食の雑学

床間信生

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32-何か勝負事を挑まれたならマジカルバナナで勝負をつけよう!相手を破滅させる一言は分かりますよね?という話です

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少し前までは…

と言うか「今も現役で?」美味しい食用豚と言うとイベリコ豚なんかが、何かと話題にはなっていますが、最近ではマンガリッツァ豚という名前の豚もチラホラと話題に上がっているのですがご存じですか?

マンガリッツァ豚というのは1833年にハンガリーで品種改良によって産み出された豚のことなんですが、見た目は毛むくじゃらで日本人の感覚で言うと一瞬、豚であることを疑ってしまいそうな外見をしています。

こんなに毛むくじゃらなのは羊か手入れを忘れてしまったオッサンの腕の毛ぐらいなものでございます。

だってねぇ…

例えばマジカルバナナをやっていて

「豚と言ったら毛むくじゃら!」

なんて言葉を発したらですよ…

周囲からどんだけ非難を浴びる分かったものじゃないですよ!

でもこれからは…

「嘘だと思ったらマンガリッツァ豚の写真を検索してみろ!」

の一言でもしかしたら押しきれるかもしれません。w

と言うほどにとにかく予想外な豚のマンガリッツァ豚が何で今、日本で話題になりそうなのかと言うと…

別にマジカルバナナが流行っているからではありません。w

(シツコイ…)

通常の豚に比べて

・霜降の割合が多い(豚は通常体脂肪率15%前後)
・肉質自体が赤みがかって若干牛肉より

ということで食感や味の感覚が他の外国産の豚に比べて日本人好みらしいということです。

牛肉に関しては世界で最も拘る民族なんてことも言われ出している日本人ですからね、そう考えると確かに魅力的な豚としてあげられます!

それだけに…

「皆の衆。時は来た!おもてをあげぇーい!」

なんてことを都市の真ん中で言ってみたいものですが…

ただこの豚は一時期はハンガリー国内に1000万頭と言われながらも、1991年には絶滅間近と言われた豚でして、現在は頭数を回復したとは言われるますが2004年に国宝に指定され貴重に育てられている豚になります。

一説によると日本で昔、食肉禁止令が出たのは「豚や牛などの肉が美味しすぎて食べ過ぎると頭数を減らす可能性もあるから」なんて説を唱える人もいるくらいです。

なのでもしかしたら、それと似たようなことがハンガリーでも起きたのかもしれませんね。

美味しいものを一度食べたら止まらない!

その気持ちは分かります。

そしてだからこそ言える!

ヤツは本物であると!

そんな感じで現在ではハンガリー国内で約5万頭ほどまで回復させながら食用も少しずつ行っているらしいです。

ちなみに日本では2016年にハンガリーから純血種を購入して、そのご無事に繁殖と飼育も順調にいっているようで2018年に十勝ロイヤルマンガリッツァ豚の名で出荷されています。

今はまだ超貴重豚ということで流通も一部ですが…

ブランド牛をあれだけ世界に轟かせている日本人ですからね。

もしかすると数年後にはスーパーなんかで普通にこの豚が並んでいるということも考えられるわけですね。

今日の一言!!
「何か勝負事を挑まれたならマジカルバナナで勝負をつけよう!相手を破滅させる一言は分かりますよね?という話」です。

周囲が認めてくれなかったらご免なさい。w
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