食の雑学

47-お願いだから、セロリのピクルスだけはスジをできるだけ取り除いてちょうだいという話

世界各地において様々な食文化というのは存在していますが、その中で共通している食べ物の一つにあるのが漬け物です。

西洋での漬け物というとお酢をメインにしたピクルスのイメージが強いのではないでしょうか。

ハンバーガーなんかに入っているキュウリのピクルスは、その典型的な例だと思います。

最初にピクルスだけを食べてみたときは「何コレ？」と思ってしまいましたが…

ただピクルスと言うのは、お酢や塩による自然発酵食品で別に他に特別な定義などがあるわけではありません。

お店や家庭など提供する場所により細かい特徴はあるかもしれませんが、実際にそれがないとピクルスではないということは無いので、そういった意味から考えると日本のらっきょう漬けや紅生姜などもピクルスの仲間ですしインドのアチャールもピクルスにあたります。

とは言っても牛丼に紅生姜は普通のイメージですが、牛丼にピクルスと聞くと

一瞬だけ「はぁ～？」と眉間にシワを寄せ相手の視線を覗き込みたくなるのは私だけではないと思います。

ちなみにですが日本で漬け物文化というものが広まった理由には、冬など季節・時期といったものが関係することにより食べ物が手に入りにくくなるための保存食という側面があるのですが、コレについてもほとんどの国について似たような理由もあるようです。

当然ですが人間は食べないと生きていけませんからね。

鉄や土などからも栄養分を搾取する方法があればいいのですが…

(って多分、フリーエネルギーの法則と一緒であったとしても広まることはないでしょうが)

食べるということは人が生涯続けて行っていかなければなりません。

誰もが本能的に欠かさずに行っていることというのは、地域が変わったからといって根本的なことというのは変化しないものなんですね。

特に最近では季節的な保存というよりも経済観念から、野菜を大量購入してその保存食としてピクルスを作る方が結構いるようです。

最近、私もセロリのピクルスというものを食べる機会がありました。

味ですか？

はい、味は良かったと思います。

美味しかったです！

味はね…

元々、小さい頃は田舎町で育ったお陰で漬け物に対しては、かなり抵抗がない性格なので美味しかったと思います。

ということで今日の一言！！
「お願いだから、セロリのピクルスだけはスジをできるだけ取り除いてちょうだい」という話です。

(食物繊維だからということで、そのままにしておきたい気持ちも分かるのですが、歯と歯の間に詰まってしまい食事の途中から違和感マックスの状態は勘弁してほしいのです！)