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ギャグエロ【どんなエロでも許せる方のみオススメ】
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しおりを挟む【神功左千夫】
オバケと言われると体が硬直する。
九鬼には以前さんざんな目にあったので条件反射だ。
「あっ…………。」
その隙にペニスが外気に触れる。
捲れたスカートから覗く不思議な光景に僕は喉を上下させる。
「……聞きたく…無いです。」
ペニスは行為を期待してかむくりとさらに頭をもたげる。
しかし、僕は九鬼の話の続きを聞きたくなくて視線を逸らせた。
【九鬼】
取りだしたペニスと服装のミスマッチさがやけにいやらしく、興奮で笑顔が零れた。
お化けの話は聞きたくないと視線を逸らしたが、こうなると教えてやらなければならない。
まぁ笹お化けなんて話ボクは知らないけど。
「…ある日の七夕に若い男女がデートしてたのね。
二人は最後に夜空が綺麗に見える場所へと行った。
一通りそこで時間を費やし、さぁ帰ろうと思い車のエンジンをかけたけど……回らない。
何度も試してみたけどまったくダメ。
エンジントラブルかと思い、男が外に出た途端……!」
目を見開き怖い表情で彼に言葉を落とす。
その間も丹念にペニスを扱いてやった。
【神功左千夫】
視界の端に目を開いた九鬼の表情が映る。
耳を塞ぎたいのに腕を拘束されている為に出来ない。
意識を逸らすことペニスを扱かれている為に出来ず、九鬼の言葉が耳に入ってくる。
「ッ!それ以上、言うなッ!―――ッ!?」
山場なのか一旦言葉が切れた途端に僕は足を振り上げた。
踵から突き出す様に九鬼の顔面を蹴る。
いつもなら軽々と避けられるのだが、調度かぶりものをしていた為にゴスッとそこに当たった。
九鬼の顔からすっぽりと笹のかぶりものだけが弾け飛んだ。
一瞬、首から上が飛んだかと思ったのでこれはこれで怖くて僕はスカートが捲れ上がったまま硬直した。
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