33 / 54
本編
33. それから、約二週間後
しおりを挟む
それから、約二週間後。
ルビウスはライラとの暮らしにも慣れ、少しずつ魔力を蓄えていった。
そして、満月の夜。
ルビウスは満月の神秘の力を借り、発育段階を進めた。魔獣の赤ちゃんから、いわゆる若獣といわれる子供に変化したのだ。体は少し大きくなり、ツノも伸びて歯もちゃんと生えてきた。チャームポイントである、ふわふわした毛は失われていない。
成長した姿を見せても、ライラは特に不審がる様子もなく、こうコメントした。
「オオカミの子供によく似てるかな。けど、ルビちゃんが一番可愛いよ! ルビちゃん最高ナンバーワン!」
ライラはまだルビウスの正体には気づいていないようだ。ルビウスが実は太陽の遺跡で遭遇した魔王だと知れば、さぞかし驚くことだろう。
その日が来るのが、ルビウスは少しだけ楽しみだ。
ライラの献身的なヒールのおかげでルビウスの傷はだいぶよくなっていた。
そして、ルビウスはライラのヒールを好んでやまないのだ。
ルビウスの朝はライラのキスから始まる。
ライラはいつも唇をルビウスのおでこに押しつけてきた。
「おはよう、ルビちゃん。よく眠れたかにゃ?」
ルビウスがまぶたを開けるといつもライラの満面の笑顔がある。
「わー、相変わらずの塩対応でちゅね、ルビちゃん。可愛いでちゅね~! チュッ、チュッ」
こうしてライラは耳だの鼻だの背中だの尻尾だの、体中にキスしてくる。
ちなみに、赤ちゃん言葉は気にならなくなった。
「ふふ、今日も一日頑張るね」
最後にライラはそう言って、背中を優しく撫でてくれる。
そうされるのは、悪くない気分だった。
ルビウスは若獣に変化したおかげで視野が広がり、知能も高くなり、今の状況をより詳しく認識できるようになった。
ライラは毎日忙しそうだ。ルビウスの面倒を見つつ、日中は術の診療所を営み、夜は術の研究に励んでいる。診療も術研究も、誰の指導もあおがず、すべて我流らしい。
そういう独立独歩な姿勢をルビウスは気に入っていた。
……器用だな。よく学び、よく働く。頑張っている。
ライラはあまり俗世や時事に興味がないらしい。かといって、孤立しているわけではなく、世間とは細く繋がっている。
ライラは患者を選ばなかった。貧しき者、老いた者、深く病んだ者、罪を犯した者、ルビウスの目から見ても素行の悪い者や荒くれ者にも門戸を開き、広く受け入れた。
ルビウスのような魔獣も受け入れているわけだから、その懐の深さは推して知るべしである。
ライラは人気や金を得ようと愛想を振りまいたり媚びを売ったりせず、愚直に治癒に専念していた。
治癒行為に患者の属性は関係ない。
老若男女、思想宗教問わず、富める者も貧しき者も、動物だろうが魔物だろうが、等しく治癒されるべきだ。
というのが、ライラの信念であり、目指す理想であるらしい。
最近、ライラはよくルビウスに胸のうちを語るのだ。
「けどね、ここからが一番大事なんだけど……」
ライラはこう言い足した。
「私の出来る範囲で、ってことなの。キャパを超えて治癒しようと欲張っちゃダメだって。キャパを超えると自分に重い負担がかかって、重い負担がかかると他人を大事にできなくなるって。しかも、誰かの助けが必要になっちゃうから、己の力を過信するなって……ジェマイマがよく言ってたな」
ジェマイマというのは、親代わりにライラを育てた師匠らしい。森の魔女だったらしく、診療所のノウハウもジェマイマに教わったんだとか。
門戸を広く開くことにトラブルはつきものだ。ならず者が診療所で暴れ、襲いかかってきたら、毎回ライラは術で難なく抑え込んでいた。
ならず者は目玉が潰れるほどのまばゆい閃光を喰らい、網漁みたく光の網に捕らわれて気の毒ではあるが、「自業自得でしょ」とライラは鼻息荒く言う。
彼女の言葉通り、手に負える範囲で出来ることをしているらしい。門戸を広く開いていいのは、ならず者を成敗できる実力がある者だけだ。
人間界において術師は最強なんだろう。どれほど腕力があっても術師には敵わない。
このように、ライラは世間とうまく折り合いをつけながら、独力で築いた小さな世界を一生懸命に生きていた。
ライラを知れば知るほど応援したくなる。生きかたもルビウスの好みだ。己の魂を磨き続ける者こそ信用に値する。
少しヴィアゴに似ているな……
ルビウスは懐かしさに包まれた。
振り返れば、これまでの人生、ルビウスに害をなした人間は貴族や特権階級ばかりだった。それもそのはず、魔王討伐に関わるものといえば王権に近しい貴族か、その手先である勇者ぐらいしかいない。
いつの時代であれ、金も権力も地位もあり、働かないで暇な奴ほど厄介なものはない。ヴィアゴやライラのように、生活に追われて必死に生きる庶民のほうがマシである。
