13 / 73
4-1
しおりを挟む
この国にももちろん野菜も乳製品もあって、城の外では普通に食べられていることが分かった。本当に父親の好みひとつで食卓が決まっているようで、会ったこともない国王にちょっとだけ不快感を覚えた。
世凪の父親も、よく理不尽な理由で母と世凪に手を上げる人だった。もうそれは遠い記憶だから日常で思い出すことなんてほとんどないのだが、未だに自分勝手な男性には身構えてしまうし、嫌悪感が強い。
「世凪様、食材ですが、これなら早急に用意できるかと」
世凪がパンだけの朝食を済ませた後、アドウェルは世凪の部屋にシェフを連れてきた。入れ違いにアドウェルは仕事へ向かい、ここにはシェフとメイド二名が居る。まさに四人で秘密の会議、という感じでテーブルを囲んでいるのだが、ソファに座っているのは世凪だけ、というのがなんだか落ち着かない。
立ったままのシェフからメモを渡された世凪が、それを受け取ってから目を通す。そこには聞いたこともない名前の野菜もある。
「これは、どんな野菜ですか?」
「根菜ですね。真冬でも栽培可能で、葉も食べられるので、どこでも手に入ります……というか、世凪様、どうか敬語を外してもらえませんか? アドウェル様に見つかったらと思うと冷や冷やしてしまうんですが……」
まだ正式に国王に会っていない為、『縁の泉が呼んだ者(仮)』の今の世凪の立場はとりあえず『アドウェル王子の客人』ということになっているらしい。どちらにせよ、使用人にとっては立場が上の人ということになるようだ。だから、いくらソファを勧めても誰も座ろうとしないのだろう。
「じゃあ、僕は敬語をやめますので、あなたたちは同じ席についてください。この感じだと僕が叱られてるみたいです」
一人だけソファに座り、その向こうに三人が並んで立っているのは会議らしくない。彼らにとってこれが当たり前だとしても、世凪にとっては当たり前ではない。
「……分かりました。ただ、このことはアドウェル様にはどうか……」
「ご内密にしておくよ。僕、この国の文化とか文明とかも知りたかったんだ。城の中……というか、部屋の中しか知らないし」
夜になると明かりが点くから電気はあるのだろう。ただ、連絡手段はベルで人を呼ぶくらいなので、整っているとは言えないようだ。シャワーからは温かいお湯が出るから水道やお湯を沸かす技術はあるらしい――ということくらいは分かったのだが、それ以外のことは分からなかった。
渋々という表現が似合いそうなほどたどたどしくソファに座った使用人たちに世凪が視線を向ける。シェフは少し考えてから、そうですね、と口を開いた。
「城の中は、町よりも快適、とお考えいただけたらいいと思います。ここは水道とガス、電気が使えますが、町の中心部から少し逸れると、まだそういったものの整備はされていません」
「通信……連絡手段とかは?」
世凪が更に聞くと、今度はメイドの一人が、手紙ですね、と答えた。
「電話も貴族のお屋敷や大きな店にはありますが、まだ繋がるところは少ないです。宮廷には、私たちがいるので電話は置かれていません。でも、手紙の到着は早いですよ。専用の馬車ができたって、以前帰省した時に聞きました」
交通手段は馬車が主流のようだ。どうやらインフラ系は揃っていても、情報や交通までは揃ってないらしい。そこまでの発展はしていないのか、と世凪が頷く。
「だったら、食に関する情報とかは、あまり入ってこない?」
「それは、定期的に町で新しい調理法や食材の知識は入れるようにしていますので心配はないかと」
城のシェフということは、この国でもトップクラスの料理人ということなのだろうから、そういった勉強も怠っていないのだろう。自分たち教師も定期的に勉強会に参加したり、意見交換会をすることで『質』を保つように努力している。きっと専門職というのはどれもそういう努力の上で成り立っているに違いない。
「じゃあ、メニューはお任せしますね」
「それはお任せを。ただ、世凪様にお願いがあります。明日からレミウェル様もここで食事をしていただいてよろしいでしょうか?」
世凪がその言葉を聞いて首を傾げる。あの天使のような子の名前がレミウェルだというのは、衛兵が呼んでいたから知っているが、どうしてここで食事をするということになるのかが分からない。
「国王陛下は、ご自分のお考えを否定されることに怒りを覚える方です。きっと、突然王子たちの食事の内容を変えてしまっては、私どころか、世凪様の首も無事かどうか分かりません。ですので、まずはレミウェル様に世凪様が推奨される食事をしていただいて、その変化を国王に見ていただくのが一番穏やかにことが運ぶか、と」
自分好みの食事を家族に強要するような人だ。まして国王なら、その食事は間違っている、なんて誰も言えないだろうし、言ったところで言った方の首を飛ばしてしまえばいいだけのことだ。たとしたら、まずは結果を見せる、というのはとてもいい案だと思う。
「なるほど……もちろん、いいよ。あの子とまた会えるなら、それも楽しみだし」
世凪が微笑んで頷くと、シェフはほっとしたように息を吐いた。
「では、まずは今夜のお食事で何品かお作りしますので、アドウェル様とご試食をお願いいたします。今日から一緒に食事をされるそうなので」
そう言って頭を下げてから立ち上がったシェフに、世凪が、え、と聞き返した。
「アド王子って……? え? どういうこと?」
突然出てきた王子の名前に世凪が驚く。けれど、シェフは少し不思議そうな顔をしてから世凪に言葉を返した。
「さきほどの作戦はアドウェル様がお考えになったことなので、きっと世凪様だけに任せるつもりはないということなんだと思いますよ。一緒にレミウェル様にお出しするものを選んでくださるのではないかと」
「そういうこと……」
アドウェルが世凪と食事をするなんて思っていなかったので少し動揺してしまったが、アドウェルにとっては『仕事の一環』みたいなものなのだろう。そういえば世凪についてはアドウェルに任されていると言っていたし、大事な弟の食事を世凪だけに決めさせるわけにはいかないという思いもあるのかもしれない。
アドウェルが世凪と食事をしたいと思ったわけではない、と思うと、なんだか少し寂しく思えた。
世凪の父親も、よく理不尽な理由で母と世凪に手を上げる人だった。もうそれは遠い記憶だから日常で思い出すことなんてほとんどないのだが、未だに自分勝手な男性には身構えてしまうし、嫌悪感が強い。
「世凪様、食材ですが、これなら早急に用意できるかと」
世凪がパンだけの朝食を済ませた後、アドウェルは世凪の部屋にシェフを連れてきた。入れ違いにアドウェルは仕事へ向かい、ここにはシェフとメイド二名が居る。まさに四人で秘密の会議、という感じでテーブルを囲んでいるのだが、ソファに座っているのは世凪だけ、というのがなんだか落ち着かない。
立ったままのシェフからメモを渡された世凪が、それを受け取ってから目を通す。そこには聞いたこともない名前の野菜もある。
「これは、どんな野菜ですか?」
「根菜ですね。真冬でも栽培可能で、葉も食べられるので、どこでも手に入ります……というか、世凪様、どうか敬語を外してもらえませんか? アドウェル様に見つかったらと思うと冷や冷やしてしまうんですが……」
まだ正式に国王に会っていない為、『縁の泉が呼んだ者(仮)』の今の世凪の立場はとりあえず『アドウェル王子の客人』ということになっているらしい。どちらにせよ、使用人にとっては立場が上の人ということになるようだ。だから、いくらソファを勧めても誰も座ろうとしないのだろう。
「じゃあ、僕は敬語をやめますので、あなたたちは同じ席についてください。この感じだと僕が叱られてるみたいです」
一人だけソファに座り、その向こうに三人が並んで立っているのは会議らしくない。彼らにとってこれが当たり前だとしても、世凪にとっては当たり前ではない。
「……分かりました。ただ、このことはアドウェル様にはどうか……」
「ご内密にしておくよ。僕、この国の文化とか文明とかも知りたかったんだ。城の中……というか、部屋の中しか知らないし」
夜になると明かりが点くから電気はあるのだろう。ただ、連絡手段はベルで人を呼ぶくらいなので、整っているとは言えないようだ。シャワーからは温かいお湯が出るから水道やお湯を沸かす技術はあるらしい――ということくらいは分かったのだが、それ以外のことは分からなかった。
渋々という表現が似合いそうなほどたどたどしくソファに座った使用人たちに世凪が視線を向ける。シェフは少し考えてから、そうですね、と口を開いた。
「城の中は、町よりも快適、とお考えいただけたらいいと思います。ここは水道とガス、電気が使えますが、町の中心部から少し逸れると、まだそういったものの整備はされていません」
「通信……連絡手段とかは?」
世凪が更に聞くと、今度はメイドの一人が、手紙ですね、と答えた。
「電話も貴族のお屋敷や大きな店にはありますが、まだ繋がるところは少ないです。宮廷には、私たちがいるので電話は置かれていません。でも、手紙の到着は早いですよ。専用の馬車ができたって、以前帰省した時に聞きました」
交通手段は馬車が主流のようだ。どうやらインフラ系は揃っていても、情報や交通までは揃ってないらしい。そこまでの発展はしていないのか、と世凪が頷く。
「だったら、食に関する情報とかは、あまり入ってこない?」
「それは、定期的に町で新しい調理法や食材の知識は入れるようにしていますので心配はないかと」
城のシェフということは、この国でもトップクラスの料理人ということなのだろうから、そういった勉強も怠っていないのだろう。自分たち教師も定期的に勉強会に参加したり、意見交換会をすることで『質』を保つように努力している。きっと専門職というのはどれもそういう努力の上で成り立っているに違いない。
「じゃあ、メニューはお任せしますね」
「それはお任せを。ただ、世凪様にお願いがあります。明日からレミウェル様もここで食事をしていただいてよろしいでしょうか?」
世凪がその言葉を聞いて首を傾げる。あの天使のような子の名前がレミウェルだというのは、衛兵が呼んでいたから知っているが、どうしてここで食事をするということになるのかが分からない。
「国王陛下は、ご自分のお考えを否定されることに怒りを覚える方です。きっと、突然王子たちの食事の内容を変えてしまっては、私どころか、世凪様の首も無事かどうか分かりません。ですので、まずはレミウェル様に世凪様が推奨される食事をしていただいて、その変化を国王に見ていただくのが一番穏やかにことが運ぶか、と」
自分好みの食事を家族に強要するような人だ。まして国王なら、その食事は間違っている、なんて誰も言えないだろうし、言ったところで言った方の首を飛ばしてしまえばいいだけのことだ。たとしたら、まずは結果を見せる、というのはとてもいい案だと思う。
「なるほど……もちろん、いいよ。あの子とまた会えるなら、それも楽しみだし」
世凪が微笑んで頷くと、シェフはほっとしたように息を吐いた。
「では、まずは今夜のお食事で何品かお作りしますので、アドウェル様とご試食をお願いいたします。今日から一緒に食事をされるそうなので」
そう言って頭を下げてから立ち上がったシェフに、世凪が、え、と聞き返した。
「アド王子って……? え? どういうこと?」
突然出てきた王子の名前に世凪が驚く。けれど、シェフは少し不思議そうな顔をしてから世凪に言葉を返した。
「さきほどの作戦はアドウェル様がお考えになったことなので、きっと世凪様だけに任せるつもりはないということなんだと思いますよ。一緒にレミウェル様にお出しするものを選んでくださるのではないかと」
「そういうこと……」
アドウェルが世凪と食事をするなんて思っていなかったので少し動揺してしまったが、アドウェルにとっては『仕事の一環』みたいなものなのだろう。そういえば世凪についてはアドウェルに任されていると言っていたし、大事な弟の食事を世凪だけに決めさせるわけにはいかないという思いもあるのかもしれない。
アドウェルが世凪と食事をしたいと思ったわけではない、と思うと、なんだか少し寂しく思えた。
115
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!
梅村香子
BL
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。
あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。
突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。
何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……?
人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。
僕って最低最悪な王子じゃん!?
このままだと、破滅的未来しか残ってないし!
心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!?
これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!?
前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー!
騎士×王子の王道カップリングでお送りします。
第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。
本当にありがとうございます!!
※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。
勇者になるのを断ったらなぜか敵国の騎士団長に溺愛されました
雪
BL
「勇者様!この国を勝利にお導きください!」
え?勇者って誰のこと?
突如勇者として召喚された俺。
いや、でも勇者ってチート能力持ってるやつのことでしょう?
俺、女神様からそんな能力もらってませんよ?人違いじゃないですか?
処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます
ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。
しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。
——このままじゃ、王太子に処刑される。
前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。
中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。
囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。
ところが動くほど状況は悪化していく。
レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、
カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、
隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。
しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。
周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり——
自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。
誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う——
ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。
異世界で王子様な先輩に溺愛されちゃってます
野良猫のらん
BL
手違いで異世界に召喚されてしまったマコトは、元の世界に戻ることもできず異世界で就職した。
得た職は冒険者ギルドの職員だった。
金髪翠眼でチャラい先輩フェリックスに苦手意識を抱くが、元の世界でマコトを散々に扱ったブラック企業の上司とは違い、彼は優しく接してくれた。
マコトはフェリックスを先輩と呼び慕うようになり、お昼を食べるにも何をするにも一緒に行動するようになった。
夜はオススメの飲食店を紹介してもらって一緒に食べにいき、お祭りにも一緒にいき、秋になったらハイキングを……ってあれ、これデートじゃない!? しかもしかも先輩は、実は王子様で……。
以前投稿した『冒険者ギルドで働いてたら親切な先輩に恋しちゃいました』の長編バージョンです。
【完結】異世界転移で落ちて来たイケメンからいきなり嫁認定された件
りゆき
BL
俺の部屋の天井から降って来た超絶美形の男。
そいつはいきなり俺の唇を奪った。
その男いわく俺は『運命の相手』なのだと。
いや、意味分からんわ!!
どうやら異世界からやって来たイケメン。
元の世界に戻るには運命の相手と結ばれないといけないらしい。
そんなこと俺には関係ねー!!と、思っていたのに…
平凡サラリーマンだった俺の人生、異世界人への嫁入りに!?
そんなことある!?俺は男ですが!?
イケメンたちとのわちゃわちゃに巻き込まれ、愛やら嫉妬やら友情やら…平凡生活からの一転!?
スパダリ超絶美形×平凡サラリーマンとの嫁入りラブコメ!!
メインの二人以外に、
・腹黒×俺様
・ワンコ×ツンデレインテリ眼鏡
が登場予定。
※R18シーンに印は入れていないのでお気をつけください。
※前半は日本舞台、後半は異世界が舞台になります。
※こちらの作品はムーンライトノベルズにも掲載中。
※完結保証。
※ムーンさん用に一話あたりの文字数が多いため分割して掲載。
初日のみ4話、毎日6話更新します。
本編56話×分割2話+おまけの1話、合計113話。
魔王に転生したら幼馴染が勇者になって僕を倒しに来ました。
なつか
BL
ある日、目を開けると魔王になっていた。
この世界の魔王は必ずいつか勇者に倒されるらしい。でも、争いごとは嫌いだし、平和に暮らしたい!
そう思って魔界作りをがんばっていたのに、突然やってきた勇者にあっさりと敗北。
死ぬ直前に過去を思い出して、勇者が大好きだった幼馴染だったことに気が付いたけど、もうどうしようもない。
次、生まれ変わるとしたらもう魔王は嫌だな、と思いながら再び目を覚ますと、なぜかベッドにつながれていた――。
6話完結の短編です。前半は受けの魔王視点。後半は攻めの勇者視点。
性描写は最終話のみに入ります。
※注意
・攻めは過去に女性と関係を持っていますが、詳細な描写はありません。
・多少の流血表現があるため、「残酷な描写あり」タグを保険としてつけています。
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる