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着物の伊織~Extra Edition2~
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「ねっ!伊織。この前着てた着物着て見せてよ」
拓馬は伊織の着物姿が大好きだ。元々この姿にやられちゃったんだから…。
「もっと暖かくなったら、俺にも着せてくれる?」
「いいですよ(笑)背が高いから格好よく着こなせそうですね」
「そしたら着物姿で鎌倉でも行く?一泊くらい旅館とってさ(笑)」
「デート?」
「そっ。デートですよ(笑)」
伊織はちょっと赤くなった。
「デートなんて初めてですね…」
「そうだね…。気付かなくてごめんなさい…」
伊織がフルフルと首を振った。
「だっていつも…」
「いつも?」
「一緒にいられるだけでいいんです!」
ちょっと!何!そんな可愛いこと言って!
「も~…。抱きしめていい?」
「えっ?」
「あっ…でもシワになっちゃうね」
残念そう…。
「ちょっと待ってて下さい」
帯を解いて着物を脱いだら衣紋掛けに掛けた。長襦袢姿になると、さあどうぞ!と言わんばかりに両手を広げた。
「もう脱いじゃったの…」
「だってシワになっちゃうからって気にしてたでしょ?」
違う~!俺が脱がせたかったのにな…。
「あっ!僕が脱いじゃダメだったの?」
ご名答!
「うん…。でもいい(笑)」
拓馬が腕を広げた。
「おいで、伊織」
腕の中に入ってきた伊織は肩が震えていた。
「ん?どした?」
次の瞬間、伊織が盛大に吹き出した!
「何?」
「だって…。バカップルだなって…(笑)」
確かに。でもいいじゃないか!バカになれるのは伊織の前だからなんだよ?
「笑いすぎ!いいじゃないか!バカップル(笑)」
二人して抱き合いながら大笑いした。伊織は中々笑いが治まらず、涙を流していた。
「泣いてるし」
「だって…(笑)」
「まだ笑ってる(笑)」
拓馬の腕の中で涙を流しながら笑う伊織を愛おしく思った。
「あなたをいつも笑顔にさせるのが俺の役目だね」
「それは僕も!」
「俺はいつも一緒にいられるのが嬉しくてしょうがない」
伊織が力いっぱい抱きついてきた。
「そんなの…。嬉しくて困る!」
……………………………………………………………………
「や…。ダメです。きたないから…」
「気持ちいい?」
長襦袢姿のままベッドまで抱きかかえられて、裾をめくられて…。
四つん這いの伊織の可愛いお尻に拓馬は舌を這わせていた。
「ダメ…変になる…」
「可愛い…。ピンクになってきた」
気持ち良くて腰が溶けてしまいそうだった。
「やらかい…」
拓馬の指が入ってきて、僕はもう腰が抜けてしまいそうだった。
「あっ!イっちゃうから!」
僕の声を聞いても指の動きは止まってくれなかった。くちゅくちゅと音を立てて攻められて、欲しくて欲しくて堪らなくなっていた。
「拓馬…」
「何?」
「もう、して?」
「何を?」
快感から逃げようとする僕を抱えて離さない。焦れてる僕に拓馬は微笑んだ。
「いじわる」
「怒った顔も可愛い…」
深くて気持ちのいいキスをして、拓馬は体位を入れ替えた。そして、急に僕の中に入ってきた背中を通って頭の芯まで突き抜けるような快感に、僕はもう我慢出来なかった。ビクビクと震える体はどこか深いところに落ちていくようだった。
「待って…。今イったばっかり…」
「ごめん!良すぎて止まんない!」
頭おかしくなる…。伊織は痺れる快感が波のように繰り返しやって来て、拓馬にしがみつくことしか出来なかった。
「たくま…好き…」
「ん…俺も」
「あの…」
「ん?」
「愛してる。ね?」
「…」
拓馬が俯いて肩を震わせてる。
「ダメだった?」
伊織が言葉を間違えたかと心配すると、抱きすくめられて繋がった体の奥まで差し込まれた。
「愛してるよ」
体の奥の快感と、耳にこびりついた嬉しい言葉が一緒に頭を突き抜けた。幸せと気持ち良さで意識が遠のいた…。
「伊織?大丈夫?」
夢の中で拓馬に名前を呼ばれているような気がした。
気付くと僕は、拓馬の腕の中で長襦袢を整えて寝かされていた。僕は拓馬の寝顔を見ているうちに、顔がほころんでいた。
「まつげ長い…」
このまぶたの奥の琥珀色の瞳が僕を見つめてくるのが嬉しくてしょうがない。それを想像して僕は拓馬のまぶたにそっと口づけた。
「拓馬が僕の目の前で笑ってるだけでいいんです。他には何にもいらない…。あなたが無事に帰って来ることだけが僕の望みなんですよ…」
伊織は拓馬の胸に耳をくっつけて、トクントクンと規則正しい心音を聞きながら、再び心地よい眠りに落ちていった。
~fin~
拓馬は伊織の着物姿が大好きだ。元々この姿にやられちゃったんだから…。
「もっと暖かくなったら、俺にも着せてくれる?」
「いいですよ(笑)背が高いから格好よく着こなせそうですね」
「そしたら着物姿で鎌倉でも行く?一泊くらい旅館とってさ(笑)」
「デート?」
「そっ。デートですよ(笑)」
伊織はちょっと赤くなった。
「デートなんて初めてですね…」
「そうだね…。気付かなくてごめんなさい…」
伊織がフルフルと首を振った。
「だっていつも…」
「いつも?」
「一緒にいられるだけでいいんです!」
ちょっと!何!そんな可愛いこと言って!
「も~…。抱きしめていい?」
「えっ?」
「あっ…でもシワになっちゃうね」
残念そう…。
「ちょっと待ってて下さい」
帯を解いて着物を脱いだら衣紋掛けに掛けた。長襦袢姿になると、さあどうぞ!と言わんばかりに両手を広げた。
「もう脱いじゃったの…」
「だってシワになっちゃうからって気にしてたでしょ?」
違う~!俺が脱がせたかったのにな…。
「あっ!僕が脱いじゃダメだったの?」
ご名答!
「うん…。でもいい(笑)」
拓馬が腕を広げた。
「おいで、伊織」
腕の中に入ってきた伊織は肩が震えていた。
「ん?どした?」
次の瞬間、伊織が盛大に吹き出した!
「何?」
「だって…。バカップルだなって…(笑)」
確かに。でもいいじゃないか!バカになれるのは伊織の前だからなんだよ?
「笑いすぎ!いいじゃないか!バカップル(笑)」
二人して抱き合いながら大笑いした。伊織は中々笑いが治まらず、涙を流していた。
「泣いてるし」
「だって…(笑)」
「まだ笑ってる(笑)」
拓馬の腕の中で涙を流しながら笑う伊織を愛おしく思った。
「あなたをいつも笑顔にさせるのが俺の役目だね」
「それは僕も!」
「俺はいつも一緒にいられるのが嬉しくてしょうがない」
伊織が力いっぱい抱きついてきた。
「そんなの…。嬉しくて困る!」
……………………………………………………………………
「や…。ダメです。きたないから…」
「気持ちいい?」
長襦袢姿のままベッドまで抱きかかえられて、裾をめくられて…。
四つん這いの伊織の可愛いお尻に拓馬は舌を這わせていた。
「ダメ…変になる…」
「可愛い…。ピンクになってきた」
気持ち良くて腰が溶けてしまいそうだった。
「やらかい…」
拓馬の指が入ってきて、僕はもう腰が抜けてしまいそうだった。
「あっ!イっちゃうから!」
僕の声を聞いても指の動きは止まってくれなかった。くちゅくちゅと音を立てて攻められて、欲しくて欲しくて堪らなくなっていた。
「拓馬…」
「何?」
「もう、して?」
「何を?」
快感から逃げようとする僕を抱えて離さない。焦れてる僕に拓馬は微笑んだ。
「いじわる」
「怒った顔も可愛い…」
深くて気持ちのいいキスをして、拓馬は体位を入れ替えた。そして、急に僕の中に入ってきた背中を通って頭の芯まで突き抜けるような快感に、僕はもう我慢出来なかった。ビクビクと震える体はどこか深いところに落ちていくようだった。
「待って…。今イったばっかり…」
「ごめん!良すぎて止まんない!」
頭おかしくなる…。伊織は痺れる快感が波のように繰り返しやって来て、拓馬にしがみつくことしか出来なかった。
「たくま…好き…」
「ん…俺も」
「あの…」
「ん?」
「愛してる。ね?」
「…」
拓馬が俯いて肩を震わせてる。
「ダメだった?」
伊織が言葉を間違えたかと心配すると、抱きすくめられて繋がった体の奥まで差し込まれた。
「愛してるよ」
体の奥の快感と、耳にこびりついた嬉しい言葉が一緒に頭を突き抜けた。幸せと気持ち良さで意識が遠のいた…。
「伊織?大丈夫?」
夢の中で拓馬に名前を呼ばれているような気がした。
気付くと僕は、拓馬の腕の中で長襦袢を整えて寝かされていた。僕は拓馬の寝顔を見ているうちに、顔がほころんでいた。
「まつげ長い…」
このまぶたの奥の琥珀色の瞳が僕を見つめてくるのが嬉しくてしょうがない。それを想像して僕は拓馬のまぶたにそっと口づけた。
「拓馬が僕の目の前で笑ってるだけでいいんです。他には何にもいらない…。あなたが無事に帰って来ることだけが僕の望みなんですよ…」
伊織は拓馬の胸に耳をくっつけて、トクントクンと規則正しい心音を聞きながら、再び心地よい眠りに落ちていった。
~fin~
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