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3章
38 勝負
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「人族がここに来るのは初めてだ。我は聞いたことしかないからな。だから、まずは人族がどんなものか、確かめさせてくれ。」
そう言ってすぐに高速で寄せてきて、僕に攻撃する。
僕は魔法陣を盾として何度も攻撃を跳ね返すも、魔法陣はあくまで簡易的な盾でしか無いのですぐに破られる。だから、すぐに作っては破られの繰り返しだ。
だが僕もそう引くわけには行かない。
僕は態勢を立て直すと、アルマに炎が灯る。
「コウエンノタマ第二式『キュウビレッカ』!!」
僕は9つの火の玉を作って、次は攻撃を仕掛けた。が、やはり能力はバカ高い。ガードよりも、避けてしまう。しかも、後ろへ下がりながら。首だけくいくいっと動かして。
ここで優香が動いた。
「『ハンズ・アクア』!!」
側面からの攻撃なので流石に当たるだろうと僕らは思った。しかし、それは大きな偏見だった。
彼は回し蹴りで一蹴。ハンズアクアは簡単に破られた。
「側面からの攻撃でも、これではのう…。なぁ、小僧。」
そう言われた瞬間、カウンターで一気に詰め寄られた。
その顔は、笑顔と言うよりは余裕の笑み。
その余裕の笑みから繰り出される一振りの槍。僕のアルマに直撃する。僕にとても激痛が走り、動きが止まる。それを逃さなかったのか、すぐに近寄り、槍を持って槍で僕を攻撃、壁まで吹っ飛ぶ。
壁に直で当たりものすごく激痛が走った。しばらくは立てなさそう…。
その時に優香が寄ってきた。
「大丈夫!?」
というとポーションLを手渡してくれたのですぐにのみ、試合再開と言ったところだ。
ポーションLは回復が物凄く早い。ありがたいことだ。
アルマにも少しは傷は入ったが、特に目立った外傷はないのでまだまだやれそうだ。
「んん…まだまだいけそうじゃな。」
槍をヒュンヒュン動かしてレイズオズワルドドラゴンは言う。
「えぇ…少しきついですけど。」
「我はもっと体を動かしたい…。久々じゃのう戦闘とやらは!!」
何か楽しそうなレイズオズワルドドラゴン。槍をこっちに投げてくる。
が、それは光を帯びている。
こっちへ来るたびに、光が増して、強く、眩しくなっている。
僕は剣で対抗してガードしようとした。
が、結果は剣が弾かれた。
しかも終わってない。追尾のようだ!
僕は波動砲をレイズオズワルドドラゴンに放った。動作主が攻撃されれば追尾は無くなると思ったからだ。
勿論攻撃は当たったが、槍は追尾をやめない。
だが狙いは僕ではなく優香のようだ。
優香がどれだけ対抗しても辞める気配はない。
僕は攻撃した後に優香を突き飛ばした。
「何するの!?」
「こうしないと当たっていた!これが最善策なんだよ!!」
申し訳ない所もあるが、僕は優香の前に立った。少しでも、彼女を守るために。
「『なにかを守る為に戦う』…か。確かに人族らしいの。だが、圧倒的な力の前に果たしてそれは言え続けれるだろうか…。」
その時、背中に嫌な寒気がした。
別に、優香が彼女じゃないから守らないと言うわけではないし、彼女だから守ると言うわけでもない。だが、男女の人間的の身体の構造の上での力の差はあるので、男性である僕が守らなければならない。と思っただけだ。
だが、相手のオーラに圧倒されそうになった。
槍をかついで、僕らを睨む。猫が鼠を狩るような眼だ。僕は鼠のように、体が固まって動けなかった。アルマにはまだ炎は灯っているが、とてもじゃないけど動けない。
「ならば、どれほど君の意思が、我の力を借りたいか試そうではないか。ここからが本番だ。」
そう言い放つと、さっきとはあり得ないスピードで僕の胸ぐらをつかんだ。
そして空中へ上げる。どうせ叩き落されるのだろう。ならば抵抗しないと。
と、考える暇もなく叩き落される。地面にクレーターのような穴が開く。
後ろをチラと見ると優香が本当に驚いてる顔が見てた。そりゃそうだろうな。
ここは…賭けに出るべきだろうか。
「何を考え事をしている…。忘れてはないだろうな。オズワルドドラゴンは皆、獰猛で、好戦的だと。」
正直なところ、結構どころか、だいぶきつい。物凄くチートだ。おそらくフィーナでも苦戦するだろう。
ここは賭けに出よう…。
「…『サン・フレア』」
僕は賭けに出た。体が熱くなってきたのを感じて、一気に攻撃をする。
先程よりも何倍も攻撃のスピードが増し、攻撃力が増した。これにはレイズオズワルドドラゴンを驚いた様子で、実際にダメージを与えることができた。
だが…いつもよりもだるさが感じられた。
まさか…もう効果切れか?
