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令和6年最新話★★★

80−93

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マンションの最上階へと戻ると真っ先にバスルームへと向かう。昔ならあの場で犯すし、部屋に連れ帰ったとしても真っ直ぐにベッドに向かっただろう。ホントウにボクも変わってしまった。
ボク達の服に視線を遊ばせて布を糸にしてしまう。スルスルと肌を伝うように床に落ちると直接肌が触れ合い、左千夫クンの体温が心地良い。
既に温まっている浴室内に入り、左千夫クンのお気に入りのジャグジーの泡風呂へと二人まとめて浸かった。

「どこから洗おうかな~♪」
「……っ、ん」

後から支えたままボクの胸に彼の背中を凭れさせる。まだ目覚めない彼の手の指先から泡風呂のヌルッとした湯を利用してゆっくりと洗っていく。
時折、くぐもった声を零すけど意識は戻ってこない。左千夫クンは肉体ダメージを受けた時よりも精神ダメージを受けたときの方が覚醒までの時間が長い。
手、髪、胸、足と順番に体を軽く擦っていく。専用のバスオイルなのでそれだけで汚れは落ちるし、保湿もケアも出来る。更に……。ボクは左千夫クンの後穴に手を伸ばすとくぷっと音を立てながら窄まりに指を差し入れて行った。


「ッ♡ん!……はぁ、な、にっ」
「あ。おはよ~」
「九鬼?ッ!?ん、なにし……て」
「なにって、ナニの準備~」
「はっ、中にはい……るっ」
「大丈夫、だいじょうぶ~そういうことにも使えるバスオイルだから♪ほら、ジッとしてないとココで最後までなるケド?」
「はっ……ッ♡どういう風の吹き回し……ッ」
「え?ほら、誕生日くらいはゆっくりベッドでしたくない?」
「──────ッッッ!?」
「だから、ほら。力抜いてて~」
「待てッ!はっ♡んーっ♡」
「チンコ気持ちいい?お尻の穴とどっちが好き?」
「……ッどっちも触る必要ッ」

尻穴に指を挿れたところで左千夫クンが目を覚ました。後ろからもガッチリホールドして前から掌で陰嚢を潰しながら指を奥までいれてしまう。クイッと腹側に指を曲げてシコリがある部分をコリコリと撫でると左千夫クンが小さく体を丸めた。そして逆の手でペニスを扱き始めたら静かに身悶え始めた。
それにしても、誕生日にベッドで、なんて普通の恋人みたいな事を言っただけなのに左千夫クンは泣きそうな顔でボクを見上げてきた。嫌がられるのも好きだケド、今日くらいは喜んで欲しかったなァ。
我爱你ウォーアイニー朱華ヂュファ お誕生日おめでとう。ボクの宝物、離さないヨ」
白翼バイイーッッッ、んん♡♡」
尻穴を解しながらチンコを扱いて、耳元で伝わらない気持ちを込めて囁くとビクビクビク~~ッと全身を面白いほど震わせながら左千夫クンが……イった。珍しくはやいなと思う間もなく目元まで真っ赤に染めながら耳を押さえて逃げるように立ち上がった。

「えっ、ちょ、……左千夫クン?……っん」

慌てて追いかけるように立ち上がると横髪を掴まれ、引っ張られて、……キスされた。

「……っ、ベッド。行くんですよね」

唇を啄まれただけでキスはすぐ終わってしまって、視線の先の左千夫クンは目元は赤かったけどめちゃくちゃ男前に口角をあげてボクを誘った。
……なんか、ヤバイ。ボクの顔も赤くなってしまう。
お湯が波打つ音だけを浴槽に残してボク達は早々に退散した。脱衣室で後から抱き締めて、無理矢理唇を奪って、ベッドまで待てなくて犯そうと思ったケド、ベッドすると言ったばかりだと思い留まる。仕方なく唇を離して、彼をタオルに包んでからドライヤーを手に取ると髪を乾かし始めた。普段ならこういったことをしてあげるとジッとしてくれるのに今日は違って、向かい合う体勢で跪かれるとボクの既に臨戦態勢のペニスを頬張られた。

「……ッ。も、ベッドまでガマンできなかったら、はぁ、……キミのせいだからネ」
「フフ……、お好きにどうぞ」
「そう言われると……ッ、ガマンするしかないジャン……」

冷静を装うのは左千夫クンを目の前にすると難しい。今すぐに床に押さえつけて尻を上げさせてその穴にチンコをねじ込みたい。その衝動を抑えながら左千夫クンの濡れた黒髪を乾かしていく。手触りを楽しんで、気を紛らわせても直ぐにチンコに意識が行って、キュッと唇を噛み締めた。

自分の言葉のせいでベッドまでお預けを喰らってしまい、ムラムラが最高潮のところで左千夫クンの髪が乾いた。
もー、その間も遠慮のない愛撫が続いて危うく何度かイきかけたし、襲いかけた。品なくジュルジュルと音を立ててボクのチンコをしゃぶる様子はこの上なく征服欲をかき立てるし、この上なくキモチイイのでたちが悪い。どろっどろに先走りを左千夫クンの口の中に垂れ流したら尿道を割るようにして舌が入ってきて更にやばかった。

「はぁ~~。もー限界ッ」
「っ、九鬼、まだっ」
「ベッド行ってからデショ?我慢してるのわかってるくせに」
「……?僕は別にここでも、っ、ん♡」
「僕がイヤなの。でも、左千夫クンのせいで優しくはしてあげられないカモ」
「フフ。いつものことでは?」

余裕そうな様子が気に食わないケド、ボクのほうが本当に余裕がない。寝室のベットまで抱いて、運んで、転がして。上から覆い被さって唇を重ねた。チンコを左千夫クンのチンコに擦り寄せながら舌を絡めて堪能している時に、ガリッと左千夫クンがボクの舌をイタズラに噛んだ。普段ならぴりっと電気のような快楽が走るだけなのに……今日な何か別の感覚がして───意識がブラックアウトした。




▲▲ sachio side ▲▲

やはり何度感じても好きな人とのキスは心地良い。
九鬼の行動は理解し難いものが多い。いつもならところ構わずゼックスをするのに今日は何故か手を出して来なかった。我慢されると不必要なのかと不安になる。だからといってベッド以外のところでしたい訳ではない。自分でも制御出来ない複雑な感情を持て余しながらキスの最中に九鬼の舌に噛み付いた。
その瞬間に、グッとベッドに押し付けられた。何か気に触ったのかと思う暇もなく、シーツが僕の両手を頭上に拘束し、両足も九鬼が肩に掲げてしまい、ぐぐぐぐっ……と無遠慮に尻穴を割り開くようにして完勃ちのペニスが入り込んでくる。
「はっ、……っ、ま…………っ、て……っ!?ぐっ!」
慣らしたといえど充分ではない上、矢張り九鬼のは大きいので自然と体に力が入ってしまった上、ギチギチに締め上げてしまい、息を抜こうとした瞬間。ゴンッ!!と鈍い音が僕の頬から響き渡った。痛みより驚きで数度瞬いて九鬼を見上げると、ぐりゅん♡とペニスが奥まで無理矢理捻りこまれた。

「ッ゙ァああああああああっ!?」

「……ッ、くっ、……せっま」
「ゔ!ぁっ!ま、ッんん……っ゙ッ゙?!い゙ッ!」
「黙って」

呼吸が整わない間に激しく腰を打ち付けられる。頬の痛みよりも性急に弄られる腸壁にどうしても体が拒否反応をお越し暴れようとしてしまう。それが気に食わなかったのか続け様に殴られた。両手だけの拘束だったのに両足までも大きく開けられて膝が頭の横に来るほど体を折り曲げられて拘束されてしまった。ゴツっ!ごんッ!と骨まで響く程強く殴られ続けた。久々の性虐に頭がついていかない、でもこれが九鬼だ。少し前まで普通であった行為なのに、油断してしまった僕が悪い。誕生日なのに、などという甘い言葉が通用する相手ではない。ひとしきり殴られたあと軽い脳震盪を起こして意識が朦朧とする。その隙に首に指が掛かってぐぐぐぐっ、と、呼吸を止めるように締められた。殺す為ではないようで血流ではなく息が止まる、ただその間も締め付けを愉しむように尻穴から卑猥な音をさせながらの腰の打ち付けは止まらなかった。

「ハァッ♡キモチイイ……ッ、ギュってして……っ、く」
「あ゙ッ!ぁあああっ!ッあ♡゙あっ!ぅ、くぅ♡♡゙」
「可愛い声ッ、ハァッ♡んっ、イくッ♡んっ!はぁ、朱華ヂュファの中ッ、出ちゃった。キモチイイ……ふっ」
「あっ!あああああっ、そこっ」
「キモチイイでしょ?ずーっと擦ってあげるネ」
「ひぃ、ああああっ!あっ!!あーっ!」

体内が温かい。無理矢理開かれてしまったため尻穴は麻痺しているが九鬼は射精したようだった。ヌルッとした体液が潤滑剤となり打ち付けがスムーズになると僕のイイトコロばかり抉られた。首を締める手では酸素の量を調節するように力を入れたり緩めたりと忙しない。意識が完全に覚醒できないと朦朧としたままで気持ちよさばかりが頭を支配する。ぐぐぐっと、首筋に沈む指のせいで僕は果ててしまった。キュッキュと規則的に締め付けると九鬼も射精した。そう、先程から何度かイってるはずなのに九鬼の腰の打ち付けは弱まるどころか速くなって僕の弱いところばかりをこすりあげた。


気持ちよさが度を越して嫌だと首を振ろうとしたらグッと血の流れまでを阻害するように指が埋ってしまいそれは叶わない。足も大きく広げ持ち上げられて拘束されているので九鬼の打ち付けを受け入れるだけになってしまい、僕は続けてイった。しかし、それでも休息なんてなくてそのまま打ち付けが続いた。

「っっっつんんんんんんぁあああああ!ぐっ!ぁああっ!♡゙」
「可愛い。きもちぃ?気持ちいい?」
「──────ッッッ゙、はっ、あっ♡あ゙っ!イ゙……くっ、ッッッッッッんんんっ゙!!や……!?────ッ゙ッッッ、ゴホッ!はっ、あああっ!!」
「オレはきもち……ッ、ハァっ♡ぅ、っ♡♡」

酸素は貰える。だが、嫌だと言おうとしたらグリっと喉仏を指で抉られる。弱い所をなんの抵抗もさせてもらえずこすり上げられる為、また僕もビュクッッッッ♡と精液を飛び散らせた。体は脱力感が襲ってくるのにそこからまた無理矢理快楽漬けにされて、それの否定も許されずに亀頭が僕の感じ過ぎるポイントを穿つ。九鬼だってイってる筈なのに獰猛な表情で僕を見下ろしながら止まることなく腰を揺すっている。

「ぅっあああ!イっだっッ゙!イきましたっ♡♡♡」
「ん。きゅぅぅぅぅってしてる……はっ♡」
「連続は……っ!ぐぅ?!」
「ダメ。溺れて、キモチイイままでいなヨ」
「ハァっ♡あっ!!あー!!そこ、はずしてまたイ……くっ!」
「イっていいヨ?キモチイイ?キモチイイ?」
「気持ちいいッ!!気持ちいいんですっ!ッ゙よすぎ、て……ッ゙あああああああああああ♡♡♡♡」
「ッッッッん、ハァっ♡ペース速い~。朱華ヂュファの好きなところ、前立腺、コリコリして、腫れて……っておいし、そ!」
「ッッッッッッッッ!?んんんんんんんん♡♡♡♡ぅ、ああああっ♡♡♡ソコ、もう、いや…………ぐ!!?」
「ハァっ♡うるさいな、ッ、受け入れなヨ」
「はぁっ!!あっ!ぁああああっ、おかしくなるっ!イきすぎて、おかしく、っっつんんん゙♡♡♡♡゙」
「おかしくなってイイから受け入れろヨ……っ、ん♡」
「ッッッッッ゙!?んんんんんんんんッ!!♡♡♡♡」
「可愛い朱華ヂュファ、オレのっ、オレ……の」

ガツンッ!と嫌だと言った瞬間もう一度殴られた。頭まで響いて意識が遠のくが強過ぎる快楽に目を見開いて、振りたい首は九鬼の指が埋って阻止される。否定を許されない空間に感覚が麻痺して、九鬼が思惑するままに酸欠になって、アナルを締め上げて、前立腺をえぐられて、イって。でも止めてくれなくてそのままグリグリされて、表情が歪んで喘いで、下半身が痙攣を繰り返して、またイって、何度も何度も何度も、イって、精液が出なくなってもイって、意識を飛ばしてもイって、そろそろ鬱血が酷くなって顔も見れたもんじゃないだろうに、九鬼の動きはまだ止まらない。
朱華ヂュファッ、可愛いッッッ♡はっ、愛してる……ん、オレの。ハァっ♡可愛いッ゙、ん♡愛してるッ愛してるッ♡♡」
「…………ぅ、………………あ、………………あっ、ぁあああああっ♡♡あ!ぁああああ♡♡゙」
「ほら、キモチイイでしょ?オレ、朱華ヂュファ気持ちよくさせてる、ッ゙♡はぁ、オレの、受け入れてッ……♡オレのもの、我爱你ウォーアイニー
九鬼も何度もイっているのでぐちゅぐちゅと精液と血液が混ざる音が室内に響きわたった。もう意識が霞んで、快楽に喘いで、気が狂わないようにするのが精一杯だった。

九鬼はずっとうわ言のように何か話していて、僕の耳がおかしくなったのでは無いかと思うほど甘い言葉が繰り返される。身動き出来ない僕に抱き着きいて、腰を打ち付けながら耳元で囁かれる信憑性のない愛の言葉。でも、だけど、それでも僕は満足で。
「……ッ゙、僕も、好き」
「……朱華ヂュファ?」
「誕生日に、……白翼バイイーと、繋がれて……凄く……嬉しい」
「!?……朱華ヂュファ!ッ、オレも、好きッ、もう離さないッ゙♡離れるなッ、く、ちゃんと、捕まえてヤル、ハァっ♡」
「ッッん!?ぁああっ♡そこっ♡く、……ッッッんんん♡♡♡」
「く、………………ッ、ん!」

何度目か分からない絶頂に全身が震えた。既に傷みと快楽で全てが麻痺して、体力も根こそぎ持っていかれたため九鬼の動きが緩やかになった瞬間体が弛緩した。しかし、また直ぐに打ち付けが始まって過ぎた快楽は愉悦を越して苦しくて、やめて欲しいのに抵抗は出来なくて、限界が来てまた、意識がとんだ。さっきまでは無理矢理快楽を叩き込まされて起こされていたが、九鬼の重みが僕に覆い被さったのでどうやら彼も限界が来たようだった。
九鬼が満足した事に安堵を覚えた瞬間、完全に意識を手放した。



▽▽ KUKI side ▽▽

「ッ……頭いたーい。て、アレ。ナニコレ、どうなったの?あれ?左千夫ク……ッ!?」

気付いたら汗と精液まみれでボクのベッドに転がっていた。しかも結合して左千夫クンを抱きしめたままだし、左千夫クンは完全拘束されてるし、アザだらけだし、カッパカパのペニスを引き抜くと血液混じりの精液が内腿を汚していた。
とてつもなーーく激しいプレイをしたんだろう。だけど、した本人であるボクは全く覚えていない。もしかしたらボクがやったわけじゃないのかも、とも思ったケド、この拘束はどー考えてもボクだし、殴ったのもボクだ。そして、精神的には全く満たされていないが、肉体、性欲は満たされている。なぜかわからないが左千夫クンを犯した記憶だけが抜け落ちていた。

「ッ………………ん」

左千夫クンの意識が戻りそうだったので慌てて拘束を解除した。すると直ぐに黒い瞳が真っ直ぐにボクを見上げてきた。これはぜっっっっったい、怒られるやつだと取り繕うとしたけど、それよりも早く左千夫クンの唇が動いた。

「おはようござい……ま」
「お、おはよう」
「シャワー浴びたら帰りますね」
「え!?……あ、ちょ」

一瞬だけ左千夫クンは罰が悪そうに眉を顰めたがそこからは普通、いや、いつも以上に表情なくベッドから立ち上がるとシャワー室へと向かった。
いや、待て待て待て。向かわせていいわけがない。だけど昨日の事が全く記憶にないとも言い出せなくて。だって昨日は彼の誕生日で、流石の左千夫クンでも誕生日にボコボコに殴られながら犯されたくなんてなかったはずだ。しかも、折角の彼との誕生日セックスを覚えてないなんて言えるはずもなく、ボクはウンウン言いながら頭を抱えた。
悩んでいる間に帰られてしまいそうだったので急いで後を追うようにして狭いシャワールームへと押し入った。

「……ッ!?な、んです」
「ごめん、やり過ぎた」

問答無用にギュと背後から抱き締めて、こちらに向いた頬に口付ける。ピンキーリングを刃物に変えて、自分の腕を切り裂くとシャワーの湯と血液が混ざり合っていく。どちらにも能力をこめると無数の小さな水滴となって左千夫クンに触れては弾けるように消えていく。皮膚から内部に浸透して破壊された細胞を元に戻していく。特に酷い頬に何度も口付けて、舌を這わせて鬱血を消していく最中にふと目が合うと左千夫クンは怪訝そうな顔をしていた。

「謝る必要はないと思いますが」
「え!?でも、左千夫クン殴られたいわけじゃないデショ?それともドMに目覚めて……ッ!」
「それはあり得ません。ですが、セックス中といえ油断した僕にも落ち度はあるので」
「ゔ……。前にも言ってたけど普通はセックス中に恋人を殴るのは」
「では、貴方はその普通のセックスをずっと出来るのですか?」

左千夫クンが僕の腕の中で体を反転させて両手を首に回してきた。


狡猾な表情に全てを見透かされていて思わず瞬いた。アァなんでこんなにボクの心を掴んでキミは離さないんだろう。
そのままお互いの唇が合わさる。遠慮なく相手の口内を舐め回すと血の味がした。切れてしまった口内をゆっくり舐って治していく。ただ、左千夫クンは傷が治ったことを確認はしていないので痛みだけ残ってボクが激しく舌に吸い付くと肩を強張らせていた。

「ん、ふ…………っ、んっ」
「っ、………………は、ん……あー」
「……?」
「ぜっっんぜん、ヤりたらないよネ~。どうせならもっともっと傷付けて骨までしゃぶりたいんだケド!なんか中途半端でなまぬ……ぐふっ」
「ホント……貴方という人は」

ボディに見事な一発をお見舞いされた。
ホントの事なのに。左千夫クンを甚振りたくない筈がない。覚えてないのがほーんと勿体無いし、その時の情動で殴るのではなく、綿密に繊細に追い詰めて追い詰めて、化けの皮を剥がして屈服させてやりたい。
余りにもきれいにみぞおちにもらってしまって前屈みになったボクを片手で簡単に支えれるのは流石左千夫クンだ。そのまま体重を掛けてしまって抱きしめ直して、なんだかんだワガママを言ってその日も一緒に〈紅い魂あかいたましい〉を集めて過ごした。







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