖魔法も光魔法も全く使ってないからあんまり目立つことないんだけど。

 クリーンが断トツで一番使ってるんだもん。
 1番お気に入りだし。

 実は僕、水属性と同じくらいそれらのレベル高いんだ。
 それなのに光も神聖も使い所ないからなんやねんってなってるんだけどさ。

 そういえば属性魔法(全)とか持ってなかったら、僕って本来回復性能が1番高いのかな?

 光と神聖めっちゃ上がりやすいんだよ。
 逆に闇が上がらないってなんかそんな気がするなぁ。
 ひょっとして僕の適性って水じゃないのか?

 基本でオンラインゲームはヒーラーばっかりやってたもん。
 サポーターが好きなんだよ僕は。
 関係ないかなぁ~? 

≪じゃあ跳ね返せるわよッ!なによ!心配したのよ!?ずっと見てたのにッ!心配し損じゃない!!≫

 いや、そんなこと言われても……

 あ。

『ねぇ、もう1度聞くけど、属性無効だよね?』

≪そうよ!属性魔法は絶対に効かないんだからねッ!≫

『僕のクリーンって創造魔法なんだけどさ?創造魔法ってちょっとこの世の理ぶっちぎるよね?神聖と光と回復魔法ベースの創造魔法だよ?それについてどう思う?』

≪クリティカルヒットするわ、よ……≫

 …………。

『ねぇ?実はソフィア様ってちょっとポンコツ属性持ってるの?』

≪……違いますッ!もうっ!だから私戦闘苦手っていってるじゃないの!もう君みたいな規格外相手にするの嫌だわッ!≫

 プツッ……

 え、通信切られた……
 なんか変な事いったっけ……

≪でも、……ありがと!すっごく気を付けるのよッ!絶対死なないでよねッ!君は私の使徒なんだからねっ!!≫

 プツッ……



『ツンデレ属性だったの……?』




 ・
 ・
 ・


『ってわけなの。ちょっとソフィア様と小競り合いしてきた』

「すごいのぉ~」
「すごいですね~」

 みんな呆れた顔してる……。
 そりゃそうだよ。

『ダンジョン無謀すぎるよね!?呆れるよな!』

「どちらかと言うと神様と小競り合いするクロムさんにですかね~」

『ソフィア様は友達で良いって言ってたよ?』

「そうですか~」

 ソフィア様と話すの楽なんだよなぁ。
 相性の問題かなぁ。

『クラムはいけないかな~。ちぇ~』
「……不死がないと怖い。パパしか無理」

『どうやらそのファントムってやつは階層に1体しかいないんだって。作るのにすんげぇ魔素消費するらしい。だから絶対やられないようにしてるんだって。とりあえずリスポンは止めてくれたから僕が全部倒して戻ってくるよ』

「神が絶対やられないように作った魔物をお主は倒すんじゃのぉ」

『偶然じゃない?』

「そんな偶然あるかのぉ……」

 初めて不死が役に立った気がするなぁ。
 あ、ワカメの時も役に立ったか。

 とりあえず絶対攻略できないって訳じゃなさそうだ。
 でも1%の憂いも無くしていきたいなぁ。

 魂への攻撃とかもう意味わからんしさ?
 跳ね返せるかもって言ってもやっぱ怖いよ。

 不安は完全にゼロにしていきたいな。
 即死って字面怖すぎるんだよ……。

 後、ちょっとだけ思うところもある。
 暗黒属性を覚えてそれを全力放出して魔法かき乱すとかどうだろ?
 即死も結局魔法でしょ?

 魔力同士は干渉し合う。
 僕より魔力コントロールできずに僕から魔力奪えなかったら僕の勝ちだ。
 魔力の脳筋プレイだね。

 魔力かき乱す練習はぷちクロ同士でしてたんだよ。
 でも闇属性の成長が間に合わなかったんだよねぇ。
 僕闇系統苦手なんだよなぁ……。

 暗黒レベル100だとさすがに力押しで負ける確率あるし。
 その分MP注ぎまくるって手もあるけど……
 確実性で言えば、同属性でかき乱すのはナシかなぁ。
 相反する属性や反応しやすい属性でも影響あるから神聖属性か光属性ぐるぐるしてみよっかなぁ?
 火と水とか火と風とかね?

