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第4章
49 新しい技3
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天照剣をゆっくりおろし、程よい距離感を詰める。
彼女は物理技を持ち合わせていない。だから相手が詰めてこれば一気にやれる。
しかし、僕も限界が近いように感じる。息の荒れ方も先程よりも荒くなってきているし、次がラストかなと思う。
全ては彼女を倒すため。その想いがまだ天照剣には宿っている。天照剣についている炎は潰えることを知らないように。
ふーっ。ふーっ。と深呼吸する。少しだけ、落ち着いた気がする。
僕は一度も動かない。彼女の動きを待つ。
「そっちがその気なら…!!」
僕に言い放つと、魔法陣を展開する。大きな、大きな魔法陣が僕の頭の上に映る。まさか新技…!?
「ストーム・アクアリアム!!」
しまった。まさか新技があるとは思わなかった!
降り落ちる、先の尖った水の塊を避けながら相手を見極める。
「ほらほらどうしたの!?ハンズ・アクア!!」
更に技名を唱えると水で作られた手が僕を襲う。
何かを犠牲にして手に入れるものだってあるはずだ…。考えろ…!
答えはただ一つ。ぶっ飛ばす。これにつきる!
だったら、最後なんだから飛ばして行こうじゃないか!!
僕は天照剣の柄をぐっと力強く握り、走り出す。勿論、ストームアクアリアムのダメージは入る。だけど、今交わす余地はない。
そして僕に向かってくるハンズ・アクア。
僕は炎に包まれた天照剣を横一振りする。
潰えると思われたその炎はむしろ、大きく増し、ハンズ・アクアを真っ二つにする。
龍が、神の手を噛みちぎったように、龍の炎が神の水を打ち破った。
そして、優香に向けて最後の一振りー。
「『天龍炎』!!」
龍の形を帯びた天照剣で優香に攻撃する。物理的なダメージと、龍の炎が優香に大ダメージが入る。
優香は驚いて吹っ飛ばされる。油断はダメだ。まだだ!
「まったく…!!なんで協力な!」
だけど、彼女は無傷だった。そう。僕は彼女のフェイクを完全に忘れていた。
その瞬間、一つの糸が切れたかとのように僕は集中力が切れた。それは自分でもはっきりわかった。
天照剣が消え、僕は派手にこけた。炎も完全に潰えて、アルマも解除されていた。
「謙信!?」
優香はすぐに僕のところへ来た。技など中止に決まっている。
「大丈夫だよ…。こけただけさ。」
「いや、ボロボロだよ!?」
「それはこけたからでしょ?」
「いや、手!真っ赤っか…。」
そう言われて見ると、痛みはこないがてが真っ赤っかになっていた。本当に痛みがこない。
「大丈夫だよ…。よっこらせ…!?」
僕は手をついて起き上がろうとしたが無理だった。脚がガクガク震え立つことができない。
「魔力も完全に使い切ったから、体がついて来れてないのかもね…。」
「はぁ…やばいわぁ…。」
僕はごろんと大の字になって天井を見た。先ほどの戦いで傷ついた真っ白い天井を。
「だけど…できたじゃん。新技。」
「天龍炎…。技のきっかけは集中力ってことか。」
「そうだよきっと…。あ、回復するね。」
優香が僕の胸に両手を当てて回復魔法をかける。
「申し訳ない…。…だけどこれで、少しでも君に近づけたらいいけどね。」
「そんなことない。充分凄いよ。」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。人間界に変えれるよう、少しずつ頑張ろうよ。」
「うん!」
その一言を発した後の笑顔が、眩しく輝いていた。彼女も新技を手に入れていて、尚更負けてはいられないと気を引き締めるきっかけにもなった。
練習に付き合ってくれた彼女に、感謝だ。
彼女は物理技を持ち合わせていない。だから相手が詰めてこれば一気にやれる。
しかし、僕も限界が近いように感じる。息の荒れ方も先程よりも荒くなってきているし、次がラストかなと思う。
全ては彼女を倒すため。その想いがまだ天照剣には宿っている。天照剣についている炎は潰えることを知らないように。
ふーっ。ふーっ。と深呼吸する。少しだけ、落ち着いた気がする。
僕は一度も動かない。彼女の動きを待つ。
「そっちがその気なら…!!」
僕に言い放つと、魔法陣を展開する。大きな、大きな魔法陣が僕の頭の上に映る。まさか新技…!?
「ストーム・アクアリアム!!」
しまった。まさか新技があるとは思わなかった!
降り落ちる、先の尖った水の塊を避けながら相手を見極める。
「ほらほらどうしたの!?ハンズ・アクア!!」
更に技名を唱えると水で作られた手が僕を襲う。
何かを犠牲にして手に入れるものだってあるはずだ…。考えろ…!
答えはただ一つ。ぶっ飛ばす。これにつきる!
だったら、最後なんだから飛ばして行こうじゃないか!!
僕は天照剣の柄をぐっと力強く握り、走り出す。勿論、ストームアクアリアムのダメージは入る。だけど、今交わす余地はない。
そして僕に向かってくるハンズ・アクア。
僕は炎に包まれた天照剣を横一振りする。
潰えると思われたその炎はむしろ、大きく増し、ハンズ・アクアを真っ二つにする。
龍が、神の手を噛みちぎったように、龍の炎が神の水を打ち破った。
そして、優香に向けて最後の一振りー。
「『天龍炎』!!」
龍の形を帯びた天照剣で優香に攻撃する。物理的なダメージと、龍の炎が優香に大ダメージが入る。
優香は驚いて吹っ飛ばされる。油断はダメだ。まだだ!
「まったく…!!なんで協力な!」
だけど、彼女は無傷だった。そう。僕は彼女のフェイクを完全に忘れていた。
その瞬間、一つの糸が切れたかとのように僕は集中力が切れた。それは自分でもはっきりわかった。
天照剣が消え、僕は派手にこけた。炎も完全に潰えて、アルマも解除されていた。
「謙信!?」
優香はすぐに僕のところへ来た。技など中止に決まっている。
「大丈夫だよ…。こけただけさ。」
「いや、ボロボロだよ!?」
「それはこけたからでしょ?」
「いや、手!真っ赤っか…。」
そう言われて見ると、痛みはこないがてが真っ赤っかになっていた。本当に痛みがこない。
「大丈夫だよ…。よっこらせ…!?」
僕は手をついて起き上がろうとしたが無理だった。脚がガクガク震え立つことができない。
「魔力も完全に使い切ったから、体がついて来れてないのかもね…。」
「はぁ…やばいわぁ…。」
僕はごろんと大の字になって天井を見た。先ほどの戦いで傷ついた真っ白い天井を。
「だけど…できたじゃん。新技。」
「天龍炎…。技のきっかけは集中力ってことか。」
「そうだよきっと…。あ、回復するね。」
優香が僕の胸に両手を当てて回復魔法をかける。
「申し訳ない…。…だけどこれで、少しでも君に近づけたらいいけどね。」
「そんなことない。充分凄いよ。」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。人間界に変えれるよう、少しずつ頑張ろうよ。」
「うん!」
その一言を発した後の笑顔が、眩しく輝いていた。彼女も新技を手に入れていて、尚更負けてはいられないと気を引き締めるきっかけにもなった。
練習に付き合ってくれた彼女に、感謝だ。
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