24 / 85
第23話 ほう、いきなりですか。では報告です。
しおりを挟む
宿に戻ると、メルちゃんがいた。まあ、いるのは当たり前なんですが。
「あ、アイスさん、マーブルちゃん、おかえりなさい。」
「ただいま戻りました。」
「スガープラントが届いたと冒険者ギルドから連絡がきたのですが、もう手に入れてきてくれたんですか?」
「ギルドの情報通りの場所にありましたので。」
「何か、いつものスガープラントよりも大きく、質もかなりいいと聞いてますが。」
「どうやら、そうらしいですね。私はスガープラントについては初めてなので質がいいのか悪いのかはわかりませんでしたので、とりあえず、といったところですね。」
「届くのは明日の朝早くらしいので、とても楽しみです。」
「そうですか、期待通りだといいですね。ついでと言っては何ですけど、夕食をいただきたいのですが。」
「あ、わかりました。すぐに持ってきますのでお待ちくださいね。」
そう言うとメルちゃんは足早に奥の部屋に入っていった。それほど待つこと無く夕食を持ってきてくれた。もちろん2食分だ。お礼を言って夕食を受け取り部屋に戻る。今日の夕食はいつも通りパンとスープだった。メニューだけ聞くとワンパターンに思われるかもしれないが、ここの凄いところはパンはともかくスープの味が毎食違うことだった。肉の旨味や、野菜の旨味、スパイスが利いていたりと、同じようなメニューでも飽きが来ない。これはこれで凄いと思う。しかも美味しいのだ。
夕食が終わったので、1階に戻って食器を返して部屋に戻り、後はいつも通り転送魔法でねぐらに戻り風呂と洗濯を済ませる。ねぐらで寝るのもいいけど、ここの宿の寝心地はいいので、寝るときはここで寝る。
突然目が覚めた。周りを見ると宿ではなく白い回廊だった。そういえば、最近まともに鑑定とかしてないし呼び出しかな、と思っているとその通りだった。1人の老人が座ってくつろいでいるのを見つけた。
「おお、来たか。最近鑑定すらしてくれないから退屈しておったぞい。」
「お久しぶりです、と言いたいところですが、そんな理由で呼び出さないでくださいよ。」
「すまんのう、お主はともかく、他の人間をおいそれとは呼び出すわけにもいかなくてのう。」
「まあ、いいです。近いうちに報告しようと思っておりましたので。」
「そうか、それは丁度よかったのう。ところで、ようやく人のいる街に到達できたようじゃのう。」
「はい、本当に長かったですけどね。しかし最初に出会った人は最悪でしたね。定番の盗賊襲撃から助けたと思ったら逆に文句言われましたしねぇ。あとは放っておいたのでその後どうなったかはわかりませんが。」
「まあ、それは運が悪かったとあきらめるしかないのう。」
「そういえば、ゴブリンのムラで襲撃したオークの集団にいたプラチナオークって、あれかなりヤバイやつでしょ? しかも鑑定したら『骨は拾ってやる』とか。めちゃくちゃでしょ。」
「いや、すまなかったのう。とはいえ、あれ、お主がいなかったらやばかったぞい。」
「なぜです? それぞれの国の兵士や凄腕の冒険者でもどうにかなるでしょう?」
「いや、確かに何とかなるかもしれんが、被害がかなりヤバくなるぞい。とはいえ、あそこで迎撃したゴブリン達もたいがいじゃったのう、けが人しかでておらんかったし。」
「彼らは自分たちで鍛えた結果です。」
「まあ、無事だったからその件はよしとしてくれ。ところで、お主、冒険者ギルドに登録して何かの職業を得たじゃろ? 何になったんじゃ?」
「ポーターですね。というか、それ以外選択肢がありませんでしたね、悲しいことに。」
「そ、そうか。やはり魔力0や器用さ5のせいかのう。」
「それ以外無いと思うのですが。どう考えてもハズレ職でしょ? 私以外であれしかなかったら人生詰みますよ。」
「すまん、といいたいところじゃが、安心せい。あれはお主しか該当しないからのう。」
そうか、犠牲者は私だけで済んでいるか。って、なんで職で犠牲者を出さなきゃならんのだ。
「で、職に就くと何かメリットあります?」
