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ごちそう
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「まずい…」
航がスプーンを置き、ため息を吐く。
「え…そんなにダメだった?
今回のは美味しいと思ったんだけど…」
自信があったんだ。
航の好きなオムライス。
だからスプーンを置かれたのはショックだった。
「…全然ダメ。どうやったらこんなにまずく作れるんだよ」
「ごめん…」
「はああ……」
またため息吐かれちゃった。
航とは高校生の頃から付き合い出して2年くらいになる。
同じ大学に進学して同棲するのは無理だったけど、実家暮らしの航は俺のアパートによく来てくれる。
一人暮らしを始めてから節約のため、自炊するようになった。
簡単なものしか作れないけど、航にも喜んでもらいたい。
そう思うとあれこれチャレンジしてみたりして、少しずつ上手くなっていってる気がしてたんだ。
なのに、いつも航はこんな感じ。
美味しいと言ってくれたのは初めて作ったカレーの時だけだ。それ以来何を作っても褒めてくれないし、まずい、美味しくないとため息を吐く。
そんなにまずいかなあ…
ネットでレシピ調べて作ったんだけど、
今回もダメだったみたい。
「ごめんね、片付けるね」
「…いや、いい。腹減ってるし食材もったいないから食う」
「いいよ!無理しなくて!」
そう言うけど、航は無理矢理食べてくれる。
そんなに無理して食べないでよ…
「ごめんね…」
「……」
どうしたら上手に作れるんだろう。
どうしたら航に美味しいって言ってもらえるんだろう。
いつか一緒に住もうねって言ってるのに、これじゃ俺、全然ダメだ。
もっと上手くなって胃袋から航を掴んでやるんだ。
昼飯を食べ終えると、少し眠くなってきた。
航の隣で肩にもたれかかる。
「眠いのか?」
「うん…」
「ここだと寝られないだろ?ベッド行くか?」
そう言うと、抱きかかえてベッドに連れて行ってくれる。
ちょっと期待して航を見つめると、ふっと笑って隣に寝て抱きしめてくれる。
そして優しくキスすると、
「颯世が起きるまでここにいるから」
と髪を撫でてくれる。
いいのに。
してもいいのに。
そう思ってるのにどんどん瞼は閉じてきちゃう。
「航…」
「おやすみ、颯世」
昼寝から目覚めると俺は航の腕の中にいた。
ずっと抱きしめてくれていた。
いつもそうしてくれるんだ。
ぶっきらぼうだけど本当は優しい。
無理矢理体を求めてくることも絶対しない。
俺が嫌がるようなことを航は絶対しない。
ご飯だけはまずいって言われちゃうけど…
いつも俺を守ってくれる航は、男らしくてかっこいい。
そんな航に大切にされて幸せだと思う。
そう思わせてくれる。
だから俺も航に喜んでもらいたいんだ。
「俺、そろそろ行くな」
バイトの時間らしい。
「終わった後来る?」
「颯世が来て欲しいなら」
「待ってる…」
「わかった、待ってて」
「うん」
また優しいキスをして航はバイトに向かった。
ご飯を作って待ちたいな。
でもまたまずいって言われちゃうかもしれない。
料理教室とか行こうかな。
最近本気でそう思い始めてる。
冷蔵庫を覗く。
うーん、だいぶ食材が減ってるな。
買い出しに行こう。
財布とスマホとエコバッグを持ってスーパーへ行く。
今日は何にしようかな。
「あれ?颯世?」
と声をかけられる。
振り向くと、高校の先輩で俺たちと同じ大学に通っている修斗くんがいた。
「久しぶり」
「こんにちは、買い物ですか?」
「うん、颯世も?」
「はい」
「航、バイトだぞ」
「はい、さっき行きました」
「なんだよ、お前のところから行ったのか。相変わらず仲良いな」
修斗くんは俺と航のことをよく知っているし、航とはバイト先が一緒なのだ。
「颯世は今日何にするんだ?」
「まだ決めてなくて…ただバイトの後、航が来るんでご飯作っておこうと思って…」
「もう嫁じゃんw」
「ちょっと揶揄わないでくださいよ!」
修斗くんがにやにや笑ってる。
「なあ、航って颯世が何作っても褒めないだろ?」
「え?なんで知ってるんですか?」
「やっぱりそうか」
「航に喜んで欲しくて、あれこれ作ってみるんですけど、口に合わないみたいでまずいって…」
「まずいは酷いな」
「食材が勿体無いからって全部食べてはくれるんですけど、いつも無理矢理食べてて…俺、もっと上手になりたいんですけどなかなか…」
「ふはは」
なんで修斗くん笑ってんの?
「そっかあ、徹底してんだなあ」
「え?何?徹底って何?」
「でもさすがにまずいは酷いな。颯世、怒っていいぞ」
「まずいものを食べさせてる俺が悪いんだからいいんです…」
「颯世、航がなんでいつもお前の作った料理をまずいって言うか知ってるか?」
「まずいからでしょ?」
ふっ
また修斗くんが笑う。
「それな、違うんだよ」
「え?」
「颯世がかわいそうすぎるから暴露してやるよ」
「え?何?」
「航な、初めて颯世がカレー作ってくれた時、すごく美味しいって褒めただろ?」
「はい、褒められたのその時だけです」
「嫌だって思ったんだってさ」
「え?」
「颯世が作ってくれる料理が美味くて嬉しかったけど、颯世が『他の人にも食べてもらって味見してもらいたい』って言ったの聞いて、『俺以外のやつに颯世の作ったものを食わせたくない』って思ったんだってさ」
え…
「それを阻止するために毎回まずいって言ってたみたいだな。
他に言い方があるだろうに。
素直にやきもち焼くからやめろって言えばいいのにな」
え?え?
「じゃあ、まずいって言うのは…」
「航の嘘。そういえば他の人に食べさせようなんて思わないだろうからって」
言ってよ…
航以外に作りたい人なんていないよ、俺…
「昔っから不器用なやつだけど、颯世のこと大好きだよな」
「うん…」
「ははっ!否定しないんだなw」
「俺も同じだから…」
「はいはい、惚気は聞きたくありませーん」
そう言って耳を塞ぐ修斗くん。
「とびっきり美味いカレー作ってやれよ」
「そうします」
「俺にもそのうち食わせてくれよ、その美味いカレー」
「航に相談します」
「だなw」
修斗くん、ありがとう。
うちにある一番大きい鍋いっぱいにカレーを作って航が帰ってくるのを待とう。
ちゃんと美味しいって言ってもらえるように愛情を込めて作ろう。
「ただいまー」
自分の部屋のように帰ってきた航。
「ん?カレー?」
「うん、航が誉めてくれたカレー」
「褒めたっけ?」
目を逸らして誤魔化す。
「俺、航以外には作らないよ」
「え?」
「航に喜んで欲しいんだ。
航のためだけにしか作りたくないんだよ」
「え…」
「修斗くんから聞いちゃった」
「…マジか…恥ずい」
ふっ
「だから美味しかったら褒めて。
俺、航に褒められたい」
「…うん。まずいって言ってごめんな…
本当は全部美味しい…作ってくれるのがすごく嬉しい」
「やきもち?」
「……うん」
航の耳が真っ赤になってる。
「じゃあたくさん食べて!」
「……」
「航?」
「…颯世」
「ん?」
不意に抱きしめられる。
「航?」
「…先に颯世を食べてもいい?」
「ん?」
「…颯世が昼寝してる時からずっとムラムラしてて…」
ふっ
「笑うなよ…」
航は絶対無理矢理したりしない。
「航」
「嫌か?」
航の首に腕を回してキスする。
ぎゅっと抱きしめてくれる。
航を見つめる。
「航…どうぞ召し上がれ」
早く食べて、残さず食べて、
美味しいって言って…
航がスプーンを置き、ため息を吐く。
「え…そんなにダメだった?
今回のは美味しいと思ったんだけど…」
自信があったんだ。
航の好きなオムライス。
だからスプーンを置かれたのはショックだった。
「…全然ダメ。どうやったらこんなにまずく作れるんだよ」
「ごめん…」
「はああ……」
またため息吐かれちゃった。
航とは高校生の頃から付き合い出して2年くらいになる。
同じ大学に進学して同棲するのは無理だったけど、実家暮らしの航は俺のアパートによく来てくれる。
一人暮らしを始めてから節約のため、自炊するようになった。
簡単なものしか作れないけど、航にも喜んでもらいたい。
そう思うとあれこれチャレンジしてみたりして、少しずつ上手くなっていってる気がしてたんだ。
なのに、いつも航はこんな感じ。
美味しいと言ってくれたのは初めて作ったカレーの時だけだ。それ以来何を作っても褒めてくれないし、まずい、美味しくないとため息を吐く。
そんなにまずいかなあ…
ネットでレシピ調べて作ったんだけど、
今回もダメだったみたい。
「ごめんね、片付けるね」
「…いや、いい。腹減ってるし食材もったいないから食う」
「いいよ!無理しなくて!」
そう言うけど、航は無理矢理食べてくれる。
そんなに無理して食べないでよ…
「ごめんね…」
「……」
どうしたら上手に作れるんだろう。
どうしたら航に美味しいって言ってもらえるんだろう。
いつか一緒に住もうねって言ってるのに、これじゃ俺、全然ダメだ。
もっと上手くなって胃袋から航を掴んでやるんだ。
昼飯を食べ終えると、少し眠くなってきた。
航の隣で肩にもたれかかる。
「眠いのか?」
「うん…」
「ここだと寝られないだろ?ベッド行くか?」
そう言うと、抱きかかえてベッドに連れて行ってくれる。
ちょっと期待して航を見つめると、ふっと笑って隣に寝て抱きしめてくれる。
そして優しくキスすると、
「颯世が起きるまでここにいるから」
と髪を撫でてくれる。
いいのに。
してもいいのに。
そう思ってるのにどんどん瞼は閉じてきちゃう。
「航…」
「おやすみ、颯世」
昼寝から目覚めると俺は航の腕の中にいた。
ずっと抱きしめてくれていた。
いつもそうしてくれるんだ。
ぶっきらぼうだけど本当は優しい。
無理矢理体を求めてくることも絶対しない。
俺が嫌がるようなことを航は絶対しない。
ご飯だけはまずいって言われちゃうけど…
いつも俺を守ってくれる航は、男らしくてかっこいい。
そんな航に大切にされて幸せだと思う。
そう思わせてくれる。
だから俺も航に喜んでもらいたいんだ。
「俺、そろそろ行くな」
バイトの時間らしい。
「終わった後来る?」
「颯世が来て欲しいなら」
「待ってる…」
「わかった、待ってて」
「うん」
また優しいキスをして航はバイトに向かった。
ご飯を作って待ちたいな。
でもまたまずいって言われちゃうかもしれない。
料理教室とか行こうかな。
最近本気でそう思い始めてる。
冷蔵庫を覗く。
うーん、だいぶ食材が減ってるな。
買い出しに行こう。
財布とスマホとエコバッグを持ってスーパーへ行く。
今日は何にしようかな。
「あれ?颯世?」
と声をかけられる。
振り向くと、高校の先輩で俺たちと同じ大学に通っている修斗くんがいた。
「久しぶり」
「こんにちは、買い物ですか?」
「うん、颯世も?」
「はい」
「航、バイトだぞ」
「はい、さっき行きました」
「なんだよ、お前のところから行ったのか。相変わらず仲良いな」
修斗くんは俺と航のことをよく知っているし、航とはバイト先が一緒なのだ。
「颯世は今日何にするんだ?」
「まだ決めてなくて…ただバイトの後、航が来るんでご飯作っておこうと思って…」
「もう嫁じゃんw」
「ちょっと揶揄わないでくださいよ!」
修斗くんがにやにや笑ってる。
「なあ、航って颯世が何作っても褒めないだろ?」
「え?なんで知ってるんですか?」
「やっぱりそうか」
「航に喜んで欲しくて、あれこれ作ってみるんですけど、口に合わないみたいでまずいって…」
「まずいは酷いな」
「食材が勿体無いからって全部食べてはくれるんですけど、いつも無理矢理食べてて…俺、もっと上手になりたいんですけどなかなか…」
「ふはは」
なんで修斗くん笑ってんの?
「そっかあ、徹底してんだなあ」
「え?何?徹底って何?」
「でもさすがにまずいは酷いな。颯世、怒っていいぞ」
「まずいものを食べさせてる俺が悪いんだからいいんです…」
「颯世、航がなんでいつもお前の作った料理をまずいって言うか知ってるか?」
「まずいからでしょ?」
ふっ
また修斗くんが笑う。
「それな、違うんだよ」
「え?」
「颯世がかわいそうすぎるから暴露してやるよ」
「え?何?」
「航な、初めて颯世がカレー作ってくれた時、すごく美味しいって褒めただろ?」
「はい、褒められたのその時だけです」
「嫌だって思ったんだってさ」
「え?」
「颯世が作ってくれる料理が美味くて嬉しかったけど、颯世が『他の人にも食べてもらって味見してもらいたい』って言ったの聞いて、『俺以外のやつに颯世の作ったものを食わせたくない』って思ったんだってさ」
え…
「それを阻止するために毎回まずいって言ってたみたいだな。
他に言い方があるだろうに。
素直にやきもち焼くからやめろって言えばいいのにな」
え?え?
「じゃあ、まずいって言うのは…」
「航の嘘。そういえば他の人に食べさせようなんて思わないだろうからって」
言ってよ…
航以外に作りたい人なんていないよ、俺…
「昔っから不器用なやつだけど、颯世のこと大好きだよな」
「うん…」
「ははっ!否定しないんだなw」
「俺も同じだから…」
「はいはい、惚気は聞きたくありませーん」
そう言って耳を塞ぐ修斗くん。
「とびっきり美味いカレー作ってやれよ」
「そうします」
「俺にもそのうち食わせてくれよ、その美味いカレー」
「航に相談します」
「だなw」
修斗くん、ありがとう。
うちにある一番大きい鍋いっぱいにカレーを作って航が帰ってくるのを待とう。
ちゃんと美味しいって言ってもらえるように愛情を込めて作ろう。
「ただいまー」
自分の部屋のように帰ってきた航。
「ん?カレー?」
「うん、航が誉めてくれたカレー」
「褒めたっけ?」
目を逸らして誤魔化す。
「俺、航以外には作らないよ」
「え?」
「航に喜んで欲しいんだ。
航のためだけにしか作りたくないんだよ」
「え…」
「修斗くんから聞いちゃった」
「…マジか…恥ずい」
ふっ
「だから美味しかったら褒めて。
俺、航に褒められたい」
「…うん。まずいって言ってごめんな…
本当は全部美味しい…作ってくれるのがすごく嬉しい」
「やきもち?」
「……うん」
航の耳が真っ赤になってる。
「じゃあたくさん食べて!」
「……」
「航?」
「…颯世」
「ん?」
不意に抱きしめられる。
「航?」
「…先に颯世を食べてもいい?」
「ん?」
「…颯世が昼寝してる時からずっとムラムラしてて…」
ふっ
「笑うなよ…」
航は絶対無理矢理したりしない。
「航」
「嫌か?」
航の首に腕を回してキスする。
ぎゅっと抱きしめてくれる。
航を見つめる。
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早く食べて、残さず食べて、
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