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第二章商業ギルドにて
11.鍛冶してみた。その二。
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「次のステップは、自分が作ったやかんをもとの銅板に戻してくれ。」
「なっ!わ、わかりました!」
「物分りが良いやつは私は好きだぞ。」
俺は自分の渾身の出来のやかんを銅板に戻したくなかったが、男の根性を見せて泣きながらも、もとの銅板に戻そうとしたが、体が言うことを聞かずになかなか銅板に戻せない。
「うわぁん、俺の…俺のやかん!もう少し我慢してくれすぐに楽にしてやるからな!うぅ」
「口ばかり動かすんじゃなくて手を動かせ!」
「イエスッ!マムッ!イエスッ!」
がんばってがんばってやっとの思いで銅板に戻してあげた。やはり愛情込めて作ったものは、銅板に戻してあげると悲しくなるぜぇ。だが次はもっと出来のいいやかんにしてあげるからな。
「銅板に戻したか?」
「はい!戻しました。」
「どうだ?戻したか感想は。」
「えっと、なんていうか、凄く辛かったです。けど次はもっといい出来のやかんを作ってあげたいと思いました。」
「そうかぁ。私も昔は師匠にこれをやれって言われたからねぇ。伝統は継いでいくものよ。」
「はい!ありがとうございます。俺も、もっといい出来のやかんを作れるように頑張りたいと思います!」
「おお!いい威勢だ。その調子で頑張っていけよ。くれぐれも調子には乗るな。あっそうだ!ちょっと待ってろ……よしあった!お前にこの本を貸してやろう。これは、鍛冶の基本中の基本の本だ。これを読んで鍛冶の勉強してくれ。今日はこれで私のレッスンは終わりだ。」
「わかりました!ありがとうございます。大切に読ませてもらいます!お疲れ様でした!」
宿に帰ってから基本中の基本の本を何度も繰り返し読んでみた。この本なかなか面白くて、学校の教科書とか授業とかも、これくらいの内容にしたら面白くていいと思った。
本の、内容は基礎打ちの仕方から、鍋などの作り方シリーズまであった。勿論、〇〇の作り方シリーズには、やかんの作り方もあったからめっちゃ嬉しくてやかんのところを何回も読み直してほとんど内容を覚えてしまった。次はやかんを完璧にして、ボル先輩に褒めらるように頑張ろう。………やばっ、昇格試験忘れてた!ど、どうしよう。ボル先輩のところに!
「ボル先輩!」
「な、なんだ!び、びっくりしたぁ。なんだぁあんたかよ。びっくりしたじゃないか。」
「ボル先輩!どうすればいいんですか?」
「何が?まず落ち着け!」
「は、はい。すみません。」
「落ち着いたか?」
「はい。落ち着きました。ごめんなさい。いきなり押しかけるようなことをして。」
「そんなことはどうでもいい。それで、何があった?」
「それが、昇格試験忘れてたんですよ。」
「そんなことか?まぁいいんじゃないか?あれはいつでも受けられるらしいから。ていうかあんた、冒険者だったの?ランクは?」
「そうなんですか?良かったぁ。俺の今のランクは、FランクですがCランクの実力があるらしいので明日昇格試験をするからギルドに来てねって言われました。」
「そうなんだ。あんた、その人にここに行きます!って言わなかったの?」
「言いましたよ。けどなんにも言っていなかったんです。完全に忘れていました。」
「それは、あんたが悪いね。その街戻るのかい?」
「いいえ。止めときます。あそこに行くまで結構時間掛ったんですよ?」
「そうかぁ。けどもう今日は遅いから、もう宿に戻りな。」
「はいそうします。ありがとうございました!」
さっそく宿に帰り本のやかんのところを読み直して時間を過ごした。
「なっ!わ、わかりました!」
「物分りが良いやつは私は好きだぞ。」
俺は自分の渾身の出来のやかんを銅板に戻したくなかったが、男の根性を見せて泣きながらも、もとの銅板に戻そうとしたが、体が言うことを聞かずになかなか銅板に戻せない。
「うわぁん、俺の…俺のやかん!もう少し我慢してくれすぐに楽にしてやるからな!うぅ」
「口ばかり動かすんじゃなくて手を動かせ!」
「イエスッ!マムッ!イエスッ!」
がんばってがんばってやっとの思いで銅板に戻してあげた。やはり愛情込めて作ったものは、銅板に戻してあげると悲しくなるぜぇ。だが次はもっと出来のいいやかんにしてあげるからな。
「銅板に戻したか?」
「はい!戻しました。」
「どうだ?戻したか感想は。」
「えっと、なんていうか、凄く辛かったです。けど次はもっといい出来のやかんを作ってあげたいと思いました。」
「そうかぁ。私も昔は師匠にこれをやれって言われたからねぇ。伝統は継いでいくものよ。」
「はい!ありがとうございます。俺も、もっといい出来のやかんを作れるように頑張りたいと思います!」
「おお!いい威勢だ。その調子で頑張っていけよ。くれぐれも調子には乗るな。あっそうだ!ちょっと待ってろ……よしあった!お前にこの本を貸してやろう。これは、鍛冶の基本中の基本の本だ。これを読んで鍛冶の勉強してくれ。今日はこれで私のレッスンは終わりだ。」
「わかりました!ありがとうございます。大切に読ませてもらいます!お疲れ様でした!」
宿に帰ってから基本中の基本の本を何度も繰り返し読んでみた。この本なかなか面白くて、学校の教科書とか授業とかも、これくらいの内容にしたら面白くていいと思った。
本の、内容は基礎打ちの仕方から、鍋などの作り方シリーズまであった。勿論、〇〇の作り方シリーズには、やかんの作り方もあったからめっちゃ嬉しくてやかんのところを何回も読み直してほとんど内容を覚えてしまった。次はやかんを完璧にして、ボル先輩に褒めらるように頑張ろう。………やばっ、昇格試験忘れてた!ど、どうしよう。ボル先輩のところに!
「ボル先輩!」
「な、なんだ!び、びっくりしたぁ。なんだぁあんたかよ。びっくりしたじゃないか。」
「ボル先輩!どうすればいいんですか?」
「何が?まず落ち着け!」
「は、はい。すみません。」
「落ち着いたか?」
「はい。落ち着きました。ごめんなさい。いきなり押しかけるようなことをして。」
「そんなことはどうでもいい。それで、何があった?」
「それが、昇格試験忘れてたんですよ。」
「そんなことか?まぁいいんじゃないか?あれはいつでも受けられるらしいから。ていうかあんた、冒険者だったの?ランクは?」
「そうなんですか?良かったぁ。俺の今のランクは、FランクですがCランクの実力があるらしいので明日昇格試験をするからギルドに来てねって言われました。」
「そうなんだ。あんた、その人にここに行きます!って言わなかったの?」
「言いましたよ。けどなんにも言っていなかったんです。完全に忘れていました。」
「それは、あんたが悪いね。その街戻るのかい?」
「いいえ。止めときます。あそこに行くまで結構時間掛ったんですよ?」
「そうかぁ。けどもう今日は遅いから、もう宿に戻りな。」
「はいそうします。ありがとうございました!」
さっそく宿に帰り本のやかんのところを読み直して時間を過ごした。
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