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番外編 ファティマ編06
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そこに立っていたのは、紛れもなくゼノンじゃった。首に包帯を巻いてはいるが、元気そうじゃ。
「な、なんだ貴様っ!誰の赦しを得て王の寝所に!衛兵、衛兵!」
お楽しみを邪魔されたうえ、乱暴に放り投げられた老王は、怒りと屈辱で震えながら喚く。
「襲いかかってきた兵士のお兄さん達には、伸びてもらったぜ」
「なっ、嘘をつくな!100人は超えるぞ、そんなわけ・・・」
「嘘じゃねえ。オレは“疾風ゼノン”だからな」
ゼノンは言うや否や、部屋になだれ込んできた兵士の一団を、涼しい顔で一刀のもとに斬り伏せる。
「しっ、疾風ゼノンだと?!?!」
王は素っ頓狂な声をあげたが、それはわたくしも同じじゃった。
疾風ゼノンと言えば、諸外国にも名の轟く、ローザン王国の英雄ではないか!幼少の頃よりリチャード王が育てたという、王の懐刀。戦場での武功は数知れない。ゼノンなどよくある名だから気づかなかったが、あの妙技を見せられては、信じるしかあるまい。
こやつ、ただの平チンピラではなかったのか・・・。どうりでサーベルタイガーにも勝てたわけじゃ。わたくしを庇わなかったら、傷一つ負わなかったに違いない。
「そ、その疾風ゼノンが何の用だ!他国の問題に首を突っ込むなら、たとえローザンの英雄でも黙っては、」
「やかましいっ!!」
なおも抵抗する王だったが、ゼノンは問答無用とばかりに、王のへたり込む床に剣を突き刺す。
「ひいいぃっ!」
「女を差し出せだの貢物しろだの、好き勝手しやがって、このヒヒジジイ!
この密林じゃ、力こそ正義だってわかってるよな?むざむざ衛兵を失ったてめえには、もう王を名乗る資格はねえんだよ。とっとと出ていきやがれ!」
ローザンの伝説的英雄に矢継ぎ早に凄まれて、老王は口答えすらできない。今にも泡を吹きそうになりながら、床を這う様にして部屋を出て行った。
「さ、終わり、と。帰るぜ、ファティマ」
ゼノンは、何事もなかったかのような平静さで、わたくしに声をかける。だがわたくしは、包帯の下に滲んだ血を見逃さなかった。
「・・・おい、ゼノン」
「ん?なんだ?」
「おぬし、わたくしと結婚せい!」
「はあああ?!」
突然の爆弾投下に、ゼノンは呆気に取られて、間抜けな声を上げる。
「おぬし、気づいておらんのか?!獰猛な虎の前に身を投げ出して庇い、生死にかかわるような大怪我を押してまで救いにくる。この意味がわからんのか?!」
「何言ってんだ?お前」
ああもう、ここまで鈍いとは!たがわたくしとて、ここで引くわけにはいかぬ。チャンスは今しかない!言ってやる!
「いい加減気づけ!おぬしはわたくしに惚れておるのじゃ!」
「はあああ?!」
ゼノンはそう言ったきり、大口を開けて惚けている。疾風ゼノンにこんな顔をさせたのは、わたくしくらいじゃろう。
「リチャード王への想いは、激しい尊崇と憧れを恋だと勘違いしておるだけじゃ。わたくしへの想いとはちがう。わたくしのどこに、敬い憧れる要素がある?!それでもお前は、わたくしを救いにきた。そうせずにはおられなかったからじゃ。それが恋じゃ!」
ああもう、なぜわたくしが、こんなことを言わねばならんのじゃ。わたくしは薔薇姫、恋を弄ぶことはあっても、翻弄されるなどあってはならぬのに!
ゼノンはしばらく目を見張り、口をパクパクさせていたが、急に大声で笑い出した。
「わはははは!あんたやっぱりおもしろいな!いいぜ、気に入った」
そう言うなりわたしくしを抱き寄せ、激しく口づけする。
「むっ、んんっ!」
「うん、なかなか良いな。女にキスしたいなんて思ったの、あんたが初めてだよ」
思った途端にするとは、なんて手の早い男じゃ!
「ぜっ、ゼノン。それはどういう、」
「結婚しようぜ!」
・・・言ったな?今、結婚すると言ったな?
「よ、よいのか?ゼノン」
「なんだよ、あんたが誘ったんだろ」
「いやでも、それはそうじゃが、」
「あんたといたら、おもしろい人生が送れそうだ。密林で猛獣使い、なんて人生、なかなか送れるもんじゃねえからな」
「誰が猛獣じゃ!」
そうしてわたくしとゼノンは、数日後、めでたく密林の王国で結婚式を上げた。故国からの参列者はなかったが、もう吹っ切れておるのでどうということはない。密林の女王や民から祝福され、幸せな式であった。
リチャード王には、なぜ自分が来るまで待たなかったのか、絶対に出たかったのにと、こっぴどく叱られたらしい。ゼノンは愛されておるな。
そうそう、老王を失った隣国じゃが、結局後継がおらず、請われる形でゼノンが王になった!
もちろんわたくしは王妃じゃ。故国は失ったが、半分自力で国を手に入れたぞ。さすがはわたくしじゃ!
王妃になったからと言って、昔のように民を傷めつけたりはせぬ。わたくしも少しは、民の苦労を知ったからな。
それに、どう思っておるかは知らんが、わたくしは民の命を奪ったことはないし(鞭打ちはしたが。もう断じてせぬ!)、奴隷に売り飛ばそうとしたのもあの娘が初めてじゃ。
あの娘には悪いことをしたな・・・。今回のことで、好きでもない男に触られる気色悪さを知った。いつか、詫びを入れねばなるまい。
今日も夫婦仲は良好じゃ!
ゼノンのやつ、女に興味なかったわ戦場を渡り歩いてばかりだったわで、朴念仁かと思っていたが、以外に女のツボを心得ておる。
不思議だったので尋ねてみると、リチャード王に教えてもらったと・・・おぬしら、そういう関係だったのか?!?!?!
「いや、違うって。オレがいつか女を抱くことがあったらこうしろって、言葉で教えてもらっただけだぜ?」
慌てふためいたわたくしだったが、ゼノンの顔をみるとどうも違うらしい。ほっとしたぞ。
「オレは実践で教えてもらいたかったんだがなあ」
やっ、やっぱりほっとしない!もうリチャード王には会わせぬぞ!
しかしだ。振り返ってみれば、わたくしは見事心を入れ替え、ゼノンは女に目覚め、国まで手に入れた。
すべてが、リチャード王の思惑どおりなのではないか・・・?あの王ならやりかねない。まったく油断のならない男だ。うっかり手に入れたりしなくてよかった。わたくしの手には負えぬ。
あの娘、これからたいへんじゃぞ。
いや、あの娘なら何ということはないのかも知れんな。頭も良いそうじゃし、素のままで王に溺愛されておる。あの娘が持つ、心の清らかさ故か。
軽い羨望を覚えたが、わたくしはそれをすぐ振り払った。わたくしにはゼノンがいる。わたくしはわたくしのままで、ゼノンを愛しておればよい。
さあ、今日も忙しいぞ。即位したばかりの王と王妃には、国のためにすることが山積みじゃ!
せっかく密林の王妃になったのじゃ、サーベルタイガーをペットにするのもよいな。
今度、ゼノンにねだってみるか!
「な、なんだ貴様っ!誰の赦しを得て王の寝所に!衛兵、衛兵!」
お楽しみを邪魔されたうえ、乱暴に放り投げられた老王は、怒りと屈辱で震えながら喚く。
「襲いかかってきた兵士のお兄さん達には、伸びてもらったぜ」
「なっ、嘘をつくな!100人は超えるぞ、そんなわけ・・・」
「嘘じゃねえ。オレは“疾風ゼノン”だからな」
ゼノンは言うや否や、部屋になだれ込んできた兵士の一団を、涼しい顔で一刀のもとに斬り伏せる。
「しっ、疾風ゼノンだと?!?!」
王は素っ頓狂な声をあげたが、それはわたくしも同じじゃった。
疾風ゼノンと言えば、諸外国にも名の轟く、ローザン王国の英雄ではないか!幼少の頃よりリチャード王が育てたという、王の懐刀。戦場での武功は数知れない。ゼノンなどよくある名だから気づかなかったが、あの妙技を見せられては、信じるしかあるまい。
こやつ、ただの平チンピラではなかったのか・・・。どうりでサーベルタイガーにも勝てたわけじゃ。わたくしを庇わなかったら、傷一つ負わなかったに違いない。
「そ、その疾風ゼノンが何の用だ!他国の問題に首を突っ込むなら、たとえローザンの英雄でも黙っては、」
「やかましいっ!!」
なおも抵抗する王だったが、ゼノンは問答無用とばかりに、王のへたり込む床に剣を突き刺す。
「ひいいぃっ!」
「女を差し出せだの貢物しろだの、好き勝手しやがって、このヒヒジジイ!
この密林じゃ、力こそ正義だってわかってるよな?むざむざ衛兵を失ったてめえには、もう王を名乗る資格はねえんだよ。とっとと出ていきやがれ!」
ローザンの伝説的英雄に矢継ぎ早に凄まれて、老王は口答えすらできない。今にも泡を吹きそうになりながら、床を這う様にして部屋を出て行った。
「さ、終わり、と。帰るぜ、ファティマ」
ゼノンは、何事もなかったかのような平静さで、わたくしに声をかける。だがわたくしは、包帯の下に滲んだ血を見逃さなかった。
「・・・おい、ゼノン」
「ん?なんだ?」
「おぬし、わたくしと結婚せい!」
「はあああ?!」
突然の爆弾投下に、ゼノンは呆気に取られて、間抜けな声を上げる。
「おぬし、気づいておらんのか?!獰猛な虎の前に身を投げ出して庇い、生死にかかわるような大怪我を押してまで救いにくる。この意味がわからんのか?!」
「何言ってんだ?お前」
ああもう、ここまで鈍いとは!たがわたくしとて、ここで引くわけにはいかぬ。チャンスは今しかない!言ってやる!
