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19話 小さなケルベロス誕生? 褒められて嬉しいけど無理なスカウトお断り!
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「どうだろうか、掃除係専属にならないか?」
「エドウッド様、専属という言葉は、リアとピィにはまだ難しいのでは?」
「ふむ、確かにそうだな。専属とは、それだけをやるということだ。例えばだな、リアとピィは、いろいろな手伝いをしていると聞いている。しかし、そのいろいろをやらずに、掃除の手伝いだけをする。そういうことを専属というのだ。分かるか?」
「わかりましゅ」
『ぴぃ!!』
「ピィも分かったと」
「そうか。では、どうだろうか? 掃除係専属にならないか? お前たちの掃除は完璧だった。……あの男に邪魔されてしまったが。まぁ、今はあの男よりも、お前たちだ。私は今までに、お前たちほどしっかりと、掃除を行った者を見たことがない。最初の箒で掃くところから……」
エドウッドさんの、私たちへの熱い掃除係専属スカウトは、さっきから止まらない。そして、そんな熱いエドウッドさんの隣では、爆発に巻き込まれた……いや、本当に爆発した? ボロボロの姿になったアンドリューさんが、正座をしている。
今から約20分ほど前に終わった、エドウッドさんによるアンドリューさんへの制裁は、本当に凄かったよ。
と、その話をする前に。エドウッドさんがアンドリューさんを制裁している時、私はあることを思い出して、慌ててトレオンさんに聞いたんだ。
ほら、アンドリューさんは、私たちにいろいろとやってくるけど、一応団長さんでしょう? それで質問をした時は、エドウッドさんは獣騎士団の団員だと思っていて。
それなら、もし団が違っていたとしても、下の立場の人が団長に、あんな凄い攻撃をしちゃダメなんじゃ? 後で何か罰せられるんじゃ? って。それに気づいて慌てたの。
でも、私の考えは杞憂だったよ。エドウッドさんも、団長さんだったんだ。
ただ、アンドリューさんたちみたいな、第1獣騎士団団長とか、第2獣騎士団団長とかじゃなくて、特別獣騎士団団長の団長さんだったの。だから、エドウッドさんがアンドリューさんに制裁を加えるのは、何も問題ないって。
どんな団なのか、詳しくは教えてもらえなかったけど、それを聞いて安心したよね。
そして、エドウッドさんの、あの青い光か炎の攻撃。あれは特別な炎でね。エドウッドさんはいろいろな属性の魔法を使えるんだけど、あの青い炎は、エドウッドさんの種族だけが使える、特別な力だったんだ。
その力で、アンドリューさんに制裁を加えたエドウッドさん。普通に燃やしたり、吹っ飛ばしたり。他にも、掃除道具を青い炎で動かして、それで攻撃もして。そうして、アンドリューさんはボロボロになったんだ。
炎でものが動かせるんだよ? とっても不思議な攻撃で、思わず見入っちゃったよね。だって、誰かが持って動かしてるんじゃないの? ってくらい、本当に綺麗の動きたんだもん。
あと、アンドリューさんの今の姿は、もともと毛はそんなに長くなかったんだけど、それがなぜか伸びていて。その毛が、オスライオンみたいに、青い炎のせいでボンッ!! と爆発しブワッと広がり、洋服はところどころ焦げている感じだよ。
ただ、制裁が終わってから、今更理由を話すのはどうかと思ったけれど、何で私とピィ君、エドウッドさんが怒っているのかを説明したら、やべって顔をしてね。それで、またピィ君に睨まれた後は、静かに正座をしているんだ。
この世界へ来て、宿舎へ来てから、何度、アンドリューさんの正座を見たことか……。
そして、制裁が終わった後の私たちはというと。私とピィ君は今、エドウッドさんからスカウトを受けているところだよ。
私とピィ君の掃除を、とても褒めてくれて。いや、それを通り越して、感動したとまで言ってもらえて、最初はとっても嬉しかったんだけどね。そこから、掃除係専属にならないかって話が始まっちゃったの。
まぁ、専属って言葉自体は、さっき出てきたんだけどね。それまでの話の中でも、掃除係だけって、何度も言ってきていたから。これは引き入れようとしてるのかな? って思っていたら、やっぱり専属って言ってきたって感じ。
専属かぁ。確かに、私とピィ君にできるお手伝いが掃除だけなら、それも考えたかもしれない。それに、まだ洗濯のお手伝いも、厨房でのお手伝いも、ちゃんとできていないけれど。
それでも、私たちにできるお手伝いがあるなら。私としては専属よりも、いろいろなことでお手伝いをして恩を返したいし、みんなのためにできる限りのことがやりたいんだ。
だから私は、このスカウトを受ける気はないよ。でも、これは私だけで決められることじゃないでしょう? ちゃんと相棒のピィ君の話も聞かないとね。ってことで、はっきり専属って言葉を聞く前に、さっき少し話し合いをさせてもらったんだ。
それでピィ君も私と同じ気持ちだったから、やっぱり専属になるつもりはなくて。ただ……。
エドウッドさんが、なかなか諦めてくれないんだよ。
「あの、あたちたち、いろいろおてちゅだいちたいでしゅ。だから、おそじだけは、できましゅえん。でも、ちゃんとおてちゅだいにきましゅ」
『ぴぃ、ぴぴぴ、ぴぃぴぃ、ぴぴぴ』
「ピィもそうだと。まだ少ししかお手伝いをしていないけれど、いろいろお手伝いができて楽しいし、リアと一緒に、たくさんお手伝いができて嬉しい。だから、掃除だけの手伝いはできないと」
「しかし、ここまでの素晴らしい才能を、このまま手放すのは……」
う~ん。本当に、私たちの掃除を気に入ってくれたんだなぁ。でも、私たちの考えは変わらないし。これは、どうやって断れば良いんだ?
と、さらにエドウッドさんが、何か言おうとした、その時だった。
「おい、エドウッド。いい加減にしないか。それがお前の悪いところだぞ。気に入った相手を、相手が頷くまで執拗に追いかけて、無理やり頷かせる」
「私は、無理矢理などしていないぞ」
レーノルド先生が部屋に入ってきたよ。
「はぁ、あれのどこが無理矢理じゃないっていうんだ。それで、後々ここから何人いなくなった」
「あれは、あの者たちに覚悟がなかっただけだ。私の見込み違いだった」
って、うおい。無理矢理はいかんだろう、無理矢理は。逃げられてるじゃん!! え? エドウッドさんって、そんな感じなの? 確かに少し面倒だなとは思ったけどさ。
「お前のそのしつこさは、仕事ではとても必要な部分だ。だが、その過ぎた想いを、小さな者たちに向けるんじゃない。それでは、これから手伝いにすら来てくれなくなるかもしれんぞ」
「むっ、それは困るな」
むっ、じゃないよ。むっ、じゃ。もう!
「あの、あたち、おそじがんばりましゅ! えどうっどしゃんのおそじへのおもい、あたちしゅきでしゅ! だからこれからも、あたちたちおてちゅだいにきましゅ! でも、いろいろおてちゅだいちたいでしゅ。だから、じゅっとはできましぇん」
『ぴっ!!』
「ほら。お前の掃除を、ここまで認めてくれた者が、今までにいたか? こんな良い子たちに、お前の想いを無理矢理押し付けるようなことはするな。好きだと言われたんだぞ?」
「リア……、ピィ……。そこまで、私のことを。……すまなかった。私がしつこくし過ぎた。この通りだ」
そう言って、エドウッドさんは頭を下げてくれた。
「うん、だいじょぶ!」
『ぴぴぴっ!!』
「そうか」
ホッとした表情になるエドウッドさん。
「では、これから手伝いの時は、よろしく頼む」
「あい!! あたちも、よろちくおねがいちましゅ!!」
『ぴぴぴぴぴっ!!』
ふぅ、何とか話がまとまって良かった。レーノルド先生、ありがとう。
「ところで、お前はなぜここにいるんだ?」
話がついたところで、エドウッドさんは、今さらながらレーノルド先生に、何でここにいるのかを聞いたよ。そういえば?
「いや、リアとピィに用があってね。皆も気配で気づいていると思うが、アレが、午後くらいに、ちょうどこの辺りに現れるだろう」
「ん? ああ、あれか」
「だから、午後の予定を少し変更しようと思ってね。掃除の手伝いは、今日はこれで終わりか?」
「ああ」
「じゃあ、予定より少し早いが、リアとピィを連れて行っても?」
「大丈夫だ」
「よし。それじゃあ、リア、ピィ。私についてきてくれ」
「あい!」
「ピィ!」
何の話をしているのかは分からないけれど、とりあえずレーノルド先生について行くことに。ヒルドレッドさんと、私たちの護衛を交代したアンドリューさんも一緒にね。
「ありがちょ、ごじゃいまちた!!」
『ぴぴぴぴっ!!』
「では次回また」
こうして、私たちの初めての掃除お手伝いは、またちょっとバタバタしながら終わったんだ。
***************************
【リアとピィが部屋を出た後】
「おい」
「何だよ」
「お前は護衛が終わったら、この部屋を片付けに来い」
「分かってるよ」
「それと、言っておくが。リアとピィは、私よりも、掃除に対する心構えが上だ。もしも、お前がまた汚すことがあれば、きっと私よりも厳しく接してくるだろう。2人を怒らせないよう、気をつけるんだな。」
「は? そんなにか!?」
「ああ。だから私の側に置き、いろいろと伝えようと思ったのだ。だが、彼らが私を避けるようになっては本末転倒だ。くっ、私にもう少し魅力があれば。……こほん。まぁ、私のことは良い。それほど2人は厳しいということだ。気を引き締めて生活するんだな」
「おいおい、小さな掃除のケルベロスの誕生かよ。やめてくれよ」
「それと……。いいか! 私も、これからリアとピィを護衛する時があるだろう! だが、それ以外の時でも気を配り、何かあった時には最優先でまもれ! 分かったな!」
「「「はっ!!」」」
「はぁ、リアもピィも、何でまた、こいつと意気投合したんだか……。はぁぁぁ」
「エドウッド様、専属という言葉は、リアとピィにはまだ難しいのでは?」
「ふむ、確かにそうだな。専属とは、それだけをやるということだ。例えばだな、リアとピィは、いろいろな手伝いをしていると聞いている。しかし、そのいろいろをやらずに、掃除の手伝いだけをする。そういうことを専属というのだ。分かるか?」
「わかりましゅ」
『ぴぃ!!』
「ピィも分かったと」
「そうか。では、どうだろうか? 掃除係専属にならないか? お前たちの掃除は完璧だった。……あの男に邪魔されてしまったが。まぁ、今はあの男よりも、お前たちだ。私は今までに、お前たちほどしっかりと、掃除を行った者を見たことがない。最初の箒で掃くところから……」
エドウッドさんの、私たちへの熱い掃除係専属スカウトは、さっきから止まらない。そして、そんな熱いエドウッドさんの隣では、爆発に巻き込まれた……いや、本当に爆発した? ボロボロの姿になったアンドリューさんが、正座をしている。
今から約20分ほど前に終わった、エドウッドさんによるアンドリューさんへの制裁は、本当に凄かったよ。
と、その話をする前に。エドウッドさんがアンドリューさんを制裁している時、私はあることを思い出して、慌ててトレオンさんに聞いたんだ。
ほら、アンドリューさんは、私たちにいろいろとやってくるけど、一応団長さんでしょう? それで質問をした時は、エドウッドさんは獣騎士団の団員だと思っていて。
それなら、もし団が違っていたとしても、下の立場の人が団長に、あんな凄い攻撃をしちゃダメなんじゃ? 後で何か罰せられるんじゃ? って。それに気づいて慌てたの。
でも、私の考えは杞憂だったよ。エドウッドさんも、団長さんだったんだ。
ただ、アンドリューさんたちみたいな、第1獣騎士団団長とか、第2獣騎士団団長とかじゃなくて、特別獣騎士団団長の団長さんだったの。だから、エドウッドさんがアンドリューさんに制裁を加えるのは、何も問題ないって。
どんな団なのか、詳しくは教えてもらえなかったけど、それを聞いて安心したよね。
そして、エドウッドさんの、あの青い光か炎の攻撃。あれは特別な炎でね。エドウッドさんはいろいろな属性の魔法を使えるんだけど、あの青い炎は、エドウッドさんの種族だけが使える、特別な力だったんだ。
その力で、アンドリューさんに制裁を加えたエドウッドさん。普通に燃やしたり、吹っ飛ばしたり。他にも、掃除道具を青い炎で動かして、それで攻撃もして。そうして、アンドリューさんはボロボロになったんだ。
炎でものが動かせるんだよ? とっても不思議な攻撃で、思わず見入っちゃったよね。だって、誰かが持って動かしてるんじゃないの? ってくらい、本当に綺麗の動きたんだもん。
あと、アンドリューさんの今の姿は、もともと毛はそんなに長くなかったんだけど、それがなぜか伸びていて。その毛が、オスライオンみたいに、青い炎のせいでボンッ!! と爆発しブワッと広がり、洋服はところどころ焦げている感じだよ。
ただ、制裁が終わってから、今更理由を話すのはどうかと思ったけれど、何で私とピィ君、エドウッドさんが怒っているのかを説明したら、やべって顔をしてね。それで、またピィ君に睨まれた後は、静かに正座をしているんだ。
この世界へ来て、宿舎へ来てから、何度、アンドリューさんの正座を見たことか……。
そして、制裁が終わった後の私たちはというと。私とピィ君は今、エドウッドさんからスカウトを受けているところだよ。
私とピィ君の掃除を、とても褒めてくれて。いや、それを通り越して、感動したとまで言ってもらえて、最初はとっても嬉しかったんだけどね。そこから、掃除係専属にならないかって話が始まっちゃったの。
まぁ、専属って言葉自体は、さっき出てきたんだけどね。それまでの話の中でも、掃除係だけって、何度も言ってきていたから。これは引き入れようとしてるのかな? って思っていたら、やっぱり専属って言ってきたって感じ。
専属かぁ。確かに、私とピィ君にできるお手伝いが掃除だけなら、それも考えたかもしれない。それに、まだ洗濯のお手伝いも、厨房でのお手伝いも、ちゃんとできていないけれど。
それでも、私たちにできるお手伝いがあるなら。私としては専属よりも、いろいろなことでお手伝いをして恩を返したいし、みんなのためにできる限りのことがやりたいんだ。
だから私は、このスカウトを受ける気はないよ。でも、これは私だけで決められることじゃないでしょう? ちゃんと相棒のピィ君の話も聞かないとね。ってことで、はっきり専属って言葉を聞く前に、さっき少し話し合いをさせてもらったんだ。
それでピィ君も私と同じ気持ちだったから、やっぱり専属になるつもりはなくて。ただ……。
エドウッドさんが、なかなか諦めてくれないんだよ。
「あの、あたちたち、いろいろおてちゅだいちたいでしゅ。だから、おそじだけは、できましゅえん。でも、ちゃんとおてちゅだいにきましゅ」
『ぴぃ、ぴぴぴ、ぴぃぴぃ、ぴぴぴ』
「ピィもそうだと。まだ少ししかお手伝いをしていないけれど、いろいろお手伝いができて楽しいし、リアと一緒に、たくさんお手伝いができて嬉しい。だから、掃除だけの手伝いはできないと」
「しかし、ここまでの素晴らしい才能を、このまま手放すのは……」
う~ん。本当に、私たちの掃除を気に入ってくれたんだなぁ。でも、私たちの考えは変わらないし。これは、どうやって断れば良いんだ?
と、さらにエドウッドさんが、何か言おうとした、その時だった。
「おい、エドウッド。いい加減にしないか。それがお前の悪いところだぞ。気に入った相手を、相手が頷くまで執拗に追いかけて、無理やり頷かせる」
「私は、無理矢理などしていないぞ」
レーノルド先生が部屋に入ってきたよ。
「はぁ、あれのどこが無理矢理じゃないっていうんだ。それで、後々ここから何人いなくなった」
「あれは、あの者たちに覚悟がなかっただけだ。私の見込み違いだった」
って、うおい。無理矢理はいかんだろう、無理矢理は。逃げられてるじゃん!! え? エドウッドさんって、そんな感じなの? 確かに少し面倒だなとは思ったけどさ。
「お前のそのしつこさは、仕事ではとても必要な部分だ。だが、その過ぎた想いを、小さな者たちに向けるんじゃない。それでは、これから手伝いにすら来てくれなくなるかもしれんぞ」
「むっ、それは困るな」
むっ、じゃないよ。むっ、じゃ。もう!
「あの、あたち、おそじがんばりましゅ! えどうっどしゃんのおそじへのおもい、あたちしゅきでしゅ! だからこれからも、あたちたちおてちゅだいにきましゅ! でも、いろいろおてちゅだいちたいでしゅ。だから、じゅっとはできましぇん」
『ぴっ!!』
「ほら。お前の掃除を、ここまで認めてくれた者が、今までにいたか? こんな良い子たちに、お前の想いを無理矢理押し付けるようなことはするな。好きだと言われたんだぞ?」
「リア……、ピィ……。そこまで、私のことを。……すまなかった。私がしつこくし過ぎた。この通りだ」
そう言って、エドウッドさんは頭を下げてくれた。
「うん、だいじょぶ!」
『ぴぴぴっ!!』
「そうか」
ホッとした表情になるエドウッドさん。
「では、これから手伝いの時は、よろしく頼む」
「あい!! あたちも、よろちくおねがいちましゅ!!」
『ぴぴぴぴぴっ!!』
ふぅ、何とか話がまとまって良かった。レーノルド先生、ありがとう。
「ところで、お前はなぜここにいるんだ?」
話がついたところで、エドウッドさんは、今さらながらレーノルド先生に、何でここにいるのかを聞いたよ。そういえば?
「いや、リアとピィに用があってね。皆も気配で気づいていると思うが、アレが、午後くらいに、ちょうどこの辺りに現れるだろう」
「ん? ああ、あれか」
「だから、午後の予定を少し変更しようと思ってね。掃除の手伝いは、今日はこれで終わりか?」
「ああ」
「じゃあ、予定より少し早いが、リアとピィを連れて行っても?」
「大丈夫だ」
「よし。それじゃあ、リア、ピィ。私についてきてくれ」
「あい!」
「ピィ!」
何の話をしているのかは分からないけれど、とりあえずレーノルド先生について行くことに。ヒルドレッドさんと、私たちの護衛を交代したアンドリューさんも一緒にね。
「ありがちょ、ごじゃいまちた!!」
『ぴぴぴぴっ!!』
「では次回また」
こうして、私たちの初めての掃除お手伝いは、またちょっとバタバタしながら終わったんだ。
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【リアとピィが部屋を出た後】
「おい」
「何だよ」
「お前は護衛が終わったら、この部屋を片付けに来い」
「分かってるよ」
「それと、言っておくが。リアとピィは、私よりも、掃除に対する心構えが上だ。もしも、お前がまた汚すことがあれば、きっと私よりも厳しく接してくるだろう。2人を怒らせないよう、気をつけるんだな。」
「は? そんなにか!?」
「ああ。だから私の側に置き、いろいろと伝えようと思ったのだ。だが、彼らが私を避けるようになっては本末転倒だ。くっ、私にもう少し魅力があれば。……こほん。まぁ、私のことは良い。それほど2人は厳しいということだ。気を引き締めて生活するんだな」
「おいおい、小さな掃除のケルベロスの誕生かよ。やめてくれよ」
「それと……。いいか! 私も、これからリアとピィを護衛する時があるだろう! だが、それ以外の時でも気を配り、何かあった時には最優先でまもれ! 分かったな!」
「「「はっ!!」」」
「はぁ、リアもピィも、何でまた、こいつと意気投合したんだか……。はぁぁぁ」
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