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京さん
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お店で一番よく見かけるのは見上さんだけど、あともう一人いる。
頼と年が近い感じの人、京さんって人。
頼の友達なんだって。
京さんは小さいのをたくさん描いてる。一つ終わると次はなににしようかなと頼に相談してる。
肩とか腕とか背中に描いてることが多いけど、今日は仰向けになってる。チンコをタオルで隠してるけど、下半身丸出し。
脚の付け根に近い腿に施術している。
京さんは俺が覗いてると手招きしてくれる。
頼がくいっと顎で合図すれば入っていいことになってる。
「才、暇だから俺と話しようよ」
「今日は絵じゃないの?」
「ん? これか?」
と脚を指差す。
「うん、文字みたい」
「そう数字」
「なんの?」
「それは秘密~」
と口に指を当てる。
「ケチ」
ふっと頼が笑ってる。
「才、なんか面白いことあった?」
「頼がこの前お客さんにチューされてた」
「また?」
「おっぱい触ってた」
「マジ?」
「おい、人聞き悪い言い方すんな、施術だ」
「チューも施術?」
京さんが笑ってる。
「それは客の過剰サービス」
「なんだよ、それw」
描き終えると京さんはいつも店に少し残って頼と話をする。
俺は追い出される。
でも覗く。
「なんで客にキスさせんの?」
「俺がしてるわけじゃねえだろ」
「断れよ」
「断ってるよ」
「誘われてんのか?」
「まあ、たまにな」
「はあ……拒否れよ」
「才に飯作るからもう行くぞ」
「おい!」
「客に手は出さねえよ」
「俺もかよ」
「客だろ?」
頼がにやっと笑う。
「くそがっ」
京さんはそう言うと頼にチューした。
え?
チューした?
え?
「おーい、才!」
なんでバレるんだよ!
ドアを開けてこっちに来る。
頭にゲンコツを落とされる。
痛え!
「覗くな」
「才」
京さんが俺を手招きする。
「なに?」
「こいつ見張っといて」
と頼を指差す。
「?」
「子どもを使うな」
「うるせえ、ヤリチン」
「うぜえな」
「才、頼を見張っとけよ」
京さんは時々わがままだ。
京さんは月に1回は来る、それは客としては多いんだって。最多はもちろん見上さん。
「そんなに来なくていいのにな」
頼はそう言うけどお客さんなんだからありがたいんじゃないの?
俺は京さんが来ると中に入れてもらえるし、話してて楽しい。
学校のこととか、友達とのこと、今度頼とどこに遊びに行くとか行ったとかいろいろ話す。
京さんは興味深そうに聞いてくれる。
「へえ、楽しそう、俺も連れてってよ」
「いいよ」
「やった~!」
「才、余計なこと言うな」
いつも頼はそう言う。
「京さんも一緒に行きたいって」
「ダメ」
「なんで?」
「だって俺は才と約束したんだもん、京とじゃねえもん」
大人のくせに子どもみたいなこと言ってる……
「頼、酷い」
「気色悪い声出すな」
「連れてってよ」
「ダメ」
「なんでよ、ケチ」
「とにかくダメ」
頼は頑なだった。
なんでダメなんだろう? 京さん一緒でもいいのにな。
頼と年が近い感じの人、京さんって人。
頼の友達なんだって。
京さんは小さいのをたくさん描いてる。一つ終わると次はなににしようかなと頼に相談してる。
肩とか腕とか背中に描いてることが多いけど、今日は仰向けになってる。チンコをタオルで隠してるけど、下半身丸出し。
脚の付け根に近い腿に施術している。
京さんは俺が覗いてると手招きしてくれる。
頼がくいっと顎で合図すれば入っていいことになってる。
「才、暇だから俺と話しようよ」
「今日は絵じゃないの?」
「ん? これか?」
と脚を指差す。
「うん、文字みたい」
「そう数字」
「なんの?」
「それは秘密~」
と口に指を当てる。
「ケチ」
ふっと頼が笑ってる。
「才、なんか面白いことあった?」
「頼がこの前お客さんにチューされてた」
「また?」
「おっぱい触ってた」
「マジ?」
「おい、人聞き悪い言い方すんな、施術だ」
「チューも施術?」
京さんが笑ってる。
「それは客の過剰サービス」
「なんだよ、それw」
描き終えると京さんはいつも店に少し残って頼と話をする。
俺は追い出される。
でも覗く。
「なんで客にキスさせんの?」
「俺がしてるわけじゃねえだろ」
「断れよ」
「断ってるよ」
「誘われてんのか?」
「まあ、たまにな」
「はあ……拒否れよ」
「才に飯作るからもう行くぞ」
「おい!」
「客に手は出さねえよ」
「俺もかよ」
「客だろ?」
頼がにやっと笑う。
「くそがっ」
京さんはそう言うと頼にチューした。
え?
チューした?
え?
「おーい、才!」
なんでバレるんだよ!
ドアを開けてこっちに来る。
頭にゲンコツを落とされる。
痛え!
「覗くな」
「才」
京さんが俺を手招きする。
「なに?」
「こいつ見張っといて」
と頼を指差す。
「?」
「子どもを使うな」
「うるせえ、ヤリチン」
「うぜえな」
「才、頼を見張っとけよ」
京さんは時々わがままだ。
京さんは月に1回は来る、それは客としては多いんだって。最多はもちろん見上さん。
「そんなに来なくていいのにな」
頼はそう言うけどお客さんなんだからありがたいんじゃないの?
俺は京さんが来ると中に入れてもらえるし、話してて楽しい。
学校のこととか、友達とのこと、今度頼とどこに遊びに行くとか行ったとかいろいろ話す。
京さんは興味深そうに聞いてくれる。
「へえ、楽しそう、俺も連れてってよ」
「いいよ」
「やった~!」
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「ダメ」
「なんで?」
「だって俺は才と約束したんだもん、京とじゃねえもん」
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「頼、酷い」
「気色悪い声出すな」
「連れてってよ」
「ダメ」
「なんでよ、ケチ」
「とにかくダメ」
頼は頑なだった。
なんでダメなんだろう? 京さん一緒でもいいのにな。
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