霧晴れる時、君は

秋臣

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天使の囁き

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悠馬の中にゆっくり入っていく。
「んっ!」
少し顔が歪む。
「痛い?」
「……痛くは……ない。痛くないけど、苦しい……」
このきつさのせいか? 確かに締め付けられてきつい、柔らかいけど圧迫されてる感じはある。悠馬にしたらそれが苦しいのかもしれない。
「無理するな、ダメなら言って。
息止めないで、ちゃんと呼吸して」
乱れてた呼吸が少し整うと、締め付けが和らいだ。 
「苦しい?」
「……大丈夫……」
きつさからほんの少し解放されたものの、柔らかさと纏わりつく感触が気持ちよすぎる。
気持ちいい、動きたい……
今回もやばい、余裕でもうイける。
何度か深呼吸する、落ち着け。
ゆっくり動く。
ちょっと動いただけなのに快感が全身を走る。やばい、やばい、やばい……
でも動きたい、気持ちよくて止めたくない。
頑張れ、俺とチンコ。
また少し動かす、やっぱりダメだ……
「湊くん……」
「俺……またダメかも……」
猛烈に恥ずかしい。
「湊くんの好きなように動いて……」
動いたらイく……
「湊くんが動くと俺も気持ちいい……」
あ……なにかがパン! と弾けた音がした。
無我夢中で動く、もう無理だ。
「や……あ……あん……あ……」
悠馬がよがる。
ぐちゅくちゅと卑猥な音が脳に響く。
あ……
悠馬にもたれかかるように倒れる。
「ごめん……」
「謝らないで」
子どもをあやすように髪を撫でてくれる。
そんな天使に願い事をする。
「もう一回してもいいですか?」

髪を撫でる手が止まり、一瞬間があったあと、悠馬が笑い出す。
「また気持ちよくしてくれるの?」
マジで天使かよ。
「気持ちよくします、絶対」
「じゃあして……」
天使がキスしてくれる。
ゴムを替えて再度挿れる。
さっきの圧迫感は今回はあまりないようだ。でも俺は何度やっても快感が強烈すぎる。
もう開き直ることにした。
ゆっくり動いて悠馬の気持ちいいところを刺激する。
「そこやあ……」
そう言いながら誘導するように腰が動いてる。
「気持ちいい……そこ好き……」
そんなこと言わないで、チンコがやばい。
もっと奥に挿れたくて悠馬の腰ごと持ち上げる。奥まで入る。また違った感覚にやられそうになる。
「やだ……奥、や……あっ!」
奥を突かれて悠馬が堕ちかける。
「や……あ……」
俺はとっくに限界超えてる。
気持ち良すぎて意識飛びそう。
腰を打ち付けるパンパンという音、悠馬の中を動くぐちゅくちゅという淫靡な音、悠馬の喘ぐ声……これらが音声多重で襲いかかってくる、太刀打ちできない。
抗うことをやめ、溺れることにする。
「湊くん……」
今お前の声を足さないで……
「イきそう……」
!!!!
「俺ももうイきそう……」
「一緒にイきたい」
あーあーあーあー、かわいいこと言わないで!
めちゃくちゃキスしたい。
悠馬が舌を絡めて応えてくれる。
脳溶ける。
一気に波が来る。
「悠馬っ!」
「湊くん……湊くん……」
「くっ……」
「あ……あ……や、あ……」
悠馬が大きく体を反らす。
ドクドクと悠馬の中で果てる。
二人とも息が上がってる。
「悠馬、大丈夫?」
「……うん」
おでこを合わせて二人で笑う。
「一緒にイけたな」
「うん、嬉しい」
かわいくて抱きしめてしまう。

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