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氷が解けるように少しずつ(双葉視点)
【番外編】2024年度 ポッキーの日(双葉編)
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7:00 起床
あぁそうだ、僕昨日光輝さんの家から帰ったんだった。
週明けの朝、寂しすぎるよ...
いつかの水族館で買ってもらったぬいぐるみに布団をかけ、自分は外に出る。
泣きたくなるくらい寒い。
口をゆすいで制服に着替える。
固くて着にくかった制服もいつの間にか僕専用になったのかなって思うくらいに馴染んでくれた。
お母さんが用意してくれるいつもの朝ご飯を食べて歯を磨く。
え、そんなに僕の朝ご飯気になる?
ヨーグルトにジャム入れてグラノーラ突っ込んだやつだよ。
結構美味しいからね?
みんなグラノーラとか意識高い系の食べ物とか言うけどつべこべ言わずに食べてみてよ、普通に美味しいから。
壁にかかってる時計で時間を確認する。
やっべ、もう出る時間だ。
ちょっと食べるのに時間かけすぎたかな...
「いってきまーす!」
8:10 登校
授業が始まるのは8:40からなんだけどいつもこのくらいの時間に登校するように心がけてるんだよね。
特に理由はないんだけど。
誰もいない教室って特別感あっていいよね。
でも今日は先客がいた。
双「おはよう、廉」
廉「おーおはよ、双葉。なんか今日遅くね?」
双「朝ご飯に時間かけすぎてさ...」
廉「あぁそれでか、珍しいこともあるもんだな」
双「そーいうこと、てか逆に廉は今日早くない?」
廉「ふっふっふ、気分だ」
双「気分かぁ」
廉「一応ちゃんとした理由もあるんだぜ」
双「どうせしょうもないんだろうけど聞いてあげる、何?」
廉「早起きできた」
双「だと思った、廉って単純だよね」
廉「え、バカにしてる?」
双「うん、してる」
廉「くそぉ!!!」
?「随分朝から楽しそうだねぇおふたりさん」
双「びっくりしたぁ、なんだ海斗か。驚かせないでよ」
海「いや、ここ教室だから。普通に登校してきただけだわ、失礼な」
廉「それはそうすぎるよな、謝れよ双葉」
双「え、あ、ごめん...?」
海「無理」
双「無理なパターンあるんだ...」
廉「そりゃあるだろ」
双「そりゃあるよね、僕が浅はかだったわ」
海「精進したまえ双葉くん」
双「2人とも忘れてるみたいだからもう一回言うけどこの中で1番頭いいの僕だからね?学力で捻り潰すよ?」
廉「学力の話持ち出すのは禁止だろ!」
双「中間テスト前に廉が『学力があるやつが偉い!』って言ってたの覚えてるよ」
海「そうそう、廉に至っては僕より点数低いもんねw」
双「海斗も僕より50点くらい低かったよね?あれぇ?」
海「う...あ、そろそろ授業始まるぞ」
双「あ、逃げた」
廉「戦略的てったーい!!」
8:40 授業開始
・
・
・
12:30 給食&昼休み
廉「そういえばさー」
双「ん?」
海「どうせ廉のことだから『今日ポッキーの日だし放課後ポッキーゲームでもしようぜ!』とか言うんだろ?」
双「流石の廉でもそんなこと...」
廉「すげぇな海斗...なんでわかったんだ...」
海「ほらな?」
双「それはもうすごいとか超えてただただキモいよ...廉も海斗も」
廉「海斗はわかるけどなんで俺もなんだよ!」
双「いや普通にポッキーゲームしようぜはキモいよ」
廉「そうなのか!?」
海「そうだな」
双「うん、そうだよ」
廉「俺に味方はいなかった...か」
双「てかそっか、今日ポッキーの日だね」
廉「そ、どうせみんな彼女いねーだろうしポッキーゲームしようかなって」
双「彼女いねーだろうしって...」
海「決めつけがひどくないか?」
廉「じゃあ双葉は彼女いんのかよ~」
双「い...ない」
廉「ほらぁ~!」
海「決めつけるのはまだ早いぞ、彼氏の線もある」
廉「え!あっちゃう?あっちゃう感じ??」
双「適当なこと言わないでww」
海「なんだよ、俺はいいと思うぜ?」
廉「そうそう、幸せならいいじゃん」
双「そ、そろそろ5時間目始まるし準備しない?ね?」
廉「あ、逃げた」
なんとでも言えばいいさ...ていうか別に廉と海斗なら全然言ってもいいんだけど。
海「双葉」
双「ん?」
海「『光輝さん』とのこと、俺は応援してるから」
双「はっ...?え、え?なんで...え??」
海斗は僕の質問には答えずにウインクだけして去っていった。
13:15 5時間目開始
まじでなんで海斗は僕と光輝さんのこと知ってるんだ?