≪じゃあ私なんで怒られたの!?すごい対策練ってるじゃないのッ!≫

 あれ?心読まれた。

 魔法の封殺は確実じゃないの!
 僕100%安全じゃないと怖いっていってるでしょ!?

 かき乱すのって結構時間かかるんだよ!?
 しっかり敵補足して敵の周りかき乱しまくらないとダメなの!

 そもそもソフィア様と話す前まで失敗したら即死だって思ってたもん!
 抵抗力足りなくて万が一魔法唱えられちゃったら死ぬでしょ!
 そんなデッドオアアライブできないよ!

≪そうかもしれないけれど!……妙に納得できないわっ!≫

 ってか僕、この前話したときに、ぷちクロ同士でお互いに魔法の潰し合いしてるって話そうとしたよ!?

 属性レベルとMPは全力で魔法ぶっ放すのが一番効率良いの!
 ぷちクロ同士で魔力のぶつけ合いするのが知能上昇の効率は一番いいんだもん!

 ソフィア様僕のトレーニングメニュー聞くの途中でいいって言ったじゃん!
 僕のせいじゃないしッ!

≪それは、そうだったわね……くっ≫

 あ、じゃあちょうどいいや。
 ソフィア様との相談後に考えたんだけどさ?
 最悪ぷちクロ軍団を向かわせて臨死体験しまくったら即死無効覚えられるの?

≪は!?≫

 臨死体験しまくる特訓ってなんだよって感じだけど。
 でも僕出来ちゃうしなぁ。

 ねぇ、どう思う?
 生命体には覚えられないって事は死ねないからでしょ?
 僕臨死なら幾らでもできるけど臨死体験しまくったら即死無効覚えられるの?

≪あなた何言ってるか分かってるの!?死の苦痛を何度も味わうって言ってるのよ!?≫

 そんなもんあったっけ?
 6回死んだよ?

≪即死魔法は現世では感じることのできない程の痛みや苦痛、恐怖が伴うわよッ!負のエネルギーの塊なのよ!?それを直接ぶつけられてるのよッ!?分裂体に思考割り振ってるんでしょ!?あなた頭おかしいんじゃないのッ!?≫

 あったっけ……。

 あッ!

 そういや、僕痛覚無効入れちゃってたかも?
 最近覚えたんだ~。
 痛覚は防げるんだね~。

≪…………≫

 それに恐怖っていわれても、別に家族の事忘れる怖さに比べたら何とも……?

≪……それが可能だとしてもノーコメントよっ!私が君に何度も〇ねって言ってるようなもんじゃないっ!≫

 ちぇー。まぁやってみるか。
 1か月はまたトレーニングかなぁ……

≪またトレーニングするの!?≫

 するでしょ!?
 不安がなくなるまでってずっと言ってるじゃん!

 はぁ、まだまだ弱いなぁ僕……。
 どれだけ強くなっても足りないもんだなぁ……。
 命の危機なんか1ミリも感じたくないんだもん。

 えっと……
 暗黒属性をレベル10にして無効取るでしょ?
 とりあえず神聖属性レベル100目指すでしょ?
 光属性と水属性をキリよく200にしとこう。
 もちろん封殺の練習もしないとね!

 クリーンを攻撃に使う練習もしようかな?
 クリーンって弾丸に出来ないかな?

 即死無効も取れたらいいなぁ~
 これスライムのうちにしかできないな。

 取れたらもちろん付与できるかどうか実験してみないとね。
 即死対策アクセサリーは絶対必要でしょ!

 あと……

≪もう、君を生命体として考えるのはやめるわ……≫

 失礼な!
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第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

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