「いい加減気づけ!おぬしはわたくしに惚れておるのじゃ!」
「はあああ?!」
ゼノンはそう言ったきり、大口を開けて惚けている。疾風ゼノンにこんな顔をさせたのは、わたくしくらいじゃろう。
「リチャード王への想いは、激しい尊崇と憧れを恋だと勘違いしておるだけじゃ。わたくしへの想いとはちがう。わたくしのどこに、敬い憧れる要素がある?!それでもお前は、わたくしを救いにきた。そうせずにはおられなかったからじゃ。それが恋じゃ!」
ああもう、なぜわたくしが、こんなことを言わねばならんのじゃ。わたくしは薔薇姫、恋を弄ぶことはあっても、翻弄されるなどあってはならぬのに!
ゼノンはしばらく目を見張り、口をパクパクさせていたが、急に大声で笑い出した。
「わはははは!あんたやっぱりおもしろいな!いいぜ、気に入った」
そう言うなりわたしくしを抱き寄せ、激しく口づけする。
「むっ、んんっ!」
「うん、なかなか良いな。女にキスしたいなんて思ったの、あんたが初めてだよ」
思った途端にするとは、なんて手の早い男じゃ!
「ぜっ、ゼノン。それはどういう、」
「結婚しようぜ!」
・・・言ったな?今、結婚すると言ったな?
「よ、よいのか?ゼノン」
「なんだよ、あんたが誘ったんだろ」
「いやでも、それはそうじゃが、」
「あんたといたら、おもしろい人生が送れそうだ。密林で猛獣使い、なんて人生、なかなか送れるもんじゃねえからな」
「誰が猛獣じゃ!」
そうしてわたくしとゼノンは、数日後、めでたく密林の王国で結婚式を上げた。故国からの参列者はなかったが、もう吹っ切れておるのでどうということはない。密林の女王や民から祝福され、幸せな式であった。
リチャード王には、なぜ自分が来るまで待たなかったのか、絶対に出たかったのにと、こっぴどく叱られたらしい。ゼノンは愛されておるな。
そうそう、老王を失った隣国じゃが、結局後継がおらず、請われる形でゼノンが王になった!
もちろんわたくしは王妃じゃ。故国は失ったが、半分自力で国を手に入れたぞ。さすがはわたくしじゃ!
王妃になったからと言って、昔のように民を傷めつけたりはせぬ。わたくしも少しは、民の苦労を知ったからな。
それに、どう思っておるかは知らんが、わたくしは民の命を奪ったことはないし(鞭打ちはしたが。もう断じてせぬ!)、奴隷に売り飛ばそうとしたのもあの娘が初めてじゃ。
あの娘には悪いことをしたな・・・。今回のことで、好きでもない男に触られる気色悪さを知った。いつか、詫びを入れねばなるまい。
今日も夫婦仲は良好じゃ!
ゼノンのやつ、女に興味なかったわ戦場を渡り歩いてばかりだったわで、朴念仁かと思っていたが、以外に女のツボを心得ておる。
不思議だったので尋ねてみると、リチャード王に教えてもらったと・・・おぬしら、そういう関係だったのか?!?!?!
「いや、違うって。オレがいつか女を抱くことがあったらこうしろって、言葉で教えてもらっただけだぜ?」
慌てふためいたわたくしだったが、ゼノンの顔をみるとどうも違うらしい。ほっとしたぞ。
「オレは実践で教えてもらいたかったんだがなあ」
やっ、やっぱりほっとしない!もうリチャード王には会わせぬぞ!
しかしだ。振り返ってみれば、わたくしは見事心を入れ替え、ゼノンは女に目覚め、国まで手に入れた。
すべてが、リチャード王の思惑どおりなのではないか・・・?あの王ならやりかねない。まったく油断のならない男だ。うっかり手に入れたりしなくてよかった。わたくしの手には負えぬ。
あの娘、これからたいへんじゃぞ。
いや、あの娘なら何ということはないのかも知れんな。頭も良いそうじゃし、素のままで王に溺愛されておる。あの娘が持つ、心の清らかさ故か。
軽い羨望を覚えたが、わたくしはそれをすぐ振り払った。わたくしにはゼノンがいる。わたくしはわたくしのままで、ゼノンを愛しておればよい。
さあ、今日も忙しいぞ。即位したばかりの王と王妃には、国のためにすることが山積みじゃ!
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