食の雑学

床間信生

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61-自作で料理粉末を作る場合、焼き海苔と味付け海苔を間違えるとたまにヘビーな結果になってしまうという話

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毎日の食生活でベータカロチンなどを意識して野菜をとる方は多いと思います。


元々、人の体内では生成できない栄養素なだけに、どう頑張っても食べ物としての摂取しか方法がありませんからね。

もしも体を緑に塗って緑黄色野菜の栄養素を補えるのなら、そこかしこに緑の人間が溢れているはずです。

ただ…

そうはいっても人間ですから毎日野菜を機械のように決まった分量食べるなんて芸当はできません。

そもそも機械は食べません。

体調や気分の浮き沈みがあるように日によっては食欲自体がないことも考えられます。

そんな時には最低限の知識としてベータカロチンが、野菜以外にも含まれているというのを知っておくのも良いかもしれません。

というのも、このベータカロチンですが実は海草類にも含まれているのを知っていますか?

少し意外に思う方もいるのかもしれませんが特に海苔には、ほうれん草の8倍ものベータカロチンが含まれていると言います。

なので日によってサラダなどこんなに食べられないと思う時でも、ご飯に振り掛けるきざみ海苔の量なんかで調整がきくかもしれません。

最近ではYouTubeの動画などで健康的なフリカケを自作する人も時々見ます。

私は過去に何度か試してみたことがあるのですが、私って単純な性格だからなのでしょうか気に入ったら、そればかりという癖があるもので

大量に振り掛け作ったら気がつくとご飯・フリカケ・味噌汁みたいな食生活が何食か続いてしまい、別な意味で危険信号を感じたので今は試していません。

最近は味がしない程度に混ぜる感じの料理粉末としての活用が主になります。

(味噌汁や煮物の時にスプーン1杯的な感じの利用です)

それにこれからの時期によっては暑くなってきて食欲が減ることも考えられます。

夕食が素麺だけウドンだけでと思う日もあるかもしれませんが、せめてネギと海苔位は一緒に食べるのが良いのかもしれません。

ちなみに海草サラダなどを積極的に食べようとも一時期思って試してみたのですが、海草というのは通常の緑黄色野菜よりもずっと味が染みにくい食べ物です。

なのでドレッシングなどを使いすぎる傾向なることが分かりました。

ということで今日の一言!!
「自作で料理粉末を作る場合、焼き海苔と味付け海苔を間違えるとたまにヘビーな結果になってしまう」という話です。

フードプロセッサーで材料混ぜて粉砕した後だと、もう修正がきかないんですよ…。

まとめて1kg作った後に気づいたときは、思わず誰もいないのを念入りに確認して両手を大きく広げて大きな声で

「時よ戻れ!!」

なんてことを本気で叫びたくなってしまったのはここだけの秘密です。

味付海苔って意外とベタつくものがあるんですよね…
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