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本編後
希未・第6話
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結婚式を挙げることに決めた私達は、いくつかのブライダルフェアに行って式場のホテルを決めた。
式の日にちを決めたら、それからは少し慌ただしい日々が続いた。
お休みの日に打ち合わせに行ったり、引き出物をカタログから選んだり、招待客の一覧を作ったり音楽を決めたり。
その他にも準備することはたくさんあって、初めてのことに戸惑いながらも私の心はわくわくと踊っていた。
今日はお昼前からホテルと提携しているレンタルドレスのお店に行って、当日の衣装を試着した。
半日をかけてあれこれと選んで着替えて、仕事とは違う疲労感を携えて車に乗り込む。
水城が途中でコーヒーショップに立ち寄ってくれて、私は甘いカフェモカ、水城はカフェラテをドライブスルーで購入した。
温かい飲み物にほっと一息吐きながら、水城の運転する車で街の中を走る。
運転している水城はいつもよりもっと格好よく見えて、その姿を隣でこっそり盗み見るのが私にとって至福の時間の一つだった。
「希未の色打掛もドレスも、どっちもよかったな」
車を走らせながら思い出したように話し出す水城に相槌を打つ。
「水城もすごく似合ってたよ」
「そうか?袴なんて履いたことなかったから緊張したな。成人式はスーツだったし」
「そうなんだ」
「希未はどうだった?振袖着たのか?」
まさかこの流れで成人式のことを聞かれるとは思わなくて、返事に困って言葉を飲み込む。
正直に話したら水城は気にするかも知れない。
でも誤魔化しても後でわかることだから、ちゃんと伝えることにした。
「私は…実は、行ってないの」
「え?あ…」
「二十歳の時に住んでたところには知り合いもいなかったから行きづらくて。仕事もあったし」
「……ごめん。俺また無神経だったな」
「気にしないで。私が選んだことだから」
「でも行きたかっただろ?一生に一度だし…」
「そうだね…でも、本当に仕事もあったんだ。それに出席するとなったら、振袖もレンタルして美容室も予約しなきゃいけないしで…どっちにしても行かなかったかな」
「そっか…」
さっきまで明るい雰囲気だったのに、なんだかしんみりとした空気になってしまった。
何か他の話題を探しているうちに、彼が先に何かを閃いた。
「なあ、希未…振袖も着ようか。結婚式が着られる最後のチャンスだろ?」
「えっ…でも、今から変更なんてできるのかな…」
「聞いてみよう。俺が電話するよ」
善は急げと言わんばかりに、水城は近くのコンビニに車を停めてすぐに電話をかけてくれた。
それからはあれよあれよという間に水城が話をつけてくれて、元々決めていたカラードレスは前撮りの写真だけにして当日は振袖に変えてもらうことができた。
水城はお色直しを3回すると言ったけど、それはさすがに説得して止めさせた。
着替えるのも着替えさせる方も大変だし、きっと来てくれる人達も私自身も落ち着かない。
「ありがとう、水城。忙しいのにすること増やしちゃって…ごめんね」
「気にするなよ。希未に喜んで欲しくて、俺がしたくてしたんだ。振袖も気に入るのあってよかったよな」
そう言って笑う彼の深い優しさが、嬉しくもあるけど少し怖い。
大人になってからこんなに人に優しくしてもらえたことがなくて、本当にこのまま甘えていていいのか戸惑ってしまう。
水城は結婚式のことだけに限らず、日常の生活でも…ベッドの中でも、とても優しい。
終わった後もする前と変わらず優しくしてくれるから、そういう関係になったばかりの頃は戸惑った。
比べられるものじゃないのに、香山君と比べてしまって自己嫌悪することもあった。
ここ最近は忙しくてあまりしていないけど、この前の夜も―――。
『ん…気持ちよかった…一緒にイけたな』
『う、ん…』
『希未…可愛い。こっちにおいで…』
おいでと言いながら迎えに来るように抱きしめて、労るように頭を撫でてくれる。
そして顔中にキスをしてくれる。
これはほとんど毎回してくれるので、私にはもう終わった後の儀式のようなものになっていた。
結局その後は水城の腕を枕にしたまま眠ってしまった。
香山君はすぐにスマホを触ったり何か他のことを始めたりしていたから、そういうものなんだと思っていたけど世界が変わった。
こういう行為には恐怖心があったし、気持ちいいと思うことに嫌悪感を持ってもいたからずっと好きにはなれなかったけど、水城とするのは好きでもっと触れていたいと思ってしまう。
水城は乱暴なことをしないし、少しでも痛がったりつらいと言ったら止めてくれる。
宝物みたいに扱ってくれるから最近はなんだかもどかしくて、こんなことがしたいとか、もっと激しく動いて欲しいとか…強請りたくなってしまうけど、言わないでいる。
満足していないわけではないし、もし正直に言って彼に嫌われたらと思うと言えなかった。
はしたない女だって軽蔑されたらどうしよう?
そんな奴だと思わなかったと言われて冷たい視線を向けられたら…その後私はどうしたらいいんだろう?
そんなことを考えているから余計に怖くなって、した後はなんだか水城の顔をちゃんと見られなくなってしまった。
彼の様子を見る限り気が付いていないみたいだから安心はしているけど、いつ悟られるかわからないから油断はできない。
それから水城も仕事が繁忙期に入って、結婚式の準備も重なって忙しくて、ただ眠るだけの夜が続いていた。
(なんでも水城にしてもらうばかりで、なんにも返せていないような気がする。このままでいいのかな…)
集中しなきゃと思うのに、仕事中も彼のことばかり考えてしまう。
私が水城の優しさに何を返せるか考えてみても、これといって思い浮かばなくて溜め息しか出てこない。
「藤本さん、最近元気ないですよね。何か悩み事ですか?」
「い、いえ…元気ですよ」
隣の席に座る先輩の波柴さんに溜め息を聞かれてしまったらしい。
慌てる私に彼女はにっこり微笑みかけてくれて、チョコレートの包みをひとつくれた。
「マリッジブルーじゃないですか?よくありますよね、結婚したての頃とかに、この人とやっていけるのかなって不安になっちゃうの。私もそんな時ありましたよ」
「そうなんでしょうか…」
「結婚式のことで揉めたりしてません?普段の家事の分担とか」
彼女はそれが原因でご主人と揉めたのだろうか。
そう思ったけど聞かずに、曖昧に微笑んだ。
私と水城は、揉めたり言い合いになったりすることがあまりない。
水城の性格はよく知っているし、彼も私に甘いから不満を言われたことはない。
彼は一人暮らしをしていたからか家事を嫌がらないし、足りないところはあるけど頼めば快くしてくれる。
結婚式の準備に関しては私よりも意欲的なので、彼にお任せしているところが多い。
だからこそ申し訳なく思っているんだけど、これもマリッジブルーなのだろうか。
確かに式のことや生活面では今のところ不安になることはないけど、それが夜の生活にも当てはまるのならそうなのかも知れない。
でもいくら同性でも職場の先輩に「夫との営みで悩んでいることがある」なんて、恥ずかしくてとても口には出せない。
「気分転換しましょうか。今日は金曜日ですし、藤本さんの歓迎会もまだですし。チームで飲みに行きませんか?」
彼女の言葉に、向かいの席の先輩が目をキラリと輝かせた。
「えー!いいですね!私行きたいですー!」
「他のみなさんの予定はどうですか?リーダーは?」
「私は行けますよ」
「僕も大丈夫です」
「OKです」
「あ…私は、主人に聞いてみてからでもいいですか?」
「もちろんです。聞いてきてください!」
私は席を立って、お手洗いに入ってスマホを取り出した。
水城にメッセージを送ると、すぐに既読がついた。
お互いに仕事中なのに同じタイミングでメッセージアプリを開いていた偶然に胸が時めく。
水城からは〈気にしないで行ってきて。どこの店かわかったら教えて〉と返事がきた。
式の日にちを決めたら、それからは少し慌ただしい日々が続いた。
お休みの日に打ち合わせに行ったり、引き出物をカタログから選んだり、招待客の一覧を作ったり音楽を決めたり。
その他にも準備することはたくさんあって、初めてのことに戸惑いながらも私の心はわくわくと踊っていた。
今日はお昼前からホテルと提携しているレンタルドレスのお店に行って、当日の衣装を試着した。
半日をかけてあれこれと選んで着替えて、仕事とは違う疲労感を携えて車に乗り込む。
水城が途中でコーヒーショップに立ち寄ってくれて、私は甘いカフェモカ、水城はカフェラテをドライブスルーで購入した。
温かい飲み物にほっと一息吐きながら、水城の運転する車で街の中を走る。
運転している水城はいつもよりもっと格好よく見えて、その姿を隣でこっそり盗み見るのが私にとって至福の時間の一つだった。
「希未の色打掛もドレスも、どっちもよかったな」
車を走らせながら思い出したように話し出す水城に相槌を打つ。
「水城もすごく似合ってたよ」
「そうか?袴なんて履いたことなかったから緊張したな。成人式はスーツだったし」
「そうなんだ」
「希未はどうだった?振袖着たのか?」
まさかこの流れで成人式のことを聞かれるとは思わなくて、返事に困って言葉を飲み込む。
正直に話したら水城は気にするかも知れない。
でも誤魔化しても後でわかることだから、ちゃんと伝えることにした。
「私は…実は、行ってないの」
「え?あ…」
「二十歳の時に住んでたところには知り合いもいなかったから行きづらくて。仕事もあったし」
「……ごめん。俺また無神経だったな」
「気にしないで。私が選んだことだから」
「でも行きたかっただろ?一生に一度だし…」
「そうだね…でも、本当に仕事もあったんだ。それに出席するとなったら、振袖もレンタルして美容室も予約しなきゃいけないしで…どっちにしても行かなかったかな」
「そっか…」
さっきまで明るい雰囲気だったのに、なんだかしんみりとした空気になってしまった。
何か他の話題を探しているうちに、彼が先に何かを閃いた。
「なあ、希未…振袖も着ようか。結婚式が着られる最後のチャンスだろ?」
「えっ…でも、今から変更なんてできるのかな…」
「聞いてみよう。俺が電話するよ」
善は急げと言わんばかりに、水城は近くのコンビニに車を停めてすぐに電話をかけてくれた。
それからはあれよあれよという間に水城が話をつけてくれて、元々決めていたカラードレスは前撮りの写真だけにして当日は振袖に変えてもらうことができた。
水城はお色直しを3回すると言ったけど、それはさすがに説得して止めさせた。
着替えるのも着替えさせる方も大変だし、きっと来てくれる人達も私自身も落ち着かない。
「ありがとう、水城。忙しいのにすること増やしちゃって…ごめんね」
「気にするなよ。希未に喜んで欲しくて、俺がしたくてしたんだ。振袖も気に入るのあってよかったよな」
そう言って笑う彼の深い優しさが、嬉しくもあるけど少し怖い。
大人になってからこんなに人に優しくしてもらえたことがなくて、本当にこのまま甘えていていいのか戸惑ってしまう。
水城は結婚式のことだけに限らず、日常の生活でも…ベッドの中でも、とても優しい。
終わった後もする前と変わらず優しくしてくれるから、そういう関係になったばかりの頃は戸惑った。
比べられるものじゃないのに、香山君と比べてしまって自己嫌悪することもあった。
ここ最近は忙しくてあまりしていないけど、この前の夜も―――。
『ん…気持ちよかった…一緒にイけたな』
『う、ん…』
『希未…可愛い。こっちにおいで…』
おいでと言いながら迎えに来るように抱きしめて、労るように頭を撫でてくれる。
そして顔中にキスをしてくれる。
これはほとんど毎回してくれるので、私にはもう終わった後の儀式のようなものになっていた。
結局その後は水城の腕を枕にしたまま眠ってしまった。
香山君はすぐにスマホを触ったり何か他のことを始めたりしていたから、そういうものなんだと思っていたけど世界が変わった。
こういう行為には恐怖心があったし、気持ちいいと思うことに嫌悪感を持ってもいたからずっと好きにはなれなかったけど、水城とするのは好きでもっと触れていたいと思ってしまう。
水城は乱暴なことをしないし、少しでも痛がったりつらいと言ったら止めてくれる。
宝物みたいに扱ってくれるから最近はなんだかもどかしくて、こんなことがしたいとか、もっと激しく動いて欲しいとか…強請りたくなってしまうけど、言わないでいる。
満足していないわけではないし、もし正直に言って彼に嫌われたらと思うと言えなかった。
はしたない女だって軽蔑されたらどうしよう?
そんな奴だと思わなかったと言われて冷たい視線を向けられたら…その後私はどうしたらいいんだろう?
そんなことを考えているから余計に怖くなって、した後はなんだか水城の顔をちゃんと見られなくなってしまった。
彼の様子を見る限り気が付いていないみたいだから安心はしているけど、いつ悟られるかわからないから油断はできない。
それから水城も仕事が繁忙期に入って、結婚式の準備も重なって忙しくて、ただ眠るだけの夜が続いていた。
(なんでも水城にしてもらうばかりで、なんにも返せていないような気がする。このままでいいのかな…)
集中しなきゃと思うのに、仕事中も彼のことばかり考えてしまう。
私が水城の優しさに何を返せるか考えてみても、これといって思い浮かばなくて溜め息しか出てこない。
「藤本さん、最近元気ないですよね。何か悩み事ですか?」
「い、いえ…元気ですよ」
隣の席に座る先輩の波柴さんに溜め息を聞かれてしまったらしい。
慌てる私に彼女はにっこり微笑みかけてくれて、チョコレートの包みをひとつくれた。
「マリッジブルーじゃないですか?よくありますよね、結婚したての頃とかに、この人とやっていけるのかなって不安になっちゃうの。私もそんな時ありましたよ」
「そうなんでしょうか…」
「結婚式のことで揉めたりしてません?普段の家事の分担とか」
彼女はそれが原因でご主人と揉めたのだろうか。
そう思ったけど聞かずに、曖昧に微笑んだ。
私と水城は、揉めたり言い合いになったりすることがあまりない。
水城の性格はよく知っているし、彼も私に甘いから不満を言われたことはない。
彼は一人暮らしをしていたからか家事を嫌がらないし、足りないところはあるけど頼めば快くしてくれる。
結婚式の準備に関しては私よりも意欲的なので、彼にお任せしているところが多い。
だからこそ申し訳なく思っているんだけど、これもマリッジブルーなのだろうか。
確かに式のことや生活面では今のところ不安になることはないけど、それが夜の生活にも当てはまるのならそうなのかも知れない。
でもいくら同性でも職場の先輩に「夫との営みで悩んでいることがある」なんて、恥ずかしくてとても口には出せない。
「気分転換しましょうか。今日は金曜日ですし、藤本さんの歓迎会もまだですし。チームで飲みに行きませんか?」
彼女の言葉に、向かいの席の先輩が目をキラリと輝かせた。
「えー!いいですね!私行きたいですー!」
「他のみなさんの予定はどうですか?リーダーは?」
「私は行けますよ」
「僕も大丈夫です」
「OKです」
「あ…私は、主人に聞いてみてからでもいいですか?」
「もちろんです。聞いてきてください!」
私は席を立って、お手洗いに入ってスマホを取り出した。
水城にメッセージを送ると、すぐに既読がついた。
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