異世界初? のスーパー銭湯もとい『娯楽施設スケルトン』開業です!!

ありぽん

文字の大きさ
72 / 78

72話 呪いのアンデットを結界の閉じめる事に成功!

しおりを挟む
「では、よろしくお願いしますね。私は念話で合図を出しますので、そのタイミングでおねがいします」

 そうアマディアスさんが言って、次の場所へ移動するアマディアスさんと俺達。それぞれ東西南北に移動するまではアマディアスさんの魔法で移動してもらい。そこからは各自自分の持ち場へ。俺はススとケケ、他の10人ほどの魔族と共の、自分達の持ち場へ到着した。

『いやぁ、それにしても、あれだけの呪いのアンデッドは初めてだな』

『あれじゃあ、いろいろな場所に呪いを振り撒いて、後が大変だよね』

『まぁ、呪いのドラゴンも後少しで消せるし。呪いは頑張って消すしかないからな』

『おい、2人共、今日は余計な事するなよ? 新しい技とか、ちょっと変わった攻撃の仕方とか。そんなことしてて呪いを受けたら、それこそ面倒だからな』

『今日はやらないさ。さすがになぁ』

『呪いはしつこいからね。消したと思ったら急に復活するし。余計な事して呪いを受けたくないよ。ていうかもしも呪いを受けたら、何やってるんですかって、アマディアス様に何されるか』

『そうそう、俺達の中で呪いを払える奴はいるけどさ。今日はこっちに集中してるから、余計な手間増やすんじゃないって、呪いじゃなくてさらに酷い目に遭いかねないし』

『そういえば、お前は途中でいなくなるんだっけ?』

『ああ、ラダリウスの方にジェラルドさん達がいるから、ジェラルドさんが余計な事をしないように見ててくれって』

『余計なことか。捕まえるつもりが力を入れ過ぎて、どこかに吹き飛ばしちゃって。どこに行ったか分からなくなったりしてな』

『変なこと言うのやめてくれ。もし本当になったらどうするんだよ。今回はアマディアスさんも、というか俺達もちょっと、あれには怒ってるんだよ。私利私欲のために、子供達の命まで奪ったからさ』

『それはな』

『それに、今回はアマディアスさん師匠もジェラルドさんも、それにウォット様も知らない力が使われているからな』

『禁忌の力の1つなのか、それとも新しく本当に生み出した物か』

『その事をしっかりと聞き出さないといけない。こんな呪いのアンデットを作り出し、操る力なんて。もしもその力をラダリウスみたいなバカではなく、本当に頭の良い、面倒な奴が手に入れたら? それこそ世界は大変なことになるかもしれないからな』

『せっかく俺達の街も、さらに発展しようとしてるところだし。俺達と同じ考えの奴らが増えてきてる時だもんな』

『みんなが幸せに暮らせる世界が、良いに決まってるからね』

『ああ、だから何としてでも聞き出さないと』

 と、話している時だった。俺達は地面に降りていたから、姿は見えていなかったけれど。気配を感じていて、来たなと思った時。アマディアスさんの念話が聞こえた。

“来ましたよ。みなさんにもそのうち、完璧に姿が見えると思いますが、私が、『今です』と言ったら、呪いのアンデットを包むように、結界を張ってください”

 その声に、俺と結界を張る人達が準備をする。その数秒後、俺達の上空の前方に、呪いのアンデットの姿が見えた。本当に大きな呪いのアンデットで、大きさが体育館の半分よりも、もう少し大きいくらいだ。

 そして姿を確認したと同時に、アマディアスさんの声が。

“今です!!”

『フンッ!!』

 気合いを入れて結界を張る。ジェラルドさんが、一発で仕留めると言っていたからな。それだけ強力な力を使うということで、反動が凄いだろうから、それに耐えられる結界にしないと。

“完璧です!! それではみなさんはそのまま、その場で待機していてください。結界班はその時々で、結界の重ねがけをするかもしれませんから、しっかり様子を見ていてください”

『ちょっと見える場所に行ってくる。お前達は持ち場を離れるなよ』

『分かってるって』

『ブッガーもここにいような』

『うん!!』

 俺は木をササッと登り、結界の中を見る。うん、完璧だった。結界のちょうど中心くらいに、呪いのアンデットはいて。結界を消そうと、中から呪いの攻撃をしていた。

 しかし結界はびくともせず、しっかりと攻撃の絶えている。それに物理攻撃もされたが、それも問題はなかった。とりあえずは大丈夫だと安心したよ。これで結界がダメだったら、やり直さないといけないからな。

『お、あれはアマディアスさんとジェラルドさんだな』

 確認をして数秒後、呪いのアンデットの真上、結界を抜ける人影が。アマディアスさんに結界なんてものは意味はない。どんな結界でも普通に通り抜けられる力があるからな。そんなアマディアスさんに、ジェラルドさんが結界の中へ入れてもらったんだろう。
 
 ジェラルドさんも魔力を剣に乗せて、ただただ力一杯剣を振うと、結界を突破できるんだけど。それをやられると結界全てが壊れる可能性があるから、やらせるわけにはいかないため、アマディアスさんが入れたってところか。

 そうしてそのまま途中まで一緒に降りて行った2人は、途中で止まるとそこで別れ、アマディアスさんはそのまま結界の外へ。ジェラルドさんは下に、物凄い勢いで落ちて行った。

 高さで言うと、10階建ての建物から落ちた感じだ。あれで生きていられるんだからおかしいよな。勇者といえ人間なのに。

『さて、そろそろかな。みんな!! そろそろジェラルドさんが攻撃するぞ!! 衝撃波に気をつけてくれ!!』

 みんなが頷くのが見えて、目を戻した瞬間だった。物凄い爆発音と、物凄い地響き、そして大量の煙が上がり、一瞬で結界の中が何も見えなくなった。
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが

ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。

処理中です...