「うむ、職に就くと、レベルが上がるとその職に応じたスキルを習得できるぞい。例えば剣士なら剣術スキルを覚えたりする。とはいえ、剣士でなくとも自力で剣術スキルは覚えられるぞい。もちろんそれなりに練習などしなくてはならんがの。また、上級職と呼ばれる職に就くと、覚えられるスキルも多くなるぞい。ただし、その分レベルは上げるための必要経験は多くなるがのう。お主もわかっていると思うが、スキルレベルは使えば使うほど上がっていくぞい。」
「なるほど、職に応じたスキルですか。そうしますと、ポーターの私はどういったスキルが付くので?」
「ポーターのう、お主しかおらんから正直わからんが、内容からじゃと運搬系のスキルが付くのではないかのう? ほれ、何のための鑑定じゃ、試しに確認してみるがよい。」
「本人の目の前で鑑定ですか。まあ、やってみますか。」
-------------------------------------
名前 【 アイス 】 年齢 【 35 】
冒険者ランク 【 E 】
職業 【 ポーター 】 レベル 【 14 】
[スキル] 水術 24、格闘術 極、解体 3、重量軽減、空間収納 1
-------------------------------------
おお、レベルがもう14? 職無しのときだったら恐らく多くても5になっているかどうかだったけど。この点だけみるとレベルが上がりやすくなる分よかったのかも。さて、スキルの方はと、おっ、水術が24まで上がってるな。それと、重量軽減が付いてるぞ。あ、まだ何かある。ん? え? 空間収納? 空間収納だと?これは転生ものではほぼ定番のウルトラチート技能ではないか。まさか、この私にも付いてしまったのか? もちろんありがたく使わせてもらいますがっと、その前にこれらについて鑑定鑑定っと。
-------------------------------------
『重量軽減』・・・読んで字のごとく重量を軽くする技能じゃ。お主が触れているものの重量を自由に減らせるぞい。もちろん減らさないことも可能じゃ。これで重くて扱えないものを扱ったりもできるし上手く工夫するのじゃぞ。
『空間収納』・・・転生ものの定番、いわゆるアイテムボックスじゃ。とはいえレベルが低いとあまり収納はできん。スキルレベルが上がれば収納できる容量が上がるようになっておる。職業レベルが上がればこのスキルのレベルも上がるぞい。ちなみに容量はレベル^2m^3じゃ。あ、言うまでもなく空間収納で入れたアイテムは時間経過は起こらんし、生き物は収納できん。これも定番じゃな。
-------------------------------------
まじか。レベル1だと(1×1)^3=1だから水1トン分か、1トン分の水だけでも凄いが、2に上がると(2×2)^3=64で水64トンだと? レベルが上がってくるともの凄いな。しかもこの職はレベルも上がりやすいから、スキルレベルも上がりやすいかも。とはいえ、このスキルはバレるとやばいな。これは隠しておくとしますか。
「どうかの?」
「レベルが上がりやすくなってますね。あと重量軽減も凄そうですが、空間収納あるんですか?」
「一応あるにはある。お主は忘れてるかもしれんが、マーブルが持っているじゃろ? 闇魔法の応用であくまで簡易的なものじゃが。」
「そういえばそうでした。お金をそれに入れているんだった。忘れてましたね。」
「お主、抜け目が無いように見えて存外抜けておるのう。」
「・・・・・・。」
「まあ、よい。お主も無事じゃったし、久方ぶりに会話もできたしのう。では、今宵はこれまでじゃ。」
「はい、ではこれで。」
いきなり呼び出したかと思ったら、勝手に会話を切り上げやがった。まあ、今回はそれほど話すこともなかったから別にいいか。気がついたときにはいつもの宿の景色だった。マーブルはぐっすり眠っている。起こさないように慎重に床について再び眠った。
次の日になり、いつも通りマーブルに起こしてもらい、水術で顔を洗ってさっぱりしてから1階に降りて朝食を採りに行くと、私達の姿を見つけたメルちゃんが興奮するように話しかけてきた。
「おはようございます、アイスさん、マーブルちゃん。ところで、何ですか? あのスガープラントは? あんなに大きいやつは初めて見たんですけど! しかも10個も!! 一体どうやって運んできたんですか?」
「ああ、おはようございます、メルちゃん。どうやってって、普通に荷台に入れて運んできましたけど?」
「荷台があるからって、あんなに大きな物を10個も普通は運べませんよ。」
「そうは言っても、普通に運んできただけなので。ところで、味などは問題ないですか?」
「あ、そうでした。あんなに大きいのに、もの凄く甘くてお父さんもお母さんも凄く驚いてましたよ。私もかなり驚きましたけど。あんなに味が濃いのは初めてですよ。しかもあんなに大量に。これでしばらくは大丈夫ですね。本当にありがとうございました。依頼した甲斐がありました。」
「そうですか。それほど喜んでくれたのならこちらとしても採ってきた甲斐があります。ところで、スガープラントってどうやって使うのです? もちろん甘みとして使うのでしょうけど。」
「あの植物は、白い部分は搾った液をそのまま水に薄めて飲んだり、甘味料として料理に入れたり、甘い食べ物を作るときに入れたりします。それだけでなく、あの茎や葉は乾燥させて使ったりします。」
「ほう、あの茎や葉も使えるんですね。どういう用途で使うんですか?」
「茎は塩と同じような味になるので、細かくして塩として使います。葉も同じように細かくすると香辛料になるんですよ。塩も香辛料も高くて手がでませんけど、スガープラントのおかげで塩も香辛料も無理して手に入れる必要がないので助かっております。もちろん、塩や香辛料を使った方が味はしっかり出ますので高い店は塩と香辛料を使っていますけどね。」
その後いろいろと聞いて見たが、あの植物チートだな。白い部分だけでもかなり有用だけど、葉と茎も塩と香辛料か。使わない分は植えておけば普通に保存できるみたいだし、渡してない分はねぐらの周りに植えておきますか。ゴブリンのムラにお裾分けしてもいいかな。
「あ、アイスさん、マーブルちゃん、おかえりなさい。」
「ただいま戻りました。」
「スガープラントが届いたと冒険者ギルドから連絡がきたのですが、もう手に入れてきてくれたんですか?」
「ギルドの情報通りの場所にありましたので。」
「何か、いつものスガープラントよりも大きく、質もかなりいいと聞いてますが。」
「どうやら、そうらしいですね。私はスガープラントについては初めてなので質がいいのか悪いのかはわかりませんでしたので、とりあえず、といったところですね。」
「届くのは明日の朝早くらしいので、とても楽しみです。」
「そうですか、期待通りだといいですね。ついでと言っては何ですけど、夕食をいただきたいのですが。」
「あ、わかりました。すぐに持ってきますのでお待ちくださいね。」
そう言うとメルちゃんは足早に奥の部屋に入っていった。それほど待つこと無く夕食を持ってきてくれた。もちろん2食分だ。お礼を言って夕食を受け取り部屋に戻る。今日の夕食はいつも通りパンとスープだった。メニューだけ聞くとワンパターンに思われるかもしれないが、ここの凄いところはパンはともかくスープの味が毎食違うことだった。肉の旨味や、野菜の旨味、スパイスが利いていたりと、同じようなメニューでも飽きが来ない。これはこれで凄いと思う。しかも美味しいのだ。
夕食が終わったので、1階に戻って食器を返して部屋に戻り、後はいつも通り転送魔法でねぐらに戻り風呂と洗濯を済ませる。ねぐらで寝るのもいいけど、ここの宿の寝心地はいいので、寝るときはここで寝る。
突然目が覚めた。周りを見ると宿ではなく白い回廊だった。そういえば、最近まともに鑑定とかしてないし呼び出しかな、と思っているとその通りだった。1人の老人が座ってくつろいでいるのを見つけた。
「おお、来たか。最近鑑定すらしてくれないから退屈しておったぞい。」
「お久しぶりです、と言いたいところですが、そんな理由で呼び出さないでくださいよ。」
「すまんのう、お主はともかく、他の人間をおいそれとは呼び出すわけにもいかなくてのう。」
「まあ、いいです。近いうちに報告しようと思っておりましたので。」
「そうか、それは丁度よかったのう。ところで、ようやく人のいる街に到達できたようじゃのう。」
「はい、本当に長かったですけどね。しかし最初に出会った人は最悪でしたね。定番の盗賊襲撃から助けたと思ったら逆に文句言われましたしねぇ。あとは放っておいたのでその後どうなったかはわかりませんが。」
「まあ、それは運が悪かったとあきらめるしかないのう。」
「そういえば、ゴブリンのムラで襲撃したオークの集団にいたプラチナオークって、あれかなりヤバイやつでしょ? しかも鑑定したら『骨は拾ってやる』とか。めちゃくちゃでしょ。」
「いや、すまなかったのう。とはいえ、あれ、お主がいなかったらやばかったぞい。」
「なぜです? それぞれの国の兵士や凄腕の冒険者でもどうにかなるでしょう?」
「いや、確かに何とかなるかもしれんが、被害がかなりヤバくなるぞい。とはいえ、あそこで迎撃したゴブリン達もたいがいじゃったのう、けが人しかでておらんかったし。」
「彼らは自分たちで鍛えた結果です。」
「まあ、無事だったからその件はよしとしてくれ。ところで、お主、冒険者ギルドに登録して何かの職業を得たじゃろ? 何になったんじゃ?」
「ポーターですね。というか、それ以外選択肢がありませんでしたね、悲しいことに。」
「そ、そうか。やはり魔力0や器用さ5のせいかのう。」
「それ以外無いと思うのですが。どう考えてもハズレ職でしょ? 私以外であれしかなかったら人生詰みますよ。」
「すまん、といいたいところじゃが、安心せい。あれはお主しか該当しないからのう。」
そうか、犠牲者は私だけで済んでいるか。って、なんで職で犠牲者を出さなきゃならんのだ。
「で、職に就くと何かメリットあります?」
「うむ、職に就くと、レベルが上がるとその職に応じたスキルを習得できるぞい。例えば剣士なら剣術スキルを覚えたりする。とはいえ、剣士でなくとも自力で剣術スキルは覚えられるぞい。もちろんそれなりに練習などしなくてはならんがの。また、上級職と呼ばれる職に就くと、覚えられるスキルも多くなるぞい。ただし、その分レベルは上げるための必要経験は多くなるがのう。お主もわかっていると思うが、スキルレベルは使えば使うほど上がっていくぞい。」
「なるほど、職に応じたスキルですか。そうしますと、ポーターの私はどういったスキルが付くので?」
「ポーターのう、お主しかおらんから正直わからんが、内容からじゃと運搬系のスキルが付くのではないかのう? ほれ、何のための鑑定じゃ、試しに確認してみるがよい。」
「本人の目の前で鑑定ですか。まあ、やってみますか。」
-------------------------------------
名前 【 アイス 】 年齢 【 35 】
冒険者ランク 【 E 】
職業 【 ポーター 】 レベル 【 14 】
[スキル] 水術 24、格闘術 極、解体 3、重量軽減、空間収納 1
-------------------------------------
おお、レベルがもう14? 職無しのときだったら恐らく多くても5になっているかどうかだったけど。この点だけみるとレベルが上がりやすくなる分よかったのかも。さて、スキルの方はと、おっ、水術が24まで上がってるな。それと、重量軽減が付いてるぞ。あ、まだ何かある。ん? え? 空間収納? 空間収納だと?これは転生ものではほぼ定番のウルトラチート技能ではないか。まさか、この私にも付いてしまったのか? もちろんありがたく使わせてもらいますがっと、その前にこれらについて鑑定鑑定っと。
-------------------------------------
『重量軽減』・・・読んで字のごとく重量を軽くする技能じゃ。お主が触れているものの重量を自由に減らせるぞい。もちろん減らさないことも可能じゃ。これで重くて扱えないものを扱ったりもできるし上手く工夫するのじゃぞ。
『空間収納』・・・転生ものの定番、いわゆるアイテムボックスじゃ。とはいえレベルが低いとあまり収納はできん。スキルレベルが上がれば収納できる容量が上がるようになっておる。職業レベルが上がればこのスキルのレベルも上がるぞい。ちなみに容量はレベル^2m^3じゃ。あ、言うまでもなく空間収納で入れたアイテムは時間経過は起こらんし、生き物は収納できん。これも定番じゃな。
-------------------------------------
まじか。レベル1だと(1×1)^3=1だから水1トン分か、1トン分の水だけでも凄いが、2に上がると(2×2)^3=64で水64トンだと? レベルが上がってくるともの凄いな。しかもこの職はレベルも上がりやすいから、スキルレベルも上がりやすいかも。とはいえ、このスキルはバレるとやばいな。これは隠しておくとしますか。
「どうかの?」
「レベルが上がりやすくなってますね。あと重量軽減も凄そうですが、空間収納あるんですか?」
「一応あるにはある。お主は忘れてるかもしれんが、マーブルが持っているじゃろ? 闇魔法の応用であくまで簡易的なものじゃが。」
「そういえばそうでした。お金をそれに入れているんだった。忘れてましたね。」
「お主、抜け目が無いように見えて存外抜けておるのう。」
「・・・・・・。」
「まあ、よい。お主も無事じゃったし、久方ぶりに会話もできたしのう。では、今宵はこれまでじゃ。」
「はい、ではこれで。」
いきなり呼び出したかと思ったら、勝手に会話を切り上げやがった。まあ、今回はそれほど話すこともなかったから別にいいか。気がついたときにはいつもの宿の景色だった。マーブルはぐっすり眠っている。起こさないように慎重に床について再び眠った。
次の日になり、いつも通りマーブルに起こしてもらい、水術で顔を洗ってさっぱりしてから1階に降りて朝食を採りに行くと、私達の姿を見つけたメルちゃんが興奮するように話しかけてきた。
「おはようございます、アイスさん、マーブルちゃん。ところで、何ですか? あのスガープラントは? あんなに大きいやつは初めて見たんですけど! しかも10個も!! 一体どうやって運んできたんですか?」
「ああ、おはようございます、メルちゃん。どうやってって、普通に荷台に入れて運んできましたけど?」
「荷台があるからって、あんなに大きな物を10個も普通は運べませんよ。」
「そうは言っても、普通に運んできただけなので。ところで、味などは問題ないですか?」
「あ、そうでした。あんなに大きいのに、もの凄く甘くてお父さんもお母さんも凄く驚いてましたよ。私もかなり驚きましたけど。あんなに味が濃いのは初めてですよ。しかもあんなに大量に。これでしばらくは大丈夫ですね。本当にありがとうございました。依頼した甲斐がありました。」
「そうですか。それほど喜んでくれたのならこちらとしても採ってきた甲斐があります。ところで、スガープラントってどうやって使うのです? もちろん甘みとして使うのでしょうけど。」
「あの植物は、白い部分は搾った液をそのまま水に薄めて飲んだり、甘味料として料理に入れたり、甘い食べ物を作るときに入れたりします。それだけでなく、あの茎や葉は乾燥させて使ったりします。」
「ほう、あの茎や葉も使えるんですね。どういう用途で使うんですか?」
「茎は塩と同じような味になるので、細かくして塩として使います。葉も同じように細かくすると香辛料になるんですよ。塩も香辛料も高くて手がでませんけど、スガープラントのおかげで塩も香辛料も無理して手に入れる必要がないので助かっております。もちろん、塩や香辛料を使った方が味はしっかり出ますので高い店は塩と香辛料を使っていますけどね。」
その後いろいろと聞いて見たが、あの植物チートだな。白い部分だけでもかなり有用だけど、葉と茎も塩と香辛料か。使わない分は植えておけば普通に保存できるみたいだし、渡してない分はねぐらの周りに植えておきますか。ゴブリンのムラにお裾分けしてもいいかな。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる