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餞
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密かに受けたT大に合格し、そこから週末になると東京へ行き不動産屋を回り部屋を決めた。一人っ子なので心配する母のたっての希望でセキュリティが万全なマンションを借りてくれた。そこへは3月中に引っ越しをする手筈になっている。
久我は同じ大学に行けると喜んでいるから、そうだなと人形の俺は答える。
卒業式の日、久我はやり残したことがあると、俺を教室へ連れて行きキスをした。
「学校でキスしたかった。なんならセックスもしたい」
と。
しただろう、俺以外と。
「バカ言うな」
と俺は心底そう思って久我に言った。
打ち上げ帰り、細道に導かれ久我はここでもキスをした。
そんな久我を嗜める。
そろそろ人形の時間も終わる。
「じゃあ次は入学式だな」
「そうだな」
「当日大学の門の前で待ってる
「うん」
「じゃあな」
駅の改札口を抜け、久我に向かって俺は言った。
「卒業おめでとう」
俺からの卒業だ。
久我は同じ大学に行けると喜んでいるから、そうだなと人形の俺は答える。
卒業式の日、久我はやり残したことがあると、俺を教室へ連れて行きキスをした。
「学校でキスしたかった。なんならセックスもしたい」
と。
しただろう、俺以外と。
「バカ言うな」
と俺は心底そう思って久我に言った。
打ち上げ帰り、細道に導かれ久我はここでもキスをした。
そんな久我を嗜める。
そろそろ人形の時間も終わる。
「じゃあ次は入学式だな」
「そうだな」
「当日大学の門の前で待ってる
「うん」
「じゃあな」
駅の改札口を抜け、久我に向かって俺は言った。
「卒業おめでとう」
俺からの卒業だ。
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