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34 み、見るなぁ!
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「なんか、なつかしいぜ」
エメラルダの天幕にお邪魔したときのことを思い出す。
湊はメリエールとアーシェの大天幕に侵入していた。
公女殿下のお抱え侍女たちも使っているため中は広い。
仕切りが無ければ、ちょっとしたパーティーでもひらけそうだ。
天幕内は廊下を挟んで、二人部屋に相当するスペースが並んでいる。
メリエールとアーシェのスペースは最奥部にある。
さいわいにも皆、出はらっているようだった。
ゴールは目前だ。
「あふぅん……ふぅ、あぁん……すぅ、スヤァ――」
立ち止まって声のする方を見ると、侍女とおぼしき人物が一人。
ベッドの上で薄手の毛布をかぶって眠っていた。
各スペースの出入口にドアやカーテンといった遮るものはない。
「うぅん……姫、さまぁ……むにゃ――」
毛布がはだけ、生足がはみ出る。
顔は幼く、足の長さから小柄なことが伺える。
ていうか、服を着ていないのでは?
「女の子? いや、ここにいるくらいだから、この子もきっと侍女だよな。とにかく目ぇ覚ますなよ――」
忍び足で通り過ぎていく。
(メリエールが言っていたが、侍女も大変だな。二四時間交代制でエメラルダの身辺警護か。まあ、暗殺を警戒していたくらいだし、仕方のないことか)
メリエールのスペースに着くと早速、薬瓶の入ったポーションバッグの捜索にあたる。
(たしか、ベッドの下だったよな……)
ベッドと床の間を覗いてみた。
「は……?」
グレムリンと目が合った。
どちらさま?
いったん顔をあげ、もう一度覗いてみた。
まん丸お目々に羽のような大きな耳。
ぬいぐるみにしか見えない。
「ギ……バカハッケン」
「んだとコラ! あ、やべ……」
口を塞ぐも、ときすでに遅し。
「んぅ……なに……」
隣のスペースで眠っていた童顔侍女の声が――。
気を取られた隙に、ポーションバッグを盗られてしまった。
「おいぃ……てめぇ。そいつはメリエールの大事な薬だ。いますぐ返せ――」
ベッドの上でドヤ顔ではしゃぐグレムリンに、湊は小声で威嚇する。
「ギ……コレハオレノモノ。オマエノカアチャン、デベソ」
「ぐぬぬ。なかなか面白いこと言ってくれるじゃねーか、こいつ。覚悟はいいな?」
剣を振りまわすには、ここは狭すぎる。湊はナイフを取り出した。
「ヤンノカ?」
グレムリンが不敵な笑みを浮かべる。
「ふぁあ……。メリエールもどったのぉ? じんもんは……ふぁ……うまくいったのかぁ? ……んー! ねむいぃ……よいしょっと――」
侍女は伸びをして、ベッドから立ちあがったようだ。
「ケケ――。アディオス、チェリーボーイ」
グレムリンはバッグを抱え、ぴょ~んと仕切りを飛び越えて行ってしまった。
「あ、待てコラ。俺はチェリーじゃねー!」
言い終わらないうちに廊下へ飛び出した。
すると目の前に白いブラとパンティ姿の女の子が――!
「え……?」
「あぶなっ!」
思いっきり女の子とぶつかってしまった。
「ウぅ~ン……」
「イテテ……」
すんでのところで怪我せずにすんだ。
もちろん女の子がだ。
ぶつかる直前、湊は怪我をさせまいと女の子を後ろから抱いて、そのまま仰向けに重なった状態で廊下に倒れたのであった。
湊の胸板の上に小さな黒髪の頭頂部が見えた。
「大丈夫か? 悪いな、ちょっと急いでたから――」
早口で弁解しながら、侍女をどかそうとする。
左手は少女のお腹の上だが、
「ん? なんだこれ?」
右手にムニュムニュした軟らかい感触が……。
「や……」
身長一四〇センチほどのミニマム少女。
ブラジャーは上にめくれ、すこし膨らんだ双丘に乗っかった、艷やかなピンク色の乳首がコンニチハしている。
「あ……ワリぃ――」
手をどかそうとして、指が乳首にちょんと触れた瞬間、
「あひゃん!」
まな板の上で跳ねる魚のように、小さな女体がビクついた。
「い、いやーーッ!」
初めて男に大事な一部を触られた少女は、手足をバタつかせた。
「おい! あばれるな――」
その時だった。
「ダァーイッ!」
正面上空。人間とは異なる声。
視界に捉えた時にはもう、剣を両手で握りしめたグレムリンが天井を蹴って、真上から襲いかかってくるところだった。
「きゃう!」
叫ぶ少女を抱いて湊はすばやく横転――たったいま少女の顔があった場所に剣が突き刺さる。
薄手の絨毯に突き刺さった剣はグレムリン用のものではなく、人間の使うショートソードだった。
グレムリンはショートソードを引き抜こうとするが、なかなか抜けず、それが仇となった。
湊は起きあがるやグレムリンの腹を蹴っ飛ばした。
小鬼は吹っ飛び、木製の収納箱に激突。
その間にも湊はショートソードを勢いよく引き抜き、そのまま身体を回転させ投げはなった。
「ギャ!」
剣先がグレムリンの頭部を貫通――収納箱に喰い込んで、そこで止まった。
「バッグはどこだ?」
幸いにもポーションバッグは、剣や槍が並べられている武器棚のそばに落ちていた。
グレムリンはここでポーションバッグを置いて、ショートソードを手にしたのだろう。
「どうして……グレムリンが?」
振り向くと、少女がどこかからか拾ってきた白いブラウスで前を隠している。
「おそらく、魔族が本陣に奇襲を仕掛けたんだ。それより大丈夫か?」
「なんとか……」
「そか、よかった。それじゃ――」
無事、薬も手に入れたことだし、なにごとも無かったかのように少女を横切る。
「待て……」
袖を引っ張られた。
(あ、やっぱり――)
「あの、放してくれないかな?」
微笑んで見せる。
「は? 逃がすわけないじゃん。思い出したけどおまえ、エメラルダさまをおそった、暗しゃつ……あんさつしゃだろ?」
さすがエメラルダの侍女。
「ああ、その件については疑いが晴れて、釈放されたんだ」
適当にごまかす。
「へえ、そーなのかー。じゃあどうして、侍女のあたしが、知らないんだ?」
「お子さまだから?」
「あたしは、おとなだっ! とにかくおまえのような、生意気なやつはこうだ!」
少女はブラウスの胸ポケットから警笛を取り出すや、思いっきり吹いた。
甲高い笛の音が、鳴り響く。
「すぐに応援がくるからな。かくごしろよ。だっそー者は死刑だからな。あと、男のくせにあたしの体にさわったこと、後悔させてやる!」
言いながら今度は、隠しナイフをブラウスの内側から取り出し、斬りかかってきた。
一歩さがってサッと身をかわす。
「おいおい、助けてやっただろ!」
「あ、そ。じゃあ……『ありがと』。はい、これでこの件はしゅーりょー。じゃあ死ね!」
黒いサイドポニーをなびかせ、懐に飛び込んできた。
左、右、斜め、縦。ナイフの斬撃が*の閃光を描く。
すんでのところで躱した湊だが、続けてバックスピンからの回し蹴りが脇腹めがけて襲ってくる。
腕で防ぐも、なかなかの威力ではある。
「あれぇ? なかなかやるじゃん、おまえ――」
片眉をあげる少女。いったん後ろにさがる。
見た目は子どもだが、その瞳は殺意に満ちていた。
出入口の方から数人の足音が近づいてきて――、
「シェトワール!」
現れたのは、ロングスカートのメイド服に身を包んだ、いかにも大人な女性二人。
天幕の外には兵士が数名いるようだ。
「来たな、フランソワ。カリーヌ。見てみろ、こいつエメラルダさまを襲ったあんしゃっしゃだぞ。……あんさつしゃな」
「……あらあら――」
と、フランソワが困ったように、頬に手をあてた。
天幕の中、湊は三人の侍女に囲まれてしまった。
最初に出会った童顔の侍女、シェトワールはいつの間にかブラウスを羽織っていた。
「シェトワール、上だけでなく、下も履いたほうがいいぞ?」
さっそく、ロリっ子を名前で呼んでみた。
「男のくせに気安く名前でよぶな! それよりもあたしの質問に答えろ。どうやって、檻から脱けだした?」
「あらあら、そうなのぉ? お姉さん、ちょっと興味あるわぁ」
フランソワの栗色のロングストレートが揺れる。
「ふふ。でもよりによって、こんなところにノコノコ顔を出すとは……。きみはもしかして……少しアレなのかな? それとも、なにか用事があって来たのかい? たとえば、きみのそのバッグ――」
カリーヌが、片肘をついてポーションバッグを指さす。
「教えてもいいが、こんなところで悠長に話をしていて大丈夫か?」
「そう言って逃げる気だろ?」
シェトワールはサイドテールの毛先を指でくるくるからめている。
(早くこの薬を持っていかないと、メリエールが危ないんだよ。って、言えるわけないしな……)
「グレムリンだ。もう忘れたのか?」
「グレムリン?」
フランソワが小首をかしげる。
「お前たちは見なかったのか? グレムリンたちが俺たちの陣に忍び込んでいる可能性がある。ほら、そこにくたばったヤツがいるだろ。そいつは俺が倒した。もし俺がここに来なかったらいま頃、シェトワールはパンツだけの格好で眠ったまま殺されていたかもしれない」
「おい! あたしはブラもしているぞ!」
「ブラねえ……」
シェトワールの小さな膨らみを凝視する。
「な、なんだよ? ジロジロ見んなよな……」
「いやね。ちょっとそのブラ、盛ってない?」
「なんだと……し、しちゅれいだぞおまえ! このふくらみは本ものだぞ! 大人であることの証なのだ!」
ブラに手をあてるシェトワール。なぜか目をそらしている。
「あらあら、なるほどぉ――」
フランソワは、たわわな胸に手をあてる。
「シェトちゃんのお胸の疑惑はいったん置いて。グレムリンについてはそうねえ。心配ないかなぁ。兵の皆さまが対処するから」
「ふっ……そうだね――」
ショートボブに泣きぼくろが特徴のカリーヌが、ベージュの横髪を爽やかにかきあげる。
「ねえきみ、鶴春湊くんだっけ? フランソワが言ったとおり、グレムリンのことは心配しなくていいよ。さいわいにも、ここには私たちしかいない。だからね鶴春くん。きみは観念して、私たちに捕まると――いいよ!」
視界の端に廻り込んだカリーヌからのまわし蹴り。
同時に、フランソワがロングスカートの中に忍ばせていた細身のダガーで湊の腹に斬りかかった。
難なくよけた湊に、裸シャツなシェトワールはナイフを投げ捨て、
「この状況から逃げられると思っているのか?」
グレムリンに突き刺さっていた短剣を引き抜く。
フランソワとカリーヌの両手には、ダガーが握られている。
三方向からジリジリと間合いを詰めてくる公女殿下の侍女たち。
数匹のグレムリンが天幕の中に忍び込んできたことを湊は察知する。
とうぜん、侵入経路は入り口からではない。
いっぽう、湊に意識を集中していた彼女たちは、そのことに気づいていないようだ。
「いいか、もう一度言うぞ。グレムリンが侵入した。こんなことしてる場合じゃない」
「余計なお世話だよ。鶴春くん――」
大きく片足を踏み込むカリーヌ。
喉元、心臓、腹。三人同時に刺突してきた。
湊はさっと両脚を一八〇度に広げ、上半身を床につけた。
交差する三つの剣身。
「――ッ!」
湊は開脚前屈からの力強い回転脚で、三人を次々と薙ぎ払う。
「きゃ!」
可愛い声で三人仲良く尻もちをつく侍女たち。
間を置かず湊は、シェトワールに近づくと短剣を取りあげた。
さらに――、
「なにをする、あ! こら!」
後ろからシェトワールの両脚を抱いて持ちあげた。
それは背面駅弁を彷彿させた。
「やめろ! おろせ!」
股を大ぴらに広げた格好のシェトワールを抱えたまま、立ちあがろうとする二人から距離をとる湊。
これにはフランソワとカリーヌも驚愕し、固まってしまった。
湊はロリっ娘を抱きかかえたまま、出入口に向かって後ずさる。
「……その子を放しなさい! お姉さん、許しませんよ――」
フランソワが脅しをかけるも、
「おっと! それ以上近づくと、こうしちゃうぞ!」
ぷっくり浮かび上がったシェトワールの白い布に覆われた割れ目を二本指でこする。
「ひっ! やめろぉさわるなぁ……」
陰核あたりを念入りに愛撫する。
円を描くようになぞったり、二本指で擦ったり挟んでみたり。
「あらあら……」
「……これはなんという……」
「うひぃっ……ふ、ふたりとも、あたしを見りゅな……あん、ぁ……見にゃいで――」
フランソワとカリーヌは動揺していた。
(思ったとおりだ。エメラルダと取り巻きの女の子たちみんな、エッチ耐性はおろか、セックスの経験もゼロと見た)
「あれれえ? なんかシェトワールのおパンツ、湿ってきたんだけど。もしかして感じちゃってるのかなあ?」
フランソワとカリーヌにしっかりと聞こえるように言う。
「そ、そんなこと……あるわけないだろぉ……ばか!」
「え? そうなの? じゃあ、ちょっとパンツの中に指を入れて確かめてみようかな――」
「ばかばか、やめろッ!」
右手の二本指をパンツの中に入れる。
「――うひ!」
「うわ、すっげー濡れてる。なんだこれ? おしっこでも、漏らしたのかな?」
「……し、しょんなわけないだろ!」
「じゃあナニ?」
「……し、しるかっ、あほ!」
「そっか。じゃあフランソワとカリーヌは知ってる?」
「……さ、さあ……なにかしら、ね?」
「私も知らないぞ。ホントだぞ」
「う~ん困ったなあ。もっとよく見てみてよ二人とも。ほら――」
パンティの股間部分を横にずらす。
「あ、おい――」
顕になった自分の股間を見つめるシェトワールをよそに、湊はクリトリスを包皮ごと二本指を使って挟んだり、撫でたり、コリコリしたりと二人の美少女に見せつけるように愛撫する。
すっかり上気した顔で、ロリ侍女があえぎ声を漏らしはじめる。
膣口に中指をちょっと挿れて、トロトロのロリ汁をすくって、クリトリスを塗りたくると、みるみるうちに充血し勃起していく。
「……あん、ぁ……い……あん、あぁん……もうやめ――」
エッチな空気に感化されたのか、フランソワも頬を上気させていた。
「シェトちゃんを解放しなさい。このヘンタイ」
抗議するも、母性味ある彼女の声はうわずっていた。
(そろそろ頃合いか――)
「わかったわかった。ほら――」
ゆっくりと少女を地面におろすと、シェトワールはヘナヘナとその場に座り込んでしまった。
「あ……あ……」
エッチな汁がまだ溢れ出ている。
「よくもシェトに恥をかかせたね。許さないよ!」
颯爽とカリーヌが地を這うように、低姿勢で湊に斬りかかってきた。
が、そんな彼女の背中を追うようにして、二匹のグレムリンがカリーヌに飛びかかった。
このままではきっと、湊に斬撃を与える前に、彼女はグレムリンの刃に倒れることになる。
湊はカリーヌに飛びかかった。
「――ッ!」
不意をつかれたカリーヌは無理やり足を止め、下から上へ逆袈裟で湊を切り刻んだ。
しかし切り刻んだのは虚空。
空振ったあともカリーヌの動きは止まらず、背後にまわった湊に両手首を掴まれる。
「くっ!」
振りほどこうにも完全に力負けして、ほどけない。
「カリーヌ、前だ!」
湊は身体を彼女の背中に密着させ、カリーヌの細い手首を握りしめた。
「なにを言って――あ!」
カリーヌと湊の眼前、空中にグレムリンが二体。
刃こぼれした剣身で、カリーヌの頭を切り裂こうとしている。
だが次の瞬間、湊はグレムリンを二匹とも串刺しにした。
カリーヌの手首を握ったまま、彼女の手にしたダガーでグレムリンの息の根を止めたのだ。
「はは……」
カリーヌが湊の胸元で、乾いた笑い声を漏らす。
「油断するな。まだ来るぞ!」
湊は外に出た。
あちこちで火の手があがっていた。
フランソワたちと一緒に来ていたはずの兵士の姿が見えない。
いや、見えた。
屍として。
(どうりで外が静かだったわけだ)
天幕のなかでは、正気に戻ったシェトワールと二人の侍女がグレムリンと戦っている。
「待てー! にげるな! あたしにあんなことして、無事ですむと思ってるのか! せきにん、とってもらうからな!」
シェトワールが、天幕の入り口で喚いているが新たに現れたグレムリンに行く手を阻まれる。
裸シャツの侍女を背に、「じゃあな」と、湊は手を振ってみせた。
「急いでメリエールのところへ戻ろう」
エメラルダの天幕にお邪魔したときのことを思い出す。
湊はメリエールとアーシェの大天幕に侵入していた。
公女殿下のお抱え侍女たちも使っているため中は広い。
仕切りが無ければ、ちょっとしたパーティーでもひらけそうだ。
天幕内は廊下を挟んで、二人部屋に相当するスペースが並んでいる。
メリエールとアーシェのスペースは最奥部にある。
さいわいにも皆、出はらっているようだった。
ゴールは目前だ。
「あふぅん……ふぅ、あぁん……すぅ、スヤァ――」
立ち止まって声のする方を見ると、侍女とおぼしき人物が一人。
ベッドの上で薄手の毛布をかぶって眠っていた。
各スペースの出入口にドアやカーテンといった遮るものはない。
「うぅん……姫、さまぁ……むにゃ――」
毛布がはだけ、生足がはみ出る。
顔は幼く、足の長さから小柄なことが伺える。
ていうか、服を着ていないのでは?
「女の子? いや、ここにいるくらいだから、この子もきっと侍女だよな。とにかく目ぇ覚ますなよ――」
忍び足で通り過ぎていく。
(メリエールが言っていたが、侍女も大変だな。二四時間交代制でエメラルダの身辺警護か。まあ、暗殺を警戒していたくらいだし、仕方のないことか)
メリエールのスペースに着くと早速、薬瓶の入ったポーションバッグの捜索にあたる。
(たしか、ベッドの下だったよな……)
ベッドと床の間を覗いてみた。
「は……?」
グレムリンと目が合った。
どちらさま?
いったん顔をあげ、もう一度覗いてみた。
まん丸お目々に羽のような大きな耳。
ぬいぐるみにしか見えない。
「ギ……バカハッケン」
「んだとコラ! あ、やべ……」
口を塞ぐも、ときすでに遅し。
「んぅ……なに……」
隣のスペースで眠っていた童顔侍女の声が――。
気を取られた隙に、ポーションバッグを盗られてしまった。
「おいぃ……てめぇ。そいつはメリエールの大事な薬だ。いますぐ返せ――」
ベッドの上でドヤ顔ではしゃぐグレムリンに、湊は小声で威嚇する。
「ギ……コレハオレノモノ。オマエノカアチャン、デベソ」
「ぐぬぬ。なかなか面白いこと言ってくれるじゃねーか、こいつ。覚悟はいいな?」
剣を振りまわすには、ここは狭すぎる。湊はナイフを取り出した。
「ヤンノカ?」
グレムリンが不敵な笑みを浮かべる。
「ふぁあ……。メリエールもどったのぉ? じんもんは……ふぁ……うまくいったのかぁ? ……んー! ねむいぃ……よいしょっと――」
侍女は伸びをして、ベッドから立ちあがったようだ。
「ケケ――。アディオス、チェリーボーイ」
グレムリンはバッグを抱え、ぴょ~んと仕切りを飛び越えて行ってしまった。
「あ、待てコラ。俺はチェリーじゃねー!」
言い終わらないうちに廊下へ飛び出した。
すると目の前に白いブラとパンティ姿の女の子が――!
「え……?」
「あぶなっ!」
思いっきり女の子とぶつかってしまった。
「ウぅ~ン……」
「イテテ……」
すんでのところで怪我せずにすんだ。
もちろん女の子がだ。
ぶつかる直前、湊は怪我をさせまいと女の子を後ろから抱いて、そのまま仰向けに重なった状態で廊下に倒れたのであった。
湊の胸板の上に小さな黒髪の頭頂部が見えた。
「大丈夫か? 悪いな、ちょっと急いでたから――」
早口で弁解しながら、侍女をどかそうとする。
左手は少女のお腹の上だが、
「ん? なんだこれ?」
右手にムニュムニュした軟らかい感触が……。
「や……」
身長一四〇センチほどのミニマム少女。
ブラジャーは上にめくれ、すこし膨らんだ双丘に乗っかった、艷やかなピンク色の乳首がコンニチハしている。
「あ……ワリぃ――」
手をどかそうとして、指が乳首にちょんと触れた瞬間、
「あひゃん!」
まな板の上で跳ねる魚のように、小さな女体がビクついた。
「い、いやーーッ!」
初めて男に大事な一部を触られた少女は、手足をバタつかせた。
「おい! あばれるな――」
その時だった。
「ダァーイッ!」
正面上空。人間とは異なる声。
視界に捉えた時にはもう、剣を両手で握りしめたグレムリンが天井を蹴って、真上から襲いかかってくるところだった。
「きゃう!」
叫ぶ少女を抱いて湊はすばやく横転――たったいま少女の顔があった場所に剣が突き刺さる。
薄手の絨毯に突き刺さった剣はグレムリン用のものではなく、人間の使うショートソードだった。
グレムリンはショートソードを引き抜こうとするが、なかなか抜けず、それが仇となった。
湊は起きあがるやグレムリンの腹を蹴っ飛ばした。
小鬼は吹っ飛び、木製の収納箱に激突。
その間にも湊はショートソードを勢いよく引き抜き、そのまま身体を回転させ投げはなった。
「ギャ!」
剣先がグレムリンの頭部を貫通――収納箱に喰い込んで、そこで止まった。
「バッグはどこだ?」
幸いにもポーションバッグは、剣や槍が並べられている武器棚のそばに落ちていた。
グレムリンはここでポーションバッグを置いて、ショートソードを手にしたのだろう。
「どうして……グレムリンが?」
振り向くと、少女がどこかからか拾ってきた白いブラウスで前を隠している。
「おそらく、魔族が本陣に奇襲を仕掛けたんだ。それより大丈夫か?」
「なんとか……」
「そか、よかった。それじゃ――」
無事、薬も手に入れたことだし、なにごとも無かったかのように少女を横切る。
「待て……」
袖を引っ張られた。
(あ、やっぱり――)
「あの、放してくれないかな?」
微笑んで見せる。
「は? 逃がすわけないじゃん。思い出したけどおまえ、エメラルダさまをおそった、暗しゃつ……あんさつしゃだろ?」
さすがエメラルダの侍女。
「ああ、その件については疑いが晴れて、釈放されたんだ」
適当にごまかす。
「へえ、そーなのかー。じゃあどうして、侍女のあたしが、知らないんだ?」
「お子さまだから?」
「あたしは、おとなだっ! とにかくおまえのような、生意気なやつはこうだ!」
少女はブラウスの胸ポケットから警笛を取り出すや、思いっきり吹いた。
甲高い笛の音が、鳴り響く。
「すぐに応援がくるからな。かくごしろよ。だっそー者は死刑だからな。あと、男のくせにあたしの体にさわったこと、後悔させてやる!」
言いながら今度は、隠しナイフをブラウスの内側から取り出し、斬りかかってきた。
一歩さがってサッと身をかわす。
「おいおい、助けてやっただろ!」
「あ、そ。じゃあ……『ありがと』。はい、これでこの件はしゅーりょー。じゃあ死ね!」
黒いサイドポニーをなびかせ、懐に飛び込んできた。
左、右、斜め、縦。ナイフの斬撃が*の閃光を描く。
すんでのところで躱した湊だが、続けてバックスピンからの回し蹴りが脇腹めがけて襲ってくる。
腕で防ぐも、なかなかの威力ではある。
「あれぇ? なかなかやるじゃん、おまえ――」
片眉をあげる少女。いったん後ろにさがる。
見た目は子どもだが、その瞳は殺意に満ちていた。
出入口の方から数人の足音が近づいてきて――、
「シェトワール!」
現れたのは、ロングスカートのメイド服に身を包んだ、いかにも大人な女性二人。
天幕の外には兵士が数名いるようだ。
「来たな、フランソワ。カリーヌ。見てみろ、こいつエメラルダさまを襲ったあんしゃっしゃだぞ。……あんさつしゃな」
「……あらあら――」
と、フランソワが困ったように、頬に手をあてた。
天幕の中、湊は三人の侍女に囲まれてしまった。
最初に出会った童顔の侍女、シェトワールはいつの間にかブラウスを羽織っていた。
「シェトワール、上だけでなく、下も履いたほうがいいぞ?」
さっそく、ロリっ子を名前で呼んでみた。
「男のくせに気安く名前でよぶな! それよりもあたしの質問に答えろ。どうやって、檻から脱けだした?」
「あらあら、そうなのぉ? お姉さん、ちょっと興味あるわぁ」
フランソワの栗色のロングストレートが揺れる。
「ふふ。でもよりによって、こんなところにノコノコ顔を出すとは……。きみはもしかして……少しアレなのかな? それとも、なにか用事があって来たのかい? たとえば、きみのそのバッグ――」
カリーヌが、片肘をついてポーションバッグを指さす。
「教えてもいいが、こんなところで悠長に話をしていて大丈夫か?」
「そう言って逃げる気だろ?」
シェトワールはサイドテールの毛先を指でくるくるからめている。
(早くこの薬を持っていかないと、メリエールが危ないんだよ。って、言えるわけないしな……)
「グレムリンだ。もう忘れたのか?」
「グレムリン?」
フランソワが小首をかしげる。
「お前たちは見なかったのか? グレムリンたちが俺たちの陣に忍び込んでいる可能性がある。ほら、そこにくたばったヤツがいるだろ。そいつは俺が倒した。もし俺がここに来なかったらいま頃、シェトワールはパンツだけの格好で眠ったまま殺されていたかもしれない」
「おい! あたしはブラもしているぞ!」
「ブラねえ……」
シェトワールの小さな膨らみを凝視する。
「な、なんだよ? ジロジロ見んなよな……」
「いやね。ちょっとそのブラ、盛ってない?」
「なんだと……し、しちゅれいだぞおまえ! このふくらみは本ものだぞ! 大人であることの証なのだ!」
ブラに手をあてるシェトワール。なぜか目をそらしている。
「あらあら、なるほどぉ――」
フランソワは、たわわな胸に手をあてる。
「シェトちゃんのお胸の疑惑はいったん置いて。グレムリンについてはそうねえ。心配ないかなぁ。兵の皆さまが対処するから」
「ふっ……そうだね――」
ショートボブに泣きぼくろが特徴のカリーヌが、ベージュの横髪を爽やかにかきあげる。
「ねえきみ、鶴春湊くんだっけ? フランソワが言ったとおり、グレムリンのことは心配しなくていいよ。さいわいにも、ここには私たちしかいない。だからね鶴春くん。きみは観念して、私たちに捕まると――いいよ!」
視界の端に廻り込んだカリーヌからのまわし蹴り。
同時に、フランソワがロングスカートの中に忍ばせていた細身のダガーで湊の腹に斬りかかった。
難なくよけた湊に、裸シャツなシェトワールはナイフを投げ捨て、
「この状況から逃げられると思っているのか?」
グレムリンに突き刺さっていた短剣を引き抜く。
フランソワとカリーヌの両手には、ダガーが握られている。
三方向からジリジリと間合いを詰めてくる公女殿下の侍女たち。
数匹のグレムリンが天幕の中に忍び込んできたことを湊は察知する。
とうぜん、侵入経路は入り口からではない。
いっぽう、湊に意識を集中していた彼女たちは、そのことに気づいていないようだ。
「いいか、もう一度言うぞ。グレムリンが侵入した。こんなことしてる場合じゃない」
「余計なお世話だよ。鶴春くん――」
大きく片足を踏み込むカリーヌ。
喉元、心臓、腹。三人同時に刺突してきた。
湊はさっと両脚を一八〇度に広げ、上半身を床につけた。
交差する三つの剣身。
「――ッ!」
湊は開脚前屈からの力強い回転脚で、三人を次々と薙ぎ払う。
「きゃ!」
可愛い声で三人仲良く尻もちをつく侍女たち。
間を置かず湊は、シェトワールに近づくと短剣を取りあげた。
さらに――、
「なにをする、あ! こら!」
後ろからシェトワールの両脚を抱いて持ちあげた。
それは背面駅弁を彷彿させた。
「やめろ! おろせ!」
股を大ぴらに広げた格好のシェトワールを抱えたまま、立ちあがろうとする二人から距離をとる湊。
これにはフランソワとカリーヌも驚愕し、固まってしまった。
湊はロリっ娘を抱きかかえたまま、出入口に向かって後ずさる。
「……その子を放しなさい! お姉さん、許しませんよ――」
フランソワが脅しをかけるも、
「おっと! それ以上近づくと、こうしちゃうぞ!」
ぷっくり浮かび上がったシェトワールの白い布に覆われた割れ目を二本指でこする。
「ひっ! やめろぉさわるなぁ……」
陰核あたりを念入りに愛撫する。
円を描くようになぞったり、二本指で擦ったり挟んでみたり。
「あらあら……」
「……これはなんという……」
「うひぃっ……ふ、ふたりとも、あたしを見りゅな……あん、ぁ……見にゃいで――」
フランソワとカリーヌは動揺していた。
(思ったとおりだ。エメラルダと取り巻きの女の子たちみんな、エッチ耐性はおろか、セックスの経験もゼロと見た)
「あれれえ? なんかシェトワールのおパンツ、湿ってきたんだけど。もしかして感じちゃってるのかなあ?」
フランソワとカリーヌにしっかりと聞こえるように言う。
「そ、そんなこと……あるわけないだろぉ……ばか!」
「え? そうなの? じゃあ、ちょっとパンツの中に指を入れて確かめてみようかな――」
「ばかばか、やめろッ!」
右手の二本指をパンツの中に入れる。
「――うひ!」
「うわ、すっげー濡れてる。なんだこれ? おしっこでも、漏らしたのかな?」
「……し、しょんなわけないだろ!」
「じゃあナニ?」
「……し、しるかっ、あほ!」
「そっか。じゃあフランソワとカリーヌは知ってる?」
「……さ、さあ……なにかしら、ね?」
「私も知らないぞ。ホントだぞ」
「う~ん困ったなあ。もっとよく見てみてよ二人とも。ほら――」
パンティの股間部分を横にずらす。
「あ、おい――」
顕になった自分の股間を見つめるシェトワールをよそに、湊はクリトリスを包皮ごと二本指を使って挟んだり、撫でたり、コリコリしたりと二人の美少女に見せつけるように愛撫する。
すっかり上気した顔で、ロリ侍女があえぎ声を漏らしはじめる。
膣口に中指をちょっと挿れて、トロトロのロリ汁をすくって、クリトリスを塗りたくると、みるみるうちに充血し勃起していく。
「……あん、ぁ……い……あん、あぁん……もうやめ――」
エッチな空気に感化されたのか、フランソワも頬を上気させていた。
「シェトちゃんを解放しなさい。このヘンタイ」
抗議するも、母性味ある彼女の声はうわずっていた。
(そろそろ頃合いか――)
「わかったわかった。ほら――」
ゆっくりと少女を地面におろすと、シェトワールはヘナヘナとその場に座り込んでしまった。
「あ……あ……」
エッチな汁がまだ溢れ出ている。
「よくもシェトに恥をかかせたね。許さないよ!」
颯爽とカリーヌが地を這うように、低姿勢で湊に斬りかかってきた。
が、そんな彼女の背中を追うようにして、二匹のグレムリンがカリーヌに飛びかかった。
このままではきっと、湊に斬撃を与える前に、彼女はグレムリンの刃に倒れることになる。
湊はカリーヌに飛びかかった。
「――ッ!」
不意をつかれたカリーヌは無理やり足を止め、下から上へ逆袈裟で湊を切り刻んだ。
しかし切り刻んだのは虚空。
空振ったあともカリーヌの動きは止まらず、背後にまわった湊に両手首を掴まれる。
「くっ!」
振りほどこうにも完全に力負けして、ほどけない。
「カリーヌ、前だ!」
湊は身体を彼女の背中に密着させ、カリーヌの細い手首を握りしめた。
「なにを言って――あ!」
カリーヌと湊の眼前、空中にグレムリンが二体。
刃こぼれした剣身で、カリーヌの頭を切り裂こうとしている。
だが次の瞬間、湊はグレムリンを二匹とも串刺しにした。
カリーヌの手首を握ったまま、彼女の手にしたダガーでグレムリンの息の根を止めたのだ。
「はは……」
カリーヌが湊の胸元で、乾いた笑い声を漏らす。
「油断するな。まだ来るぞ!」
湊は外に出た。
あちこちで火の手があがっていた。
フランソワたちと一緒に来ていたはずの兵士の姿が見えない。
いや、見えた。
屍として。
(どうりで外が静かだったわけだ)
天幕のなかでは、正気に戻ったシェトワールと二人の侍女がグレムリンと戦っている。
「待てー! にげるな! あたしにあんなことして、無事ですむと思ってるのか! せきにん、とってもらうからな!」
シェトワールが、天幕の入り口で喚いているが新たに現れたグレムリンに行く手を阻まれる。
裸シャツの侍女を背に、「じゃあな」と、湊は手を振ってみせた。
「急いでメリエールのところへ戻ろう」
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