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コロン
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俺とリンの支配下としてカロリーの次に創造されたモンスターのコロポックル。
その能力を聞いてみると結構な能力だった。
先ず一つ目の土壌操作。
これは単純に土を調べて操作する能力らしいのだが、結構色々と使い道があるらしい。
例えば、自分の目の前に壁を作ったりすることもできるし、周囲の土の状況を調べることもできるようで、今回のサブダンジョンの件を話したところ、下が土であれば落とし穴の状況をその場で調べるということも出来るようなので、まさに今回の目的にうってつけの能力と言えるのだろう。
続いて不思議な壺の方は、簡単に言うとアイテム収納空間のことらしい。
スキル能力により作り出した壺を普段はこことは別な空間にしまっていて、それを自分の好きなタイミングで壺を出すことができる能力である。
壺の欠点は容量が彼女のレベルアップに関係していることと、液体などを入れる際は直接入れるのではなく容器に保存した状態で入れる必要があることなんだとか。『お酒は大人になってから』とかあったので、もしかすると今後、動きがある能力なのかもしれない。
今の段階ではまだ未知数な部分があるとはいえ、それでも、かなり魅力的なスキルに感じる。
彼女の初期ステータスが俺やカロリーが☆2になったときよりも低いのは、どうやら今の彼女が俗にノーネームと呼ばれる通常モンスターになるかららしい。
ノーネームというのは簡単に言うと名前を登録していないモンスターのことで、これの対になるのがカロリーのように名前を登録されているネームドと呼ばれるモンスターたちだ。
このネームドというのを行うことで、ステータスがアップするのはもちろんだが、それ以外にも人化という能力を身に付けたり、☆をアップさせたりすることもできる。
なので出来ることであれば行った方が良いらしいのだが、色々と制限というのも存在するらしい。
現段階で確認できるネームドの制限というのは三つ。
・同種族モンスター内にて存在しても良いネームドモンスターは最大で1。
→どうやらネームドにする機能自体は同種族複数のモンスターにおいても使用が可能らしい。ただしその際には 創造神にお伺いをたてるか、その他のものを進化させるなどを行う必要があるんだとか。じゃないと最悪の場合、不定期に粛清されることもあるらしい。
・ネームドをするには制限レベルが存在する。
→基本的にモンスターをネームドにするかどうかは、主の好きに選べるらしいのだが、ネームドの特権の中に☆の上昇というのがあるので、モンスターをある程度まで育成していくとモンスターをネームドにして☆を上昇するのか、ノーネームのままにするのかを選ぶ必要があるらしい。話を聞く限りでは☆1のモンスターの場合、レベル20がその分岐のレベルなのではないかと思うのだが、ハッキリとは分からないので、落ち着いたら一度検証してみようと思っている。
・ネームドをするのに必要な魔力はコロニー作成と同じ。☆1のネームドなら2000、☆2のネームドなら20000が必要。
以上が現段階で分かっている制限だ。
現状況では先ほど原因不明だがお知らせを見て増加した魔力と合わせ合計で21000ほどがメニューから確認できる。
今回の場合、コロポックルにはこれからサブダンジョンと呼ばれる場所まで同行してもらう。
そのサブダンジョンには、それなりの数のゴブリンが生息している。
となるとダンジョンでは戦闘の可能性が大きくなり、彼女の方が巻き込まれる可能性というのも考慮しなければいけない。
今の彼女のステータスを確認した場合、複数のゴブリンを相手にするとステータスに不安があるため、俺たちは話し合った結果、今の魔力をコロポックルに使用することにした。
「じゃー、コロポックルの名前は今後、コロンということで良いかな?」
「はい。構いません」
「まんず、ありがてぇべ」
カロリーも同意をしリンも頷く。
コロポックルの方も名前を貰えることに嬉しそうにしているので、早速だがそのまま始めることにした。
名前の由来はコロポックルなのでコロン。
ちょっと安易な気もしたが、なんとなくかわいい感じもするのでこれでいいのかと思っている。
決してリンが俺のアイテム欄を見た際に、とあるお菓子を見て騒いだからこの名前になったのではない。
俺が付けたのだ!
