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86.敵は昼寝の最中だ!
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アーヘルゼッヘはその隙を逃がさなかった。彼らの力が抜けた一瞬に、体の力を全部抜いて、床にどっと滑り落ちた。そこから、彼らが動く半呼吸ほどの合間を縫って、横へはねた。そして、彼らが驚くほど縁近くに立って、中へ向く、敵陣に背を向けて、まるで塀の内側に大軍がいるかのように片手をあげて、
「敵は昼寝の最中だ! 者ども構えぇ。弓隊前へっ!」
と大声で怒鳴った。
兵士たちの記憶の一部を真似してのことだった。目の前の彼らは戸惑っていた。しかし、平原で緊張しながら構えていた彼らの動きは速かった。アーヘルゼッヘが片腕を上げるとともに弓弦に矢がつがえられ、アーヘルゼッヘの声が終わらないうちに、幾筋もの矢が弧を描いた。アーヘルゼッヘは両手を広げた。トローネや兵士の前に立って壁になった。
兵士の一人がアーヘルゼッヘの首を掴んでひっくり返した。が、その前に、弧を描いた矢は深々と、アーヘルゼッヘの首を貫いていた。アーヘルゼッヘはこれでどうだと目を見開いた。横倒しに倒れながら、敵兵の中のテンネを探した。見ると、テントの脇で真っ青になって見上げている姿を見つけた。アーヘルゼッヘは彼を見つけて満足した。つまり、アーヘルゼッヘが死ぬことだけは、彼の計算にはなかったのだ。
ごほっと口から血がこぼれ出た。床に落ちる寸前に、兵士が一緒に転がりながら、アーヘルゼッヘを抱え込む。トローネが何か恐ろしい顔で怒鳴っていた。
「何度嘘をつくのか! これが北のやり方か。呆れたものだ」
と怒っていた。アーヘルゼッヘが満足そうな顔をしていると、
「バカ者が!」
とさらに怒鳴った。
アーヘルゼッヘの脇に、穏やかな気配が広がっていった。街壁の上に降り注いだ矢は、いつの間にか止んでいた。アーヘルゼッヘを抱えた兵士が、床に伏せた姿のまま、固まっていた。アーヘルゼッヘを怒鳴りつけていたトローネが、口の唾を飛ばした姿で固まっていた。空は青く澄んでいた。合戦の音も聞こえてこなければ、兵士たちのあわただしい足音も消えていた。時が止まっているようだった。アーヘルゼッヘの脇には、穏やかな顔のチウが立っていた。兵士に抱えられたアーヘルゼッヘを見下ろしていた。
テンネでもない、夢の中のチウでもない。あの、大祭のある町であった、片足を引きずっているチウだった。あれが本当に実態のあるチウであったとすれば、だが。
「いつ気が付いた? 私が帝都に眠り続けている方だったと」
アーヘルゼッヘは笑った。不思議なことに、時が止まっているせいか、喉の穴が気にならない。痛みがないからかもしれない、と思いながら、
「大陸の地図を見た時から。数千万年後に、人間がこの世界を席巻するとわかった時から。あなたが帝都に眠り続けて、見守る方の弟なのだと気が付きました」
「テンネはうまくやっていた」
とつぶやいた。そのつぶやきを聞いて、アーヘルゼッヘは気が付いた。
「テンネの方が弟ですか」
とつぶやいて、チウは苦笑した。
「この億を超える年月で、数年の違いが何になるのか」
そう言いながら、しゃがみこんだ。
兵士の腕の中にいる、アーヘルゼッヘの喉に手をあてて、チウはじっと動きを止める。血止めをする。が、アーヘルゼッヘは手を払った。チウの遥か先に、呆然とした顔のまま佇むテンネの姿が見える。テントの脇で、青ざめた顔のまま。彼の時も止められている。チウの力は、弟テンネの力をもしのぐらしい。
「なんて悲しいのでしょう。彼は、あなたの復活を望んでいた」
「私は、人間を造った時から、眠りにつく事を望んでいた」
「なら、水晶の洞窟で眠りについたらよかったのに。そうしたら、きっと彼も、水晶の洞窟へ降りて行くだけで、あなたに会えた」
「まだ、あの洞窟はできていなかったのだよ。私が眠りについた時には」
そう言って、今度はアーヘルゼッヘの手を押さえながら血を止めた。アーヘルゼッヘがうめくのもかまわず、強引に矢尻を抜いた。痛かった。時を止めた時に、痛みを止めていたのかと思ったが、どうやら自由にできるらしい。
「ならば、なぜ、きちんと話して、説得してあげなかったのです。彼は、あなたの分身のような、あなたにそっくりな弟は、ずっと、人間を憎みながら、あなたを起こすためだけに生き続けていた。大戦を起こし、水を止め、人々を苦しめて、贄をあなたの上に振り積もらせて、いたたまれないようにしてみせた。それでも起きないあなたに業を煮やして、テンネは大陸を動かしはじめた。北の者の危機を煽って、大戦の必要性を訴える為に。それでもあなたは動かなかった。そうしたら、今度は、北の子供の命を使った。」
アーヘルゼッヘはじっとチウを見上げて言った。空間が滲むようで透けて見える。チウはいる。でも、ここにはいない。意識が実態としてそこに現れ、微笑んでいる。あの、大樹の街であった時と同じように、チウはいるけど、ここにいない。アーヘルゼッヘは静かに続けた。
「私が、このまま、皇帝の旗印として、諸島の人々の前に立てば、北の者達は不安になった。不安になれば人を襲って、都を襲い、あなたを起こす事ができるだろう、と再度願った。大戦でさえも起きなかったあなたが、起きるはずなんか無いのに」
アーヘルゼッヘはゆっくりを身を起こした。
「それでもテンネには、充分だった。彼がしたかったのは、人間をあおることじゃなかった。彼がしたかったのは、北の者達を炊きつけることだったんだから。どこまでもあなたを追い詰めてくれる力を持った者達を動かす事だったのだから」
「子供一人が、砦でここに立ったからと言って、どうして、北の大人たちが人間を敵にしようと思うのかい?」
疑問と言うよりも、試しているようだった。
アーヘルゼッヘはイライラした。そう言えば、北の主も同じようなところがあった。子供には質問という形で、答えを云わせる方法をとる。まるで、この状態をいい勉強の機会だとくらいにしかとらえていない。
「北の我らが、子供を作れなくなっているからですよ。私が北大陸で最後の子供なんです。この百年子供はいない。数億年という単位で生きるのだから、数千年後には子供が生まれてくるかも知れない。でも、それまでに、私が、人間に忠義の誓いを立てたらどうします? 私たちの心の枷は重い。巨大な力とともにあるために、自分が他人とした約束は死に物狂いで守ろうとする。自分を安心させるために。巨大な力は暴走することは決してないと自分で自分を納得させるために。そうしたら、北に怯えた人間を守る為に、北大陸を襲いだしたって不思議じゃない。理があれば動く。それが我らなのだから」
「確かに嫌だね。子供を敵に回して戦うのは、みんな嫌がりそうな話だね」
「そうではなくて。永遠に、自分の住みかを守る者を無くしてしまうと言うことですよ。年老いたものから水晶の洞窟へくぐって行く。いつしか自分達も眠りにつくかもしれないが、その場所を、きっと子らが守ってくれる。そんな思いが、私が人間の側につくことで吹き飛ぶんです。事実がどうであったとしても関係ない。不安は不安を呼ぶんです。私達はそう言う生き物だから」
「それで、テンネは大陸を動かした。大戦を起こし、平和になって、結果が出無かったからと言って、今度はおまえを皇帝のしもべに仕立て上げ、北のみんなにお披露目をしようとした、と言う事なのかね」
アーヘルゼッヘはうなずいた。
これで、このチウは年上らしく誉めるのだろうかと考えた。こんなやり取りをしたくて痛い思いをしたのではない。アーヘルゼッヘはこの狂った糸を解きほぐしたくてここへ来たのだ。
「あなたを起こしたいがためです。ただそれだけのために、テンネは狂っていったんです」
チウは何も言わずに立ち上がった。薄れた姿は、今もなお、あの神殿の下で眠っているのだと分かる。意識は起きているのだから、夢遊状態の逆と言うのだろうか? アーヘルゼッヘは兵士の固まっている腕の中から抜け出した。首の血はべとっと腕に張り付いた。しかし、傷は消えていた。チウは、遠くでおびえた顔のままの弟を見守っていた。そして、言った。
「私がもっともしたかったことは、弟に自分の時の流れを感じて、己自信を生きてもらうことだったのだがね」
「そう言ってあげれば」
「もちろん、そう言いつづけたさ。いい加減、私でも長いと感じる年月を」
そう言って、アーヘルゼッヘの胸を見た。血だらけだった。チウは手を伸ばすと拭うような仕草をした。血は消えていた。
「私のもっとも幼い血族よ。そう血を無駄にするものではない」
「それでも、あなたは起きない」
「もちろんだ。私はあそこで眠ると決めた。誰に邪魔させるつもりもない」
「でも起きた」
アーヘルゼッヘは意地の悪い声を出した。アーヘルゼッヘの血では起きない。そんなアーヘルゼッヘの前で、チウは遠くを眺めてつぶやいた。
「あれの、あそこまでの心の悲鳴を聞いて、寝ていられるものではない。あんなにはっきりと私に助けを求めてきた事もない」
そう言って、アーヘルゼッヘを見下ろすと、
「一族のもっとも幼い子供と言うのは、全身で愛を感じて育つらしい。おかげで、その愛情の使いどころも知っている。面倒くさいものだな」
と言った。もっとも小さな一族の一人を殺されそうになって、チウに、兄であるチウに助けを求めた。チウはアーヘルゼッヘの血程度では起きないくせに、弟の叫びの声には飛び起きた。
「敵は昼寝の最中だ! 者ども構えぇ。弓隊前へっ!」
と大声で怒鳴った。
兵士たちの記憶の一部を真似してのことだった。目の前の彼らは戸惑っていた。しかし、平原で緊張しながら構えていた彼らの動きは速かった。アーヘルゼッヘが片腕を上げるとともに弓弦に矢がつがえられ、アーヘルゼッヘの声が終わらないうちに、幾筋もの矢が弧を描いた。アーヘルゼッヘは両手を広げた。トローネや兵士の前に立って壁になった。
兵士の一人がアーヘルゼッヘの首を掴んでひっくり返した。が、その前に、弧を描いた矢は深々と、アーヘルゼッヘの首を貫いていた。アーヘルゼッヘはこれでどうだと目を見開いた。横倒しに倒れながら、敵兵の中のテンネを探した。見ると、テントの脇で真っ青になって見上げている姿を見つけた。アーヘルゼッヘは彼を見つけて満足した。つまり、アーヘルゼッヘが死ぬことだけは、彼の計算にはなかったのだ。
ごほっと口から血がこぼれ出た。床に落ちる寸前に、兵士が一緒に転がりながら、アーヘルゼッヘを抱え込む。トローネが何か恐ろしい顔で怒鳴っていた。
「何度嘘をつくのか! これが北のやり方か。呆れたものだ」
と怒っていた。アーヘルゼッヘが満足そうな顔をしていると、
「バカ者が!」
とさらに怒鳴った。
アーヘルゼッヘの脇に、穏やかな気配が広がっていった。街壁の上に降り注いだ矢は、いつの間にか止んでいた。アーヘルゼッヘを抱えた兵士が、床に伏せた姿のまま、固まっていた。アーヘルゼッヘを怒鳴りつけていたトローネが、口の唾を飛ばした姿で固まっていた。空は青く澄んでいた。合戦の音も聞こえてこなければ、兵士たちのあわただしい足音も消えていた。時が止まっているようだった。アーヘルゼッヘの脇には、穏やかな顔のチウが立っていた。兵士に抱えられたアーヘルゼッヘを見下ろしていた。
テンネでもない、夢の中のチウでもない。あの、大祭のある町であった、片足を引きずっているチウだった。あれが本当に実態のあるチウであったとすれば、だが。
「いつ気が付いた? 私が帝都に眠り続けている方だったと」
アーヘルゼッヘは笑った。不思議なことに、時が止まっているせいか、喉の穴が気にならない。痛みがないからかもしれない、と思いながら、
「大陸の地図を見た時から。数千万年後に、人間がこの世界を席巻するとわかった時から。あなたが帝都に眠り続けて、見守る方の弟なのだと気が付きました」
「テンネはうまくやっていた」
とつぶやいた。そのつぶやきを聞いて、アーヘルゼッヘは気が付いた。
「テンネの方が弟ですか」
とつぶやいて、チウは苦笑した。
「この億を超える年月で、数年の違いが何になるのか」
そう言いながら、しゃがみこんだ。
兵士の腕の中にいる、アーヘルゼッヘの喉に手をあてて、チウはじっと動きを止める。血止めをする。が、アーヘルゼッヘは手を払った。チウの遥か先に、呆然とした顔のまま佇むテンネの姿が見える。テントの脇で、青ざめた顔のまま。彼の時も止められている。チウの力は、弟テンネの力をもしのぐらしい。
「なんて悲しいのでしょう。彼は、あなたの復活を望んでいた」
「私は、人間を造った時から、眠りにつく事を望んでいた」
「なら、水晶の洞窟で眠りについたらよかったのに。そうしたら、きっと彼も、水晶の洞窟へ降りて行くだけで、あなたに会えた」
「まだ、あの洞窟はできていなかったのだよ。私が眠りについた時には」
そう言って、今度はアーヘルゼッヘの手を押さえながら血を止めた。アーヘルゼッヘがうめくのもかまわず、強引に矢尻を抜いた。痛かった。時を止めた時に、痛みを止めていたのかと思ったが、どうやら自由にできるらしい。
「ならば、なぜ、きちんと話して、説得してあげなかったのです。彼は、あなたの分身のような、あなたにそっくりな弟は、ずっと、人間を憎みながら、あなたを起こすためだけに生き続けていた。大戦を起こし、水を止め、人々を苦しめて、贄をあなたの上に振り積もらせて、いたたまれないようにしてみせた。それでも起きないあなたに業を煮やして、テンネは大陸を動かしはじめた。北の者の危機を煽って、大戦の必要性を訴える為に。それでもあなたは動かなかった。そうしたら、今度は、北の子供の命を使った。」
アーヘルゼッヘはじっとチウを見上げて言った。空間が滲むようで透けて見える。チウはいる。でも、ここにはいない。意識が実態としてそこに現れ、微笑んでいる。あの、大樹の街であった時と同じように、チウはいるけど、ここにいない。アーヘルゼッヘは静かに続けた。
「私が、このまま、皇帝の旗印として、諸島の人々の前に立てば、北の者達は不安になった。不安になれば人を襲って、都を襲い、あなたを起こす事ができるだろう、と再度願った。大戦でさえも起きなかったあなたが、起きるはずなんか無いのに」
アーヘルゼッヘはゆっくりを身を起こした。
「それでもテンネには、充分だった。彼がしたかったのは、人間をあおることじゃなかった。彼がしたかったのは、北の者達を炊きつけることだったんだから。どこまでもあなたを追い詰めてくれる力を持った者達を動かす事だったのだから」
「子供一人が、砦でここに立ったからと言って、どうして、北の大人たちが人間を敵にしようと思うのかい?」
疑問と言うよりも、試しているようだった。
アーヘルゼッヘはイライラした。そう言えば、北の主も同じようなところがあった。子供には質問という形で、答えを云わせる方法をとる。まるで、この状態をいい勉強の機会だとくらいにしかとらえていない。
「北の我らが、子供を作れなくなっているからですよ。私が北大陸で最後の子供なんです。この百年子供はいない。数億年という単位で生きるのだから、数千年後には子供が生まれてくるかも知れない。でも、それまでに、私が、人間に忠義の誓いを立てたらどうします? 私たちの心の枷は重い。巨大な力とともにあるために、自分が他人とした約束は死に物狂いで守ろうとする。自分を安心させるために。巨大な力は暴走することは決してないと自分で自分を納得させるために。そうしたら、北に怯えた人間を守る為に、北大陸を襲いだしたって不思議じゃない。理があれば動く。それが我らなのだから」
「確かに嫌だね。子供を敵に回して戦うのは、みんな嫌がりそうな話だね」
「そうではなくて。永遠に、自分の住みかを守る者を無くしてしまうと言うことですよ。年老いたものから水晶の洞窟へくぐって行く。いつしか自分達も眠りにつくかもしれないが、その場所を、きっと子らが守ってくれる。そんな思いが、私が人間の側につくことで吹き飛ぶんです。事実がどうであったとしても関係ない。不安は不安を呼ぶんです。私達はそう言う生き物だから」
「それで、テンネは大陸を動かした。大戦を起こし、平和になって、結果が出無かったからと言って、今度はおまえを皇帝のしもべに仕立て上げ、北のみんなにお披露目をしようとした、と言う事なのかね」
アーヘルゼッヘはうなずいた。
これで、このチウは年上らしく誉めるのだろうかと考えた。こんなやり取りをしたくて痛い思いをしたのではない。アーヘルゼッヘはこの狂った糸を解きほぐしたくてここへ来たのだ。
「あなたを起こしたいがためです。ただそれだけのために、テンネは狂っていったんです」
チウは何も言わずに立ち上がった。薄れた姿は、今もなお、あの神殿の下で眠っているのだと分かる。意識は起きているのだから、夢遊状態の逆と言うのだろうか? アーヘルゼッヘは兵士の固まっている腕の中から抜け出した。首の血はべとっと腕に張り付いた。しかし、傷は消えていた。チウは、遠くでおびえた顔のままの弟を見守っていた。そして、言った。
「私がもっともしたかったことは、弟に自分の時の流れを感じて、己自信を生きてもらうことだったのだがね」
「そう言ってあげれば」
「もちろん、そう言いつづけたさ。いい加減、私でも長いと感じる年月を」
そう言って、アーヘルゼッヘの胸を見た。血だらけだった。チウは手を伸ばすと拭うような仕草をした。血は消えていた。
「私のもっとも幼い血族よ。そう血を無駄にするものではない」
「それでも、あなたは起きない」
「もちろんだ。私はあそこで眠ると決めた。誰に邪魔させるつもりもない」
「でも起きた」
アーヘルゼッヘは意地の悪い声を出した。アーヘルゼッヘの血では起きない。そんなアーヘルゼッヘの前で、チウは遠くを眺めてつぶやいた。
「あれの、あそこまでの心の悲鳴を聞いて、寝ていられるものではない。あんなにはっきりと私に助けを求めてきた事もない」
そう言って、アーヘルゼッヘを見下ろすと、
「一族のもっとも幼い子供と言うのは、全身で愛を感じて育つらしい。おかげで、その愛情の使いどころも知っている。面倒くさいものだな」
と言った。もっとも小さな一族の一人を殺されそうになって、チウに、兄であるチウに助けを求めた。チウはアーヘルゼッヘの血程度では起きないくせに、弟の叫びの声には飛び起きた。
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