霧晴れる時、君は

秋臣

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知らない場所

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少し呼吸が荒くなりながら、
「湊くん……ベッド汚したくないから俺のにゴムつけて……」
と言う。そんなこと言われたの初めてだ。
既にトロッと滲んでいる悠馬のモノにゴムをつける。
違う……悠馬の反応がいつもと違う。
これまでは大丈夫と言いながらも緊張なのか恐怖なのか、やはり柔らかさが足りず痛い思いをさせてしまっていた。
仕方がないと思う。怖いに決まってる。
それが今日は少し柔らかさがある、指の第一関節まではすんなり受け入れてくれてる。
多分悠馬は指がそこまで入ってることに気づいていないと思う。
怖がらせないよう、痛くさせないよう、慎重にゆっくり指を沈める。
「んっ! あ……」
第二関節まで入った。
これ以上は無理か……でも中は熱くて柔らかくて、指にまとわりついてくる。

ローションを足さないと痛いだろうなと思い、指を抜こうとすると、
「や、いや、やだ……」
と切なそうな声で嫌がる。
そして、
「もう少し奥……」
と泣きそうなのにうっとりとした顔も滲ませながら俺を見つめる。
ヤバい……こんな顔されるとヤバい……
もうさっきからチンコが痛すぎる。
「大丈夫か?」
「……うん」
俺はもう少し指を沈めてみる。
ほぼ指が全部入ると指先が少しだけ動かせるので、中を探りたくて無意識に動かした。
「あっ! や、あ、あんっ!」
「痛いか?」
慌てて抜こうとすると、
「……ちが……う……なんか……変……あっ!」
「え?」
「指が当たる……」
「……ここ?」
少しだけ指が動く範囲を触ってみる。
「あっ! やあ……あ……」
「湊くん、湊くん……」
俺を呼び、俺の首にしがみ付く。
呼吸がものすごく乱れている。
「どうしたらいい?」
「触って……そこ……触って……」
中を夢中で探る。するとさっきまでわからなかったが、コリッとした部分があることに気づいた。
「ここ?」
そのコリッとした部分を押すように触ると、
「んん! あ……あっ……!」
と腰を浮かせて悠馬がよがる。
「いやあ、ダメ……あ……あ……やあ」
更に押すと、
「ああっ……!気持ちいい……湊くん、湊くん!」
と縋ってキスしてくる。悠馬の腰が勝手に動いてる。
もっと動かせ、触れと言ってるようで堪らない。
コリッとさせながら押し上げると、
「あっ! いや、いやあ! ああっ……」
悠馬がイった。

イったの? 悠馬気持ちよくなってくれたの?
「や……恥ずかしい……」
息を荒く吐きながら腕で顔を隠す。
かわいいかわいいかわいいかわいい!
悠馬の中はキュウキュウと更に俺の指を締め付ける。
「悠馬、顔見せて?」
腕をどける。
「湊くん……もっとして……」
蕩けた顔で見つめる。
かわいい、めちゃくちゃかわいい。
「悠馬、指増やしてみる?」
感じてくれてるけどまだ指は1本しか入ってない。できればもう少し解したい。
「湊くん……湊くん……」
吐息混じりに俺を呼ぶ。
俺の背中を必死に掴む。
もう無理だ。

「悠馬、ゴムつけるから待ってて」
「うん……」
悠馬がイってくれた気持ちよさが残っているうちの方が、痛みが少ないかもしれない……
悠馬のも付け替える。
ゴムをつけ、悠馬の窪みに当てがう。
「悠馬……挿れていいか?」
「湊くん……」
悠馬が腕を伸ばして俺を求める。
俺に抱きつくと、
「こうしてていい?」
蕩けた顔で見つめる。
頼む、俺の理性仕事してくれ、頼む。
優しくしたいんだ、大切な人だから。
でも……
「湊くん……きて……」
あ……
限界だった。
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