18 / 53
第3章 日々勉強
3
しおりを挟む
さすがに陰核を噛めとは言われなかったが、噛んだりもするのだと聞いて、イヴォンヌは驚いた。
「膣口の内側に位置している輪状の組織が処女膜。マリーベルにはもうないが、通常、腟口を囲むように位置している。処女膜は最初の性交で破れることで出血する場合が多いが、稀に膜が柔軟で破れないこともある。だから、出血しなかったと言って、処女ではないと責めるのは、間違っている」
「そういえば、同じ娼婦でもそんな子がいて、そのせいで恋人に責られたって言っていたわ」
「それは世間一般の常識だから、そう思っても仕方がないが、可哀想なことだ」
「それは男も悪いと思う。俺の客は殆どがもう処女は捨てた人達だが、一方的な性行為を押し付けて、自分だけ満足して終わりという奴が多い。自分たちが最低な性行為しか出来ないのを棚に上げて、相手を責める奴がどんなに多いか」
エイドリアンも男なのに、同じ男性に対して憤慨する。
「だからあんたのような男に、奥様達は大金を払って貢ぐんだろ。満たされない欲求を求めて」
「まあ、そう言うことだな」
「ざっと、外性器と呼ばれるものはこんな感じだ。内性器は流石に見るのは無理だけど、全体で1つの経路を形成している。性交時には精子が放出され、出産時に胎児が体外に出てくる通り道の腟。その奥に子宮がある。精子はこの経路を上っていき、卵子と出会って子が出来る」
「へえ、そんな仕組みなんだ。初めて知った」
「ただ、どこかに異常があれば、子供は出来ない。残念ながら子供が出来ないと、大抵は女性が悪いと考える者が多い」
「男は特に、認めたがらないからな」
それに対し、マリーベルも大いに同意する。
「まあ、知識はこれくらいにして、ほら、イビィ、今度はマリーベルをいかせてみなさい」
「え、わ、私がですか?」
「そうだよ。さっきエイドリアンをいかせたみたいに、マリーベルもいかせられたら、本物だ」
「ふふ、面白そうね。私はエイドリアンみたいに単純じゃないわよ」
「俺が単純だと?」
マリーベルの挑発に、エイドリアンがむっとする。
「だって、素人の女の子に触られただけでいくなんて、童貞でもあるまいし、単純じゃない?」
「面白い。おいイビィ、マリーベルをヒンヒン啼かせて、善がらせてやれ」
「え、そ、そんな…」
エイドリアンにはっばをかけられ、イヴォンヌは困った顔で助けを求めてアネカを振り返った。
実地訓練なのだから、マリーベルに触れるのは構わないが、必ずいかせられるかは自信はない。
「これは勝負じゃなく、真面目な仕事なんだけど」
アネカが腕を組んで、ふうっと溜め息を吐く。
「もし出来たら面白いね。頑張りなさいイビィ。口でやり方は教えるから」
「え、ええええ」
この展開を何とかしてくれると思ったアネカも、面白がって親指を立てて、イヴォンヌを励ます。
「そ、そんなぁ、む、無理です。さっきのはたまたまで…」
「おい、俺の名誉が掛かっているんだ。たまたまなんて言葉で片付けないでほしい」
「まったく、大人げないわねぇ、素直に負けを認めなさい」
「う、うるさい。俺はいかせることはあっても、自分がいくなんてことは滅多にないんだ。ただの性欲の塊じゃなく、矜持を持ってやっている」
「まあまあ、そうムキにならないで、エイドリアンが優秀だってことは、私がよく知っている。でもこういうのは、相性もあるから、エイドリアンとイビィの馬があったか、たまたまか、それとも…まあ、どちらにしろ、イビィの勉強のためには、やる必要があるんだから、さあ、イビィ」
三人の変なやる気に満ちた目に、イヴォンヌは泣きそうになりながら、マリーベルの方に向き直った。
「わかり…ました。でも、出来なくても、がっかりしないでくださいね」
昔から彼女は出来て当たり前と、変な期待を寄せられてきた。その結果、うまく出来ないと落胆され、なぜ出来ないのだと責められた。
もう二度とあんな思いはしたくない。
「わかっている。出来なければ出来なかったでいい。いかせるのは結局、その人の相棒なんだから。まずは本で読んだ通りにやってみなさい」
取り敢えず出来なくても構わないと、言質を取れた。イヴォンヌは、大きく深呼吸して、指を曲げたり伸ばしたりを数回繰り返した。
「えっと、では、よろしくお願いします」
「いつでもどうぞ」
ゴクリと唾を呑んで、イヴォンヌはマリーベルの陰部に手を伸ばした。
「膣口の内側に位置している輪状の組織が処女膜。マリーベルにはもうないが、通常、腟口を囲むように位置している。処女膜は最初の性交で破れることで出血する場合が多いが、稀に膜が柔軟で破れないこともある。だから、出血しなかったと言って、処女ではないと責めるのは、間違っている」
「そういえば、同じ娼婦でもそんな子がいて、そのせいで恋人に責られたって言っていたわ」
「それは世間一般の常識だから、そう思っても仕方がないが、可哀想なことだ」
「それは男も悪いと思う。俺の客は殆どがもう処女は捨てた人達だが、一方的な性行為を押し付けて、自分だけ満足して終わりという奴が多い。自分たちが最低な性行為しか出来ないのを棚に上げて、相手を責める奴がどんなに多いか」
エイドリアンも男なのに、同じ男性に対して憤慨する。
「だからあんたのような男に、奥様達は大金を払って貢ぐんだろ。満たされない欲求を求めて」
「まあ、そう言うことだな」
「ざっと、外性器と呼ばれるものはこんな感じだ。内性器は流石に見るのは無理だけど、全体で1つの経路を形成している。性交時には精子が放出され、出産時に胎児が体外に出てくる通り道の腟。その奥に子宮がある。精子はこの経路を上っていき、卵子と出会って子が出来る」
「へえ、そんな仕組みなんだ。初めて知った」
「ただ、どこかに異常があれば、子供は出来ない。残念ながら子供が出来ないと、大抵は女性が悪いと考える者が多い」
「男は特に、認めたがらないからな」
それに対し、マリーベルも大いに同意する。
「まあ、知識はこれくらいにして、ほら、イビィ、今度はマリーベルをいかせてみなさい」
「え、わ、私がですか?」
「そうだよ。さっきエイドリアンをいかせたみたいに、マリーベルもいかせられたら、本物だ」
「ふふ、面白そうね。私はエイドリアンみたいに単純じゃないわよ」
「俺が単純だと?」
マリーベルの挑発に、エイドリアンがむっとする。
「だって、素人の女の子に触られただけでいくなんて、童貞でもあるまいし、単純じゃない?」
「面白い。おいイビィ、マリーベルをヒンヒン啼かせて、善がらせてやれ」
「え、そ、そんな…」
エイドリアンにはっばをかけられ、イヴォンヌは困った顔で助けを求めてアネカを振り返った。
実地訓練なのだから、マリーベルに触れるのは構わないが、必ずいかせられるかは自信はない。
「これは勝負じゃなく、真面目な仕事なんだけど」
アネカが腕を組んで、ふうっと溜め息を吐く。
「もし出来たら面白いね。頑張りなさいイビィ。口でやり方は教えるから」
「え、ええええ」
この展開を何とかしてくれると思ったアネカも、面白がって親指を立てて、イヴォンヌを励ます。
「そ、そんなぁ、む、無理です。さっきのはたまたまで…」
「おい、俺の名誉が掛かっているんだ。たまたまなんて言葉で片付けないでほしい」
「まったく、大人げないわねぇ、素直に負けを認めなさい」
「う、うるさい。俺はいかせることはあっても、自分がいくなんてことは滅多にないんだ。ただの性欲の塊じゃなく、矜持を持ってやっている」
「まあまあ、そうムキにならないで、エイドリアンが優秀だってことは、私がよく知っている。でもこういうのは、相性もあるから、エイドリアンとイビィの馬があったか、たまたまか、それとも…まあ、どちらにしろ、イビィの勉強のためには、やる必要があるんだから、さあ、イビィ」
三人の変なやる気に満ちた目に、イヴォンヌは泣きそうになりながら、マリーベルの方に向き直った。
「わかり…ました。でも、出来なくても、がっかりしないでくださいね」
昔から彼女は出来て当たり前と、変な期待を寄せられてきた。その結果、うまく出来ないと落胆され、なぜ出来ないのだと責められた。
もう二度とあんな思いはしたくない。
「わかっている。出来なければ出来なかったでいい。いかせるのは結局、その人の相棒なんだから。まずは本で読んだ通りにやってみなさい」
取り敢えず出来なくても構わないと、言質を取れた。イヴォンヌは、大きく深呼吸して、指を曲げたり伸ばしたりを数回繰り返した。
「えっと、では、よろしくお願いします」
「いつでもどうぞ」
ゴクリと唾を呑んで、イヴォンヌはマリーベルの陰部に手を伸ばした。
117
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる