98 / 286
第七章、真実
#96 大いなる空間の外
しおりを挟む
人々は真実を見ようとしない。
異世界、神、超能力、未確認生物、宇宙人。
証拠がない、非科学的だ、などと理由をつけて現実から目を背けている。
そしてその真実を信じる人間を蔑み、後ろ指をさして笑う。
目を背けても何も得なんてないのに。
「マスター。」
ゼロが何枚かの紙の束を出す。
「ありがとう。」
「それにしても急に天之川魔術研究会のことが知りたいなんて何かあったのですか?まさかダークマスターの影響で?」
「そんな感じだ。」
俺はゼロに調べてもらった資料を見る。
「名前からしてリーダーは天之川って奴なんだな。」
「はい、何しろ研究会の創設者ですから。」
俺はペラペラと紙をめくる。
「メンバー全員が『神の領域』に踏み込んだ人物ってのはなんだ?」
「この世界を統治する世界神のことは知ってますね。その世界神ですら予期せぬ状態に陥った人物のことをそう言ってるのです。マスターもそのうちの一人ですよ。」
「え、そうなの?」
「神の領域に踏み込むということは神を超越するということ。魔術や技術は全て世界神によって作られたものなのです。それを零から新しく作るというのは明らかに領域を超えているでしょう。ちなみに天之川魔術研究会のメンバー全員それぞれ自分にしか扱えない新しい魔術を一つ身につけているそうです。」
「えぇ、それ普通にチートじゃね?」
「そうでもないですよ、例えば空気をいい香りに変えたり物に弾力を付与する魔術などの戦闘に不向きな魔術を持っている人が半数らしいですから。戦闘向き魔術を開発したのは天之川と4人の幹部だけらしいですし。」
「案外しょぼかったな。」
俺はまたページをめくる。
「最終目的、『宇宙への到達』…………宇宙!?」
俺は目を丸くした。
宇宙といえば元の世界で伝説上にしか存在しないと言われていた空間。
そこには空気がなく、何もない空間がただただ広がるだけの場所と言われていた。
だけどそんなの空想上の場所じゃないのか?
「この世界にも宇宙ってあるんだな。」
「ご存じなのですか?この大いなる空間の外は神王すらも統治できないほど広い『宇宙』という場所があり、そこにはまだ発見されていない魔獣が生物がいるそうです。まぁ伝説上での話ですけどね。」
「そんな伝説上にしかない場所を求めてんのかあいつらは……。」
異世界、神、超能力、未確認生物、宇宙人。
証拠がない、非科学的だ、などと理由をつけて現実から目を背けている。
そしてその真実を信じる人間を蔑み、後ろ指をさして笑う。
目を背けても何も得なんてないのに。
「マスター。」
ゼロが何枚かの紙の束を出す。
「ありがとう。」
「それにしても急に天之川魔術研究会のことが知りたいなんて何かあったのですか?まさかダークマスターの影響で?」
「そんな感じだ。」
俺はゼロに調べてもらった資料を見る。
「名前からしてリーダーは天之川って奴なんだな。」
「はい、何しろ研究会の創設者ですから。」
俺はペラペラと紙をめくる。
「メンバー全員が『神の領域』に踏み込んだ人物ってのはなんだ?」
「この世界を統治する世界神のことは知ってますね。その世界神ですら予期せぬ状態に陥った人物のことをそう言ってるのです。マスターもそのうちの一人ですよ。」
「え、そうなの?」
「神の領域に踏み込むということは神を超越するということ。魔術や技術は全て世界神によって作られたものなのです。それを零から新しく作るというのは明らかに領域を超えているでしょう。ちなみに天之川魔術研究会のメンバー全員それぞれ自分にしか扱えない新しい魔術を一つ身につけているそうです。」
「えぇ、それ普通にチートじゃね?」
「そうでもないですよ、例えば空気をいい香りに変えたり物に弾力を付与する魔術などの戦闘に不向きな魔術を持っている人が半数らしいですから。戦闘向き魔術を開発したのは天之川と4人の幹部だけらしいですし。」
「案外しょぼかったな。」
俺はまたページをめくる。
「最終目的、『宇宙への到達』…………宇宙!?」
俺は目を丸くした。
宇宙といえば元の世界で伝説上にしか存在しないと言われていた空間。
そこには空気がなく、何もない空間がただただ広がるだけの場所と言われていた。
だけどそんなの空想上の場所じゃないのか?
「この世界にも宇宙ってあるんだな。」
「ご存じなのですか?この大いなる空間の外は神王すらも統治できないほど広い『宇宙』という場所があり、そこにはまだ発見されていない魔獣が生物がいるそうです。まぁ伝説上での話ですけどね。」
「そんな伝説上にしかない場所を求めてんのかあいつらは……。」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章をゆっくり更新中です。書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる