50 / 55
第4章
48 新しい技2
しおりを挟む
彼女との対戦は僕の自信を無くすに等しい。
攻撃が全く効いている気配がない。効いていたとしてもすぐに攻勢をかけ、誤魔化しているのだろう。
レベル、ステータス、属性。全てに置いて相手が上。こんな相手にどう挑めばいいのか。
新しい技を作る!と言って勝負を始めたが、気づけば30分以上経っていた。館内の時計の針がチッチッチと動く。
この時間の半分以上は僕は防御にまわっていた。
ノンストップで動くと、勿論疲れてくる。だけどハイスピードで来るので防御用の簡易的な魔法陣を当てては破壊を繰り返す。
僕はなんとか間合いをとり後ろへ下がった。
後ろは壁だったので、壁にもたれ膝に手をついた。
気持ち悪いほどに息が荒い。
整う気配がない。どうすれば…
コウエンノタマ全ては通じず、サン・フレアは賭けになるのでノー。この天照剣で技を開発しないと。だが、天照剣から出る炎は消えることはない。
「ちょっと本気出しすぎた?決めるよ。」
彼女にそう言われるとふと、色んなことが頭によぎった。
勝負の事。勝負において忘れてはならない事。
それは集中力だ。
サッカーにおいても、野球においてもどんなスポーツにおいても集中力を欠けた者が最初に崩れる。
自分もそうではないか?
防御に集中していたが、それだけか?隙を見つけることはできなかっただらろうか。
もう一つ、希望は持っていたか。
野球9回裏、サッカー後半ロスタイム。
決めれば勝てる。決めれば引き分け。
叶うかわからないかすかな希望を信じて戦う。それが窮地に追い込まれたスポーツ選手の気持ちだ。
僕はそれに今ぴったりと当てはまっている。
集中しよう。希望を捨てるな。
僕は自分に問いかけた。
そして、僕は自然と、
野球のバットを持つように、迎撃の構えをした。
腰は低く、天照剣は降ろし、彼女の動きを見逃さないよう集中する。
雑事は考えない。彼女の攻撃を跳ね返す準備を。
「いいじゃない…。なら思いっきりいくよ!
『レボルバー・アクアリアム』!!」
彼女の水で作られたレボルバーから、僕に向かう波動砲が発射される。
ビビるな、集中しろ。最後まで見逃すな。
待て、ギリギリまで待つんだ。僕は言った。
そしてその時。
僕は貯めていた力を解き放つように、左手で天照剣を振り上げた。
炎を激しく帯びた天照剣は波動砲を真っ二つにした。
そして、その炎はまるで
龍のような形をした。
真っ二つにした後も、炎は激しく帯びている。
彼女を見ると物凄く驚いた顔をしている。僕も驚きだ。別に相手の波動砲を真っ二つにした事は何度かある。しかし、相手の威力が最大な技を真っ二つに粉砕できるとは思っていなかったからだ。
「よし…いこうか!!」
僕の集中力は最大に達している。炎も龍の形を帯びたまま彼女に攻勢をしかける。
この天照剣の技を生み出すきっかけ。それは集中力だということがわかった。恐らく今少しでも集中を切らしたら、この炎は潰える。
さぁ、技を生み出そう。そして、少しでも自分の理想に近づけることができるように。
攻撃が全く効いている気配がない。効いていたとしてもすぐに攻勢をかけ、誤魔化しているのだろう。
レベル、ステータス、属性。全てに置いて相手が上。こんな相手にどう挑めばいいのか。
新しい技を作る!と言って勝負を始めたが、気づけば30分以上経っていた。館内の時計の針がチッチッチと動く。
この時間の半分以上は僕は防御にまわっていた。
ノンストップで動くと、勿論疲れてくる。だけどハイスピードで来るので防御用の簡易的な魔法陣を当てては破壊を繰り返す。
僕はなんとか間合いをとり後ろへ下がった。
後ろは壁だったので、壁にもたれ膝に手をついた。
気持ち悪いほどに息が荒い。
整う気配がない。どうすれば…
コウエンノタマ全ては通じず、サン・フレアは賭けになるのでノー。この天照剣で技を開発しないと。だが、天照剣から出る炎は消えることはない。
「ちょっと本気出しすぎた?決めるよ。」
彼女にそう言われるとふと、色んなことが頭によぎった。
勝負の事。勝負において忘れてはならない事。
それは集中力だ。
サッカーにおいても、野球においてもどんなスポーツにおいても集中力を欠けた者が最初に崩れる。
自分もそうではないか?
防御に集中していたが、それだけか?隙を見つけることはできなかっただらろうか。
もう一つ、希望は持っていたか。
野球9回裏、サッカー後半ロスタイム。
決めれば勝てる。決めれば引き分け。
叶うかわからないかすかな希望を信じて戦う。それが窮地に追い込まれたスポーツ選手の気持ちだ。
僕はそれに今ぴったりと当てはまっている。
集中しよう。希望を捨てるな。
僕は自分に問いかけた。
そして、僕は自然と、
野球のバットを持つように、迎撃の構えをした。
腰は低く、天照剣は降ろし、彼女の動きを見逃さないよう集中する。
雑事は考えない。彼女の攻撃を跳ね返す準備を。
「いいじゃない…。なら思いっきりいくよ!
『レボルバー・アクアリアム』!!」
彼女の水で作られたレボルバーから、僕に向かう波動砲が発射される。
ビビるな、集中しろ。最後まで見逃すな。
待て、ギリギリまで待つんだ。僕は言った。
そしてその時。
僕は貯めていた力を解き放つように、左手で天照剣を振り上げた。
炎を激しく帯びた天照剣は波動砲を真っ二つにした。
そして、その炎はまるで
龍のような形をした。
真っ二つにした後も、炎は激しく帯びている。
彼女を見ると物凄く驚いた顔をしている。僕も驚きだ。別に相手の波動砲を真っ二つにした事は何度かある。しかし、相手の威力が最大な技を真っ二つに粉砕できるとは思っていなかったからだ。
「よし…いこうか!!」
僕の集中力は最大に達している。炎も龍の形を帯びたまま彼女に攻勢をしかける。
この天照剣の技を生み出すきっかけ。それは集中力だということがわかった。恐らく今少しでも集中を切らしたら、この炎は潰える。
さぁ、技を生み出そう。そして、少しでも自分の理想に近づけることができるように。
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
見捨てられた(無自覚な)王女は、溺愛には気付かない
みん
恋愛
精霊に護られた国ルテリアル。精霊の加護のお陰で豊かで平和な国ではあったが、近年ではその精霊の加護も薄れていき、他国から侵略されそうになる。戦いを知らない国王は、スネフリング帝国に助けを求めるが、その見返りに要求されたのは──。
精霊に護られた国の王女として生まれたにも関わらず、魔力を持って生まれなかった事で、母である王妃以外から冷遇されているカミリア第二王女。このカミリアが、人質同然にスネフリング帝国に行く事になり─。
❋独自設定有り。
❋誤字脱字には気を付けていますが、あると思います。すみません。気付き次第修正していきます。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる