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7.俺の知らないところで決まっていた色々
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ドアを出て短い廊下を歩き、そのままちょっと大きなドアを開けると外へ出た。そこは森の中にある村? と言った感じで。
たださっきまでいた森の中とは違い。とてもとても大きな、そして綺麗な、木々に囲まれていた。こう、太陽の光で木々がキラキラと輝いている感じなんだ。
それに健康的な緑!! って感じの葉の色をしていて。なんか見ているだけで元気をもらえる色だった。
そんな木々の中、もちろん地上に小さな家が何軒も建っていたけれど、木に直接建っている家もあって。ツリーハウスっていうやつに似ているかな。俺さ、泊まりで良かったから、ツリーハウスを体験してみたかったんだよなぁ。
隣の木との行き来には、木の吊り橋が架かっていて、そこを小さいエルフが楽しそうに走って行っている。
かなりグラグラと揺れる吊り橋と、しっかりと固定されている橋と、どちらもあったけど。エルフの子供はグラグラ揺れる方の吊り橋が好きなようだ。まぁ、遊ぶにはそっちの方が楽しいだろう。
「あぶう!!」
思わず俺は、楽しそうだな、と口に出してしまう。
「ふふ、何か気になった物があったかしら。でも見るのはちょっと待っていてね。今は大切な用事があるのよ」
橋以外にも、木に階段が設置せれていて、その階段を下りていくレイナさん。そして完璧に下まで降りたら、またどんどん歩き出し。
そこへ着くまでに、10分くらい歩いたか? 着いた場所は、小さい他のログハウスのような建物と違う、大きな大きな建物の前だった。
そしてその大きな建物の入り口前には、弓と剣を持った2人のエルフが立っていて。俺のことを確認してきた。
「この子がそうなのか?」
「ええ、可愛い子でしょう。こんな可愛い子を森へ置いていくなんて」
「人間はそういう生き物だからな。もう話しは終わっているようだぞ」
「そう。なら良かったわ。話が終わっているのなら結果を聞いた後、すぐに準備ができるもの」
少しエルフ達と話した後、レイナさんはドアを開けてもらい建物の中へ。と、俺の考えていた建物と少し違っていた。俺はまた何個か部屋があって、そのどれかの部屋へ入ると思っていたんだよ。
入るとすぐに、玄関みたいに靴を脱ぐ場所になっていて。そこでレイナさんは靴を脱ぐと、近くの台に置いてあった鏡で、自分の髪と服装を整え。その後に俺の髪の毛や服も整えてくれた。
それからすぐ向こうにはカーテンがかかっていて。そこに2人の女のエルフが。そこまで歩いて行ったエレナさん。それからすぐに、カーテンの向こうに向かって話した。
「エレナです。小さな子も一緒です」
「よし、入れ」
中から声がして、女のエルフがカーテンを開けてくれる。カーテンの先は、とても広い広い部屋だった。どうやらここは集会場のような場所だったらしい。奥の1番遠い場所に、こちらを向いて座っているエルフが3人。
それからその3人に方を向いているけれど、入ってきた俺達を見るために、振り返っているエルフ達が10人ほど。
それから3人の斜め右の方に、とってもとっても嫌そう顔をしているミリバーンと、ニコニコしているシャノンさんが座っていた。そして……。
2人の後ろに、エルフじゃない? 女の人が立っていて。女の人の格好は、明るい薄緑色のの、ヒラヒラとしたドレスのような洋服を着ていた。それから腰までの長い黄緑色の長い髪に、キラキラした飾りをつけている。
そして何故か、とってもニコニコとしている女の人。おそらく今この部屋の中で、1番ニコニコしているのはこの人だろう。女の人は俺の姿を見ると更にニコニコになり。
と、それまで俺の顔にくっ付いていた蝶達とスライムが、俺から離れたんだ。スライムは蝶達があの細い足で掴んで、緑色の女の人の所へ飛んでいった。そして女の人の前まで行くと、とても嬉しそうに動いて、その後は女の人の手の上に降りた。
「ではレイナ。そこへ座ってくれ」
こっちを向いて座っているうちの右の人が、レイナさんに座るように言い。レイナさん1番前の真ん中の席に座る。そして話してきたのは、3人の中で1番真ん中に座っている、少し怖い感じのエルフだ。
怖いというか目つが鋭いせいで、そう見えるっていうだけで、本当に怖いかは分からないけど。
「子供は大丈夫か?」
「はい、先程少し元気がないように見えた時もありましたが、今は問題ありません」
「そうか。ならば後で、もう1度調べてもらうと良い」
「はい」
「だが、まずは決まったことから話さなければ。そなたたちも」
何故か呼ばれた蝶達とスライム。呼ばれてすぐに俺の胸の所に乗ってきた。何でこの子達も?
「結論から先に言おう、その人間の子供だが……」
思わず唾を飲み込む俺。そして何故か俺と同じように、ドキドキした表情を見せて、言葉を待つ蝶達とスライム。
「この子はこの里で育てる事になった。そして其方達も、この子と共に、ここで暮らす事になった」
おおおおお!! ありがとうございます!! 森の中に転生させられた時は、どうなる事かと思っていたけど。最悪死も覚悟したけど。まさかエルフの里で育ててくれるなんて。本当にありがとうございます!!
と、心の中で何回もお礼をする俺。そんな俺の胸の上で、俺と同じように喜びを爆発させている蝶達とスライム。ん? そういえば何でこの子達もここで生活するんだ。というか俺と共にってどういう事だ?
何て不思議に思っていると。話には続きが。
「そしてこの子達を育てる、この子達と家族になるエルフだが」
そうだ、それがあった! そうだよな、俺を育ててくれるっていう事は、養い親が居るはず。家族か……、一体誰と家族になるんだろう。またもや緊張に包まれる俺と蝶達とスライム。
「この子達の家族は、この里の決まり通り、ミルバーンに任せる事になった」
え? ミルバーン? え? え?
たださっきまでいた森の中とは違い。とてもとても大きな、そして綺麗な、木々に囲まれていた。こう、太陽の光で木々がキラキラと輝いている感じなんだ。
それに健康的な緑!! って感じの葉の色をしていて。なんか見ているだけで元気をもらえる色だった。
そんな木々の中、もちろん地上に小さな家が何軒も建っていたけれど、木に直接建っている家もあって。ツリーハウスっていうやつに似ているかな。俺さ、泊まりで良かったから、ツリーハウスを体験してみたかったんだよなぁ。
隣の木との行き来には、木の吊り橋が架かっていて、そこを小さいエルフが楽しそうに走って行っている。
かなりグラグラと揺れる吊り橋と、しっかりと固定されている橋と、どちらもあったけど。エルフの子供はグラグラ揺れる方の吊り橋が好きなようだ。まぁ、遊ぶにはそっちの方が楽しいだろう。
「あぶう!!」
思わず俺は、楽しそうだな、と口に出してしまう。
「ふふ、何か気になった物があったかしら。でも見るのはちょっと待っていてね。今は大切な用事があるのよ」
橋以外にも、木に階段が設置せれていて、その階段を下りていくレイナさん。そして完璧に下まで降りたら、またどんどん歩き出し。
そこへ着くまでに、10分くらい歩いたか? 着いた場所は、小さい他のログハウスのような建物と違う、大きな大きな建物の前だった。
そしてその大きな建物の入り口前には、弓と剣を持った2人のエルフが立っていて。俺のことを確認してきた。
「この子がそうなのか?」
「ええ、可愛い子でしょう。こんな可愛い子を森へ置いていくなんて」
「人間はそういう生き物だからな。もう話しは終わっているようだぞ」
「そう。なら良かったわ。話が終わっているのなら結果を聞いた後、すぐに準備ができるもの」
少しエルフ達と話した後、レイナさんはドアを開けてもらい建物の中へ。と、俺の考えていた建物と少し違っていた。俺はまた何個か部屋があって、そのどれかの部屋へ入ると思っていたんだよ。
入るとすぐに、玄関みたいに靴を脱ぐ場所になっていて。そこでレイナさんは靴を脱ぐと、近くの台に置いてあった鏡で、自分の髪と服装を整え。その後に俺の髪の毛や服も整えてくれた。
それからすぐ向こうにはカーテンがかかっていて。そこに2人の女のエルフが。そこまで歩いて行ったエレナさん。それからすぐに、カーテンの向こうに向かって話した。
「エレナです。小さな子も一緒です」
「よし、入れ」
中から声がして、女のエルフがカーテンを開けてくれる。カーテンの先は、とても広い広い部屋だった。どうやらここは集会場のような場所だったらしい。奥の1番遠い場所に、こちらを向いて座っているエルフが3人。
それからその3人に方を向いているけれど、入ってきた俺達を見るために、振り返っているエルフ達が10人ほど。
それから3人の斜め右の方に、とってもとっても嫌そう顔をしているミリバーンと、ニコニコしているシャノンさんが座っていた。そして……。
2人の後ろに、エルフじゃない? 女の人が立っていて。女の人の格好は、明るい薄緑色のの、ヒラヒラとしたドレスのような洋服を着ていた。それから腰までの長い黄緑色の長い髪に、キラキラした飾りをつけている。
そして何故か、とってもニコニコとしている女の人。おそらく今この部屋の中で、1番ニコニコしているのはこの人だろう。女の人は俺の姿を見ると更にニコニコになり。
と、それまで俺の顔にくっ付いていた蝶達とスライムが、俺から離れたんだ。スライムは蝶達があの細い足で掴んで、緑色の女の人の所へ飛んでいった。そして女の人の前まで行くと、とても嬉しそうに動いて、その後は女の人の手の上に降りた。
「ではレイナ。そこへ座ってくれ」
こっちを向いて座っているうちの右の人が、レイナさんに座るように言い。レイナさん1番前の真ん中の席に座る。そして話してきたのは、3人の中で1番真ん中に座っている、少し怖い感じのエルフだ。
怖いというか目つが鋭いせいで、そう見えるっていうだけで、本当に怖いかは分からないけど。
「子供は大丈夫か?」
「はい、先程少し元気がないように見えた時もありましたが、今は問題ありません」
「そうか。ならば後で、もう1度調べてもらうと良い」
「はい」
「だが、まずは決まったことから話さなければ。そなたたちも」
何故か呼ばれた蝶達とスライム。呼ばれてすぐに俺の胸の所に乗ってきた。何でこの子達も?
「結論から先に言おう、その人間の子供だが……」
思わず唾を飲み込む俺。そして何故か俺と同じように、ドキドキした表情を見せて、言葉を待つ蝶達とスライム。
「この子はこの里で育てる事になった。そして其方達も、この子と共に、ここで暮らす事になった」
おおおおお!! ありがとうございます!! 森の中に転生させられた時は、どうなる事かと思っていたけど。最悪死も覚悟したけど。まさかエルフの里で育ててくれるなんて。本当にありがとうございます!!
と、心の中で何回もお礼をする俺。そんな俺の胸の上で、俺と同じように喜びを爆発させている蝶達とスライム。ん? そういえば何でこの子達もここで生活するんだ。というか俺と共にってどういう事だ?
何て不思議に思っていると。話には続きが。
「そしてこの子達を育てる、この子達と家族になるエルフだが」
そうだ、それがあった! そうだよな、俺を育ててくれるっていう事は、養い親が居るはず。家族か……、一体誰と家族になるんだろう。またもや緊張に包まれる俺と蝶達とスライム。
「この子達の家族は、この里の決まり通り、ミルバーンに任せる事になった」
え? ミルバーン? え? え?
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