食の雑学

63-中身がきんぴらのライスバーガーがあるのであれば、付け合わせに梅干しも選ばせて欲しいという話

世界各地において様々な食文化というのは存在していますが、その中で共通している食べ物の一つにあるのが漬け物です。

西洋での漬け物というとお酢をメインにしたピクルスのイメージが強いのではないでしょうか。

ハンバーガーなんかに入っているキュウリのピクルスは、その典型的な例だと思います。

ただピクルスと言うのはお酢や塩による自然発酵食品で別に、特別な定義などがあるわけではありません。

お店や家庭など提供する場所により細かい特徴はあるかもしれませんが、実際にそれがないとピクルスではないということは無いので、そういった意味から考えると日本のらっきょう漬けや紅生姜などもピクルスの仲間ですし、インドのアチャールもピクルスにあたります。

(お寿司の時に食べるガリもかと考えるとなんだか不思議な感じがします)

ちなみにですが日本で漬け物文化というものが広まった理由に、冬など季節・時期といったものが関係することにより食べ物が手に入りにくくなるために保存食という側面があるのですが、コレについてもほとんどの国について似たような理由もあるようです。

そしてこの保存食なのですが、一体どのくらいの濃度であれば保存できるか知っていますか？

日本で保存食として昔から食べられていた漬け物といえば梅干し。

この梅干しを例にとって考えてみると…

今、日本には100年以上前に漬けられた梅干しというのがあるらしく、どうやら検査の結果として普通に食べられるようです。

そしてその梅干しの濃度と言うと…

どうやら食塩濃度が20%位あると言われています。

食塩濃度が20%と聞いて想像できますか？

想像できるとしたら小学生の頃に習った算数の問題ぐらいなのではないでしょうか。

(私はあの分野、泣くほど嫌いでしたw)

海水で大体、5%前後と言われていますからね。

その4倍強なんてまず間違いなく想像なんて出来ないのではないかと思います。

年とって減塩醤油なんかを気にしている方には絶対に食べさせられない食べ物と言えます。

いくら疲れた時に食べたくなる塩気の物とは言っても…

これはヤりすぎなのではと正直思います。

食べたら最後、あっという間に水ぶくれになってしまうのではないでしょうか。

(大嘘)

ということで今日の一言！！
「中身がきんぴらのライスバーガーがあるのであれば、付け合わせに梅干しも選ばせて欲しい」という話です。

(ちなみに私は某お店でハンバーガーを頼むとき、ピクルスがあまり得意ではないので照り焼きバーガーを頼むようにしています)