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第1章2節 学園生活/慣れてきた二学期
第95話 幕間:ある商人の一日・前編
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イアン・グロスティは毎日朝日と共に目を覚ます。
彼の家はリネスの街を一通り見渡せる高台に建っていて、窓の向きは全て東側に設計されている。目覚まし時計を準備しなくても、毎朝勝手に起きられるのだ。
「……ああ、今日も良い朝日だ」
ベッドの上で少しだけ呆然とした後、肩から腕を回し、足首を回し、身体を捻る。固くなった肉体をほぐした後、彼は洗面所に向かう。
「旦那様、おはようございます」
「オレリアか。今日は目玉焼きにしてくれ」
「かしこまりました」
洗面所にいるイアンに声をかけ、メイドのオレリアは厨房に向かっていく。
すると朝の茶事とでもいうのだろうか、彼はある作業に取りかかる。
「……」
彼は人一倍髪に気を使う男である。何度も櫛で梳かし、ドライヤーで癖を整え、ワックスとスプレーで丁寧に固定する。
「……今日は乗りが悪いな」
商売の基本はまず印象。相手に如何に信用に足る人物であるかを決定付けるのは、どうあっても印象がほとんどである。
「さて、今日の予定は何だったか……」
昔は専用の召使いを雇って、それにやらせていた。だが最近では自分で方法を覚え、自分が納得いくまで整えている。
「……そうだ、商会報告会議だ」
それ以上に、こうして一人で何かをするということは、彼にとって心を瞑想させる貴重な機会なのである。
「よし」
前髪を顔のやや右で半分に分け、程よく盛ってワックスで固める。
横髪は耳が見えるようにまとめて、手鏡を用いて後髪の跳ね具合まで調整する。一時間程度の時間をかけて、彼が満足する髪型に整われた。
「……行くか」
ワックスの油っぽい臭いを押し退けて、卵が焼ける匂いが鼻につく。イアンは洗面所を後にし、まだ就寝用のローブのまま食堂に向かう。
「今日も美味そうな飯だな。いただきます」
「どうぞ召し上がってくださいませ」
オレリアが頭を下げ、イアンはナイフとフォークを手に食事を始める。
「ふむ……食材の産地を教えろ」
「了解いたしました。本日の朝食は、パンはシスバルド、野菜類はフェリス、腸詰めはムルネス、卵と牛乳はクリアメルからそれぞれ買い付けて参りました」
白と青の典型的なエプロンドレスを着て、目尻の上がった鋭い瞳が印象的。数年前にあいつが連れてきた彼女は、実に優秀なメイドであった。
「ああ、クリアメル。寛雅たる女神の血族一派の商会か……」
「お気に召しませんのでしたら、今後は商会を変更致しますが」
「いや、いい。あそこの畜産物はかなり美味い。自然豊かなウィーエル東部で育てているからだろうが、他の物とは一味違う。商人の言動で商品を品定めしてはならん」
「承知致しました。そして私はご主人様の御言葉に賛同致します」
仕事をてきぱきとこなし、商人である自分と会話が成り立つ程の教養もある。そして何より、自分の事情に首を突っ込まない。
「そうだな、それを口で言うのは簡単だ。だが多くの平民は、結局印象で判断してしまうことがほとんどだ。現にクリアメルの収益は寛雅たる女神の血族への加入を表明してから七割減少した。食材はこんなに美味いのにな……」
「ならば旦那様が積極的に買い付けて売り上げを維持していかないといけませんね」
「……それもそうだな」
食事を終え、ナイフとフォークを皿に置く。
「ごちそうさま。ではリネス会館に向かうぞ。会議の準備をしなくては」
「承知いたしました」
オレリアは他のメイドを一人見つけて言伝をすると、イアンと一緒に彼の部屋に向かっていく。
リネスの街は水の都とも呼ばれる。至る所に水路が開通し、人々はゴンドラを使って移動や輸送を行う。とはいえリネスが管轄している地域が全てそうであるわけではなく、町を超えてしまえば大半が荒野と砂漠で覆われている。
南方から吹いてくる瘴気を孕んだ風の影響で、元来この地域で草木が育つことは不可能と言われてきた。それを可能にしたのがランゴバル・ネルチという男である。
彼は帝国から水の小聖杯を簒奪し、それを用いて砂漠の一隅に水を齎した。当時帝国とは絶対的権威そのものであり、その所持物を奪うようなことは、常識では考えられない反逆行為。そうして生まれたリネスの町からは、常識に留まることなく新しい物が生み出されていき、今もその流れは変わらない。
「この町ができてから三百年、か……」
イアンは会議の準備を終えた後、小聖杯の前に書かれた碑文を読んで暇を潰していた。
「我々は常に商いを通して、世界に豊穣を齎してきた……」
街の中央にあり、四方八方から来館が可能なリネス会館。この街の歴史を綴った展示室、博物展覧、そして喫茶店があり、気軽に歴史を知ることができる。
「その信念は変わらない……変わってはいけない」
二階と三階は会議室が並ぶ階層。その三階にある一番巨大な部屋には、町の象徴である水の小聖杯が安置されていた。
「初代が目指した理想を紡いでいく……」
小聖杯からはとめどなく水が溢れ出て、部屋の隅に掘られた水路に水を満たしている。今いる会議室だけではなく、館内全ての水路、それを流れ出た街中の水路にも、小聖杯が齎した恵みが行き渡っている。
「故に私は――」
「まあ~イアンちゃんったら!! 先に来ていたのね!!」
イアンの思考を妨害する、甲高い声と数種類の花が混ざったような香水の香り。彼女は花柄のドレスを着ていて、濃いめの化粧と大きく巻いた黄色の髪がよく目立つ。
「……トパーズ殿。後ろから抱き着くのは止めてもらいたい」
「あっらイアンちゃんったら照れちゃって~! 前から抱き着いても嫌って言うんでしょ!」
「問題をすり替えるのも止めていただけますか。許可なく抱き着けば、誰でも嫌がるに決まっているでしょう」
トパーズが入ってきた扉は開けっ放しになっており、そこからぞろぞろと他の商人も入ってくる。
「皆様皆様おはようございます。ええ、本日も大変ご健康そうで何より。やはり健康第一、薬に頼らない生活が一番ですな!」
一際イアンの目につく、異様に腰の低い男。出っ歯がやけに印象的な彼は、真っ先にこちらに向かってきた。
「あらラールスちゃんおはよう! 今日もご機嫌よろしいわねえ~!」
「これはこれはトシ子様! いつも贔屓にしていただきありがとうございます!」
ラールス・ネルチ。主に薬草やポーション、医療用の魔法具を取り扱うネルチ家の当主。
彼は極限まで腰を低くし、胸の前で手を組みトパーズを見上げて持ち上げている。山なりに吊り上がった目と下方向に美しい弧を描いた口元からは、媚びようとする思惑以外の感情は読み取れない。
「……噂の鉄人形か」
ラールスの隣で身を軋ませながら動く、メイドの姿の物体を見て、イアンは周囲の視線を気にしなるべく逆立てないような表現でそれを形容した。
そんなイアンの様子に気付いたのか、ラールスは腰を低くしながらイアンに話を持っていく。
「魔術人形と呼んでくださいよ。我々ネルチ家が鋭意製作中の自立型家事手伝い人形! やーっと試作品が完成したのでね、今日は一体連れて来たんですよね」
「こんなものを作る理由が全くわからん。単に召使いが欲しいならナイトメアでいいだろう」
「では『人望無し』の方はどうすれば良いのでしょうか? 躓いて転んでしまった時に、お前は騎士に見捨てられたのだから、そのまま砂でも食っていろと言うのでしょうか?」
「……」
彼が手札として使う感情は二つだけ。相手に媚びを売る笑顔と、相手を見下す虚無の顔。
先程トパーズに振りまいていた笑顔をすぐ深層に仕舞いこみ、イアンに冷ややかな視線を突き立てる。
「あとは例えば、子沢山のご家庭。親とナイトメアが目を離した隙に子が魔物に食われていたら、いたたまれないでしょう?」
「……わかった。貴様の考えんとする所はよくわかったよ」
「おおっ、ご理解いただけたようで何より。まあというわけですよ、イアン殿。頭を柔軟に働かせて、需要を掘り起こしていかないと。大衆にだけ応えていたら商売は行き詰まるもんなんですよ。幾つもの商人を傘下に置いているアナタならわかりますでしょう?」
「……」
「もっともイアン殿は鉄人形ってだけで敬遠していたようですがねえ。鉄が心を持つことはないと考えている、まさしく旧時代の思考! そんなだから、アナタのご子息も――あっ!」
ラールスはそこで言葉を切り、わざと音を立てて口を両手で覆う。
やってしまったと言わんばかりに目を見開き、少しずつイアンの方に身体ごと向けていって、視界に収める。
そうした目で見つめられたイアンは、ラールスの期待通りの表情をしていた。
彼の家はリネスの街を一通り見渡せる高台に建っていて、窓の向きは全て東側に設計されている。目覚まし時計を準備しなくても、毎朝勝手に起きられるのだ。
「……ああ、今日も良い朝日だ」
ベッドの上で少しだけ呆然とした後、肩から腕を回し、足首を回し、身体を捻る。固くなった肉体をほぐした後、彼は洗面所に向かう。
「旦那様、おはようございます」
「オレリアか。今日は目玉焼きにしてくれ」
「かしこまりました」
洗面所にいるイアンに声をかけ、メイドのオレリアは厨房に向かっていく。
すると朝の茶事とでもいうのだろうか、彼はある作業に取りかかる。
「……」
彼は人一倍髪に気を使う男である。何度も櫛で梳かし、ドライヤーで癖を整え、ワックスとスプレーで丁寧に固定する。
「……今日は乗りが悪いな」
商売の基本はまず印象。相手に如何に信用に足る人物であるかを決定付けるのは、どうあっても印象がほとんどである。
「さて、今日の予定は何だったか……」
昔は専用の召使いを雇って、それにやらせていた。だが最近では自分で方法を覚え、自分が納得いくまで整えている。
「……そうだ、商会報告会議だ」
それ以上に、こうして一人で何かをするということは、彼にとって心を瞑想させる貴重な機会なのである。
「よし」
前髪を顔のやや右で半分に分け、程よく盛ってワックスで固める。
横髪は耳が見えるようにまとめて、手鏡を用いて後髪の跳ね具合まで調整する。一時間程度の時間をかけて、彼が満足する髪型に整われた。
「……行くか」
ワックスの油っぽい臭いを押し退けて、卵が焼ける匂いが鼻につく。イアンは洗面所を後にし、まだ就寝用のローブのまま食堂に向かう。
「今日も美味そうな飯だな。いただきます」
「どうぞ召し上がってくださいませ」
オレリアが頭を下げ、イアンはナイフとフォークを手に食事を始める。
「ふむ……食材の産地を教えろ」
「了解いたしました。本日の朝食は、パンはシスバルド、野菜類はフェリス、腸詰めはムルネス、卵と牛乳はクリアメルからそれぞれ買い付けて参りました」
白と青の典型的なエプロンドレスを着て、目尻の上がった鋭い瞳が印象的。数年前にあいつが連れてきた彼女は、実に優秀なメイドであった。
「ああ、クリアメル。寛雅たる女神の血族一派の商会か……」
「お気に召しませんのでしたら、今後は商会を変更致しますが」
「いや、いい。あそこの畜産物はかなり美味い。自然豊かなウィーエル東部で育てているからだろうが、他の物とは一味違う。商人の言動で商品を品定めしてはならん」
「承知致しました。そして私はご主人様の御言葉に賛同致します」
仕事をてきぱきとこなし、商人である自分と会話が成り立つ程の教養もある。そして何より、自分の事情に首を突っ込まない。
「そうだな、それを口で言うのは簡単だ。だが多くの平民は、結局印象で判断してしまうことがほとんどだ。現にクリアメルの収益は寛雅たる女神の血族への加入を表明してから七割減少した。食材はこんなに美味いのにな……」
「ならば旦那様が積極的に買い付けて売り上げを維持していかないといけませんね」
「……それもそうだな」
食事を終え、ナイフとフォークを皿に置く。
「ごちそうさま。ではリネス会館に向かうぞ。会議の準備をしなくては」
「承知いたしました」
オレリアは他のメイドを一人見つけて言伝をすると、イアンと一緒に彼の部屋に向かっていく。
リネスの街は水の都とも呼ばれる。至る所に水路が開通し、人々はゴンドラを使って移動や輸送を行う。とはいえリネスが管轄している地域が全てそうであるわけではなく、町を超えてしまえば大半が荒野と砂漠で覆われている。
南方から吹いてくる瘴気を孕んだ風の影響で、元来この地域で草木が育つことは不可能と言われてきた。それを可能にしたのがランゴバル・ネルチという男である。
彼は帝国から水の小聖杯を簒奪し、それを用いて砂漠の一隅に水を齎した。当時帝国とは絶対的権威そのものであり、その所持物を奪うようなことは、常識では考えられない反逆行為。そうして生まれたリネスの町からは、常識に留まることなく新しい物が生み出されていき、今もその流れは変わらない。
「この町ができてから三百年、か……」
イアンは会議の準備を終えた後、小聖杯の前に書かれた碑文を読んで暇を潰していた。
「我々は常に商いを通して、世界に豊穣を齎してきた……」
街の中央にあり、四方八方から来館が可能なリネス会館。この街の歴史を綴った展示室、博物展覧、そして喫茶店があり、気軽に歴史を知ることができる。
「その信念は変わらない……変わってはいけない」
二階と三階は会議室が並ぶ階層。その三階にある一番巨大な部屋には、町の象徴である水の小聖杯が安置されていた。
「初代が目指した理想を紡いでいく……」
小聖杯からはとめどなく水が溢れ出て、部屋の隅に掘られた水路に水を満たしている。今いる会議室だけではなく、館内全ての水路、それを流れ出た街中の水路にも、小聖杯が齎した恵みが行き渡っている。
「故に私は――」
「まあ~イアンちゃんったら!! 先に来ていたのね!!」
イアンの思考を妨害する、甲高い声と数種類の花が混ざったような香水の香り。彼女は花柄のドレスを着ていて、濃いめの化粧と大きく巻いた黄色の髪がよく目立つ。
「……トパーズ殿。後ろから抱き着くのは止めてもらいたい」
「あっらイアンちゃんったら照れちゃって~! 前から抱き着いても嫌って言うんでしょ!」
「問題をすり替えるのも止めていただけますか。許可なく抱き着けば、誰でも嫌がるに決まっているでしょう」
トパーズが入ってきた扉は開けっ放しになっており、そこからぞろぞろと他の商人も入ってくる。
「皆様皆様おはようございます。ええ、本日も大変ご健康そうで何より。やはり健康第一、薬に頼らない生活が一番ですな!」
一際イアンの目につく、異様に腰の低い男。出っ歯がやけに印象的な彼は、真っ先にこちらに向かってきた。
「あらラールスちゃんおはよう! 今日もご機嫌よろしいわねえ~!」
「これはこれはトシ子様! いつも贔屓にしていただきありがとうございます!」
ラールス・ネルチ。主に薬草やポーション、医療用の魔法具を取り扱うネルチ家の当主。
彼は極限まで腰を低くし、胸の前で手を組みトパーズを見上げて持ち上げている。山なりに吊り上がった目と下方向に美しい弧を描いた口元からは、媚びようとする思惑以外の感情は読み取れない。
「……噂の鉄人形か」
ラールスの隣で身を軋ませながら動く、メイドの姿の物体を見て、イアンは周囲の視線を気にしなるべく逆立てないような表現でそれを形容した。
そんなイアンの様子に気付いたのか、ラールスは腰を低くしながらイアンに話を持っていく。
「魔術人形と呼んでくださいよ。我々ネルチ家が鋭意製作中の自立型家事手伝い人形! やーっと試作品が完成したのでね、今日は一体連れて来たんですよね」
「こんなものを作る理由が全くわからん。単に召使いが欲しいならナイトメアでいいだろう」
「では『人望無し』の方はどうすれば良いのでしょうか? 躓いて転んでしまった時に、お前は騎士に見捨てられたのだから、そのまま砂でも食っていろと言うのでしょうか?」
「……」
彼が手札として使う感情は二つだけ。相手に媚びを売る笑顔と、相手を見下す虚無の顔。
先程トパーズに振りまいていた笑顔をすぐ深層に仕舞いこみ、イアンに冷ややかな視線を突き立てる。
「あとは例えば、子沢山のご家庭。親とナイトメアが目を離した隙に子が魔物に食われていたら、いたたまれないでしょう?」
「……わかった。貴様の考えんとする所はよくわかったよ」
「おおっ、ご理解いただけたようで何より。まあというわけですよ、イアン殿。頭を柔軟に働かせて、需要を掘り起こしていかないと。大衆にだけ応えていたら商売は行き詰まるもんなんですよ。幾つもの商人を傘下に置いているアナタならわかりますでしょう?」
「……」
「もっともイアン殿は鉄人形ってだけで敬遠していたようですがねえ。鉄が心を持つことはないと考えている、まさしく旧時代の思考! そんなだから、アナタのご子息も――あっ!」
ラールスはそこで言葉を切り、わざと音を立てて口を両手で覆う。
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