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第2章
24 特訓1
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アイテムを一通り揃え、後のするべき事は僕ら三人のレベルアップ上げだ。
フィーナはタルタロスに居た身だ。戦闘能力は僕らに比べると比出ている。
「っと…あとはレベルアップぐらいかしら?」
「ええ。推奨レベルは50以上と聞いている。私達の弱点を見つけて克服しないとね。」
「そうだね。だけどどう上げるんだ…?モンスターとの対戦はレベル差が大きくないとあがらないぞ?」
「私と対戦するのよ。」
フィーナは自分を指差した。自分が強そうに。
「私と一人ずつ対戦して弱点を見つけるのよ。」
「大丈夫なのか?ポーションはあまり使いたくないし…。」
「忘れたの?魔力は自然回復するのよ。」
「あっ。」
横にいた優香からなんでやねんと言わんばかりにツッこまれた。忘れていた自分が恥ずかしい。
「でも…。人間界に戻ったらお互い敵同士になる。それでもいいのか?」
僕はすこしためらったが効かないといけないと思い思いっきって聞いてみる。
確かにここの世界では味方同士だ。
だけど人間界に戻ればまた敵同士だ。
「んー…やめるわ。タルタロス。」
「「はっ!?」」
二人揃えて声が出る。アスガルズで最大限に注意を払いマークしていた人物がやめると言い出すのだ
「まぁ最初は人間が憎かったのも事実だし憎くさせたのは私の周りの人間だからね。おかしかったわ。でもあの後貴方に言われて考え直したの。
今思えば産んでくれた母に感謝しないとって思ってさ。周りの人間がアホだったわおかげで私が病んだからね…。ある意味貴方達のおかげで吹っ切れた。だからやめる決断にどれだけ勇気いることがわかる?だけど貴方の言葉で決断できたのよ。ありがとう。」
お礼を言うことを恥ずかしがらずいってきた。僕は彼女の人生最大の決断の後押しができたのなら僕は嬉しく思う。そう思うと嬉しくなった。
「すげぇ変わりようだな。丸くなった?」
「アホ言いなさいな。」
すぐにツッこまれた。今日はよくツッこまれるな。
「まぁ始めましょう。最初は…貴女からね。」
「優香と呼んでよね。」
すこし不機嫌そうな顔を見せる。
「わかったわかった…。今更だけど移動しましょうか。」
そう言ってすこし歩いて30分弱。
来たのは僕らがワープして来た広々とした高原だ。
建物や邪魔になるようなものはない。ただ広がっている高原だ。
「ここなら思っ切りできるでしょう?」
「よく思いついたね…。位置につこうか。」
そう言って彼女らは間をとった。
「では…始め!!」
僕はそう言って火蓋が切れた。
私はまだ信頼できていない。タルタロスの一員がいきなり辞めてこの世界では仲間になった。いつかは裏切るだろう。だけどあんな真剣な眼で言われると信じてもいいと思う、ただ私はまだ少し警戒を強めていこうと思う。
無駄な考え事は無し。勝負に集中しないと。
彼が合図を出すと私は右手に魔力を集中させる。そして集まったのを確認して顔を上げたー。
彼女はもう前にいた。フィーナの手は黒い炎に包まれた右手で殴りにかかる。対応は遅れたが水のベールでガードする。
そして私は1つ後ろへ下り体勢を立て直す。
「そんな暇はないわよ!」
獲物を狩るかのように何度もフックをかけてくる。物理攻撃単体なのか?私は何度も弾く。一度受け流した時だ。
フィーナは爪を立てて思っ切り空中に腕を上げた。
すると衝撃波3本が私をすご勢いで襲ってくる。
「っく…!『リブシールド』!」
私はそう唱え大きな魔法陣を盾代わりにして攻撃を防ぐ。
しかし無意味だった。
すぐにスパッと割れると私の腕を切りつけた。
体力がごっそり削られるのが体で感じている。
「まだまだ!!」
フィーナは至近距離から瞬時に魔法陣を作成し波動砲を放つ。
「っ…魔法陣作成が早すぎる!!」
本来魔法陣作成するには上達者で2~3秒。しかし彼女は感覚のようにぽんぽんと作る。これがタルタロスエースの力か。つくづく感じる。私の未熟さをつきつけられた。
「『パラ・ポコ』!!」
その波動砲は狼の大きな口のようになり襲いかかる。
パラポコはスペイン語で「噛み付く」を意味する。
「『ハンズアクア』」
私も水で大きな手を作成し波動砲を掴ませる。
やった。防いだ。…しかしその考えは甘かった。
フィーナは左手からもう一発先程よりも威力は低いが波動砲を放つ。
しまったと思うとハンズアクアも破られまともに食う。
私はフェイクを発動する。たった一度きりの能力。体力もステータスで言えば半分に戻る。
「おっ…やれるようだね。」
フィーナはにっこりと笑う。
「なめないで。私もアスガルズのエースよ。」
反撃の咆哮をあげるように、私は波動砲を放った。
フィーナはタルタロスに居た身だ。戦闘能力は僕らに比べると比出ている。
「っと…あとはレベルアップぐらいかしら?」
「ええ。推奨レベルは50以上と聞いている。私達の弱点を見つけて克服しないとね。」
「そうだね。だけどどう上げるんだ…?モンスターとの対戦はレベル差が大きくないとあがらないぞ?」
「私と対戦するのよ。」
フィーナは自分を指差した。自分が強そうに。
「私と一人ずつ対戦して弱点を見つけるのよ。」
「大丈夫なのか?ポーションはあまり使いたくないし…。」
「忘れたの?魔力は自然回復するのよ。」
「あっ。」
横にいた優香からなんでやねんと言わんばかりにツッこまれた。忘れていた自分が恥ずかしい。
「でも…。人間界に戻ったらお互い敵同士になる。それでもいいのか?」
僕はすこしためらったが効かないといけないと思い思いっきって聞いてみる。
確かにここの世界では味方同士だ。
だけど人間界に戻ればまた敵同士だ。
「んー…やめるわ。タルタロス。」
「「はっ!?」」
二人揃えて声が出る。アスガルズで最大限に注意を払いマークしていた人物がやめると言い出すのだ
「まぁ最初は人間が憎かったのも事実だし憎くさせたのは私の周りの人間だからね。おかしかったわ。でもあの後貴方に言われて考え直したの。
今思えば産んでくれた母に感謝しないとって思ってさ。周りの人間がアホだったわおかげで私が病んだからね…。ある意味貴方達のおかげで吹っ切れた。だからやめる決断にどれだけ勇気いることがわかる?だけど貴方の言葉で決断できたのよ。ありがとう。」
お礼を言うことを恥ずかしがらずいってきた。僕は彼女の人生最大の決断の後押しができたのなら僕は嬉しく思う。そう思うと嬉しくなった。
「すげぇ変わりようだな。丸くなった?」
「アホ言いなさいな。」
すぐにツッこまれた。今日はよくツッこまれるな。
「まぁ始めましょう。最初は…貴女からね。」
「優香と呼んでよね。」
すこし不機嫌そうな顔を見せる。
「わかったわかった…。今更だけど移動しましょうか。」
そう言ってすこし歩いて30分弱。
来たのは僕らがワープして来た広々とした高原だ。
建物や邪魔になるようなものはない。ただ広がっている高原だ。
「ここなら思っ切りできるでしょう?」
「よく思いついたね…。位置につこうか。」
そう言って彼女らは間をとった。
「では…始め!!」
僕はそう言って火蓋が切れた。
私はまだ信頼できていない。タルタロスの一員がいきなり辞めてこの世界では仲間になった。いつかは裏切るだろう。だけどあんな真剣な眼で言われると信じてもいいと思う、ただ私はまだ少し警戒を強めていこうと思う。
無駄な考え事は無し。勝負に集中しないと。
彼が合図を出すと私は右手に魔力を集中させる。そして集まったのを確認して顔を上げたー。
彼女はもう前にいた。フィーナの手は黒い炎に包まれた右手で殴りにかかる。対応は遅れたが水のベールでガードする。
そして私は1つ後ろへ下り体勢を立て直す。
「そんな暇はないわよ!」
獲物を狩るかのように何度もフックをかけてくる。物理攻撃単体なのか?私は何度も弾く。一度受け流した時だ。
フィーナは爪を立てて思っ切り空中に腕を上げた。
すると衝撃波3本が私をすご勢いで襲ってくる。
「っく…!『リブシールド』!」
私はそう唱え大きな魔法陣を盾代わりにして攻撃を防ぐ。
しかし無意味だった。
すぐにスパッと割れると私の腕を切りつけた。
体力がごっそり削られるのが体で感じている。
「まだまだ!!」
フィーナは至近距離から瞬時に魔法陣を作成し波動砲を放つ。
「っ…魔法陣作成が早すぎる!!」
本来魔法陣作成するには上達者で2~3秒。しかし彼女は感覚のようにぽんぽんと作る。これがタルタロスエースの力か。つくづく感じる。私の未熟さをつきつけられた。
「『パラ・ポコ』!!」
その波動砲は狼の大きな口のようになり襲いかかる。
パラポコはスペイン語で「噛み付く」を意味する。
「『ハンズアクア』」
私も水で大きな手を作成し波動砲を掴ませる。
やった。防いだ。…しかしその考えは甘かった。
フィーナは左手からもう一発先程よりも威力は低いが波動砲を放つ。
しまったと思うとハンズアクアも破られまともに食う。
私はフェイクを発動する。たった一度きりの能力。体力もステータスで言えば半分に戻る。
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反撃の咆哮をあげるように、私は波動砲を放った。
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