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ep.8
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しんしんと降り積もる雪を視界の隅に収めながら、その夜、俺は自室のベッドの上で〈それ〉と同じ布団を被っていた。
少しずつ心を閉ざし始めた〈それ〉はまるで以前までの達観者風な態度を見せなくなって、何というか、しおらしくなった。
楓はと言うと、あの時は気が付かなかったが、夏に喫茶店で話した時の様子とは既に何か大きく変わってしまったように思う。きっと虐めを受けて壊れてしまった何かが修復される過程で、彼女は、俺が想像していたより遥かに大人になってしまったのだろう。部室で三人で話した日からいくらか経って、少しずつ楓が不登校の間にどんな様子だったのかというのを知った。正直、胸が痛まない訳がなかったが、それでももう、彼女自身はある程度乗り越えた過去なのだと実感して、俺も深く考えないようにした。
そういう、何となくその状態を受け入れて順応していくこと、大した刺激を伴わず、コップの中の氷がゆっくりと融けて水になるような連続的な変化の結果に気付くことが、像を結ぶという感覚に近いのかなとぼんやり考えるようになった。
そう考え始めて暫くして、俺は変化に気が付いてしまう。
俺は自分でも無意識のうちに、目の前の存在を少しずつ、可愛らしい一人の少女として見るようになっていた。
そんな心境の変化に気が付くまでの間に、一度だってそれが自分自身であるといったような実感は湧いたこともなくて、ああ考えていたよりも彼女はまだそこにいるのだと、ぼんやりと安心していた節もあるくらいだった。
そんな安堵とは裏腹に、実際は〈それ〉を気がかりに思うところが強かった。本当の意味で自分を見失ってしまった〈それ〉がしおらしくなったのは、〈それ〉の中で、自分と目の前の男、つまり自分と俺との隔たりを完全に失くしてしまったからに違いない。〈それ〉が目覚めた瞬間からずっと主張してきた「私は自己同一性を持っている、一人の独立した存在だ」という言葉が理の下に否定され、その事実を自ら見てしまった。その絶望は計り知れない。
しかし〈それ〉は確かにそこに生きている。俺と海莉とで創り出してしまったものだとしても、〈それ〉の行く末を決める権利は〈それ〉自身にあっても良いと思った。
さて、決別の時間か。
隣で天井を仰ぐ〈それ〉を抱擁して、直接触れる体温を感じながらそこにその存在を意識する。
「櫻木クン?」
櫻木奏芽という人間の一部として生きたことを誇って個のまま死ぬか、櫻木奏芽という人間の一部として個を失って生き続けるか。
「もういいんだ、自分で選ぶんだよ」
耳元で囁かれた言葉を聞いた〈それ〉の身体は強張って次第に汗が滲み始めた。顔を見ずとも、泣いていることがハッキリと伝わってくる。
胸の苦しさを噛み締めたような声が震えて吐き出された。
「私には自分なんてない。櫻木クンだってそうだ。私達は同体で、そこに違いを生んだのはキミと東雲さんだろう」
無責任な事を言うなと心底悔しそうに零した〈それ〉はとうとう嗚咽を漏らす。しかしこれくらいの情緒の乱れはここ数ヶ月の間よくあったことで、俺は冷静に言葉を重ねるのみだった。
「それならお前は何を望む。 俺はただ、殺したくないんだ、お前のことを」
「――一緒に決めようよ、どうして私だけに選択を押し付けるんだ。私は、君の一部なんだよ。キミはもっと、自分を、大切にするべきだ」
〈それ〉は身を翻し、俺の胸に額を押し付けて泣き叫んだ。
「そうか、そうだな。じゃあ、そうしような」
俺は〈それ〉の髪を優しく撫で指で梳いた。
一見、薄情に見えるがそういうわけじゃない。決して〈それ〉の望みを叶えるために器械的になっているわけではない。
色々、沢山考えて、いくつも自分の中で選択肢を用意してしまったから、〈それ〉の反応もその選択肢の中に納まってしまっていて、特段焦ってものを考えるほどのことが起こっていないだけの話だ。
でも少しだけ、別れを悲しむ心は残されていた。
いざという局面で弱気になってしまう癖は未だ抜けていなくて、少しマシになったくらいのものだった。
ぐっと、彼女の身体を包む腕に力を込める。彼女が俺に触れる温度もまた高くなった。
「怖いな、やっぱり」
「――大丈夫だよ、大丈夫」
「どこにも行かないで」
「――ここにいるよ」
〈それ〉と俺の出した答えは同じものだと何となく分かる。
安心して、眠ってもらおう。
それから一時間くらい、〈それ〉の泣き叫ぶ声が止むことは無かった。悲痛な叫びを胸に抱きながら着々と傷心し、滲んだ涙は次第に頬を伝って静かに枕を濡らした。
泣き声は少しずつ寝息へと変化し、穏やかな呼吸は俺の心も一緒に落ち着かせた。
気が付けば俺は眠っていたようで、目を覚まして細い目で見た窓の外は、鉛みたいに重たい乱層雲も何処かへ消えて、眩しいくらいに輝いていた。
目の周辺が強く擦った後みたいに痛む。声は出ないが心臓に残った痛みはまだ苦しくて、どうしてか今更になって、激しく涙が溢れて止まらなかった。
半年間の記憶が何だか色濃くなったように感じるのはきっと気の所為ではないだろう。〈それ〉が無意識下で融合して、また何か、間違いなく新たに生まれたものがある。
意識か、それかまだ人類が知らない他の何かか。
「おはよう、奏芽くん」
そこに彼女の優しい声は確かにあって、ああ、全部元に戻ったのだとその時やっと理解した。ゆっくりと深呼吸すると、俺は両手の掌で涙を拭って、また一度短く息を吐く。
「おはよう、海莉。おかえり」
もう服を着た彼女はベッドに座って俺を見下ろしていた。
「うん、た、ただいま」
その穏やかな笑顔は間違いなく俺が惚れた少女のもので、右手に持った本も、彼女に相応しい懐かしい表紙だった。
「オイディプス王……どうしてここに?」
鍔の反った浅い帽子を被って椅子に座る髭長の男と、それを見下ろすスフィンクス。その構図はまるで、かつての〈それ〉と俺を描いたもののようだった。
「さ、さぁ分かんない。けど、私の鞄に入ってた」
彼女は部屋の隅に置かれた自分の鞄を指さして不思議そうに言う。
「そうか」
淡白にそう返事をする俺の態度を不満に思ったか、彼女はそもそも自分がここにいる訳も知らないのだと少し怒った。
俺は身体を起こして布団の上に広げられた自分のシャツを着ると、彼女と肩を並べて、今日に至るまでの経緯を淡々と説明した。その途中に一度目を覚ました事を覚えていないかと尋ねてみるが、本人は全く身に覚えが無いという。
「まあいいよ、そう急いで知らなきゃならないことでもないんだ。知りたければゆっくり知ればいい、その都度、ちゃんと話すよ」
過去を知ることは重要だ。歴史を振り返って未来を選択するように、過去の経験が記憶となって意識に働きかける。一つ一つの意識がコンマ数秒先の細かい未来を選択し、そのレールに則って俺達は意志を獲得する。生きるという行為の中心には自分がいて、自分の中心には何が在るか。
俺は、それを見たことがある。それに触れたことがある。全体のうちのほんの一部だけれど、確かにそれはカタチとしてそこにあった。
最初から、自分自身の定義付けは何となく出来ていたに違いない。物心ついた頃から、きっと像を結ぶことにも成功していたのだ。
哲学者であり数学者でもあったデカルトが『方法序説』で著した『我思う、故に我あり』とはよく言ったものだと思う。森羅万象を疑えども、その疑念を産んだ自身の意識の存在は確実にここにある。それがどう発生しているとか、何が関係しているとか、そんなことは自分を定義する上で決して必要な要素では無かった。
「奏芽くん、変わった?」
彼女の冷えた掌が頬に触れる。
「いや、何も変わらないよ」
世界の中心は自分自身であり、その世界で何を感じ、どう生きるのか。一つ一つの選択について、後悔するも納得するもその後の自分の行動次第だ。
いつも通りの町並みも、口角を上げて歩けば明るく見えて、溜息を吐いて歩けば鬱屈して見える。それくらい曖昧な世界を味方につけて、自分の意のままに操る。その術を〈それ〉はきっと知っていた。
楓がいて、海莉がいて、その世界の中心にはいつも俺がいる。さあ、俺はどう生きようか。
目に映る今はまだ妙に暗いけれど、どこかで知っている仄かに温かな香りが、何だか、俺を呼んでいる気がするんだ。
「櫻木クン。大丈夫だよ、大丈夫」
「櫻木クン。ここにいるよ」
そして、そこへ向かえと、一人ではないと、そっと背中を押す声があるんだ。
少しずつ心を閉ざし始めた〈それ〉はまるで以前までの達観者風な態度を見せなくなって、何というか、しおらしくなった。
楓はと言うと、あの時は気が付かなかったが、夏に喫茶店で話した時の様子とは既に何か大きく変わってしまったように思う。きっと虐めを受けて壊れてしまった何かが修復される過程で、彼女は、俺が想像していたより遥かに大人になってしまったのだろう。部室で三人で話した日からいくらか経って、少しずつ楓が不登校の間にどんな様子だったのかというのを知った。正直、胸が痛まない訳がなかったが、それでももう、彼女自身はある程度乗り越えた過去なのだと実感して、俺も深く考えないようにした。
そういう、何となくその状態を受け入れて順応していくこと、大した刺激を伴わず、コップの中の氷がゆっくりと融けて水になるような連続的な変化の結果に気付くことが、像を結ぶという感覚に近いのかなとぼんやり考えるようになった。
そう考え始めて暫くして、俺は変化に気が付いてしまう。
俺は自分でも無意識のうちに、目の前の存在を少しずつ、可愛らしい一人の少女として見るようになっていた。
そんな心境の変化に気が付くまでの間に、一度だってそれが自分自身であるといったような実感は湧いたこともなくて、ああ考えていたよりも彼女はまだそこにいるのだと、ぼんやりと安心していた節もあるくらいだった。
そんな安堵とは裏腹に、実際は〈それ〉を気がかりに思うところが強かった。本当の意味で自分を見失ってしまった〈それ〉がしおらしくなったのは、〈それ〉の中で、自分と目の前の男、つまり自分と俺との隔たりを完全に失くしてしまったからに違いない。〈それ〉が目覚めた瞬間からずっと主張してきた「私は自己同一性を持っている、一人の独立した存在だ」という言葉が理の下に否定され、その事実を自ら見てしまった。その絶望は計り知れない。
しかし〈それ〉は確かにそこに生きている。俺と海莉とで創り出してしまったものだとしても、〈それ〉の行く末を決める権利は〈それ〉自身にあっても良いと思った。
さて、決別の時間か。
隣で天井を仰ぐ〈それ〉を抱擁して、直接触れる体温を感じながらそこにその存在を意識する。
「櫻木クン?」
櫻木奏芽という人間の一部として生きたことを誇って個のまま死ぬか、櫻木奏芽という人間の一部として個を失って生き続けるか。
「もういいんだ、自分で選ぶんだよ」
耳元で囁かれた言葉を聞いた〈それ〉の身体は強張って次第に汗が滲み始めた。顔を見ずとも、泣いていることがハッキリと伝わってくる。
胸の苦しさを噛み締めたような声が震えて吐き出された。
「私には自分なんてない。櫻木クンだってそうだ。私達は同体で、そこに違いを生んだのはキミと東雲さんだろう」
無責任な事を言うなと心底悔しそうに零した〈それ〉はとうとう嗚咽を漏らす。しかしこれくらいの情緒の乱れはここ数ヶ月の間よくあったことで、俺は冷静に言葉を重ねるのみだった。
「それならお前は何を望む。 俺はただ、殺したくないんだ、お前のことを」
「――一緒に決めようよ、どうして私だけに選択を押し付けるんだ。私は、君の一部なんだよ。キミはもっと、自分を、大切にするべきだ」
〈それ〉は身を翻し、俺の胸に額を押し付けて泣き叫んだ。
「そうか、そうだな。じゃあ、そうしような」
俺は〈それ〉の髪を優しく撫で指で梳いた。
一見、薄情に見えるがそういうわけじゃない。決して〈それ〉の望みを叶えるために器械的になっているわけではない。
色々、沢山考えて、いくつも自分の中で選択肢を用意してしまったから、〈それ〉の反応もその選択肢の中に納まってしまっていて、特段焦ってものを考えるほどのことが起こっていないだけの話だ。
でも少しだけ、別れを悲しむ心は残されていた。
いざという局面で弱気になってしまう癖は未だ抜けていなくて、少しマシになったくらいのものだった。
ぐっと、彼女の身体を包む腕に力を込める。彼女が俺に触れる温度もまた高くなった。
「怖いな、やっぱり」
