25 / 41
ゲーム
しおりを挟む
俺は辻本さんの腕の中で、
「好き」
と伝えた。
辻本さんは、
「ありがとう」
と優しく笑ってくれるけど、それだけ。
「俺と付き合ってくれる?」
と見上げたら、髪を撫でて、
「もう寝た方がいいよ」
とはぐらかされた。
「誤魔化さないでよ、子どもじゃない」
そう言うと、ふう……とため息を一つ吐く。
そして静かにこう言った。
「君はいつもこんな風に誰かを誘って抱かれるの? 抱かれたら好きになるの? 俺は聖人君子じゃないしワンナイトもある、男だし性欲もあるしね、そこは割り切ってるつもりだ。でも付き合うとなるとワンナイトのノリで選ぶことは出来ないかな」
「俺じゃダメってこと?」
辻本さんはいつも優しく笑う。
「君みたいな魅力的な子、俺の手には負えないよ」
「違う、辻本さん、違う。俺が辻本さんを独り占めしたい。他の誰にも選ばれなくていいから辻本さんだけに俺を選んで欲しい」
「口説くねえ」
「堕とすまで口説く。口説いて堕として辻本さんがうんざりするくらい愛してやる」
「君は思い通りにならないおもちゃを欲しがってるだけだよ。ゲームなら尚更お断りだ」
見透かされてる気がした。
意地になってる自分がいるのがわかる。
だから言われてることに言い返せない。
辻本さんは薄く笑うと、
「寝よう」
そう言って辻本さんの腕の中で寝ることだけ許してくれた。
「好き」
と伝えた。
辻本さんは、
「ありがとう」
と優しく笑ってくれるけど、それだけ。
「俺と付き合ってくれる?」
と見上げたら、髪を撫でて、
「もう寝た方がいいよ」
とはぐらかされた。
「誤魔化さないでよ、子どもじゃない」
そう言うと、ふう……とため息を一つ吐く。
そして静かにこう言った。
「君はいつもこんな風に誰かを誘って抱かれるの? 抱かれたら好きになるの? 俺は聖人君子じゃないしワンナイトもある、男だし性欲もあるしね、そこは割り切ってるつもりだ。でも付き合うとなるとワンナイトのノリで選ぶことは出来ないかな」
「俺じゃダメってこと?」
辻本さんはいつも優しく笑う。
「君みたいな魅力的な子、俺の手には負えないよ」
「違う、辻本さん、違う。俺が辻本さんを独り占めしたい。他の誰にも選ばれなくていいから辻本さんだけに俺を選んで欲しい」
「口説くねえ」
「堕とすまで口説く。口説いて堕として辻本さんがうんざりするくらい愛してやる」
「君は思い通りにならないおもちゃを欲しがってるだけだよ。ゲームなら尚更お断りだ」
見透かされてる気がした。
意地になってる自分がいるのがわかる。
だから言われてることに言い返せない。
辻本さんは薄く笑うと、
「寝よう」
そう言って辻本さんの腕の中で寝ることだけ許してくれた。
6
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
俺の親友がモテ過ぎて困る
くるむ
BL
☆完結済みです☆
番外編として短い話を追加しました。
男子校なのに、当たり前のように毎日誰かに「好きだ」とか「付き合ってくれ」とか言われている俺の親友、結城陽翔(ゆうきはるひ)
中学の時も全く同じ状況で、女子からも男子からも追い掛け回されていたらしい。
一時は断るのも面倒くさくて、誰とも付き合っていなければそのままOKしていたらしいのだけど、それはそれでまた面倒くさくて仕方がなかったのだそうだ(ソリャソウダロ)
……と言う訳で、何を考えたのか陽翔の奴、俺に恋人のフリをしてくれと言う。
て、お前何考えてんの?
何しようとしてんの?
……てなわけで、俺は今日もこいつに振り回されています……。
美形策士×純情平凡♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる