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氷が解けるように少しずつ(双葉視点)
【番外編】2024年度 ポッキーの日(光輝編)
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6:20 起床
歯を磨いて朝食を食べる。
なぜなら食べなければ双葉に怒られるから。
まぁ朝食と言ってもヨーグルトにはちみつとグラノーラを突っ込んだだけのものだが。
同僚が言うには朝にヨーグルトとグラノーラというのはOLか女子高生くらいしか食べないらしい。
嘘つけよ、俺の可愛い彼氏(男子中学生)も食べてるわ。
...俺は何に張り合ったんだ。
食べ終わった食器を流しに適当に置いてスマホで時間の確認、今日は歩いて十分電車に間に合いそうだ。
ところで最近のスマホはすごいもので、自分が設定した頻度で自分が選んだ写真の中からランダムに壁紙を入れ替えてくれる機能がある。
その機能を知ってから俺のスマホの壁紙に毎日可愛い双葉が入れ替わり立ち替わりで現れてくれる。
今日の壁紙はあの水族館デートのときに撮った写真だ。
すごく可愛い笑顔が画面いっぱいに広がっている。
これを見ただけで今朝も起きた価値があるってもんよ。
手帳型のスマホケースのカード入れには俺のイチオシの双葉の写真が入っている。
本人に見せたらきっと怒るだろうけど、可愛いのに。
8:30 出社
始業時間は9:00だからあと30分くらい余裕がある。
流石に一番乗りとまでは行かずともオフィスには人が片手で数えられるくらいしかいない。
とりあえず今日の仕事にさっと目を通す。
うわ、今日で契約まとめないと期日に間に合わねぇ。
最悪だ。
軽く絶望していたら例のグラノーラ同僚、伊藤も出社してきた。
「よっ、えらい暗い顔してんなぁ」
「おはよう。今日で契約まとめないとなことに気づいちゃってさ」
なんだろう、やっぱりこいつの関西弁には違和感がある。
今日日関西人でもこんな喋り方はしないだろ。
「ほーん、大変なんやな」
「くそ、他人事だと思いやがって」
「そう言うたかて他人事やもん。俺はとっくに契約とってるしな」
そうなんだよなぁ、こいつ腹立つ関西弁のくせにコミュ力があるから契約ばんばん取ってきやがる。
まぁコミュ力で負けてる分俺には知力と話題力があるからな、今日で契約まとめることくらいお茶の子さいさいってもんよ。
11:00 営業先に移動
「こんにちは、水守商事から参りました。高橋です。志波さんはいらっしゃいますか?」
「少々お待ちください」
少しすると志波さんがいらっしゃった。
「お久しぶりです、高橋です」
「久しぶりだね、高橋くん。話は私の部屋でしようか」
「はい」
志波さんはこの会社でかなり偉いらしく、自分の部屋があるというのだ。
俺も初めて来たときはかなり驚いたのを今でも覚えている。
「で、今日も前回と同じ製品かい?」
「いえ、今日は改めて別の商品を持ってくることにしました」
「それは興味深い、見せてくれ」
「こちらはですね...」
13:30 帰社
なんとか契約を勝ち取れた。
志波さんが釣り好きというのは知ってたから今回は今までの商品とは趣向を変えて釣り関係にし、釣りの雑学で上手い具合に話を広げられたのが勝因かな。
ルアーとかエギとか、そういうのが実はミスから生まれた。
その話を活かして更に革新的なデザインをしてみたのだがそれが志波さんに刺さったらしい。
なにはともあれ契約を取れて良かった...あ、昼ご飯食べてない。
また双葉に怒られるよ...
17:00 終業
18:05 帰宅
帰って風呂を出たところで家のインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だ、と思ったがまだ19:00前じゃないか。
「はーい、って双葉か、どうしたの?」
歯を磨いて朝食を食べる。
なぜなら食べなければ双葉に怒られるから。
まぁ朝食と言ってもヨーグルトにはちみつとグラノーラを突っ込んだだけのものだが。
同僚が言うには朝にヨーグルトとグラノーラというのはOLか女子高生くらいしか食べないらしい。
嘘つけよ、俺の可愛い彼氏(男子中学生)も食べてるわ。
...俺は何に張り合ったんだ。
食べ終わった食器を流しに適当に置いてスマホで時間の確認、今日は歩いて十分電車に間に合いそうだ。
ところで最近のスマホはすごいもので、自分が設定した頻度で自分が選んだ写真の中からランダムに壁紙を入れ替えてくれる機能がある。
その機能を知ってから俺のスマホの壁紙に毎日可愛い双葉が入れ替わり立ち替わりで現れてくれる。
今日の壁紙はあの水族館デートのときに撮った写真だ。
すごく可愛い笑顔が画面いっぱいに広がっている。
これを見ただけで今朝も起きた価値があるってもんよ。
手帳型のスマホケースのカード入れには俺のイチオシの双葉の写真が入っている。
本人に見せたらきっと怒るだろうけど、可愛いのに。
8:30 出社
始業時間は9:00だからあと30分くらい余裕がある。
流石に一番乗りとまでは行かずともオフィスには人が片手で数えられるくらいしかいない。
とりあえず今日の仕事にさっと目を通す。
うわ、今日で契約まとめないと期日に間に合わねぇ。
最悪だ。
軽く絶望していたら例のグラノーラ同僚、伊藤も出社してきた。
「よっ、えらい暗い顔してんなぁ」
「おはよう。今日で契約まとめないとなことに気づいちゃってさ」
なんだろう、やっぱりこいつの関西弁には違和感がある。
今日日関西人でもこんな喋り方はしないだろ。
「ほーん、大変なんやな」
「くそ、他人事だと思いやがって」
「そう言うたかて他人事やもん。俺はとっくに契約とってるしな」
そうなんだよなぁ、こいつ腹立つ関西弁のくせにコミュ力があるから契約ばんばん取ってきやがる。
まぁコミュ力で負けてる分俺には知力と話題力があるからな、今日で契約まとめることくらいお茶の子さいさいってもんよ。
11:00 営業先に移動
「こんにちは、水守商事から参りました。高橋です。志波さんはいらっしゃいますか?」
「少々お待ちください」
少しすると志波さんがいらっしゃった。
「お久しぶりです、高橋です」
「久しぶりだね、高橋くん。話は私の部屋でしようか」
「はい」
志波さんはこの会社でかなり偉いらしく、自分の部屋があるというのだ。
俺も初めて来たときはかなり驚いたのを今でも覚えている。
「で、今日も前回と同じ製品かい?」
「いえ、今日は改めて別の商品を持ってくることにしました」
「それは興味深い、見せてくれ」
「こちらはですね...」
13:30 帰社
なんとか契約を勝ち取れた。
志波さんが釣り好きというのは知ってたから今回は今までの商品とは趣向を変えて釣り関係にし、釣りの雑学で上手い具合に話を広げられたのが勝因かな。
ルアーとかエギとか、そういうのが実はミスから生まれた。
その話を活かして更に革新的なデザインをしてみたのだがそれが志波さんに刺さったらしい。
なにはともあれ契約を取れて良かった...あ、昼ご飯食べてない。
また双葉に怒られるよ...
17:00 終業
18:05 帰宅
帰って風呂を出たところで家のインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だ、と思ったがまだ19:00前じゃないか。
「はーい、って双葉か、どうしたの?」
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