「――大丈夫だよ、大丈夫」
「どこにも行かないで」
「――ここにいるよ」
〈それ〉と俺の出した答えは同じものだと何となく分かる。
安心して、眠ってもらおう。
それから一時間くらい、〈それ〉の泣き叫ぶ声が止むことは無かった。悲痛な叫びを胸に抱きながら着々と傷心し、滲んだ涙は次第に頬を伝って静かに枕を濡らした。
泣き声は少しずつ寝息へと変化し、穏やかな呼吸は俺の心も一緒に落ち着かせた。
気が付けば俺は眠っていたようで、目を覚まして細い目で見た窓の外は、鉛みたいに重たい乱層雲も何処かへ消えて、眩しいくらいに輝いていた。
目の周辺が強く擦った後みたいに痛む。声は出ないが心臓に残った痛みはまだ苦しくて、どうしてか今更になって、激しく涙が溢れて止まらなかった。
半年間の記憶が何だか色濃くなったように感じるのはきっと気の所為ではないだろう。〈それ〉が無意識下で融合して、また何か、間違いなく新たに生まれたものがある。
意識か、それかまだ人類が知らない他の何かか。
「おはよう、奏芽くん」
そこに彼女の優しい声は確かにあって、ああ、全部元に戻ったのだとその時やっと理解した。ゆっくりと深呼吸すると、俺は両手の掌で涙を拭って、また一度短く息を吐く。
「おはよう、海莉。おかえり」
もう服を着た彼女はベッドに座って俺を見下ろしていた。
「うん、た、ただいま」
その穏やかな笑顔は間違いなく俺が惚れた少女のもので、右手に持った本も、彼女に相応しい懐かしい表紙だった。
「オイディプス王……どうしてここに?」
鍔の反った浅い帽子を被って椅子に座る髭長の男と、それを見下ろすスフィンクス。その構図はまるで、かつての〈それ〉と俺を描いたもののようだった。
「さ、さぁ分かんない。けど、私の鞄に入ってた」
彼女は部屋の隅に置かれた自分の鞄を指さして不思議そうに言う。
「そうか」
淡白にそう返事をする俺の態度を不満に思ったか、彼女はそもそも自分がここにいる訳も知らないのだと少し怒った。
俺は身体を起こして布団の上に広げられた自分のシャツを着ると、彼女と肩を並べて、今日に至るまでの経緯を淡々と説明した。その途中に一度目を覚ました事を覚えていないかと尋ねてみるが、本人は全く身に覚えが無いという。
「まあいいよ、そう急いで知らなきゃならないことでもないんだ。知りたければゆっくり知ればいい、その都度、ちゃんと話すよ」
過去を知ることは重要だ。歴史を振り返って未来を選択するように、過去の経験が記憶となって意識に働きかける。一つ一つの意識がコンマ数秒先の細かい未来を選択し、そのレールに則って俺達は意志を獲得する。生きるという行為の中心には自分がいて、自分の中心には何が在るか。
俺は、それを見たことがある。それに触れたことがある。全体のうちのほんの一部だけれど、確かにそれはカタチとしてそこにあった。
最初から、自分自身の定義付けは何となく出来ていたに違いない。物心ついた頃から、きっと像を結ぶことにも成功していたのだ。
哲学者であり数学者でもあったデカルトが『方法序説』で著した『我思う、故に我あり』とはよく言ったものだと思う。森羅万象を疑えども、その疑念を産んだ自身の意識の存在は確実にここにある。それがどう発生しているとか、何が関係しているとか、そんなことは自分を定義する上で決して必要な要素では無かった。
「奏芽くん、変わった?」
彼女の冷えた掌が頬に触れる。
「いや、何も変わらないよ」
世界の中心は自分自身であり、その世界で何を感じ、どう生きるのか。一つ一つの選択について、後悔するも納得するもその後の自分の行動次第だ。
いつも通りの町並みも、口角を上げて歩けば明るく見えて、溜息を吐いて歩けば鬱屈して見える。それくらい曖昧な世界を味方につけて、自分の意のままに操る。その術を〈それ〉はきっと知っていた。
楓がいて、海莉がいて、その世界の中心にはいつも俺がいる。さあ、俺はどう生きようか。
目に映る今はまだ妙に暗いけれど、どこかで知っている仄かに温かな香りが、何だか、俺を呼んでいる気がするんだ。
「櫻木クン。大丈夫だよ、大丈夫」
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