ルビウスはさんざん見てきた。貴族たちが金と権力にモノを言わせて女を犯し、子供を買い、弱い者をいたぶる姿を。魔物憑き狩りも魔王討伐も、王宮と神殿の連中の仕業ではないか。
しかも、自分は地位の高いちゃんとした人間だから、それぐらい許されて当然だと勘違いしている。
人命よりも優先して地位と財産を守り、無自覚に暴力を娯楽にして楽しむのだ。
楽しむのは結構だが、巻き込まれるほうは堪ったものじゃない。
王宮や神殿の中心では、金と欲にまみれた馬鹿騒ぎが日夜開催されている。
一方、世界の隅っこでは華やかな贅沢とは無縁な、世のため人のために実直に働いているものがいる。ヴィアゴやライラのように。
二人の生きかたは理想的だと、ルビウスは思う。俗世から隔絶され、世間と折り合いをつけつつ、術の研鑽に励んで生きていくのはいい。
己の魂を磨くとはまさにこのことではないか。
よかった、ヴィアゴみたいな人間もまだいるんだな、とうれしい発見だった。
考えてみれば魔族も様々な者がいる。ずる賢い者もいれば正直者もいる。誠実だったり軽薄だったり、遊興に耽る者や研鑽に励む者、様々な性格の違いがある。一括りにして魔族はこうだと断言はできない。
人間にされた卑劣な仕打ちを忘れることはないが、一考の余地はあるかもしれない。
ルビウスは人間に対する認識を改めつつあった。
ルビウスはライラとの暮らしにも慣れ、少しずつ魔力を蓄えていった。
そして、満月の夜。
ルビウスは満月の神秘の力を借り、発育段階を進めた。魔獣の赤ちゃんから、いわゆる若獣といわれる子供に変化したのだ。体は少し大きくなり、ツノも伸びて歯もちゃんと生えてきた。チャームポイントである、ふわふわした毛は失われていない。
成長した姿を見せても、ライラは特に不審がる様子もなく、こうコメントした。
「オオカミの子供によく似てるかな。けど、ルビちゃんが一番可愛いよ! ルビちゃん最高ナンバーワン!」
ライラはまだルビウスの正体には気づいていないようだ。ルビウスが実は太陽の遺跡で遭遇した魔王だと知れば、さぞかし驚くことだろう。
その日が来るのが、ルビウスは少しだけ楽しみだ。
ライラの献身的なヒールのおかげでルビウスの傷はだいぶよくなっていた。
そして、ルビウスはライラのヒールを好んでやまないのだ。
ルビウスの朝はライラのキスから始まる。
ライラはいつも唇をルビウスのおでこに押しつけてきた。
「おはよう、ルビちゃん。よく眠れたかにゃ?」
ルビウスがまぶたを開けるといつもライラの満面の笑顔がある。
「わー、相変わらずの塩対応でちゅね、ルビちゃん。可愛いでちゅね~! チュッ、チュッ」
こうしてライラは耳だの鼻だの背中だの尻尾だの、体中にキスしてくる。
ちなみに、赤ちゃん言葉は気にならなくなった。
「ふふ、今日も一日頑張るね」
最後にライラはそう言って、背中を優しく撫でてくれる。
そうされるのは、悪くない気分だった。
ルビウスは若獣に変化したおかげで視野が広がり、知能も高くなり、今の状況をより詳しく認識できるようになった。
ライラは毎日忙しそうだ。ルビウスの面倒を見つつ、日中は術の診療所を営み、夜は術の研究に励んでいる。診療も術研究も、誰の指導もあおがず、すべて我流らしい。
そういう独立独歩な姿勢をルビウスは気に入っていた。
……器用だな。よく学び、よく働く。頑張っている。
ライラはあまり俗世や時事に興味がないらしい。かといって、孤立しているわけではなく、世間とは細く繋がっている。
ライラは患者を選ばなかった。貧しき者、老いた者、深く病んだ者、罪を犯した者、ルビウスの目から見ても素行の悪い者や荒くれ者にも門戸を開き、広く受け入れた。
ルビウスのような魔獣も受け入れているわけだから、その懐の深さは推して知るべしである。
ライラは人気や金を得ようと愛想を振りまいたり媚びを売ったりせず、愚直に治癒に専念していた。
治癒行為に患者の属性は関係ない。
老若男女、思想宗教問わず、富める者も貧しき者も、動物だろうが魔物だろうが、等しく治癒されるべきだ。
というのが、ライラの信念であり、目指す理想であるらしい。
最近、ライラはよくルビウスに胸のうちを語るのだ。
「けどね、ここからが一番大事なんだけど……」
ライラはこう言い足した。
「私の出来る範囲で、ってことなの。キャパを超えて治癒しようと欲張っちゃダメだって。キャパを超えると自分に重い負担がかかって、重い負担がかかると他人を大事にできなくなるって。しかも、誰かの助けが必要になっちゃうから、己の力を過信するなって……ジェマイマがよく言ってたな」
ジェマイマというのは、親代わりにライラを育てた師匠らしい。森の魔女だったらしく、診療所のノウハウもジェマイマに教わったんだとか。
門戸を広く開くことにトラブルはつきものだ。ならず者が診療所で暴れ、襲いかかってきたら、毎回ライラは術で難なく抑え込んでいた。
ならず者は目玉が潰れるほどのまばゆい閃光を喰らい、網漁みたく光の網に捕らわれて気の毒ではあるが、「自業自得でしょ」とライラは鼻息荒く言う。
彼女の言葉通り、手に負える範囲で出来ることをしているらしい。門戸を広く開いていいのは、ならず者を成敗できる実力がある者だけだ。
人間界において術師は最強なんだろう。どれほど腕力があっても術師には敵わない。
このように、ライラは世間とうまく折り合いをつけながら、独力で築いた小さな世界を一生懸命に生きていた。
ライラを知れば知るほど応援したくなる。生きかたもルビウスの好みだ。己の魂を磨き続ける者こそ信用に値する。
少しヴィアゴに似ているな……
ルビウスは懐かしさに包まれた。
振り返れば、これまでの人生、ルビウスに害をなした人間は貴族や特権階級ばかりだった。それもそのはず、魔王討伐に関わるものといえば王権に近しい貴族か、その手先である勇者ぐらいしかいない。
いつの時代であれ、金も権力も地位もあり、働かないで暇な奴ほど厄介なものはない。ヴィアゴやライラのように、生活に追われて必死に生きる庶民のほうがマシである。
ルビウスはさんざん見てきた。貴族たちが金と権力にモノを言わせて女を犯し、子供を買い、弱い者をいたぶる姿を。魔物憑き狩りも魔王討伐も、王宮と神殿の連中の仕業ではないか。
しかも、自分は地位の高いちゃんとした人間だから、それぐらい許されて当然だと勘違いしている。
人命よりも優先して地位と財産を守り、無自覚に暴力を娯楽にして楽しむのだ。
楽しむのは結構だが、巻き込まれるほうは堪ったものじゃない。
王宮や神殿の中心では、金と欲にまみれた馬鹿騒ぎが日夜開催されている。
一方、世界の隅っこでは華やかな贅沢とは無縁な、世のため人のために実直に働いているものがいる。ヴィアゴやライラのように。
二人の生きかたは理想的だと、ルビウスは思う。俗世から隔絶され、世間と折り合いをつけつつ、術の研鑽に励んで生きていくのはいい。
己の魂を磨くとはまさにこのことではないか。
よかった、ヴィアゴみたいな人間もまだいるんだな、とうれしい発見だった。
考えてみれば魔族も様々な者がいる。ずる賢い者もいれば正直者もいる。誠実だったり軽薄だったり、遊興に耽る者や研鑽に励む者、様々な性格の違いがある。一括りにして魔族はこうだと断言はできない。
人間にされた卑劣な仕打ちを忘れることはないが、一考の余地はあるかもしれない。
ルビウスは人間に対する認識を改めつつあった。
53
あなたにおすすめの小説
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
急に王妃って言われても…。オジサマが好きなだけだったのに…
satomi
恋愛
オジサマが好きな令嬢、私ミシェル=オートロックスと申します。侯爵家長女です。今回の夜会を逃すと、どこの馬の骨ともわからない男に私の純潔を捧げることに!ならばこの夜会で出会った素敵なオジサマに何としてでも純潔を捧げましょう!…と生まれたのが三つ子。子どもは予定外だったけど、可愛いから良し!
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
聖獣の卵を保護するため、騎士団長と契約結婚いたします。仮の妻なのに、なぜか大切にされすぎていて、溺愛されていると勘違いしてしまいそうです
石河 翠
恋愛
騎士団の食堂で働くエリカは、自宅の庭で聖獣の卵を発見する。
聖獣が大好きなエリカは保護を希望するが、領主に卵を預けるようにと言われてしまった。卵の保護主は、魔力や財力、社会的な地位が重要視されるというのだ。
やけになったエリカは場末の酒場で酔っ払ったあげく、通りすがりの騎士団長に契約結婚してほしいと唐突に泣きつく。すると意外にもその場で承諾されてしまった。
女っ気のない堅物な騎士団長だったはずが、妻となったエリカへの態度は甘く優しいもので、彼女は思わずときめいてしまい……。
素直でまっすぐ一生懸命なヒロインと、実はヒロインにずっと片思いしていた真面目な騎士団長の恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID749781)をお借りしております。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる