213 / 286
第四章、全人類最強の女(男)
D-23 人類最強の気功武術
しおりを挟む
「気功術使ってないじゃん。」
「それは手加減してるのとまだ準備運動の最中だからよ。そんなに気功術が見たいなら準備運動が終わるまで耐えれれば見せてあげる!!!!」
疾風が巻き起こり、砂埃が舞う。
「聖夜あぶない!!」
天之川が氷結魔術で俺の足元を凍らして滑らせる。
それと同時にギロチンのようなラリアットが目の前を通り過ぎた。
ぶぉぉん!!!!!
空を切る音が耳をつんざく。
「え、えぇ………。」
「まだまだいくわよぉぉぉぉ!!!!!」
まるで怒り狂ったゴリラのように腕をブンブンと回す。
「ネイさん、これって武器使っていいの?」
「構わないわよぉぉ!!私にぃぃぃ、勝てるのならぁぁぁぁ、なんでもいいわよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ブォンブォンと太い腕が上下左右から飛んでくる。
「天之川!!」
「了解!!『時よ止まれ!!!!』。」
サクサクサクサク!!!!
「んぅぅぅぅぅ!!痛いじゃない。」
鋭利なナイフがネイさんの腹に突き刺さる。
だがその強靭すぎる筋肉に弾き返された。
ちなみにアレイスターは攻撃手段が一切ないので見学している。
「さぁ水色ベイビー、『気』を感じ取りなさい!!」
「ぐぉはぁぁぁ!!!」
ネイさんの思いボディブローが天之川に炸裂する。
この人スパルタすぎる!!
「こ、これが気か……。」
「いやお前の手にあるのは『気』じゃなくて『血』だぞ。」
天之川はガクガクと震えながら自分の血で濡れた手を見る。
「そろそろ体が温まってきたわね。いいわ、気功術を見せてあげる。」
そういうとネイさんは腰に巻いていた帯をぎゅっと結び直した。
そしてゆっくりと、静かに憲法の構えのようなポーズを取った。
「コォォォォォォォォォォォォォ。」
ネイさんの重く静かな呼吸音があたりに響き渡る。
するとネイさんの近くの小石がカタカタと振動し始めた。
「これが気か……。」
隣の天之川は何かをかんじとっているようだが俺にはさっぱりわからない。
「気を纏った体はあらゆる攻撃を軽減する。」
ザッと足を後ろに引く。
「行くわよ!!!!」
ブォン!!!!!!!!
さっきのラリアットのような音とともにネイさんは地を蹴り俺の目の前まで一瞬で詰めてきた。
「気を纏った拳はあらゆる防御を貫通する。」
ボッ!!!!
異様な音とともに俺は腹に一発くらう。
明らかに吹き飛ぶ強さだが吹き飛ばずにその場に踏みとどまった。
常人ならこの一撃で四肢爆散していただろう。
ネイさんは構わずさらに二発三発と間髪入れず叩き込む。
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッ!!!!!!!!!!!!
気づいた時には俺はパタリと地面に突っ伏していた。
「それは手加減してるのとまだ準備運動の最中だからよ。そんなに気功術が見たいなら準備運動が終わるまで耐えれれば見せてあげる!!!!」
疾風が巻き起こり、砂埃が舞う。
「聖夜あぶない!!」
天之川が氷結魔術で俺の足元を凍らして滑らせる。
それと同時にギロチンのようなラリアットが目の前を通り過ぎた。
ぶぉぉん!!!!!
空を切る音が耳をつんざく。
「え、えぇ………。」
「まだまだいくわよぉぉぉぉ!!!!!」
まるで怒り狂ったゴリラのように腕をブンブンと回す。
「ネイさん、これって武器使っていいの?」
「構わないわよぉぉ!!私にぃぃぃ、勝てるのならぁぁぁぁ、なんでもいいわよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ブォンブォンと太い腕が上下左右から飛んでくる。
「天之川!!」
「了解!!『時よ止まれ!!!!』。」
サクサクサクサク!!!!
「んぅぅぅぅぅ!!痛いじゃない。」
鋭利なナイフがネイさんの腹に突き刺さる。
だがその強靭すぎる筋肉に弾き返された。
ちなみにアレイスターは攻撃手段が一切ないので見学している。
「さぁ水色ベイビー、『気』を感じ取りなさい!!」
「ぐぉはぁぁぁ!!!」
ネイさんの思いボディブローが天之川に炸裂する。
この人スパルタすぎる!!
「こ、これが気か……。」
「いやお前の手にあるのは『気』じゃなくて『血』だぞ。」
天之川はガクガクと震えながら自分の血で濡れた手を見る。
「そろそろ体が温まってきたわね。いいわ、気功術を見せてあげる。」
そういうとネイさんは腰に巻いていた帯をぎゅっと結び直した。
そしてゆっくりと、静かに憲法の構えのようなポーズを取った。
「コォォォォォォォォォォォォォ。」
ネイさんの重く静かな呼吸音があたりに響き渡る。
するとネイさんの近くの小石がカタカタと振動し始めた。
「これが気か……。」
隣の天之川は何かをかんじとっているようだが俺にはさっぱりわからない。
「気を纏った体はあらゆる攻撃を軽減する。」
ザッと足を後ろに引く。
「行くわよ!!!!」
ブォン!!!!!!!!
さっきのラリアットのような音とともにネイさんは地を蹴り俺の目の前まで一瞬で詰めてきた。
「気を纏った拳はあらゆる防御を貫通する。」
ボッ!!!!
異様な音とともに俺は腹に一発くらう。
明らかに吹き飛ぶ強さだが吹き飛ばずにその場に踏みとどまった。
常人ならこの一撃で四肢爆散していただろう。
ネイさんは構わずさらに二発三発と間髪入れず叩き込む。
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッ!!!!!!!!!!!!
気づいた時には俺はパタリと地面に突っ伏していた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる