4 / 4
再再会
3
しおりを挟む
「だー!!布団入るときは服着ろって言ってんだろ!!」
「あー……わるい、俺寝るときは裸なんだわ」
「だったらせめてソファーで寝ろよ!」
「あのソファー硬すぎて寝違えるんだよねー。いいじゃん、那由多が寝る時間は俺だいたい仕事なんだし」
「ぐっ……、で、でも朝起きたら横に裸の酒臭いお前が居てビビるんだって!」
誤算だった。
六架がこんなふてぶてしいやつだとは思わなかった……!
序盤は控えめだった、人恋しいとか寂しいとかうまいこと言われて一緒に寝た。
しかも、紅魂《あかたま》も憑いていたので一緒に寝たほうが熟睡している間に唇の近くで息を吸うようにして〈食霊〉できるからよかった。
そうやって甘やかしたのが運のつき……、今では完全に俺の居場所が無くなってしまった。六架に憑いた紅い魂《あかいたましい》を頻繁に〈食霊〉するので副作用である、性欲も溜まりまくっているのにヌく暇が無いのもかなり辛い。もう色々限界が近いがバイトで疲れたし、共同スペースで飯も食って、風呂も入って来たので眠気が襲ってきた。逆に六架は今から仕事のようで、ベッドの上で身支度を始めていた。
今から仕事に向かう相手をこれ以上責め立てることもできず不貞腐れたまま俺はベッドの隙間へと転がって布団に潜り込んだ。
「あー……わるい、俺寝るときは裸なんだわ」
「だったらせめてソファーで寝ろよ!」
「あのソファー硬すぎて寝違えるんだよねー。いいじゃん、那由多が寝る時間は俺だいたい仕事なんだし」
「ぐっ……、で、でも朝起きたら横に裸の酒臭いお前が居てビビるんだって!」
誤算だった。
六架がこんなふてぶてしいやつだとは思わなかった……!
序盤は控えめだった、人恋しいとか寂しいとかうまいこと言われて一緒に寝た。
しかも、紅魂《あかたま》も憑いていたので一緒に寝たほうが熟睡している間に唇の近くで息を吸うようにして〈食霊〉できるからよかった。
そうやって甘やかしたのが運のつき……、今では完全に俺の居場所が無くなってしまった。六架に憑いた紅い魂《あかいたましい》を頻繁に〈食霊〉するので副作用である、性欲も溜まりまくっているのにヌく暇が無いのもかなり辛い。もう色々限界が近いがバイトで疲れたし、共同スペースで飯も食って、風呂も入って来たので眠気が襲ってきた。逆に六架は今から仕事のようで、ベッドの上で身支度を始めていた。
今から仕事に向かう相手をこれ以上責め立てることもできず不貞腐れたまま俺はベッドの隙間へと転がって布団に潜り込んだ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる