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68話 面倒ごとが来る前のちょっとのお休み
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「スケ、まだかの?」
『今から揚げるところですよ。まだ時間がかかりますから、そんな所に立っていないで、食事の部屋で待っていてください。それかリル達と遊んで待っていてください』
「リルもアクアもモンティー達も、食事前の訓練中じゃ」
『なら魔法でも教えてあげてください』
「今は物理的な攻撃の練習中じゃと。さっき皆で、回し蹴りをしとった。全員綺麗に揃っておって、回し蹴りをしとったぞ」
『じゃあ、食事の部屋で待っていてください。気が散って、余計時間がかかりますよ?』
「うむ……」
はぁ、本当に大賢者かよ。そんなお預けされた犬みたいな顔して。お酒と山菜の天ぷらが食べたいか!?
結界を張り終え、その後、各自最終確認し終わると。ラダリウスと呪いのアンデッド、そしてウォット様が来るまで、普通に過ごす事にした。
そのため師匠は俺の家に来て、山菜の天ぷらを作ってくれと言い出し。仕方なく俺は今、天ぷらを作っているところだ。きちんとエプロンをしているぞ。
基本骨だけで過ごすけれど、マッサージの仕事をしている時は、白衣ぽい洋服を着てるし。その時その時で、ちゃんと洋服を着るようにしている。
天ぷらは油が跳ねるからな。骨に油がつくと、あとあと面倒なんだよ。こう、骨の動きを良くする用の油があって、それなら良いんだけど。食用油はかえってベトついてダメでさ、だからエプロンは必須なんだ。
うちに帰ってきてから、ずっと俺の後ろをうろうろしていた師匠。まぁ、ウザイったら。後ろからずっと見られるのも、気になってしょうがないし。だからアクア達がいる部屋か、食事をする部屋に行っているように言ったんだ。
ちなみに、一緒に山菜を摘んでいたアマディアスさんは、今託児所へ行っていて、用事が終わったらすぐに来ると。子供達が大好きな蜜花を見つけたから、それを届けに行ったのと、一応託児所にも、結界を張っておくためだ。
蜜花は他の花に比べて、蜜の量が半端なく多く。そのまま花をコップのようにして、蜜を飲むことができるんだ。子供達に人気の花で、自然の蜜花だけでは足りずに、蜜花の畑作って栽培している。
子供達にはお小遣いで買えるように、子供割引料金で売っているぞ。駄菓子みたいな感じでな。
ジェラルドさんは、今回の事で注意する事を、ノーマン達に厳しく注意されているので。それが終わったら来ると言っていた。そう、余計な動きをして、俺達の余計な手間を増やさないようにするためだ。
ただでさえ呪いを消す事でピリピリしている時に、余計な事をされて、それが遅れたらたまったものじゃないって、ノーマン達が毎日言い聞かせてくれているんだ。言い聞かさられる勇者ってどうなんだ? とは思うけど。
まぁ、ほぼ1撃で、呪いのアンデットを倒すには、やっぱりジェラルドさんじゃないとな。そこはさすがだと思う。
「さて、さっさと山菜を揚げて、アクア達の好きな物も揚げてやろう。今日は唐揚げと、デザートにはアイスンでも作ってやるか」
アイスンはアイスに似ているデザートで、暑い日も寒い日、いつ食べても美味しいと、人気の食べ物だ。味を聞いたところ、どうもバニラ味ににているようだ。なにせ俺は味が分からないからな。初めての物に関しては、話しを聞いて予想するしかない。
今回は、日本でアイス入りの天ぷらを見たことがあったから、それを真似して作ったら、アクアとリルのお気に入りになり。他の人達も大好きなため、今日のデザートはアイスンの天ぷらにしたよ。
どんどん山菜を揚げていく俺。そうして全てを作り終える頃には、何故か全員が俺の後ろに並んでいた。匂いに釣られて、結局みんな集まってきてしまったらしい。
そんなみんなに必要な食器を運んでもらい、席についたタイミングで、アマディアスさんとジェラルドさんがやって来た。
「食事の前に。奴らが到着するタイミングが何となく分かりました。2日後です。呪いのアンデットのスピードが落ちたようです」
「勝手に進んだり、暴れてはおらんのじゃな?」
「はい。遅れただけです。ですが、あの馬鹿がどんな魔法を使い、呪いのアンデットを作ったのか分かっていませんからね。あの馬鹿の魔法の効きが悪くなり、動きが遅くなったという場合もあります。何が起こっても良いように、一応気をつけておきましょう」
「そうじゃな。これ以上、面倒ごとが起こっても困るからの」
『他の状況はどうですか?』
「一応、呪いのアンデッドのスピードが落ちた以外は何も。ラダリウス達も……」
『アマディアスさん?』
「フッ、えー、先にいただきますをしましょうか。そこのちびっ子が達が、涎を垂らしながらも、一生懸命に待っていますから」
アマディアスさんが見た方をみんなで見る。そこには自分のお皿の前にしっかりと座りをし、いただきますを待つ、アクアとリルとモンティー達の姿が。
アクア達用に、天ぷらは別の大皿に乗せてあって、それをみんなの前に置いてあるんだけど。誰も飛びかからずに、涎を垂らしながら踏ん張って、みんな待ってくれていた。
「おお、すまんかったのう。先のいただきますじゃな」
「わりぃわりぃ、そりゃあ食いたいよな!!」
「それじゃあ、食べましょう。スケ」
『はい!! それじゃあ、いただきます!!』
『『『いやだきます!!』』』
そう言った途端、アクア達は飛びつくかと思いきや、アクアが1列に並ぶ!! と言えば、リルを先頭に全員が並び。天ぷらは5種類用意したんだけど、それを2個づつと。唐揚げを2個ずつ、それぞれのお皿に乗せていった。
『みんな最初は同じ数。後から食べたい人は食べる。でも取りすぎはダメ』
『『『は~い』』』
そう言って、みんな全員のお皿に乗せ終わると食べ始めた。その様子を見てから、ジェラルドさんを見た俺と師匠とアマディアスさん。見られている事に気づいたジェラルドさん。
「何だ? どうした?」
ジェラルドさんのお皿にはすでに沢山の天ぷらが乗せてあり、むしゃむしゃと頬張っていたよ。……小さな子供以下か。アマディアスさんが盛大な溜め息を吐いた。
『今から揚げるところですよ。まだ時間がかかりますから、そんな所に立っていないで、食事の部屋で待っていてください。それかリル達と遊んで待っていてください』
「リルもアクアもモンティー達も、食事前の訓練中じゃ」
『なら魔法でも教えてあげてください』
「今は物理的な攻撃の練習中じゃと。さっき皆で、回し蹴りをしとった。全員綺麗に揃っておって、回し蹴りをしとったぞ」
『じゃあ、食事の部屋で待っていてください。気が散って、余計時間がかかりますよ?』
「うむ……」
はぁ、本当に大賢者かよ。そんなお預けされた犬みたいな顔して。お酒と山菜の天ぷらが食べたいか!?
結界を張り終え、その後、各自最終確認し終わると。ラダリウスと呪いのアンデッド、そしてウォット様が来るまで、普通に過ごす事にした。
そのため師匠は俺の家に来て、山菜の天ぷらを作ってくれと言い出し。仕方なく俺は今、天ぷらを作っているところだ。きちんとエプロンをしているぞ。
基本骨だけで過ごすけれど、マッサージの仕事をしている時は、白衣ぽい洋服を着てるし。その時その時で、ちゃんと洋服を着るようにしている。
天ぷらは油が跳ねるからな。骨に油がつくと、あとあと面倒なんだよ。こう、骨の動きを良くする用の油があって、それなら良いんだけど。食用油はかえってベトついてダメでさ、だからエプロンは必須なんだ。
うちに帰ってきてから、ずっと俺の後ろをうろうろしていた師匠。まぁ、ウザイったら。後ろからずっと見られるのも、気になってしょうがないし。だからアクア達がいる部屋か、食事をする部屋に行っているように言ったんだ。
ちなみに、一緒に山菜を摘んでいたアマディアスさんは、今託児所へ行っていて、用事が終わったらすぐに来ると。子供達が大好きな蜜花を見つけたから、それを届けに行ったのと、一応託児所にも、結界を張っておくためだ。
蜜花は他の花に比べて、蜜の量が半端なく多く。そのまま花をコップのようにして、蜜を飲むことができるんだ。子供達に人気の花で、自然の蜜花だけでは足りずに、蜜花の畑作って栽培している。
子供達にはお小遣いで買えるように、子供割引料金で売っているぞ。駄菓子みたいな感じでな。
ジェラルドさんは、今回の事で注意する事を、ノーマン達に厳しく注意されているので。それが終わったら来ると言っていた。そう、余計な動きをして、俺達の余計な手間を増やさないようにするためだ。
ただでさえ呪いを消す事でピリピリしている時に、余計な事をされて、それが遅れたらたまったものじゃないって、ノーマン達が毎日言い聞かせてくれているんだ。言い聞かさられる勇者ってどうなんだ? とは思うけど。
まぁ、ほぼ1撃で、呪いのアンデットを倒すには、やっぱりジェラルドさんじゃないとな。そこはさすがだと思う。
「さて、さっさと山菜を揚げて、アクア達の好きな物も揚げてやろう。今日は唐揚げと、デザートにはアイスンでも作ってやるか」
アイスンはアイスに似ているデザートで、暑い日も寒い日、いつ食べても美味しいと、人気の食べ物だ。味を聞いたところ、どうもバニラ味ににているようだ。なにせ俺は味が分からないからな。初めての物に関しては、話しを聞いて予想するしかない。
今回は、日本でアイス入りの天ぷらを見たことがあったから、それを真似して作ったら、アクアとリルのお気に入りになり。他の人達も大好きなため、今日のデザートはアイスンの天ぷらにしたよ。
どんどん山菜を揚げていく俺。そうして全てを作り終える頃には、何故か全員が俺の後ろに並んでいた。匂いに釣られて、結局みんな集まってきてしまったらしい。
そんなみんなに必要な食器を運んでもらい、席についたタイミングで、アマディアスさんとジェラルドさんがやって来た。
「食事の前に。奴らが到着するタイミングが何となく分かりました。2日後です。呪いのアンデットのスピードが落ちたようです」
「勝手に進んだり、暴れてはおらんのじゃな?」
「はい。遅れただけです。ですが、あの馬鹿がどんな魔法を使い、呪いのアンデットを作ったのか分かっていませんからね。あの馬鹿の魔法の効きが悪くなり、動きが遅くなったという場合もあります。何が起こっても良いように、一応気をつけておきましょう」
「そうじゃな。これ以上、面倒ごとが起こっても困るからの」
『他の状況はどうですか?』
「一応、呪いのアンデッドのスピードが落ちた以外は何も。ラダリウス達も……」
『アマディアスさん?』
「フッ、えー、先にいただきますをしましょうか。そこのちびっ子が達が、涎を垂らしながらも、一生懸命に待っていますから」
アマディアスさんが見た方をみんなで見る。そこには自分のお皿の前にしっかりと座りをし、いただきますを待つ、アクアとリルとモンティー達の姿が。
アクア達用に、天ぷらは別の大皿に乗せてあって、それをみんなの前に置いてあるんだけど。誰も飛びかからずに、涎を垂らしながら踏ん張って、みんな待ってくれていた。
「おお、すまんかったのう。先のいただきますじゃな」
「わりぃわりぃ、そりゃあ食いたいよな!!」
「それじゃあ、食べましょう。スケ」
『はい!! それじゃあ、いただきます!!』
『『『いやだきます!!』』』
そう言った途端、アクア達は飛びつくかと思いきや、アクアが1列に並ぶ!! と言えば、リルを先頭に全員が並び。天ぷらは5種類用意したんだけど、それを2個づつと。唐揚げを2個ずつ、それぞれのお皿に乗せていった。
『みんな最初は同じ数。後から食べたい人は食べる。でも取りすぎはダメ』
『『『は~い』』』
そう言って、みんな全員のお皿に乗せ終わると食べ始めた。その様子を見てから、ジェラルドさんを見た俺と師匠とアマディアスさん。見られている事に気づいたジェラルドさん。
「何だ? どうした?」
ジェラルドさんのお皿にはすでに沢山の天ぷらが乗せてあり、むしゃむしゃと頬張っていたよ。……小さな子供以下か。アマディアスさんが盛大な溜め息を吐いた。
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