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39.準備は完璧、そして……
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「セレナさ~ん!!」
「は~い、入ってきて良いわよ!! 1階の1番奥の左の部屋に居るわ!!」
「お邪魔するわね!!」
レイナさんのお仕置きから少しして、シャイン達の元気が戻ってきた頃。さっき家にきた1番上の女の子とエルフの声が。それから、ママ、早くという声が聞こえた。どうやらさっきの女の子とエルフは家族のようだ。
そして部屋に入ってきた2人は、それぞれ大きな籠を持っていて、籠からは良い匂いが。
「あなたのご飯が出来上がったから持ってきたわ。それと精霊達のもね」
「ありがとう、サニー」
女の子のお母さんエルフの名前はサニーさんだった。サニーさんがレイナさんに籠を渡して、女の子は俺の籠の隣に、サニーさんよりは小さいけど、それでも大きな籠を置く。レイナさんが籠にかかっている布をめくれば、更に良い匂いが。
「とりあえずだけど、また後で余裕ができたら持ってくるわね」
「ええ。本当に助かるわ」
「ティニーの準備は?」
「大体終わったわ。後はこの子達のおもちゃの用意と、ミルクを用意すれば終わりよ。ミルクも作りながら、準備を進めていたから、後少しでミルクの準備も終わるの」
「そう。ならこっちは大丈夫そうね」
『僕達のご飯?』
『良い匂いだぞ!!』
『う~ん、食べたい』
「ふふ、食べちゃダメよ。これは非常食なんだから」
『こんな良い匂いのご飯、敵が嗅いだら余計に寄ってきちゃうかもだぞ?』
「それは大丈夫よ。出来立ては良い匂いだけど、時間が経つとこのご飯は、ほとんど匂いがしなくなるのよ。30分くらいかしらね。そうしたらマジックバックにしまうの。マジックバックに入れたご飯は腐らないから心配しないで」
『なんだぁ、匂い消えちゃうの? でも匂いするのはダメだもんね。残念』
『うん、残念』
何だ、そうなのか。この良い匂いが消えちゃうなんて残念だな。でも確かに、匂いに釣られて敵に来られてもな。大体避難しているんだから、匂いだ何だと言ったらダメだ。
「そうそう、マリソンとミンディーにこれを」
レイナさんが2つのマジックをサニーさんに渡す。
「私が離れないといけない時や、何かがあって、私ではなく他の誰かがティニーを連れて行く時用に。一応全部荷物は入っているわ」
「分かったわ。しっかり渡しておくわね」
「絶対にずっと私が一緒、と言いたいけれど、絶対はないものね。赤ちゃんは持ち物が違うから、いくつか用意しておかないと」
「そうなるとティニーを連れて行けるのは、マリソンとサニーだものね」
そういう事だったのか。何で俺の荷物を用意している時に、他にもマジックバックを持ってきて、荷物を入れてるのかと思ったら。俺の予備用のカバンだったのか。
それでレイナさんが俺と一緒にいられない時は、マリソンさんっていうエルフと、サニーさんっていうエルフが、俺を連れていってくれるって事か?
その後、少し話しをしたレイナさん達。その間に女の子は俺の手を触って。よほどさっきの俺が指を握ったのが気に入ったらしい。帰る時は残念そうに帰って行った。
「さぁ、私達も最後の準備をしましょう。まずみんなのおもちゃを入れましょうね」
レイナさんが部屋に、俺達のおもちゃ箱と小さな籠を持ってきた。おもちゃ箱の中から避難する時に持っていきたいおもちゃを選んで、小さな籠に入れてって。この小さな籠に入るだけ、おもちゃは持って行って良いって事らしい。
俺はどれでも良いから、シャイン達に好きなおもちゃを入れてもらう事にした。でも最初みんなは俺にちゃんと選べって。だからとりあえず、みんなで遊べるボールと、面白いおもちゃを1つ選んだ。
棒に紐が付いていて。その紐の先には丸いボンボンが付いているんだけど。それが勝手に浮かぶんだよ。だから俺が棒を握るだけで、勝手にボンボンがふわふわと浮かんで揺れて。みんながそれにシュッ!! シュッ!! とじゃれつくんだ。動けない俺にはみんなと遊べる、最適なおもちゃなんだ。
ちなみにボールも、ちょっと手を動かすだけで転がってくれるから、こっちも今の俺にとっては、みんなと遊べる数少ないおもちゃだ。
俺が選んだ後は、もっと選べば良いのにと言いながら、籠から少し溢れるくらいまでおもちゃを選んだみんな。レイナさんが笑いながらマジックバックへしまっていた。
おもちゃの次はぬいぐるみだ。みんなで2つずつ好きなぬいぐるみを入れてもらう事に。俺は1つはレイナさんがくれたぬいぐるみを選んで、もう1つは。
俺は自分の真横を目で見る。そこにはミルバーンの大切なリス魔獣のぬいぐるみが。やっぱり入れるならこれだよなって事で、それを入れてもらう事に。
「良いの? 少しの間、この子といられなくなるのよ?」
と聞かれたけど、大切なぬいぐるみだから、ってみんなに伝えてもらった。レイナさんは優しく笑ったと、リス魔獣のぬいぐるみをマジックバックに。
「さっき渡したカバンの中にも、おもちゃとぬいぐるみを入れたから安心してね」
向こうはあくまでも予備って事で、いつの間にかレイナさんが適当に、おもちゃとぬいぐるみをしまっておいてくれたらしい。
おもちゃを入れ終わるとレイナさんは台所へ。そうして1時間くらいすると、小さな俺の顔の半分くらいの皮の袋? をたくさん持って部屋の中に。
『これ、何だ?』
「これにティニーのミルクが入っているのよ。メーの皮でできていて、水物を入れても溢れないのよ」
『じゃあ、これでティニーのミルクは大丈夫?』
『別のカバンにも入れた?』
「ええ、しっかり入れたから心配いらないわ」
説明をしながら、ミルクの入っている袋を、マジックバックにしまうレイナさん。
「さぁ、これで準備は終わりよ!!」
わぁ!! とみんなが拍手をする。が、その数秒後、みんながバッ!! と同じ方向を見た。
『叫び声だ!!』
『合図だよ!!』
『動く!!』
そうシャイン達が言って後、里の中に、ブオォォォと大きな音が鳴った。
「は~い、入ってきて良いわよ!! 1階の1番奥の左の部屋に居るわ!!」
「お邪魔するわね!!」
レイナさんのお仕置きから少しして、シャイン達の元気が戻ってきた頃。さっき家にきた1番上の女の子とエルフの声が。それから、ママ、早くという声が聞こえた。どうやらさっきの女の子とエルフは家族のようだ。
そして部屋に入ってきた2人は、それぞれ大きな籠を持っていて、籠からは良い匂いが。
「あなたのご飯が出来上がったから持ってきたわ。それと精霊達のもね」
「ありがとう、サニー」
女の子のお母さんエルフの名前はサニーさんだった。サニーさんがレイナさんに籠を渡して、女の子は俺の籠の隣に、サニーさんよりは小さいけど、それでも大きな籠を置く。レイナさんが籠にかかっている布をめくれば、更に良い匂いが。
「とりあえずだけど、また後で余裕ができたら持ってくるわね」
「ええ。本当に助かるわ」
「ティニーの準備は?」
「大体終わったわ。後はこの子達のおもちゃの用意と、ミルクを用意すれば終わりよ。ミルクも作りながら、準備を進めていたから、後少しでミルクの準備も終わるの」
「そう。ならこっちは大丈夫そうね」
『僕達のご飯?』
『良い匂いだぞ!!』
『う~ん、食べたい』
「ふふ、食べちゃダメよ。これは非常食なんだから」
『こんな良い匂いのご飯、敵が嗅いだら余計に寄ってきちゃうかもだぞ?』
「それは大丈夫よ。出来立ては良い匂いだけど、時間が経つとこのご飯は、ほとんど匂いがしなくなるのよ。30分くらいかしらね。そうしたらマジックバックにしまうの。マジックバックに入れたご飯は腐らないから心配しないで」
『なんだぁ、匂い消えちゃうの? でも匂いするのはダメだもんね。残念』
『うん、残念』
何だ、そうなのか。この良い匂いが消えちゃうなんて残念だな。でも確かに、匂いに釣られて敵に来られてもな。大体避難しているんだから、匂いだ何だと言ったらダメだ。
「そうそう、マリソンとミンディーにこれを」
レイナさんが2つのマジックをサニーさんに渡す。
「私が離れないといけない時や、何かがあって、私ではなく他の誰かがティニーを連れて行く時用に。一応全部荷物は入っているわ」
「分かったわ。しっかり渡しておくわね」
「絶対にずっと私が一緒、と言いたいけれど、絶対はないものね。赤ちゃんは持ち物が違うから、いくつか用意しておかないと」
「そうなるとティニーを連れて行けるのは、マリソンとサニーだものね」
そういう事だったのか。何で俺の荷物を用意している時に、他にもマジックバックを持ってきて、荷物を入れてるのかと思ったら。俺の予備用のカバンだったのか。
それでレイナさんが俺と一緒にいられない時は、マリソンさんっていうエルフと、サニーさんっていうエルフが、俺を連れていってくれるって事か?
その後、少し話しをしたレイナさん達。その間に女の子は俺の手を触って。よほどさっきの俺が指を握ったのが気に入ったらしい。帰る時は残念そうに帰って行った。
「さぁ、私達も最後の準備をしましょう。まずみんなのおもちゃを入れましょうね」
レイナさんが部屋に、俺達のおもちゃ箱と小さな籠を持ってきた。おもちゃ箱の中から避難する時に持っていきたいおもちゃを選んで、小さな籠に入れてって。この小さな籠に入るだけ、おもちゃは持って行って良いって事らしい。
俺はどれでも良いから、シャイン達に好きなおもちゃを入れてもらう事にした。でも最初みんなは俺にちゃんと選べって。だからとりあえず、みんなで遊べるボールと、面白いおもちゃを1つ選んだ。
棒に紐が付いていて。その紐の先には丸いボンボンが付いているんだけど。それが勝手に浮かぶんだよ。だから俺が棒を握るだけで、勝手にボンボンがふわふわと浮かんで揺れて。みんながそれにシュッ!! シュッ!! とじゃれつくんだ。動けない俺にはみんなと遊べる、最適なおもちゃなんだ。
ちなみにボールも、ちょっと手を動かすだけで転がってくれるから、こっちも今の俺にとっては、みんなと遊べる数少ないおもちゃだ。
俺が選んだ後は、もっと選べば良いのにと言いながら、籠から少し溢れるくらいまでおもちゃを選んだみんな。レイナさんが笑いながらマジックバックへしまっていた。
おもちゃの次はぬいぐるみだ。みんなで2つずつ好きなぬいぐるみを入れてもらう事に。俺は1つはレイナさんがくれたぬいぐるみを選んで、もう1つは。
俺は自分の真横を目で見る。そこにはミルバーンの大切なリス魔獣のぬいぐるみが。やっぱり入れるならこれだよなって事で、それを入れてもらう事に。
「良いの? 少しの間、この子といられなくなるのよ?」
と聞かれたけど、大切なぬいぐるみだから、ってみんなに伝えてもらった。レイナさんは優しく笑ったと、リス魔獣のぬいぐるみをマジックバックに。
「さっき渡したカバンの中にも、おもちゃとぬいぐるみを入れたから安心してね」
向こうはあくまでも予備って事で、いつの間にかレイナさんが適当に、おもちゃとぬいぐるみをしまっておいてくれたらしい。
おもちゃを入れ終わるとレイナさんは台所へ。そうして1時間くらいすると、小さな俺の顔の半分くらいの皮の袋? をたくさん持って部屋の中に。
『これ、何だ?』
「これにティニーのミルクが入っているのよ。メーの皮でできていて、水物を入れても溢れないのよ」
『じゃあ、これでティニーのミルクは大丈夫?』
『別のカバンにも入れた?』
「ええ、しっかり入れたから心配いらないわ」
説明をしながら、ミルクの入っている袋を、マジックバックにしまうレイナさん。
「さぁ、これで準備は終わりよ!!」
わぁ!! とみんなが拍手をする。が、その数秒後、みんながバッ!! と同じ方向を見た。
『叫び声だ!!』
『合図だよ!!』
『動く!!』
そうシャイン達が言って後、里の中に、ブオォォォと大きな音が鳴った。
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