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第三章 愛と勇気の大冒険
第14話 さらわれマスター! ユーキ
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「さあ、覚悟しろ! キスパー!」
大剣を構えるアイバーン。
だが、戦う素振りを見せないキスパー。
「貴様! 何故構えない?」
「ユーキたんが戦っちゃダメって言うなら、僕は戦わないでフ」
「キスパー……」
「くっ! だ、だが貴様が戦おうが戦うまいが、私が貴様を殺す事に変わりはない!!」
「だから待てって……」
背後からアイバーンの胴に腕を回してロックするユーキ。
「ユーキ君?」
「言ってるだろー!!」
そのままジャーマンスープレックスで後方に投げるユーキ。
「ぐふうっ!!」
後頭部を押さえ、フラつきながら起き上がって来るアイバーン。
「い、いきなり何をするのかね? ユーキ君!」
「少し落ち着いて話を聞けー!! キスパーは作ったって言っただけだろー? 僕達を襲ったとは言ってないだろ!」
「む、むう……」
座って居るアイバーンの後ろから、頭部に治癒魔法をかけるユーキ。
「ユーキたんも怪我をしてた筈でフ……早く治療した方がいいでフ」
「え? ああ、そういえば……痛みが無いもんだから、すっかり忘れてたよ」
治療しようと、自分の傷口を見るユーキだったが。
(あれ? 治って、る? 何で? アイ君の治療してたから、一緒に治ったのかな……? まいっか)
落ち着きを取り戻したアイバーンが、キスパーに事の真相を問いただす。
「さて、キスパーとやら! 改めてその辺はどうなんだ?」
「ユーキたんの言うとおり、僕は依頼されて魔獣を作っただけでフ……召喚した後、すぐに所有権は依頼主に譲渡したでフ」
「その依頼主とは誰だ?」
「どこの誰かまでは分からないでフ……でも自分が召喚した魔獣がどこに居るかは分かるので、気になってずっと隠れて見てたんでフ……だからいつどこで、どの召喚獣が戦ったかは知ってるんでフ」
「ふむ……一応辻褄は合っているか……」
「ほらー! やっぱり誤解だったじゃない!」
「むう……いいだろう! ここはユーキ君に免じて、剣を引こう……後の裁定はメルク本人に任せる」
「ありがとうでフ……ユーキたんも、庇ってくれてありがとうでフ」
「お礼なんていいよ! 僕の友達同士が殺し合うなんて嫌だからさ……そんなの、楽しくないじゃん!」
「俺達と遊べば楽しいぜ?」
「何?」
またしてもザウスと部下達が現れる。
「貴様は……ハウス!」
「そうそう! 最近は地震が多いから、ちゃんと耐震構造にしとかないとなー……いやハウスじゃねー! ザウスだ!!」
「意外とノリのいい奴だ」
「何を漫才やってるんだい? リーダーさん?」
エストとビストも合流してしまう。
「くっ! あの双子まで来たか……」
「ユーキ君、もしかしてあの2人も?」
「ああ、四天王のエビスだ」
「ちょっとー! 似てるからって、名前を合体させないでくれるかなー? 七福神みたいになってるじゃないかー」
「エストとビスト……双子だよ」
「どっちがどっちか分からないんだが?」
「見た目は一緒だから、どっちでもいいよ」
「失礼だなー、僕がエストで」
「僕がビストだ」
「だから見分けつかないっての!」
(それにしてもおかしい……何でこうも簡単に居場所が分かるんだ? 誰かに見られてる?)
「ユーキ君! お互い合流したのなら、いっそここでケリをつけた方が良いと思うのだが?」
「はあ……魔力使いたく無かったけど、仕方ないかー……」
「キスパー! 君も戦力として考えていいのかね?」
「僕はユーキたんを守る為なら戦えまフ」
「そうか……ならば期待させてもらう」
すぐに居場所がバレる事もそうだが、ユーキとアイバーンの2人にはもう一つ気になる事があった。
「ユーキ君、四天王のもう1人は見たかね?」
「いや、僕はまだ見てないよ」
「そうか……ならばどこかに潜んでいる可能性がある、警戒を怠らない様にしよう」
「うん」
魔装具を具現化するユーキ達3人。
辺りには、霧が立ち込めてきた。
「ユーキちゃん! 今度こそ逃さないよ!」
「逃げないよ!」
「どうだか?」
「サンダーロッド!!」
(霧が出て来たな……)
「ユーキ君!! あまり私から離れるんじゃないぞ!!」
「側に居るよー!!」
「ならば良し」
「さあ、かかって来い!! ライス!!」
「やっぱパンよりもライスだよなー! じゃねえっ!! 俺の名はザウスだって言ってるだろ!! スしか合ってねーじゃねえかっ!」
「結構乗ってくれるんだな? 中々愉快な奴だ……敵にしておくのは勿体無い」
「うるせえ! 行くぜ!」
(何だ? 急に霧が濃くなって来たぞ? これじゃ、ほとんど周りの状況が分かんない)
「ユーキ君! 居るか?」
「アイ君? ここだよー!」
霧の中から現れるアイバーン。
「アイ君!」
「ユーキ君! 良かった、無事だったか……ここまで霧が濃くなったのなら、むしろ好都合だ。今の内に逃げよう!」
「え? また逃げるの? そりゃまあ、僕としても無駄な魔力使わずに済むなら、その方がいいけども」
「さあ、こっちだ!」
ユーキの手を引っ張り、走り出すアイバーン。
「アイ君! キスパーは?」
「大丈夫! 彼は既に逃げた!」
「そ、そう? ならいいんだけど……」
しばらく走った後、立ち止まるアイバーン。
「ここまで来ればもう大丈夫だろう」
「こんな霧の中、よくぶつからずに走れたね? アイ君」
だが何も答えないアイバーン。
「アイ君?」
振り返り、ユーキの耳元で囁くアイバーン。
「お休み……子猫ちゃん……」
「え? アイ君?」
「スリープ……」
「アイ……君……? フニャア……」
崩れる様に眠りに落ちて行くユーキを抱き抱えるアイバーン。
その姿が薄れ、黒いローブを被った少女に変わって行く。
「フフ、初めまして……私は四天王の1人、幻惑のノームと申します……さあユーキさん、参りましょう」
ユーキを抱き抱えたノームが、霧の中に消えて行く。
「ユーキ君! どこだー!!」
「ここだよー! アイ君!」
「くっ! この霧が邪魔だ!! ダイヤモンドダスト!!」
苛立ったアイバーンが、周囲の霧を氷の結晶に変えて行く。
氷の粒が地面に落ちて行くにつれて、徐々に視界がひらけてくる。
だがそこには、キスパー以外の人影は既に無かった。
「キスパー!! ユーキ君は?」
「ぼ、僕もずっと探してたんでフが、どこにも居ないんでフ」
「なんだと? くそっ!! してやられた!! 私とした事が、なんたる失態だ!!」
地面を殴り、悔しがるアイバーン。
「キスパー!! ユーキ君を探すぞ!!」
「ハ、ハイでフ!」
その頃、宿屋に居るセラ。
「うーん……ユウちゃん、大ピンチですねぇ……まあでも、殺される事は無いでしょう……もっともそんな事は、私が絶対に阻止しますけどね」
目を見開き、厳しい表情になるセラ。
「ん? 何1人でブツブツいってんの? セラ」
「え? あ、いやぁ……メルちゃんにぃ、どんな女装させたら似合うかなぁ? って考えてたんですぅ」
「あっ! そういえば忘れてたわ! 明日、メル君に似合う服を探しに行きましょう……それを着て、ユーキ達を出迎えないと」
「ハイ! 楽しみですぅ」
「ちょっとぉ! それまだ覚えてたんですかー?」
大剣を構えるアイバーン。
だが、戦う素振りを見せないキスパー。
「貴様! 何故構えない?」
「ユーキたんが戦っちゃダメって言うなら、僕は戦わないでフ」
「キスパー……」
「くっ! だ、だが貴様が戦おうが戦うまいが、私が貴様を殺す事に変わりはない!!」
「だから待てって……」
背後からアイバーンの胴に腕を回してロックするユーキ。
「ユーキ君?」
「言ってるだろー!!」
そのままジャーマンスープレックスで後方に投げるユーキ。
「ぐふうっ!!」
後頭部を押さえ、フラつきながら起き上がって来るアイバーン。
「い、いきなり何をするのかね? ユーキ君!」
「少し落ち着いて話を聞けー!! キスパーは作ったって言っただけだろー? 僕達を襲ったとは言ってないだろ!」
「む、むう……」
座って居るアイバーンの後ろから、頭部に治癒魔法をかけるユーキ。
「ユーキたんも怪我をしてた筈でフ……早く治療した方がいいでフ」
「え? ああ、そういえば……痛みが無いもんだから、すっかり忘れてたよ」
治療しようと、自分の傷口を見るユーキだったが。
(あれ? 治って、る? 何で? アイ君の治療してたから、一緒に治ったのかな……? まいっか)
落ち着きを取り戻したアイバーンが、キスパーに事の真相を問いただす。
「さて、キスパーとやら! 改めてその辺はどうなんだ?」
「ユーキたんの言うとおり、僕は依頼されて魔獣を作っただけでフ……召喚した後、すぐに所有権は依頼主に譲渡したでフ」
「その依頼主とは誰だ?」
「どこの誰かまでは分からないでフ……でも自分が召喚した魔獣がどこに居るかは分かるので、気になってずっと隠れて見てたんでフ……だからいつどこで、どの召喚獣が戦ったかは知ってるんでフ」
「ふむ……一応辻褄は合っているか……」
「ほらー! やっぱり誤解だったじゃない!」
「むう……いいだろう! ここはユーキ君に免じて、剣を引こう……後の裁定はメルク本人に任せる」
「ありがとうでフ……ユーキたんも、庇ってくれてありがとうでフ」
「お礼なんていいよ! 僕の友達同士が殺し合うなんて嫌だからさ……そんなの、楽しくないじゃん!」
「俺達と遊べば楽しいぜ?」
「何?」
またしてもザウスと部下達が現れる。
「貴様は……ハウス!」
「そうそう! 最近は地震が多いから、ちゃんと耐震構造にしとかないとなー……いやハウスじゃねー! ザウスだ!!」
「意外とノリのいい奴だ」
「何を漫才やってるんだい? リーダーさん?」
エストとビストも合流してしまう。
「くっ! あの双子まで来たか……」
「ユーキ君、もしかしてあの2人も?」
「ああ、四天王のエビスだ」
「ちょっとー! 似てるからって、名前を合体させないでくれるかなー? 七福神みたいになってるじゃないかー」
「エストとビスト……双子だよ」
「どっちがどっちか分からないんだが?」
「見た目は一緒だから、どっちでもいいよ」
「失礼だなー、僕がエストで」
「僕がビストだ」
「だから見分けつかないっての!」
(それにしてもおかしい……何でこうも簡単に居場所が分かるんだ? 誰かに見られてる?)
「ユーキ君! お互い合流したのなら、いっそここでケリをつけた方が良いと思うのだが?」
「はあ……魔力使いたく無かったけど、仕方ないかー……」
「キスパー! 君も戦力として考えていいのかね?」
「僕はユーキたんを守る為なら戦えまフ」
「そうか……ならば期待させてもらう」
すぐに居場所がバレる事もそうだが、ユーキとアイバーンの2人にはもう一つ気になる事があった。
「ユーキ君、四天王のもう1人は見たかね?」
「いや、僕はまだ見てないよ」
「そうか……ならばどこかに潜んでいる可能性がある、警戒を怠らない様にしよう」
「うん」
魔装具を具現化するユーキ達3人。
辺りには、霧が立ち込めてきた。
「ユーキちゃん! 今度こそ逃さないよ!」
「逃げないよ!」
「どうだか?」
「サンダーロッド!!」
(霧が出て来たな……)
「ユーキ君!! あまり私から離れるんじゃないぞ!!」
「側に居るよー!!」
「ならば良し」
「さあ、かかって来い!! ライス!!」
「やっぱパンよりもライスだよなー! じゃねえっ!! 俺の名はザウスだって言ってるだろ!! スしか合ってねーじゃねえかっ!」
「結構乗ってくれるんだな? 中々愉快な奴だ……敵にしておくのは勿体無い」
「うるせえ! 行くぜ!」
(何だ? 急に霧が濃くなって来たぞ? これじゃ、ほとんど周りの状況が分かんない)
「ユーキ君! 居るか?」
「アイ君? ここだよー!」
霧の中から現れるアイバーン。
「アイ君!」
「ユーキ君! 良かった、無事だったか……ここまで霧が濃くなったのなら、むしろ好都合だ。今の内に逃げよう!」
「え? また逃げるの? そりゃまあ、僕としても無駄な魔力使わずに済むなら、その方がいいけども」
「さあ、こっちだ!」
ユーキの手を引っ張り、走り出すアイバーン。
「アイ君! キスパーは?」
「大丈夫! 彼は既に逃げた!」
「そ、そう? ならいいんだけど……」
しばらく走った後、立ち止まるアイバーン。
「ここまで来ればもう大丈夫だろう」
「こんな霧の中、よくぶつからずに走れたね? アイ君」
だが何も答えないアイバーン。
「アイ君?」
振り返り、ユーキの耳元で囁くアイバーン。
「お休み……子猫ちゃん……」
「え? アイ君?」
「スリープ……」
「アイ……君……? フニャア……」
崩れる様に眠りに落ちて行くユーキを抱き抱えるアイバーン。
その姿が薄れ、黒いローブを被った少女に変わって行く。
「フフ、初めまして……私は四天王の1人、幻惑のノームと申します……さあユーキさん、参りましょう」
ユーキを抱き抱えたノームが、霧の中に消えて行く。
「ユーキ君! どこだー!!」
「ここだよー! アイ君!」
「くっ! この霧が邪魔だ!! ダイヤモンドダスト!!」
苛立ったアイバーンが、周囲の霧を氷の結晶に変えて行く。
氷の粒が地面に落ちて行くにつれて、徐々に視界がひらけてくる。
だがそこには、キスパー以外の人影は既に無かった。
「キスパー!! ユーキ君は?」
「ぼ、僕もずっと探してたんでフが、どこにも居ないんでフ」
「なんだと? くそっ!! してやられた!! 私とした事が、なんたる失態だ!!」
地面を殴り、悔しがるアイバーン。
「キスパー!! ユーキ君を探すぞ!!」
「ハ、ハイでフ!」
その頃、宿屋に居るセラ。
「うーん……ユウちゃん、大ピンチですねぇ……まあでも、殺される事は無いでしょう……もっともそんな事は、私が絶対に阻止しますけどね」
目を見開き、厳しい表情になるセラ。
「ん? 何1人でブツブツいってんの? セラ」
「え? あ、いやぁ……メルちゃんにぃ、どんな女装させたら似合うかなぁ? って考えてたんですぅ」
「あっ! そういえば忘れてたわ! 明日、メル君に似合う服を探しに行きましょう……それを着て、ユーキ達を出迎えないと」
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