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第二章商業ギルドにて
10.鍛冶してみた。
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確かここだったよな?
「あんたまた来たの?一人前になったら売るって言ったじゃない。」
「すみません。炉の値段が知りたくて来ました。教えてくれませんか?」
「いいわ。教えてあげる。炉は安いので15万Mで高いのは、60万Mはするわ。初心者セットでも8万Mはするわ。ボルさんのことだから安いのは、買うなって言われたんでしょう?」
「わかりますか?でも何で安いの買ったら行けないんですか?」
「安いのは、金属は溶けにくいし熱が直ぐに逃げるし逆に炉が溶けることもあるからね。悪いことだらけよ。」
「関係ないですけど、だいぶ口調変わってません?」
「あぁこの口調?日によって私の口調が結構変わるのよ。そんなことより、ボルさんのところ行ってきたら?」
『多分これは、占いで性格が変わる人だな。うん絶対にそうだな。』
「は、はい!行ってきます!いつでも来ていいらしいので」
『この子にも試験を与えたのね。楽しみだわ。うふふ』
✫✬✫✬
「師匠!ただいまやって来ました!」
「だから師匠はやめてくれ!お願いだ!」
「では、なんと呼べば?」
「私のことは、ボルさんみたいな感じで呼んでくれ。私はこの愛称でずっと呼ばれて来たからね。」
「わかりました。ボル先輩!鍛冶を、鍛冶を教えてください!」
「わかった。とことん教えるからついてきなさいよ!」
こうしてボルさんの熱い指導のお陰で、俺の鍛冶師への道がやっと開かれたのだ。鍛冶は、難しいが完成すると達成感がめっちゃ凄かった。またやりたいって思ったな。
「はぁはぁ。疲れましたよボル先輩。ボル先輩は、はぁはぁ、疲れないですか?」
「私は、好きでやってるし楽しいからあんまり疲れないよ。楽しかったら、時間も速く感じるし、疲れもあんまりないよ。それと休んでる暇はないぞ。基礎打ちだ。この銅板をやかんにしてみろ。」
「炉は使わないですか?」
「お前にはまだ早いな。炉は半人前くらいになってからかな。」
「俺は、いま何人前くらいですか?」
「お前は、まだ十分の一人前だな。あはは」
「やめてくださいよ~。基礎打ちしましょう。」
「そうだな。どんどん打ってやかんにしろよ。」
「はい!ボル先輩俺、頑張ります!」
✬✫✬✫
3時間くらい打ちっぱなしでやっと1つのやかんができた。ボル先輩からは、初めてにしてはやるなぁって、褒められたいなぁ。けど自分ではうまくいったと思うけどなぁ。
「やるなぁ。形はみすぼらしいがちゃんとやかんの形になっている。普通初心者は、やかんの形にすらならないだけどなぁ。」
ボル先輩が、ブツブツ言ってる。そんなに凄いのかな?
「ボル先輩!凄いですか?俺の渾身のできなんですけど!」
「こ、これが?ま、まだまだだな。私が初めて打ったときには。もうちょっと出来が良かったぞ。(うまく出来なくて3枚もやり直したとか口が裂けても言えない……)」
「流石ボル先輩!俺にできないことを平然とやってのけるそこに痺れる憧れるぅぅぅう。」
「そんなに褒めるなって。さて次のステップ行くぞ!」
「はい!ボル先輩!」
「あんたまた来たの?一人前になったら売るって言ったじゃない。」
「すみません。炉の値段が知りたくて来ました。教えてくれませんか?」
「いいわ。教えてあげる。炉は安いので15万Mで高いのは、60万Mはするわ。初心者セットでも8万Mはするわ。ボルさんのことだから安いのは、買うなって言われたんでしょう?」
「わかりますか?でも何で安いの買ったら行けないんですか?」
「安いのは、金属は溶けにくいし熱が直ぐに逃げるし逆に炉が溶けることもあるからね。悪いことだらけよ。」
「関係ないですけど、だいぶ口調変わってません?」
「あぁこの口調?日によって私の口調が結構変わるのよ。そんなことより、ボルさんのところ行ってきたら?」
『多分これは、占いで性格が変わる人だな。うん絶対にそうだな。』
「は、はい!行ってきます!いつでも来ていいらしいので」
『この子にも試験を与えたのね。楽しみだわ。うふふ』
✫✬✫✬
「師匠!ただいまやって来ました!」
「だから師匠はやめてくれ!お願いだ!」
「では、なんと呼べば?」
「私のことは、ボルさんみたいな感じで呼んでくれ。私はこの愛称でずっと呼ばれて来たからね。」
「わかりました。ボル先輩!鍛冶を、鍛冶を教えてください!」
「わかった。とことん教えるからついてきなさいよ!」
こうしてボルさんの熱い指導のお陰で、俺の鍛冶師への道がやっと開かれたのだ。鍛冶は、難しいが完成すると達成感がめっちゃ凄かった。またやりたいって思ったな。
「はぁはぁ。疲れましたよボル先輩。ボル先輩は、はぁはぁ、疲れないですか?」
「私は、好きでやってるし楽しいからあんまり疲れないよ。楽しかったら、時間も速く感じるし、疲れもあんまりないよ。それと休んでる暇はないぞ。基礎打ちだ。この銅板をやかんにしてみろ。」
「炉は使わないですか?」
「お前にはまだ早いな。炉は半人前くらいになってからかな。」
「俺は、いま何人前くらいですか?」
「お前は、まだ十分の一人前だな。あはは」
「やめてくださいよ~。基礎打ちしましょう。」
「そうだな。どんどん打ってやかんにしろよ。」
「はい!ボル先輩俺、頑張ります!」
✬✫✬✫
3時間くらい打ちっぱなしでやっと1つのやかんができた。ボル先輩からは、初めてにしてはやるなぁって、褒められたいなぁ。けど自分ではうまくいったと思うけどなぁ。
「やるなぁ。形はみすぼらしいがちゃんとやかんの形になっている。普通初心者は、やかんの形にすらならないだけどなぁ。」
ボル先輩が、ブツブツ言ってる。そんなに凄いのかな?
「ボル先輩!凄いですか?俺の渾身のできなんですけど!」
「こ、これが?ま、まだまだだな。私が初めて打ったときには。もうちょっと出来が良かったぞ。(うまく出来なくて3枚もやり直したとか口が裂けても言えない……)」
「流石ボル先輩!俺にできないことを平然とやってのけるそこに痺れる憧れるぅぅぅう。」
「そんなに褒めるなって。さて次のステップ行くぞ!」
「はい!ボル先輩!」
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