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はじめの一歩
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俺と会話が出来るようになったのが余程嬉しかったのか、少女は何度も何度も俺に嬉しそうに話しかけてくる。
確かに今までどの位の期間があったのか詳しくは分からないが、それなりに長い間独りぼっちでいたとすると気持ちも分かるのだが…
正直、いつまでも彼女のペースに合わせるワケにもいかない。
と言うか元々、彼女とコミニュケーションをとるという目的も彼女の為、呼び名を決めるという目的があるのだ。
なので、ここは多少強引にではあるが彼女との会話をヤメて名前を決めることにした。
名前に至っては彼女の希望を聞きたかったのだが、何せ言葉を覚えて間もない少女だけに恐らくは何も分からないのだろう。
希望を何度聞いても不思議そうな顔を俺の方に浮かべるだけだ。
かと言って、ガイアス様の方は少女とコミニュケーションがとれるワケではないということで彼女の名前は俺が決めることになった。
そこで俺は、彼女がダンジョンという存在ということで
俺の中でダンジョンと言って想像できるものとして思い浮かんだのが迷宮や迷路を表す言葉、ラビリンスである。
そこから俺の中で女の子らしい名前として「リン」という名前を提案したところ、彼女は喜んでくれた。
なんだか安直な平凡なイメージがしないでもないが、とりあえず彼女は喜んででいる。
なので彼女の名前はリンで全く問題はない。
という事で少女の名前も無事決まり、次に当面の間お世話になるであろう山小屋の方へと彼女と一緒に移動してきた。
山小屋は部屋は全部で4部屋ほど、正面にリビングのような大きめの1部屋と奥に小さめの2部屋が付いていてそれぞれにベッドなんかが付いている。
そして居間のサイドにトイレと大きめのシャワールームなどが付いていて、恐らく料理なんかもここでするのかなという感じの部屋だ。
俺は今、リビングにある椅子に腰をかけ、ガイアス様からここに来る前に教えて貰った事を思い出しながら色々と試していた。
先ずは心の中でメニューと念じると自分にしか見えない枠組みとステータスやアイテムなど色々と描かれている、ゲームなんかでもよく見る画面が出現する。
結構、気になる項目は多い。
右上なんかには使用可能魔力10なんて表示されている。
多分、これから魔力を使い色々とやっていくのだろうという想像ができるのだが、具体的に今の段階ではハッキリしないので後回しにしようと思う。
先ずは何事も自分自身をシッカリ見つめ直すのが先決だと思うので、メニューの中から自分に関係ありそうな項目はというと…
『メニュー』恐らくはこれだろう。
恐る恐る自分の指を近づけると案の定、メニューは反応を見せた。
タカヒロ・イダ(26 ☆1)
種族 人
レベル1
体力 4
魔力 0
力 3
俊敏 6
器用 2
適性 内政E 戦闘E+ 生産E
スキル 言語(パッシブ)
これが今の自分自身という事か?
パッと見た感じ数字が低すぎて、弱そうな気がするのだが比較対象がいないので判断に困ってしまう。
スキルの言語は先ほど獲得した物で今、リンとやり取りしていると言うことで実感出来る。
パッシブと表示されているのは、恐らく意識しないでも効果があると言うことなのだと思う。
そこまでは何となく理解できるのだが…
内政やら戦闘やらはどう言うことなのだろうか、そう言えばガイアス様は先ほど強くなるとか色々と言っていた気がする。
ゲームの理解で大丈夫とか…
でもゲームの理解だとモンスターとかと戦うと言う事になってしまう。
どれほど危ない可能性があるのか、イマイチ実感できない。
それにさっきの画面で右上に使用可能魔力10とありながら、ステータス上に表示されている俺の魔力は0となっている。
正直、何がなんだかサッパリという感じしかしなかった。
「誰か教えてくれる人はいないのかなぁ」なんて思って周囲を見渡すのだが、今俺の近くにはニコニコ笑顔で俺を見てくるリンしかいない。
「んー…、聞いても分からないよなぁ~」
自然とそんな言葉が漏れてしまった。
すると彼女、急に立ち上がり俺の隣に椅子を持ってきて座ったかと思うと、俺のメニューを操作しだす。
「えっ?リン、お前、見えてるの?」
リンは笑顔でうなづく。
確かガイアス様は、俺のメニューは俺しか見えないと言っていたはずなのだが…
正直、少し彼に対して不信感が高まったなどと考えていると、彼女は先程の使用可能魔力10というのを指差してきた。
「リンリンリン~」
彼女は指差しながら声を掛けてくる。
どうやらメニュートップに表示されている使用可能魔力と言うのは、俺ではなくリンの魔力のようで、これから彼女の魔力という不思議な力を使って俺は何かをするのだろうか。
試しにそのような内容を彼女に訪ねてみたところ、肯定の返事が来た。
「なるほどな。ありがとう、リン。偉いぞう。」
と言いながら頭を撫でてやると、何とも嬉しそうな表情を彼女は見せる。
全てが手探りの状態の中、なんとかリンからのヒントにより一歩進むことができた。
当然、最初の小さな一歩に過ぎず、やらなければいけないことはまだ多くある。
と言うか意味が少し分かっただけで何もやっていない。
だが、目の前の一歩を実感することができて俺も安心したのだろう。
気分が楽になった俺はとりあえず小腹が空いてきたので、アイテムに何か無いかと探し始めた。
ガイアス様がいきなり準備なく異世界行きだと何も出来ないだろうから、あっちの世界で俺が使っていた物やお金などをこっちの世界でも使えるようにしてくれると言っていたからだ。
なので軽くご飯でも食べてから、仕切りなおすことにしようと思う。
確かに今までどの位の期間があったのか詳しくは分からないが、それなりに長い間独りぼっちでいたとすると気持ちも分かるのだが…
正直、いつまでも彼女のペースに合わせるワケにもいかない。
と言うか元々、彼女とコミニュケーションをとるという目的も彼女の為、呼び名を決めるという目的があるのだ。
なので、ここは多少強引にではあるが彼女との会話をヤメて名前を決めることにした。
名前に至っては彼女の希望を聞きたかったのだが、何せ言葉を覚えて間もない少女だけに恐らくは何も分からないのだろう。
希望を何度聞いても不思議そうな顔を俺の方に浮かべるだけだ。
かと言って、ガイアス様の方は少女とコミニュケーションがとれるワケではないということで彼女の名前は俺が決めることになった。
そこで俺は、彼女がダンジョンという存在ということで
俺の中でダンジョンと言って想像できるものとして思い浮かんだのが迷宮や迷路を表す言葉、ラビリンスである。
そこから俺の中で女の子らしい名前として「リン」という名前を提案したところ、彼女は喜んでくれた。
なんだか安直な平凡なイメージがしないでもないが、とりあえず彼女は喜んででいる。
なので彼女の名前はリンで全く問題はない。
という事で少女の名前も無事決まり、次に当面の間お世話になるであろう山小屋の方へと彼女と一緒に移動してきた。
山小屋は部屋は全部で4部屋ほど、正面にリビングのような大きめの1部屋と奥に小さめの2部屋が付いていてそれぞれにベッドなんかが付いている。
そして居間のサイドにトイレと大きめのシャワールームなどが付いていて、恐らく料理なんかもここでするのかなという感じの部屋だ。
俺は今、リビングにある椅子に腰をかけ、ガイアス様からここに来る前に教えて貰った事を思い出しながら色々と試していた。
先ずは心の中でメニューと念じると自分にしか見えない枠組みとステータスやアイテムなど色々と描かれている、ゲームなんかでもよく見る画面が出現する。
結構、気になる項目は多い。
右上なんかには使用可能魔力10なんて表示されている。
多分、これから魔力を使い色々とやっていくのだろうという想像ができるのだが、具体的に今の段階ではハッキリしないので後回しにしようと思う。
先ずは何事も自分自身をシッカリ見つめ直すのが先決だと思うので、メニューの中から自分に関係ありそうな項目はというと…
『メニュー』恐らくはこれだろう。
恐る恐る自分の指を近づけると案の定、メニューは反応を見せた。
タカヒロ・イダ(26 ☆1)
種族 人
レベル1
体力 4
魔力 0
力 3
俊敏 6
器用 2
適性 内政E 戦闘E+ 生産E
スキル 言語(パッシブ)
これが今の自分自身という事か?
パッと見た感じ数字が低すぎて、弱そうな気がするのだが比較対象がいないので判断に困ってしまう。
スキルの言語は先ほど獲得した物で今、リンとやり取りしていると言うことで実感出来る。
パッシブと表示されているのは、恐らく意識しないでも効果があると言うことなのだと思う。
そこまでは何となく理解できるのだが…
内政やら戦闘やらはどう言うことなのだろうか、そう言えばガイアス様は先ほど強くなるとか色々と言っていた気がする。
ゲームの理解で大丈夫とか…
でもゲームの理解だとモンスターとかと戦うと言う事になってしまう。
どれほど危ない可能性があるのか、イマイチ実感できない。
それにさっきの画面で右上に使用可能魔力10とありながら、ステータス上に表示されている俺の魔力は0となっている。
正直、何がなんだかサッパリという感じしかしなかった。
「誰か教えてくれる人はいないのかなぁ」なんて思って周囲を見渡すのだが、今俺の近くにはニコニコ笑顔で俺を見てくるリンしかいない。
「んー…、聞いても分からないよなぁ~」
自然とそんな言葉が漏れてしまった。
すると彼女、急に立ち上がり俺の隣に椅子を持ってきて座ったかと思うと、俺のメニューを操作しだす。
「えっ?リン、お前、見えてるの?」
リンは笑顔でうなづく。
確かガイアス様は、俺のメニューは俺しか見えないと言っていたはずなのだが…
正直、少し彼に対して不信感が高まったなどと考えていると、彼女は先程の使用可能魔力10というのを指差してきた。
「リンリンリン~」
彼女は指差しながら声を掛けてくる。
どうやらメニュートップに表示されている使用可能魔力と言うのは、俺ではなくリンの魔力のようで、これから彼女の魔力という不思議な力を使って俺は何かをするのだろうか。
試しにそのような内容を彼女に訪ねてみたところ、肯定の返事が来た。
「なるほどな。ありがとう、リン。偉いぞう。」
と言いながら頭を撫でてやると、何とも嬉しそうな表情を彼女は見せる。
全てが手探りの状態の中、なんとかリンからのヒントにより一歩進むことができた。
当然、最初の小さな一歩に過ぎず、やらなければいけないことはまだ多くある。
と言うか意味が少し分かっただけで何もやっていない。
だが、目の前の一歩を実感することができて俺も安心したのだろう。
気分が楽になった俺はとりあえず小腹が空いてきたので、アイテムに何か無いかと探し始めた。
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