まぁ別になんでもいいけど。
てかそう、今日ポッキーの日だし夜になったら光輝さんの家にポッキー持っていこ、どうせ光輝さんのことだしポッキーの日なんて意識してないだろうし。
・
・
・
15:05 6時間目終了
15:20 下校
15:40 帰宅
「ただいまー」
...まぁ今日親二人共仕事だからおかえりは帰ってこないんだけど。
自分で鍵開けて「ただいまー」って言っておかえりが帰ってこない虚しさ考えたことある?
まぁいいや、とりあえずポッキー買いに行こーっと。
ついでにお小遣いで何か材料買って光輝さんに晩ご飯作って持っていこう!
ふぅーん、我ながら名案じゃん。
...まず着替えないとだったわ。
16:00 買い物
まずはポッキーと...あ、大根安い。
ふろふき大根にでもしようかな~
煮て味噌ダレかけるだけだし...
うわー!茄子も安いじゃん!
じゃあ変更だ、茄子と大根でなんか適当に作ろう、ついでに自分家の分も作っちゃお。
16:40 帰宅
とりあえずポッキーはカバンの中に入れて、茄子と大根で何作ろうかなぁ...最近寒くなってきたし温かいもののほうが良いよね?
うーん...あ、大根おろしにして茄子のみぞれ煮作ろーっと!
僕、天才かも...
[双葉のお料理教室~茄子のみぞれ煮編~]
まずは大根をすっておきましょう。
すったあとは大根おろしの汁をきっておきます。
次に茄子をよく洗い、ヘタを取ります。
この時、茄子のヘタのトゲで手を怪我しないように注意しましょう。
ヘタが取れたら次は皮をピーラーで剥いていきます。
皮はすべて剥いてもいいですし、剥かなくても結構です。
今回僕は剥いたところ、皮があるところ、剥いたところ、というように縦シマっぽく剥きました。
まぁここはただの好みです。
皮が剥けたらまずは茄子を縦半分に切り、2等分にします。
次に横半分に切り、茄子を4等分にします。
切った茄子に油を多めに引いた鍋で火を通します。
後で煮るのでここでは茄子が柔らかくなってきたかなぁ?くらいまでで大丈夫です。
茄子に火が通ったら出汁の素、醤油、酒、砂糖、水を入れ煮込みます。
水分が少なくなってきたな、と思った辺りで最初にすっておいた大根おろしを入れます。
あとは茄子が好みの食感になるまで好きなだけ煮込んでください。
夏場は冷やして食べても美味しいですし、温かいままで食べてももちろん美味しく頂けます。
煮物は冷める過程でよく味が染み込むのでこのまま粗熱が取れるまで置いておきましょう。
粗熱が取れたら「茄子のみぞれ煮」完成です。
さぁ今何時だろう...
「ぅわぁっ!!お母さんいつの間に帰ってきてたの?!!」
「5分くらい前?帰ってきてただいまーって言ったけど返事が無いからいないのかと思って」
「ご、ごめん全然気づかなかった」
「そしたらいい匂いがするんだもの、びっくりしちゃった」
「あ、これ茄子のみぞれ煮。光輝さんにもお裾分けしていい?」
「いいわよ、っていうか材料は双葉のお小遣いでしょ?」
「うん、うちの晩ご飯の分も一緒に作ってるから」
「あそうなの?なら材料費あげるわ、いくら?」
「あ、レシートすてちゃった」
「うーん、じゃあまぁ作ってくれたし1000円あげるわ」
「え、やった!ありがとう!!」
「多分もう光輝さん帰ってきてるわよ」
「え、今何時?」
「18:40」
「えっ、本当じゃん!タッパー入れて持ってくね!」
「20:00までには帰ってきなさい」
「はーい!」
カバンにポッキー入れて、みぞれ煮も持った!
よし、「いってきまーす」
「行ってらっしゃい」
まぁ行ってきますって言っても二軒隣なだけなんだけど。
ピンポーン
「はーい、って双葉か、どうしたの?」
あぁそうだ、僕昨日光輝さんの家から帰ったんだった。
週明けの朝、寂しすぎるよ...
いつかの水族館で買ってもらったぬいぐるみに布団をかけ、自分は外に出る。
泣きたくなるくらい寒い。
口をゆすいで制服に着替える。
固くて着にくかった制服もいつの間にか僕専用になったのかなって思うくらいに馴染んでくれた。
お母さんが用意してくれるいつもの朝ご飯を食べて歯を磨く。
え、そんなに僕の朝ご飯気になる?
ヨーグルトにジャム入れてグラノーラ突っ込んだやつだよ。
結構美味しいからね?
みんなグラノーラとか意識高い系の食べ物とか言うけどつべこべ言わずに食べてみてよ、普通に美味しいから。
壁にかかってる時計で時間を確認する。
やっべ、もう出る時間だ。
ちょっと食べるのに時間かけすぎたかな...
「いってきまーす!」
8:10 登校
授業が始まるのは8:40からなんだけどいつもこのくらいの時間に登校するように心がけてるんだよね。
特に理由はないんだけど。
誰もいない教室って特別感あっていいよね。
でも今日は先客がいた。
双「おはよう、廉」
廉「おーおはよ、双葉。なんか今日遅くね?」
双「朝ご飯に時間かけすぎてさ...」
廉「あぁそれでか、珍しいこともあるもんだな」
双「そーいうこと、てか逆に廉は今日早くない?」
廉「ふっふっふ、気分だ」
双「気分かぁ」
廉「一応ちゃんとした理由もあるんだぜ」
双「どうせしょうもないんだろうけど聞いてあげる、何?」
廉「早起きできた」
双「だと思った、廉って単純だよね」
廉「え、バカにしてる?」
双「うん、してる」
廉「くそぉ!!!」
?「随分朝から楽しそうだねぇおふたりさん」
双「びっくりしたぁ、なんだ海斗か。驚かせないでよ」
海「いや、ここ教室だから。普通に登校してきただけだわ、失礼な」
廉「それはそうすぎるよな、謝れよ双葉」
双「え、あ、ごめん...?」
海「無理」
双「無理なパターンあるんだ...」
廉「そりゃあるだろ」
双「そりゃあるよね、僕が浅はかだったわ」
海「精進したまえ双葉くん」
双「2人とも忘れてるみたいだからもう一回言うけどこの中で1番頭いいの僕だからね?学力で捻り潰すよ?」
廉「学力の話持ち出すのは禁止だろ!」
双「中間テスト前に廉が『学力があるやつが偉い!』って言ってたの覚えてるよ」
海「そうそう、廉に至っては僕より点数低いもんねw」
双「海斗も僕より50点くらい低かったよね?あれぇ?」
海「う...あ、そろそろ授業始まるぞ」
双「あ、逃げた」
廉「戦略的てったーい!!」
8:40 授業開始
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12:30 給食&昼休み
廉「そういえばさー」
双「ん?」
海「どうせ廉のことだから『今日ポッキーの日だし放課後ポッキーゲームでもしようぜ!』とか言うんだろ?」
双「流石の廉でもそんなこと...」
廉「すげぇな海斗...なんでわかったんだ...」
海「ほらな?」
双「それはもうすごいとか超えてただただキモいよ...廉も海斗も」
廉「海斗はわかるけどなんで俺もなんだよ!」
双「いや普通にポッキーゲームしようぜはキモいよ」
廉「そうなのか!?」
海「そうだな」
双「うん、そうだよ」
廉「俺に味方はいなかった...か」
双「てかそっか、今日ポッキーの日だね」
廉「そ、どうせみんな彼女いねーだろうしポッキーゲームしようかなって」
双「彼女いねーだろうしって...」
海「決めつけがひどくないか?」
廉「じゃあ双葉は彼女いんのかよ~」
双「い...ない」
廉「ほらぁ~!」
海「決めつけるのはまだ早いぞ、彼氏の線もある」
廉「え!あっちゃう?あっちゃう感じ??」
双「適当なこと言わないでww」
海「なんだよ、俺はいいと思うぜ?」
廉「そうそう、幸せならいいじゃん」
双「そ、そろそろ5時間目始まるし準備しない?ね?」
廉「あ、逃げた」
なんとでも言えばいいさ...ていうか別に廉と海斗なら全然言ってもいいんだけど。
海「双葉」
双「ん?」
海「『光輝さん』とのこと、俺は応援してるから」
双「はっ...?え、え?なんで...え??」
海斗は僕の質問には答えずにウインクだけして去っていった。
13:15 5時間目開始
まじでなんで海斗は僕と光輝さんのこと知ってるんだ?
まぁ別になんでもいいけど。
てかそう、今日ポッキーの日だし夜になったら光輝さんの家にポッキー持っていこ、どうせ光輝さんのことだしポッキーの日なんて意識してないだろうし。
・
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15:05 6時間目終了
15:20 下校
15:40 帰宅
「ただいまー」
...まぁ今日親二人共仕事だからおかえりは帰ってこないんだけど。
自分で鍵開けて「ただいまー」って言っておかえりが帰ってこない虚しさ考えたことある?
まぁいいや、とりあえずポッキー買いに行こーっと。
ついでにお小遣いで何か材料買って光輝さんに晩ご飯作って持っていこう!
ふぅーん、我ながら名案じゃん。
...まず着替えないとだったわ。
16:00 買い物
まずはポッキーと...あ、大根安い。
ふろふき大根にでもしようかな~
煮て味噌ダレかけるだけだし...
うわー!茄子も安いじゃん!
じゃあ変更だ、茄子と大根でなんか適当に作ろう、ついでに自分家の分も作っちゃお。
16:40 帰宅
とりあえずポッキーはカバンの中に入れて、茄子と大根で何作ろうかなぁ...最近寒くなってきたし温かいもののほうが良いよね?
うーん...あ、大根おろしにして茄子のみぞれ煮作ろーっと!
僕、天才かも...
[双葉のお料理教室~茄子のみぞれ煮編~]
まずは大根をすっておきましょう。
すったあとは大根おろしの汁をきっておきます。
次に茄子をよく洗い、ヘタを取ります。
この時、茄子のヘタのトゲで手を怪我しないように注意しましょう。
ヘタが取れたら次は皮をピーラーで剥いていきます。
皮はすべて剥いてもいいですし、剥かなくても結構です。
今回僕は剥いたところ、皮があるところ、剥いたところ、というように縦シマっぽく剥きました。
まぁここはただの好みです。
皮が剥けたらまずは茄子を縦半分に切り、2等分にします。
次に横半分に切り、茄子を4等分にします。
切った茄子に油を多めに引いた鍋で火を通します。
後で煮るのでここでは茄子が柔らかくなってきたかなぁ?くらいまでで大丈夫です。
茄子に火が通ったら出汁の素、醤油、酒、砂糖、水を入れ煮込みます。
水分が少なくなってきたな、と思った辺りで最初にすっておいた大根おろしを入れます。
あとは茄子が好みの食感になるまで好きなだけ煮込んでください。
夏場は冷やして食べても美味しいですし、温かいままで食べてももちろん美味しく頂けます。
煮物は冷める過程でよく味が染み込むのでこのまま粗熱が取れるまで置いておきましょう。
粗熱が取れたら「茄子のみぞれ煮」完成です。
さぁ今何時だろう...
「ぅわぁっ!!お母さんいつの間に帰ってきてたの?!!」
「5分くらい前?帰ってきてただいまーって言ったけど返事が無いからいないのかと思って」
「ご、ごめん全然気づかなかった」
「そしたらいい匂いがするんだもの、びっくりしちゃった」
「あ、これ茄子のみぞれ煮。光輝さんにもお裾分けしていい?」
「いいわよ、っていうか材料は双葉のお小遣いでしょ?」
「うん、うちの晩ご飯の分も一緒に作ってるから」
「あそうなの?なら材料費あげるわ、いくら?」
「あ、レシートすてちゃった」
「うーん、じゃあまぁ作ってくれたし1000円あげるわ」
「え、やった!ありがとう!!」
「多分もう光輝さん帰ってきてるわよ」
「え、今何時?」
「18:40」
「えっ、本当じゃん!タッパー入れて持ってくね!」
「20:00までには帰ってきなさい」
「はーい!」
カバンにポッキー入れて、みぞれ煮も持った!
よし、「いってきまーす」
「行ってらっしゃい」
まぁ行ってきますって言っても二軒隣なだけなんだけど。
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「はーい、って双葉か、どうしたの?」
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