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36話 大切な物は大切な物の中へしまいましょう
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「いい? ちょっと多くなっちゃったけど、中に入れた物については、この紙に全部書いてあるからね。あなたやモック達のもよ」
「あい!!」
「絵も描いてあるから、入れたかどうか分からない物の時は、これを見て確認するのよ」
「あい!!」
「文字は……」
『文字は僕に任せて!! 僕は人の使う文字を完璧に読めるからね。もし絵を見ても分からなかったら、僕が文字を確認してあげるよ!!』
「ありがちょございましゅ!!」
「はぁ、用意はできたけれど、本当の大丈夫かしら」
「なに、少しずつ慣れていけば良い、それに、そうそうルーパートが1人になることはないだろう」
「そうだけれど、やっぱり心配は心配よ」
『なくさないように、早くしまっちゃいましょう』
「うん!!」
僕はママから30枚以上ある紙を受け取って、ササッとマジックバックにしまいました。うん、これで安心。忘れても大丈夫。
何でいっぱいの紙をマジックバックに入れたのか。紙にはとっても大切な事が、いっぱい書いてあるんだ。
収納魔法で、僕はいっぱいの荷物を入れたでしょう? 最初は覚えてたんだけど、でも途中で何を入れたか、分からなくなってきて、最後は分からない物がいっぱいになっちゃったんだ。
それにモック達の荷物もいっぱい、僕が入れたい物もいっぱいだったから、パパとママのだけじゃなくて、僕達のも分からなくなっちゃって。
だからママとレオンハルトお兄ちゃんとアレックスが、何を入れたか全部、紙に書いてくれたんだ。文字だけじゃなくて絵も描いてくれたの。だから紙はいっぱいだけど、僕安心して荷物を持っていられます。
「本当に大丈夫?」
「だいじょぶ!!」
ママ、僕大丈夫だよ。それに文字を読めるペッチャがいてくれるもん。あのね今、僕は文字をお勉強中でしょう? でもペッチャは人間が使う文字を、全部しっかり読む事ができたんだよ。僕もパパ達もモック達もビックリ。
赤ちゃんの僕の様子を見にきていた時、ママが僕に絵本を読んでくれているのを見ていて。ママは時々、窓のところで絵本を読んでいたから、隠れて一緒に絵本を見ていたんだって。
それからエリオットお兄ちゃんが、時々落としたメモや、書類を飛ばしてダメにして、ゴミ箱に捨ててあった物を見て。あとパパやレオンハルトお兄ちゃんのお仕事も見て。
僕が1歳になる頃に、文字を全部覚えちゃったんだって。全部だよ? 凄いよねぇ。僕も頑張らなくちゃ。
でも今は、紙に書いてある文字が分からなかったら、ペッチャがお手伝いしてくれるって。ありがとうペッチャ!!
『ねぇっチュ。カバンもしまっちゃった方が安心っチュよ。大切なカバン、それに大切紙が入ってるっチュから』
「確かにモックの言う通りか。今までに失敗した事がないから大丈夫だろう。それに1度や2度失敗したところで、すぐに開く事ができるだろうからな。今日はもう魔法の使いすぎだから、明日『ディメンションストレージ』でしまってしまいなさい」
「あい!!」
「旦那様、失礼致します。ブランディンとコンラッドがただいま戻りました」
「そうか」
「ブランディン! コンラッド! みんな、むかえいく!!」
僕は玄関に向かって走り出したよ。
『誰っチュ?』
『ほら、いつもルーパートといる人間だよ。この頃いなかったけど。あっ、でもモックは来たばかりだから知らないよね』
『ダメダメとキッチリよ』
『時々おやつくれるんだぞ』
『ふ~んっチュウ?』
新しい魔法がすぐにできてとっても嬉しい僕。でも僕ね、すぐにこの収納魔法を使うなんて思ってなかったよ。
「あい!!」
「絵も描いてあるから、入れたかどうか分からない物の時は、これを見て確認するのよ」
「あい!!」
「文字は……」
『文字は僕に任せて!! 僕は人の使う文字を完璧に読めるからね。もし絵を見ても分からなかったら、僕が文字を確認してあげるよ!!』
「ありがちょございましゅ!!」
「はぁ、用意はできたけれど、本当の大丈夫かしら」
「なに、少しずつ慣れていけば良い、それに、そうそうルーパートが1人になることはないだろう」
「そうだけれど、やっぱり心配は心配よ」
『なくさないように、早くしまっちゃいましょう』
「うん!!」
僕はママから30枚以上ある紙を受け取って、ササッとマジックバックにしまいました。うん、これで安心。忘れても大丈夫。
何でいっぱいの紙をマジックバックに入れたのか。紙にはとっても大切な事が、いっぱい書いてあるんだ。
収納魔法で、僕はいっぱいの荷物を入れたでしょう? 最初は覚えてたんだけど、でも途中で何を入れたか、分からなくなってきて、最後は分からない物がいっぱいになっちゃったんだ。
それにモック達の荷物もいっぱい、僕が入れたい物もいっぱいだったから、パパとママのだけじゃなくて、僕達のも分からなくなっちゃって。
だからママとレオンハルトお兄ちゃんとアレックスが、何を入れたか全部、紙に書いてくれたんだ。文字だけじゃなくて絵も描いてくれたの。だから紙はいっぱいだけど、僕安心して荷物を持っていられます。
「本当に大丈夫?」
「だいじょぶ!!」
ママ、僕大丈夫だよ。それに文字を読めるペッチャがいてくれるもん。あのね今、僕は文字をお勉強中でしょう? でもペッチャは人間が使う文字を、全部しっかり読む事ができたんだよ。僕もパパ達もモック達もビックリ。
赤ちゃんの僕の様子を見にきていた時、ママが僕に絵本を読んでくれているのを見ていて。ママは時々、窓のところで絵本を読んでいたから、隠れて一緒に絵本を見ていたんだって。
それからエリオットお兄ちゃんが、時々落としたメモや、書類を飛ばしてダメにして、ゴミ箱に捨ててあった物を見て。あとパパやレオンハルトお兄ちゃんのお仕事も見て。
僕が1歳になる頃に、文字を全部覚えちゃったんだって。全部だよ? 凄いよねぇ。僕も頑張らなくちゃ。
でも今は、紙に書いてある文字が分からなかったら、ペッチャがお手伝いしてくれるって。ありがとうペッチャ!!
『ねぇっチュ。カバンもしまっちゃった方が安心っチュよ。大切なカバン、それに大切紙が入ってるっチュから』
「確かにモックの言う通りか。今までに失敗した事がないから大丈夫だろう。それに1度や2度失敗したところで、すぐに開く事ができるだろうからな。今日はもう魔法の使いすぎだから、明日『ディメンションストレージ』でしまってしまいなさい」
「あい!!」
「旦那様、失礼致します。ブランディンとコンラッドがただいま戻りました」
「そうか」
「ブランディン! コンラッド! みんな、むかえいく!!」
僕は玄関に向かって走り出したよ。
『誰っチュ?』
『ほら、いつもルーパートといる人間だよ。この頃いなかったけど。あっ、でもモックは来たばかりだから知らないよね』
『ダメダメとキッチリよ』
『時々おやつくれるんだぞ』
『ふ~んっチュウ?』
新しい魔法がすぐにできてとっても嬉しい僕。でも僕ね、すぐにこの収納魔法を使うなんて思ってなかったよ。
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