どうやら効果が切れたようで、彼の腕を掴んだところで僕は倒れてしまった。
情けない…。今日は運がなかったようだ。体もボロボロだ。
…悔しい。それしか答えれない。
僕は腕を離してふらふらと後ろへ下りばったりと倒れた。その時に優香が寄ってきた。
「ごめん…他のポーション関係全部フィーナが持ってる…。」
「いいよ別に。それよりも、戦わないと…。」
「無理だよ…チートだよあれ…。」
僕の手を取った。プルプルと手が震えている。ほんとに恐れているようだ。
「ったく…アスガルズの時のお前はどこ行ったんだ?それじゃ人間界に戻ったら驚かれるだけだぜ?性格が丸くなってる!ってさ。…超スパルタのお前が嫌だとは言わないけど、それが見れなくて俺は少し寂しいかな…。」
俺は心配かけないためにもへへへと笑う。
「何言ってるの…。もう…。」
優香も笑ってくれた。それだけで緊張がほぐれただろうか。
「…わかった。頑張るよ私。」
その言葉を聞いた時、優香にはどこからか恐怖が消えていた。
そして立ち上がり、レイズオズワルドドラゴンを見た。背中から伝わる、ソルジャーの背中。
「いいのかい…彼は?」
「えぇ。…しっかり手合わせ願いたい。」
喋り口調が変わった。集中しているようだ。
「私としての、私の変わり時の勝負。受けて立ちましょう。」
そう言ってすぐに高速で寄せてきて、僕に攻撃する。
僕は魔法陣を盾として何度も攻撃を跳ね返すも、魔法陣はあくまで簡易的な盾でしか無いのですぐに破られる。だから、すぐに作っては破られの繰り返しだ。
だが僕もそう引くわけには行かない。
僕は態勢を立て直すと、アルマに炎が灯る。
「コウエンノタマ第二式『キュウビレッカ』!!」
僕は9つの火の玉を作って、次は攻撃を仕掛けた。が、やはり能力はバカ高い。ガードよりも、避けてしまう。しかも、後ろへ下がりながら。首だけくいくいっと動かして。
ここで優香が動いた。
「『ハンズ・アクア』!!」
側面からの攻撃なので流石に当たるだろうと僕らは思った。しかし、それは大きな偏見だった。
彼は回し蹴りで一蹴。ハンズアクアは簡単に破られた。
「側面からの攻撃でも、これではのう…。なぁ、小僧。」
そう言われた瞬間、カウンターで一気に詰め寄られた。
その顔は、笑顔と言うよりは余裕の笑み。
その余裕の笑みから繰り出される一振りの槍。僕のアルマに直撃する。僕にとても激痛が走り、動きが止まる。それを逃さなかったのか、すぐに近寄り、槍を持って槍で僕を攻撃、壁まで吹っ飛ぶ。
壁に直で当たりものすごく激痛が走った。しばらくは立てなさそう…。
その時に優香が寄ってきた。
「大丈夫!?」
というとポーションLを手渡してくれたのですぐにのみ、試合再開と言ったところだ。
ポーションLは回復が物凄く早い。ありがたいことだ。
アルマにも少しは傷は入ったが、特に目立った外傷はないのでまだまだやれそうだ。
「んん…まだまだいけそうじゃな。」
槍をヒュンヒュン動かしてレイズオズワルドドラゴンは言う。
「えぇ…少しきついですけど。」
「我はもっと体を動かしたい…。久々じゃのう戦闘とやらは!!」
何か楽しそうなレイズオズワルドドラゴン。槍をこっちに投げてくる。
が、それは光を帯びている。
こっちへ来るたびに、光が増して、強く、眩しくなっている。
僕は剣で対抗してガードしようとした。
が、結果は剣が弾かれた。
しかも終わってない。追尾のようだ!
僕は波動砲をレイズオズワルドドラゴンに放った。動作主が攻撃されれば追尾は無くなると思ったからだ。
勿論攻撃は当たったが、槍は追尾をやめない。
だが狙いは僕ではなく優香のようだ。
優香がどれだけ対抗しても辞める気配はない。
僕は攻撃した後に優香を突き飛ばした。
「何するの!?」
「こうしないと当たっていた!これが最善策なんだよ!!」
申し訳ない所もあるが、僕は優香の前に立った。少しでも、彼女を守るために。
「『なにかを守る為に戦う』…か。確かに人族らしいの。だが、圧倒的な力の前に果たしてそれは言え続けれるだろうか…。」
その時、背中に嫌な寒気がした。
別に、優香が彼女じゃないから守らないと言うわけではないし、彼女だから守ると言うわけでもない。だが、男女の人間的の身体の構造の上での力の差はあるので、男性である僕が守らなければならない。と思っただけだ。
だが、相手のオーラに圧倒されそうになった。
槍をかついで、僕らを睨む。猫が鼠を狩るような眼だ。僕は鼠のように、体が固まって動けなかった。アルマにはまだ炎は灯っているが、とてもじゃないけど動けない。
「ならば、どれほど君の意思が、我の力を借りたいか試そうではないか。ここからが本番だ。」
そう言い放つと、さっきとはあり得ないスピードで僕の胸ぐらをつかんだ。
そして空中へ上げる。どうせ叩き落されるのだろう。ならば抵抗しないと。
と、考える暇もなく叩き落される。地面にクレーターのような穴が開く。
後ろをチラと見ると優香が本当に驚いてる顔が見てた。そりゃそうだろうな。
ここは…賭けに出るべきだろうか。
「何を考え事をしている…。忘れてはないだろうな。オズワルドドラゴンは皆、獰猛で、好戦的だと。」
正直なところ、結構どころか、だいぶきつい。物凄くチートだ。おそらくフィーナでも苦戦するだろう。
ここは賭けに出よう…。
「…『サン・フレア』」
僕は賭けに出た。体が熱くなってきたのを感じて、一気に攻撃をする。
先程よりも何倍も攻撃のスピードが増し、攻撃力が増した。これにはレイズオズワルドドラゴンを驚いた様子で、実際にダメージを与えることができた。
だが…いつもよりもだるさが感じられた。
まさか…もう効果切れか?
どうやら効果が切れたようで、彼の腕を掴んだところで僕は倒れてしまった。
情けない…。今日は運がなかったようだ。体もボロボロだ。
…悔しい。それしか答えれない。
僕は腕を離してふらふらと後ろへ下りばったりと倒れた。その時に優香が寄ってきた。
「ごめん…他のポーション関係全部フィーナが持ってる…。」
「いいよ別に。それよりも、戦わないと…。」
「無理だよ…チートだよあれ…。」
僕の手を取った。プルプルと手が震えている。ほんとに恐れているようだ。
「ったく…アスガルズの時のお前はどこ行ったんだ?それじゃ人間界に戻ったら驚かれるだけだぜ?性格が丸くなってる!ってさ。…超スパルタのお前が嫌だとは言わないけど、それが見れなくて俺は少し寂しいかな…。」
俺は心配かけないためにもへへへと笑う。
「何言ってるの…。もう…。」
優香も笑ってくれた。それだけで緊張がほぐれただろうか。
「…わかった。頑張るよ私。」
その言葉を聞いた時、優香にはどこからか恐怖が消えていた。
そして立ち上がり、レイズオズワルドドラゴンを見た。背中から伝わる、ソルジャーの背中。
「いいのかい…彼は?」
「えぇ。…しっかり手合わせ願いたい。」
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「私としての、私の変わり時の勝負。受けて立ちましょう。」
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