『コロポックルをネームドにしますか?』
『はい』を選択し、そのままレベルアップも続けて行った。
コロン(--☆2)
種族 大地に根付く民族
レベル 1 →1 →10
体力 17 →35 →89
魔力 15 →30 →75
力 15 →30 →75
俊敏 15 →30 →75
器用 20 →40 →95
適性 内政D 戦闘D 生産C+
スキル 土壌操作
…趣味は植物を育てること。特に彼女が育てたフキのトウは絶品。
不思議な壺
…容量をよく守りご使用下さい。お酒は大人になってからよ。
最初は『大丈夫か?』と思ってしまったが、これならゴブリンたち相手でも普通に立ち向かえるのではないか。
そう思って残りの魔力を再び確認してみると12しか残っていなかった。
その能力を聞いてみると結構な能力だった。
先ず一つ目の土壌操作。
これは単純に土を調べて操作する能力らしいのだが、結構色々と使い道があるらしい。
例えば、自分の目の前に壁を作ったりすることもできるし、周囲の土の状況を調べることもできるようで、今回のサブダンジョンの件を話したところ、下が土であれば落とし穴の状況をその場で調べるということも出来るようなので、まさに今回の目的にうってつけの能力と言えるのだろう。
続いて不思議な壺の方は、簡単に言うとアイテム収納空間のことらしい。
スキル能力により作り出した壺を普段はこことは別な空間にしまっていて、それを自分の好きなタイミングで壺を出すことができる能力である。
壺の欠点は容量が彼女のレベルアップに関係していることと、液体などを入れる際は直接入れるのではなく容器に保存した状態で入れる必要があることなんだとか。『お酒は大人になってから』とかあったので、もしかすると今後、動きがある能力なのかもしれない。
今の段階ではまだ未知数な部分があるとはいえ、それでも、かなり魅力的なスキルに感じる。
彼女の初期ステータスが俺やカロリーが☆2になったときよりも低いのは、どうやら今の彼女が俗にノーネームと呼ばれる通常モンスターになるかららしい。
ノーネームというのは簡単に言うと名前を登録していないモンスターのことで、これの対になるのがカロリーのように名前を登録されているネームドと呼ばれるモンスターたちだ。
このネームドというのを行うことで、ステータスがアップするのはもちろんだが、それ以外にも人化という能力を身に付けたり、☆をアップさせたりすることもできる。
なので出来ることであれば行った方が良いらしいのだが、色々と制限というのも存在するらしい。
現段階で確認できるネームドの制限というのは三つ。
・同種族モンスター内にて存在しても良いネームドモンスターは最大で1。
→どうやらネームドにする機能自体は同種族複数のモンスターにおいても使用が可能らしい。ただしその際には 創造神にお伺いをたてるか、その他のものを進化させるなどを行う必要があるんだとか。じゃないと最悪の場合、不定期に粛清されることもあるらしい。
・ネームドをするには制限レベルが存在する。
→基本的にモンスターをネームドにするかどうかは、主の好きに選べるらしいのだが、ネームドの特権の中に☆の上昇というのがあるので、モンスターをある程度まで育成していくとモンスターをネームドにして☆を上昇するのか、ノーネームのままにするのかを選ぶ必要があるらしい。話を聞く限りでは☆1のモンスターの場合、レベル20がその分岐のレベルなのではないかと思うのだが、ハッキリとは分からないので、落ち着いたら一度検証してみようと思っている。
・ネームドをするのに必要な魔力はコロニー作成と同じ。☆1のネームドなら2000、☆2のネームドなら20000が必要。
以上が現段階で分かっている制限だ。
現状況では先ほど原因不明だがお知らせを見て増加した魔力と合わせ合計で21000ほどがメニューから確認できる。
今回の場合、コロポックルにはこれからサブダンジョンと呼ばれる場所まで同行してもらう。
そのサブダンジョンには、それなりの数のゴブリンが生息している。
となるとダンジョンでは戦闘の可能性が大きくなり、彼女の方が巻き込まれる可能性というのも考慮しなければいけない。
今の彼女のステータスを確認した場合、複数のゴブリンを相手にするとステータスに不安があるため、俺たちは話し合った結果、今の魔力をコロポックルに使用することにした。
「じゃー、コロポックルの名前は今後、コロンということで良いかな?」
「はい。構いません」
「まんず、ありがてぇべ」
カロリーも同意をしリンも頷く。
コロポックルの方も名前を貰えることに嬉しそうにしているので、早速だがそのまま始めることにした。
名前の由来はコロポックルなのでコロン。
ちょっと安易な気もしたが、なんとなくかわいい感じもするのでこれでいいのかと思っている。
決してリンが俺のアイテム欄を見た際に、とあるお菓子を見て騒いだからこの名前になったのではない。
俺が付けたのだ!
『コロポックルをネームドにしますか?』
『はい』を選択し、そのままレベルアップも続けて行った。
コロン(--☆2)
種族 大地に根付く民族
レベル 1 →1 →10
体力 17 →35 →89
魔力 15 →30 →75
力 15 →30 →75
俊敏 15 →30 →75
器用 20 →40 →95
適性 内政D 戦闘D 生産C+
スキル 土壌操作
…趣味は植物を育てること。特に彼女が育てたフキのトウは絶品。
不思議な壺
…容量をよく守りご使用下さい。お酒は大人になってからよ。
最初は『大丈夫か?』と思ってしまったが、これならゴブリンたち相手でも普通に立ち向かえるのではないか。
そう思って残りの魔力を再び確認してみると12しか残っていなかった。
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