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峰打ちは優しさじゃないR-18
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「あーーーっ!」
痺れるぅうううっ!
「好いだろ? 皇帝家の妃だけが味わえる快楽だよ」
そんな大層なものだったんですか、あの前世で大量に売られていたマッサージ器は。ローターは宝玉ですか。前世の世界に仕入れに行けるなら私は大金持ちになれるのかもしれない。
異世界トリップなら輸入できてたんだろうなぁ! 転生た無理だ。
ビジネスチャンスを体感してるのに実現できない悔しさが王国への恨みを募らせていく。
「女の子はこれでメロメロになるから皇帝家に嫁いできて嫌がる女性はいないんだよ。ヘーゼル柔らかくてとてもいい匂いがする……。早く俺のお嫁さんになる覚悟して?」
「ら、らめぇえええっ!」
皇帝陛下の美しい手によって押し当てられてる宝玉は卑猥にも擦り付けられて、頭の中で花火が散った。
「うぁん!」
敏感なところをかすってんだ。飛び跳ねた身体がビザステリオ様の身体に触れて男性の体を生なましく感じた。
あたってるし! いや、あててるのか。先程から硬い棒状のものが背中に。ある……。あらぬところがキュンとなる。
いや、そんな、したいとかないから。健康優良児は健全に生きていたんだ。今更、耽美空間で生きろと言われてもどう生きていいかわからない。
「ここがいいんだね?」
美声を耳に吹込まれて腰が逝きかけた。初めてのおもちゃ。芸術的な異性。
お腹の中がすごいムズムズする。
これがメスの本能なのか。シーツを握りしめたぐらいでは散らせない熱に何度も身体が跳ねた。
秘宝のあくどい機能にしばらく悶ていたが慣れてくると、とても気持ちよかった。
「んんんっ……」
「そうそう、リラックスして」
あー、気持ちいい。背後から手を回されて責められている私は場所はともかくマッサージの心地よさを味わっていた。
これは売れるわ。マッサージ器のそっち方向の良さに私は驚いた。そうこうしているうちに、太ももがピクピクしはじめる。なにかが来ている。
「あ、なにか来そう……」
「ん、気持ちよかったね」
「えっ……」
突然宝玉を外されて私は呆然とした。今、すごく気持ちよくなろうとしていたのに? やめられた?
「この宝玉は皇帝のお妃様用だ。まだ結婚していないヘーゼルはここまでだよ」
ビザステリオ様は妖艶に笑ってピンクの玉を見せつけてくるけれど、それ使ってくれないの? 簡単に与えられた快楽をいきなり取り上げられて半笑いになった。ここまでしておいて? 終わり? 嘘でしょ?
「ん? これで絶頂するのは癖になるから。結婚しないならやめておかないとイケなくなってしまうのだから、これはヘーゼルのためなんだよ」
余韻が、いや気付かされた欲求が止まらない。止まれない。性欲とか考えたことはなかったけれど、ここまで刺激されたら解放されないと辛い。
とにかく、呼吸を整えようと自分を抱きしめて落ち着くのを待った。
「ひゃん……」
背中をつーっと撫でられてのけぞった。
「な、なにをなさるのですか?」
「宝玉は使わないけれど、何もしないなんて言ってないからね」
ニコニコしている美貌の皇帝がどういう性癖をお持ちなのか突然理解してしまった。
「もう、触らないで……」
「ヘーゼルの髪は絹のように触り心地がいいな」
髪の毛を触られると頭のむず痒さがすごかった。感じてる。これ、感じてる。
下半身の痺れでそれが性感だと気がつかされる。甘い疼きが治らない。
「これを食べれば良くなるから」
色々なところにキスされてわけがわからなくなったところで口に何かが押し付けられた。
「ひっ、ひぐっ」
あまりにも辛くて泣いていた私は良くなると言われて口をあけた。それは砂糖でできた婚礼のための菓子だったわけで。噛んでからその甘さに気がついたわけだ。
「俺の花嫁になってくれてありがとう。俺は今夜世界一幸福な花婿になれそうだ。大事にするから。出会ったばかりだけど愛しているよ」
最高に幸せそうな少し見慣れ始めたビザステリオの端正なお顔がアップになって柔らかいものを口に感じた。
ジャリッとする砂糖がビザステリオの舌で回収されていった。ものすごく甘そうにして口に手をあてているビザステリオ様がそれを飲み下すのを見て私は床に沈んだ。
いっそ殺してくれ。
痺れるぅうううっ!
「好いだろ? 皇帝家の妃だけが味わえる快楽だよ」
そんな大層なものだったんですか、あの前世で大量に売られていたマッサージ器は。ローターは宝玉ですか。前世の世界に仕入れに行けるなら私は大金持ちになれるのかもしれない。
異世界トリップなら輸入できてたんだろうなぁ! 転生た無理だ。
ビジネスチャンスを体感してるのに実現できない悔しさが王国への恨みを募らせていく。
「女の子はこれでメロメロになるから皇帝家に嫁いできて嫌がる女性はいないんだよ。ヘーゼル柔らかくてとてもいい匂いがする……。早く俺のお嫁さんになる覚悟して?」
「ら、らめぇえええっ!」
皇帝陛下の美しい手によって押し当てられてる宝玉は卑猥にも擦り付けられて、頭の中で花火が散った。
「うぁん!」
敏感なところをかすってんだ。飛び跳ねた身体がビザステリオ様の身体に触れて男性の体を生なましく感じた。
あたってるし! いや、あててるのか。先程から硬い棒状のものが背中に。ある……。あらぬところがキュンとなる。
いや、そんな、したいとかないから。健康優良児は健全に生きていたんだ。今更、耽美空間で生きろと言われてもどう生きていいかわからない。
「ここがいいんだね?」
美声を耳に吹込まれて腰が逝きかけた。初めてのおもちゃ。芸術的な異性。
お腹の中がすごいムズムズする。
これがメスの本能なのか。シーツを握りしめたぐらいでは散らせない熱に何度も身体が跳ねた。
秘宝のあくどい機能にしばらく悶ていたが慣れてくると、とても気持ちよかった。
「んんんっ……」
「そうそう、リラックスして」
あー、気持ちいい。背後から手を回されて責められている私は場所はともかくマッサージの心地よさを味わっていた。
これは売れるわ。マッサージ器のそっち方向の良さに私は驚いた。そうこうしているうちに、太ももがピクピクしはじめる。なにかが来ている。
「あ、なにか来そう……」
「ん、気持ちよかったね」
「えっ……」
突然宝玉を外されて私は呆然とした。今、すごく気持ちよくなろうとしていたのに? やめられた?
「この宝玉は皇帝のお妃様用だ。まだ結婚していないヘーゼルはここまでだよ」
ビザステリオ様は妖艶に笑ってピンクの玉を見せつけてくるけれど、それ使ってくれないの? 簡単に与えられた快楽をいきなり取り上げられて半笑いになった。ここまでしておいて? 終わり? 嘘でしょ?
「ん? これで絶頂するのは癖になるから。結婚しないならやめておかないとイケなくなってしまうのだから、これはヘーゼルのためなんだよ」
余韻が、いや気付かされた欲求が止まらない。止まれない。性欲とか考えたことはなかったけれど、ここまで刺激されたら解放されないと辛い。
とにかく、呼吸を整えようと自分を抱きしめて落ち着くのを待った。
「ひゃん……」
背中をつーっと撫でられてのけぞった。
「な、なにをなさるのですか?」
「宝玉は使わないけれど、何もしないなんて言ってないからね」
ニコニコしている美貌の皇帝がどういう性癖をお持ちなのか突然理解してしまった。
「もう、触らないで……」
「ヘーゼルの髪は絹のように触り心地がいいな」
髪の毛を触られると頭のむず痒さがすごかった。感じてる。これ、感じてる。
下半身の痺れでそれが性感だと気がつかされる。甘い疼きが治らない。
「これを食べれば良くなるから」
色々なところにキスされてわけがわからなくなったところで口に何かが押し付けられた。
「ひっ、ひぐっ」
あまりにも辛くて泣いていた私は良くなると言われて口をあけた。それは砂糖でできた婚礼のための菓子だったわけで。噛んでからその甘さに気がついたわけだ。
「俺の花嫁になってくれてありがとう。俺は今夜世界一幸福な花婿になれそうだ。大事にするから。出会ったばかりだけど愛しているよ」
最高に幸せそうな少し見慣れ始めたビザステリオの端正なお顔がアップになって柔らかいものを口に感じた。
ジャリッとする砂糖がビザステリオの舌で回収されていった。ものすごく甘そうにして口に手をあてているビザステリオ様がそれを飲み下すのを見て私は床に沈んだ。
いっそ殺してくれ。
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